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JOHN HANDY QUINTET / LIVE AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL [Jazz Alto Sax]

* JOHN HANDY QUINTET / LIVE AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL

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john handy(as), jerry hahn(g),
mike white(vln), don thompson(b), terry clarke(ds)
1965Rec/CBS/

1 If Only We Knew
2 Spanish Lady

先週に引き続きパワフル&エネルギッシュなノン・ストップ・パフォーマンスを1枚上げたいと思います。
ジョン・ハンディ(as)もまたエリック・ドルフィ(as)同様にチャールス・ミンガス(b)・バンドの出身です。
ミンガス・バンド出身者には個性的なミュージシャンが多いけどハンディもその中の一人です。

今作は名実共にジョン・ハンディの代表作になっています。
「この人のこの1枚とか」、「この人のこの1曲とか」の話題になれば必ず出てくるアルバムです。
ハンディとジェリー・ハン(g)、マイク・ホワイト(vln)、ドン・トンプソン(b)、テリー・クラーク(ds)がメンバー。
才人の集まりだったですが特にギターとバイオリンの組み合わせでぶっ飛ばすところが超個性的でした。
この組み合わせは古くはジャンゴ・ラインハルト(g)とステファン・グラッペリ(vln)があるのでそれがルーツかな。
収録曲はたったの2曲でLPではA面B面で1曲づつでした。
なんといってもB面の「Spanish Lady」が素晴らしかった。
演奏の盛り上がりに大興奮・・・若い頃にはそれこそB面が擦り切れるほど聴きました。

ところで今作ではCD化のマイナス面を強く感じました。
ライブの臨場感がまったくなくなっていました。
何度もCD化されるたびに音が削られて空虚な音しか聴けなくなっている。
まさに「安かろう悪かろう」の典型、これでは初めて聴く若い人達があまりにも気の毒だよ。
私にしてもいくら「演奏が聴ければいい」といってもとてもついていけない。
中古市場でのLP人気やLPの復活の理由がよく分かります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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コメント 2

ねひつじ

こんばんは。

このアルバム大好きなんですけど(ジェリー・ハンが特にスゴイですね)、私はCDしか聴いたことがないので、LPとの違いが分からないのですが、リマスターも良し悪しですね。「Spanish Lady」は原信夫とシャープス&フラッツがカバーしていますね。
by ねひつじ (2018-11-13 23:58) 

dora

ねひつじさん、おはようございます。

特に廉価版CDの録音はひどいと思っています。
「演奏が聴ければいい」私でさえそう思います。
なので音にうるさい人が聴いたら怒り心頭でしょうね。
ていうか、リマスターは初めから買わないかも。

本物のオリジナル盤を求める人の気持は分かりますよ。
でも中古ショップのオリジナルLPの値段を見るとビックリしています。
「この値段で買う人がいるのか」ってね。
私は逆に「こんな値段が付くなら売っちゃおうか」と思っています。(笑)

今作が好きだったら日本盤LPを買うのもいいですよ。
LPなら日本盤でも十分に聴けますから。
日本盤ならそれほど高くないし入手可能じゃないかな。

「Spanish Lady」は原信夫とシャープス&フラッツがカバーしてますか。
段々に盛り上がっていくのでビック・バンド向きの曲かもしれませんね。
情熱のフラメンコ・ジャズは燃えるんです。(笑)

by dora (2018-11-14 09:00) 

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