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AZAR LAWRENCE QUINTET / THE SEEKER [Jazz Tener Sax]

* AZAR LAWRENCE QUINTET / THE SEEKER

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azar lawrence(ts), nicholas payton(tp),
benito gonzalez(p), essiet okon essiet(b), jeff "tain"watts(ds)
2014/Sunnyside/

1 Gandhi
2 Lost Tribes Of Lemuria
3 The Seeker
4 One More Time (B.Gonzalez)
5 Rain Ballad
6 Spirit Night
7 Venus Rising

昨年私はジョン・コルトレーン(ts)の後継者を聴きたいと思いました。
コルトレーン派のテナー奏者は数多く存在するけれどコルトレーンそのもののような演奏が聴きたかった。
そして選んだのがカルロス・ガーネット(ts)であり、このエイゾー・ローレンス(ts)でした。
エイゾーの今作は地味だけど名盤に上げたいです。
それこそコルトレーン・カルテットを彷彿とさせるものでした。
ベニト・ゴンザレス(p)、エシェット・エシェット(b)、ジェフ・ワッツ(ds)はそのまんまマッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)です。
特にベニト・ゴンザレスのマッコイ・タイナー張りのピアノ・プレイは凄かった。
ひとつ新しい発見がありました。
ニコラス・ペイトンの突き抜けるような鋭いトランペットはコルトレーン・サウンドによく合います。
ここでのペイトンを聴いて欲しい。
ペイトンは何をやりたいのか?・・・今までいまいちピントが合わなかったけれどこれで納得しました。

全7曲は自身のオリジナル6曲とゴンザレスのオリジナルが1曲の構成です。
コルトレーンやスタンダードが1曲も入らないのも良かったです。
そう思わせるだけの曲想豊かなオリジナルと演奏に魅力がありました。
ライブ・アルバムですが観客の盛り上がりも最高潮です。
なぜならコルトレーン・サウンドをファンも良く知っていて安心感があるからだと思います。
多くのジャズ・ファンにとってコルトレーン・サウンドはジャズそのものだから。
私もコルトレーン・サウンドを聴きたい時があるのでその気持はよく分かります。
でもコルトレーン・カルテットそのものではダメなんですね。
コルトレーンもどきというか、似て非なるものが聴きたいんです。
ジャズ・ファンの勝手な欲求にはきりがない。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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