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RYAN KISOR QUARTET / POINT OF ARRIVAL [Jazz Trumpet]

* RYAN KISOR QUARTET / POINT OF ARRIVAL

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ryan kisor(tp),
peter zak(p), john webber(b), willie jones 3(ds)
justin kisor(tp)(8)
1998/Criss Cross/

1 Point Of Arrival
2 Smoke Signal
3 Better Late Than Never
4 For All We Know
5 Jessica's Theme
6 The Lonely Hour
7 The Best Thing For You Is Me
8 Sir Lancelot
9 The End Of A Love Affair

ライアン・カイザー(tp)は収集対象の一人です、今度で16枚目になりました。
もっとも私の場合は何が何でもではなくて見つけたら買う程度のものですがね。
カイザーは1973年生まれ、アメリカ中西部のアイオワ州出身です。
師匠はクラーク・テリー(tp)で1990年にジャズ登竜門で有名なモンク・コンペで優勝しています。
この時は弱冠17歳だったので流星のように現れた天才児だったわけですね。

今作はカイザーが25歳時の録音です。
全9曲は自身のオリジナルが2曲(1,8)、メンバーのオリジナル4曲とスタンダード3曲の構成です。
今聴いてみると安定感や安心感はあるけど特別に若さ溢れる突き抜けた感じではなかったと思います。
でもこの上品なまろやかさがたまらないと言うファンも多いのではないかな、もちろん私もその一人ですが。
クラーク・テリー、クリフォード・ブラウン、アート・ファーマー、ケニー・ドーハムなどの名前が浮かびます。
バックののピーター・ザック(p)、ジョン・ウィーバー(b)、ウィリー・ジョーンズⅢ(ds)は当時のレギュラー・メンバーです。
ここでは私的にイマイチだったジョン・ウィーバーのポール・チェンバース張りのベースに注目しました。
カイザーは抜群のテクニックの持ち主で音色も綺麗、そのよどみなく流麗なソロワークが聴きどころになります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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