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VON FREEMAN QUARTET / SERENADE & BLUES [Jazz Tener Sax]

* VON FREEMAN QUARTET / SERENADE & BLUES

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von freeman(ts),
john young(p), david shipp(b), wilbur campbell(ds)
1975Rec/Nessa/

1 Serenade In Blue
2 After Dark.
3 Time After Time
4 Von Freeman's Blues
5 I'll Close My Eyes

イリノイ州シカゴはジャズ・シーンにおいても重要な位置を占めています。
「シカゴ・ジャズ」という言葉もあります。
シカゴは「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ」を生んだ土地柄で先取の気風を持っている。
ヴォン・フリーマン(ts)はそんなシカゴ・ジャズの大御所です。
野太い音色のゴリゴリとした奏法はジョン・コルトレーンと相通じるところがあります。
どちらが先という訳ではなく同時発生的に出てきたスタイルだと思っています。
ちょうどアルト・サックスにおけるチャーリー・パーカーとソニー・スティットのように・・・。
フリーマンはシカゴを出なかった。
先進のニューヨークを目指す人もいれば家族のためにローカル・ミュージシャンに甘んじた人も多くいました。
ヴォン・フリーマンはそんなジャズ・メンの中の一人です。
息子のチコ・フリーマン(ts)が見事に育っています。
そういえばエリック・アレキサンダー(ts)もシカゴ・ジャズの出身でした。

全5曲でフリーマンの円熟の演奏が聴けました。
一度聴いたら忘れられない存在感があります。
なお(5)「I'll Close My Eyes」はCD化により追加されたものです。
15分近い長丁場でLPには入りきらずにカットされたものだと思います。
曲調はちょっと甘いけれど、これがまたホンワカとしていてとてもいい味が出ています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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