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BOB JAMES / ONE [Jazz Conduct, Arrange]

* BOB JAMES / ONE

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bob james(cond,arr,key),
gary king(b), steve gadd(ds), idris muhammad(ds on B/2),richie resnocoff(g), ralph macdnald(per), dave friedman(vib),grover washington jr(ss), hugh mccracken(hca), etc
1974/CTI/

Side A
1 Valley Of The Shadows
2 In The Garden
3 Soulero
Side B
1 Night On Bald Mountain
2 Feel Like Making Love
3 Nautilus

ボブ・ジェームス(comp,arr,key)もまたフュージョン・シーンで重要な位置を占めています。
元々はジャズ・ピアニストで「Bold Conceptions」(Mercury)の好盤もある。
クインシー・ジョーンズ(comp,arr)との関係が深くエレクトリック・サウンドに傾倒していた。
今作はボブ・ジェームス・シリーズの第一作で印象的なジャケットと共に思い出深いものです。
今シリーズはたしか第8作くらいまであったと思います。
フュージョン系のバックは大編成になってきてオーケストラやストリングスが入って来るようになります。
自ずと今までは目立たなかったスタジオ・ミュージシャン達にも光が当たるようになりました。
後に名を成すマイケル・ブレッカー(ts)やデヴィッド・サンボーン(as)もこういったところからのスタートでした。
ここのトランペット・セクションにもジョン・ファディスやルー・ソルフ、マーヴィン・スタム等の名前が見えます。

今作は邦題「はげ山の一夜」ですがクラシック音楽のジャズ化は当時のフュージョンの流行でもありました。
特筆すべきは新感覚のドラマー、スティーヴ・ガッドやパーカッションのラルフ・マクドナルドの登場です。
表題曲B/1でのガッドのドラミングの素晴らしさは最高でリズムの新しい幕開けを告げるものでした。
私は心底痺れましたよ。
B/2はロバータ・フラックの大ヒット曲のバラード「Feel Like Making Love」です。

(くつろぎ系)

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