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CHRIS CHEEK QUARTET / I WISH I KNEW [Jazz Tener Sax]

* CHRIS CHEEK QUARTET / I WISH I KNEW

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chris cheek(ts),
kurt rosenwinkel(g), chris higgins(b), jordi rossy(ds)
1997/Fresh Sound New Talent/

1 I Wish I Knew
2 At Long Last Love
3 Skylark
4 Stairway To The Stars
5 I'll Be Seeing You
6 Garden Floor
7 Time Remember
8 I Don't To Set The World On Fire
9 What'll I Do

クリス・チークは新感覚ジャズのテナー・サックス奏者の一人です。
ブラッド・メルドー(p)やここのカート・ローゼンウィンケル(g)の盟友としても知られています。
チークはまた古典的なバラード奏法の名手でスタンダードにおける表現力にも長けています。
私の新感覚ジャズの特徴は「浮揚感がある」とか「頼りなさげな感覚」を指しています。
共演の ローゼンウィンケルやジョージ・ロッシー(ds)もまた現代ジャズを牽引するミュージシャンですね。
ローゼンウィンケルを見出したのはヴァイブのゲイリー・バートンですが先見の明がありました。
彼もここではストレートでオーソドックスな演奏を聴かせてくれています。
ロッシーは鬼才ブラッド・メルドー(p)と共に「アート・オブ・ザ・トリオ」を結成していました。

バラード奏法におけるチークのルーツはレスター・ヤング~スタン・ゲッツの流れになります。
レニー・トリスターノ(p)派のサックス奏者のワーン・マーシュ(ts)やリー・コニッツ(as)の影響もある。
チークには同系統の2枚組↓があるので聴いてみるのも面白いと思います。

* CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON (2002/FRESH SOUND)
chris cheek(ts), ethan iverson(p), ben street(b), jorge rossy(ds)

今作ですが全9曲はチーク自身のオリジナルは(6)の1曲のみでその他スタンダード8曲の構成です。
ベストはバラードの(4)「Stairway To The Stars」でここでのチークとローゼンウィンケルが素晴らしい。
チークのテナーの音色が何とも言えない・・・切なげに独特の味わいがあって心に沁みてきます。
刺激的ではないけれど当時の若手の実力がどれほどのものか・・・軽々と凄い・・・聴けば一目瞭然です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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