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MATT PENMAN QUARTET / GOOD QUESTION [Jazz Bass]

* MATT PENMAN QUARTET / GOOD QUESTION

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matt penman(b), aaron parks(p,rhodes,org,vib), obed calvaire(ds),
mark turner(ts)(1,2,5,7,8,9), nir felder(g)(6,9), will vinson(ss)(3), rogerio boccato(per)(3)
2018/Sunnyside/

1 Mr.Right
2 Small Famous
3 Fifths And Bayou
4 Blues And The Alternative Truth
5 Cave Life
6 Ride The Paper Tiger
7 Copeland
8 Meats
9 Big Tent. Little Tent

たまにはコンテンポラリーなサウンドを聴かなければということでマット・ペンマン(b)を選びました。
アーロン・パークス(p)とマーク・ターナー(ts)の共演にも惹かれました。
マット・ペンマンをライブで見てからもう10年以上が過ぎてしまいました。
マーク・ターナーもそれくらいになるかな。

全9曲は全てペンマンのオリジナルですが曲想が多彩なので飽きさせません。
ゲストの入れ方も効果的だと思いました。
最近フリー系ジャズを聴くようになったのでまた少し新感覚ジャズの流れが分かったような気がします。
ハード・バップとクールとフリーのジャズとエレクトリックなフュージョンがミックスされている。
現代のジャズ・メンにとってはそれぞれが古典になっていてその全てを吸収して消化しています。
その分、色んなスタイルやリズムの引き出しが多くなっているので多様化している。
結果、以前には聴けなかったサウンドになっています。
グッと情熱を抑制した音遣いはある意味禁欲的で、かえってセクシーさを感じてしまう。
「見えそうで見えない」、「来そうで来ない」というか、焦らしと緊張感に溢れている。
ここが新感覚ジャズの一番の魅力かもしれませんね。
今作は面白かったです。
こういうのを聴くとつくづくジャズは現在進行形だと思いますよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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SWEET JAZZ TRIO / I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO [Jazz Group]

* SWEET JAZZ TRIO / I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO

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lasse tornqvist(cor), mats larsson(g), hans backenroth(b)
2003/Arietta/

1 I Left My Heart In San Francisco
2 Maybe You'll Be There
3 Tricotism
4 Slow Boat To China
5 Where Are You
6 New Orleans
7 You'd Be So Nice To Come Home To
8 I Guess I'll have To Change M Plan
9 Wrap Your Ttoubles In Dream

コルネット、ギター、ベースの異色な組み合わせが魅力のスウェーデンのスイート・ジャズ・トリオの作品です。
スイート・ジャズ・トリオは癒し系の最たるグループで疲れた時に聴くには絶好のアルバムになっています。
3人のコンビネーションは最高でやさしくて、甘くて、切なくてアコースティックな美しさに満ち溢れています。
いつでも柔らかくスイングする・・・刺激がないのが最大の魅力になっています。
たまらなく上品で静かな演奏が聴けます。

全10曲は全てスタンダードで占められています。
(1)「I Left My Heart In San Francisco」はトニー・ベネット(vo)の大ヒット曲として知られています。
でもジャズ・メンに演奏されことは意外に少ないと思います。
ソニー・ロリンズの演奏で知られるフランク・レッサーの(4)「Slow Boat To China」も久し振りに聴きました。
究極の癒し系サウンドをどうぞ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ANDREW HILL TRIO / INVITATION [Jazz Piano]

*ANDREW HILL TRIO / INVITATION

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andrew hill(p), chris white(b), art lewis(ds)
1974/SteepleChase/

1 Catfish
2 Lost No More
3 Morning Flower
4 Invitation
5 Laverne
6 Little John
7 Catfish take 3

フリー系ピアノ・トリオの3枚目はアンドリュー・ヒル(p)になりました。
ヒルはブルー・ノートのアルフレッド・ライオンに見出されました。
ブルー・ノートに8枚ほどの正規盤があるけどやはり4100番台の4枚にインパクトがありました。
*Black Fire(BN4151)
*Judgment(BN4159)
*Smoke Stack(BN4160)
*Point Of Departure(BN4167)
ジョー・ヘンダーソン(ts)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、リチャード・デイヴィス(b)などとの共演が多かった。
セシル・テイラー(p)とはお互いに影響され合ったのではないかと思っています。

アンドリュー・ヒルは知名度が高いのに寡作です。
ヒルは流行に惑わされない、大衆に迎合しない孤高のピアニストの一人です。
私にとってとらえどころがないピアニストで何とも悩ましい存在でした。
「こう思えばああくる、ああ思えばこうくる」・・・常に予想外な存在です。
わが道を行くヒルの作品はどれも軽く聞き流すってわけにはいきません
今作はヒルのデンマークの「Steeplechase」・レーベル第一弾で珍しいトリオ作品になっています。

全7曲は自身のオリジナル5曲とスタンダード1曲の構成で(1)と(7)は同名曲のテイク違いです。
ヒルのフリートーンを含む力強いタッチと流れるようなピアノ音のマッチングは実に心地良かった。
(4)「Invitation」を聴けばヒルがいかに創造力に富むピアニストであるかが一目瞭然です。
その他にも聴きどころが満載だった。
なんと刺激的で魅力的なフレージングなんだろうか。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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