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MICHEL PETRUCCIANI & NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN [Jazz Duo]

*MICHEL PETRUCCIANI & NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN

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michel petrucciani(p), niels-henning orsted pedersen(b)
2009/Dreyfus/

CD 1
1 All The Things You Are
2 I Can't Get Started
3 Oleo
4 All Blues
5 Beautiful Love
6 Someday My Prince Will Come
7 Billie's Bounce
8 Autumn Leaves

CD 2
1 St.Thomas
2 These Foolish Things
3 Stella By Starlight
4 Blues In The Closet
5 Round Midnight
6 Future Child
7 My Funny Valentine

ペトのピアノは音が違います。
圧倒的な存在感は文句なしに素晴らしい。

「レビュー時のコメント」
ミシェル・ペトルチアーニ(p)とオルステッド・ペデルセン(b)のデュオ、ライブ盤です。
2009年の発売なので何をいまさらという感じがするかもしれませんね。
発売時に買わなかったのにはちょっとした理由があります。
ただ単に2枚組だったから・・・私は2枚組というだけで避けて通る習性があります。
2枚あっても聴くのは1枚だけになるのでなんで2枚必要なんだと思っちゃう。
売り手に対する密かな抵抗ですがもちろんいつでも手に入るという計算もありました。

やせ我慢は身体に悪い・・・無理しないで買おう・・・ということで買いました。
今作がペトの最後の正規盤と同時にペデルセンとのデュオは聴かなきゃいけません。
今作はデンマークのコペンハーゲンで1994年の吹き込みです。
なんと15年間も陽の目を見なかったなんて信じられない・・・どんな理由があったのか?

二人は共に10代から活躍しているヨーロッパの天才ジャズ・メンです。
ペデルセンが世界に知られるようになったのはデクスター・ゴードン(ts)盤からだと思います。
17歳の時でした。
真にヴァーチュオーゾと呼べる人は少ないけれどペデルセンは間違いなくその一人です。
クラシックをバックボーンにした驚異的なベース・プレイは後のベーシストに与えた影響はいかばかりか。
「強力無比、強靭なベース・ソロ」という表現はペデルセンから始まったような気がします。
ペトルチアーニが知られるようになったのも同じ17歳でしたね。
こちらは引退していたチャールス・ロイド(ts)がその素晴らしさに驚いてカムバックしたほどです。
スイング感溢れる強烈なタッチは切れ味抜群、その個性的なピアノ音は他の追随を許しません。
まさに痺れる音色の持ち主です。
・・・だけど、もう二人共に亡くなってしまいました。

演奏曲にはよく知られたジャズ・スタンダード・ナンバーが並んでいますね。
どうもCD1はペトルチアーニ、CD2はペデルセンの選曲になるようです。
この二人ならではの圧倒的な珠玉の名演が詰まっていました。
2枚組でも十二分に納得する内容です。
どれを聴いても素晴らしい・・・聴衆の興奮ぶりも手に取るよう分かりました。
録音も良く、グイと引き込まれることは請合います。

私は今でもペトルチアーニのピアノには興奮を抑えられずにはいられません。
多分、最も長く聴き続けているピアニストだと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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