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FRANK MORGAN AND McCOY TYNER TRIO / MAJOR CHANGES [Jazz Alto Sax]

* FRANK MORGAN AND McCOY TYNER TRIO / MAJOR CHANGES

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frank morgan(as),
mccoy tyner(p), avery sharpe(b), louis hayes(ds)
1988/Contemporaryl/

1 Changes
2 How Deep Is The Ocean
3 Emily
4 Search For Peace
5 Frank's Back
6 All The Things You Are
7 Theme From Love Story
8 So What

フランク・モーガン(as)は1933年生まれ、2007年に73歳で亡くなっています。
先週、ラルフ・ムーア(ts)が20年振りの登場で驚いたと書きました。
でもモーガンはなんと30年も消息不明だったんです。
50年代に作品を残し、パーカー派の逸材として期待されながらも以後30年間はプッツリと消息を絶ちました。
80年代に奇跡のカムバックを果たして、まるで空白を取り戻すかのような熱い演奏には凄みを感じた。
曲目もマイルスやコルトレーンやショーターなどのモーダルな楽曲も積極的に取り上げていました。
音楽性が広がったモーガンは単なるハード・バッパーでないことを証明したんです。
共演のピアニストではジョージ・ケイブルスやシダー・ウォルトンとのコンビが知られています。

さて今作はジョン・コルトレーン・カルテットの不動のピアニスト、マッコイ・タイナーとの共演盤です。
全8曲にマッコイの曲が3曲含まれていて、モーガンの張り切りようは如何ばかりかと思います。
ここもメンバー構成が面白いと思いました。
エーブリー・シャープはマッコイの秘蔵っ子ベーシストでルイス・ヘイスはバップ派の歴戦ドラマーです。
モーダル派のマッコイとエーブリーにバップ派のモーガンとルイスの組み合わせになりました。
面白いですね、ある種の手探りというか微妙な緊張感が漂っているのを感じました。
つまりお互いに気を遣っているところがあるということになります。
実際はどうでもこういうのを自分なりに感じるのもジャズ聴きの醍醐味の一つだと思っています。
人それぞれに聴き方があり、感じ方があっていいんです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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