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WILL BERNARD TRIO / ANCIENT GRAINS [Jazz Guitar]

* WILL BERNARD TRIO / ANCIENT GRAINS

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will bernard(g), sam yahel(org), donald edwards(ds)
2021/Posi-Tone records/

1 Dry Land Tourist
2 Ancient Grains
3 Five Finger Discount
4 Pleasure Seekers
5 Stone Valley
6 Trilobite
7 Boo Boo's Birthday (T.Monk)
8 Mazurka Tree
9 Temescal
10 Right As Rain
11 Wake Up Call

ギタリストのウィル・バーナードは初見、久々にギターが主役のオルガン・トリオを見つけました。
サム・イエール(org)とドナルド・エドワーズ(ds)との組み合わせにも興味を惹かれました。
サム・イエールはピアノとの両刀遣いで知られていてドナルド・エドワーズは先日リーダー作を紹介したばかりです。

全11曲はバーナード自身のオリジナル10曲とその他モンクが1曲の構成です。
何というのかな、オルガン・トリオとしては異色な感じがして面白かったです。
オルガン・トリオが持つ一般的なソウル、ファンキー、ブルージーの感覚とはちょっと違います。
オルガン・トリオとしてモダンな感じがするけど、かといってゴツゴツ感もあるのでつかみどころがありません。
オルガン・トリオのようでオルガン・トリオではなくオルガン・トリオではないようでオルガン・トリオなんですよ。
ギター・トリオとピアノ・トリオの中間か?・・・自分でも何と表現したらよいのか分かりません。
何とも不思議な魅力のあるオルガン・トリオではありました。
モンクの「Boo Boo's Birthday」が素晴らしい、間違いなくウィル・バーナードの世界を創造しています。
そういう意味ではサム・イエールとドナルド・エドワーズの起用が成功したと言えます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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