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MARGARETA BENGTSON / BALLADS [Jazz Vocal]

* MARGARETA BENGTSON / BALLADS

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margareta bengtson(vo), mathias algotsson(p,org),
peter asplund(tp)(3,10), dicken hedrenius(tb)(5,7), Avante Soderkvist(b)(4,6,7,8,11)
2016/Spice Of Life/

1 The Very Thought Of You (R.Noble)
2 My Foolish Heart (V.Young)
3 I Thought Of You (J.V.Heusen)
4 The Gentle Rain (L.Bonfa)
5 My One And Only Love (G.Wood)
6 Spring Can Really Hang You Up The Most (T.Wolf)
7 Our Love Is Here To Stay (G.Gershwin)
8 Long Ago And Far Away (J.Kern)
9 Here's That Rainy Day (J.V.Heusen)
10 Nature Boy (E.Ahbez)
11 Never Will I Marry (F.Loesser)

癒し系アルバムとしては「バラード」が付いたタイトルについ手が伸びてしまいます。
スウェーデン出身のマルガリータ・ベンクトソン(vo)は初めて聴きました。
これは素晴らしかった・・・私は一発で魅了されてしまいました。
これほどしっとりとしたバラードが聴けるとは思わなかったです。
透明感があって澄んだ美しい歌声は抜群の歌唱力を誇ります。

全11曲は全てスタンダードで占められています。
ゲストとして表記されているマティアス・アルゴットソンはピアノとオルガンで参加しています。
ゲストのトランペットやトロンボーンも効果的に配置されていました。
あまりに良かった・・・驚きの一枚です。
ライブではとてもこの雰囲気は出ないと思うのでマルガリータは今作がお勧めです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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STANLEY TURRENTINE SEXTET / IF I COULD [Jazz Tener Sax]

* STANLEY TURRENTINE SEXTET / IF I COULD

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stanley turrentine(ts), hubert laws(fl), roland hanna(p),
ron carter(b), grady tate(ds), steve kroon(per), etc
1993/MusicMaster/

1 June Bug
2 Caravan
3 I Remember Bill
4 The Avenue
5 Marvin's Song
6 Maybe September
7 A Luta Continua
8 If I Cold

スタンリー・タレンティンは私の癒し系テナー奏者の一人です。
1960年代のブルー・ノート時代は「ソウルフル&ブルージー」といった夜のムード一杯でした。
そのベタベタ感が身体にまとわり付くようで苦手だったです。
70年代になるとCTIに移籍して「シュガー」の大ヒット盤を吹き込みました。
その頃ジャズはクロスオーバーやフュージョンに移行していてタレンティンは見事にその時代にマッチしました。
私がタレンティンを好きになったのはその頃からです。

さて今作の全8曲にタレンティン自身のオリジナルはありません。
その代わりに兄のトミー・タレンティン(tp)作が(1)、(5)の2曲、表題曲の(8)はパット・メセニー(g)の曲です。
何といってもここでの聴きどころはヒューバート・ロウズのフルートにあります。
ロウズはクラシック畑出身の名手でフュージョン時代に一世を風靡しました。
それこそ当時のCTIのどの盤を見てもロウズの名前があったのを覚えています。

ここはロ-ランド・ハナ(p)、ロン・カーター(b)、グラディ・テイト(ds)のバック・トリオも面白いと思いました。
スティーヴ・クローンのパーカッションが入るのでサウンドはフュージョンの延長上にあります。
ベスト・トラックは15分を超す長丁場になったエリントンの有名曲の(2)「Caravan」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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CHARLES TOLLIVER QUARTET / LIVE IN BERLIN [Jazz Trumpet]

* CHARLES TOLLIVER QUARTET / LIVE IN BERLIN
At The Quasimodo / Vol.1

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charles tolliver(tp),
alain jean-marie(p), ugonna okegwo(b), ralph van duncan(ds)
1988Rec/Strata-East/

1 Ruthie's Heart
2 Ah, I See
3 Stretch
4 On The Nile

チャールス・トリバー(tp)は純然たるフリー・ジャズ・マンではないけれどフリーにも通じるスタイルを持っています。
ブルー・ノート後期盤にジャッキー・マクリーン(as)やホレス・シルバー(p)との共演盤があって名前を知りました。
トリバー自身の才能を明らかにしたのはスタンリー・カウエル(p)と組んだ「ミュージック・インク」の結成でした。
当時の先鋭的で強力なブラック・ジャズの中核になっていたグループです。
「ミュージック・インク」の活動期間は7~8年というところかな。
トリバーは自己のレーベルを立ち上げて新人の育成に努めたりと精力的に活動していた時期があります。

全4曲は全て自身のオリジナルです。
ライブ盤なので1曲づつが長くうち3曲が16分強の長丁場になっています。
ここの注目はピアニストのアラン・ジェーン・マリーだと思います。
カリブ海出身の知る人ぞ知るビギンの名手でもあるけれど切れのあるピアノが魅力です。
私的ベスト・トラックの(3)「Stretch」ではアランの圧倒的なピアノとトリバーの鋭角なトランペットが聴けました。
ただライブ盤でもあまりライブの臨場感が感じられないのは残念でした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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CHRISTIAN SANDS TRIO & QUARTET & QUINTET / FACING DRAGONS [Jazz Piano]

* CHRISTIAN SANDS TRIO & QUARTET & QUINTET / FACING DRAGONS

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christian sands(p,rhodes,org,key), yasushi nakamura(b), jerome jennings(ds),
caio sfiune(g)(2,4,5,7,8), keyon harrold(tp)(2,6), marcus strickland(ts)(2,6), etc
2018/Mack Avenue/

1 Rebel Music
2 Fight For Freedom
3 Yesterday (J.Lennon/P.McCartney)
4 Sangueo Soul
5 Sunday Mornings
6 Frankenstein
7 Her Song
8 Samba De Vela
9 Rhodes To Meditation

クリスチャン・サンズ(p)は現在29歳、時代を担うジャズ・ピアニストの一人だと思います。
最初に聴いたのはクリスチャン・マクブライド(b)・トリオでこれが素晴らしかったです。
マクブライドに指名されただけでも凄いけど、調べたらなんとサンズのデビュー盤が13歳というのも驚きました。
いわゆるジャズ天才児だったわけですね。

全9曲はビートルズの1曲を除いて自身のオリジナルで占められています。
曲想やリズムが多彩なので現在のサンズの音楽性を知るには最適なアルバムです。
ゲスト入りも効果的でどの曲も一筋縄ではいかない凝った演奏になっています。
でも奇をてらうという感じではなくて現代風ではあるけれど伝統に根差した表現を目指している。
どれを聴いても面白かった。
特に「イエスタデイ」の演奏を聴けばサンズが如何に才能に溢れているかが一目瞭然です。
リズム感が抜群でサウンドやスタイル的にはチック・コリアに近いかなと思いました。
なおベーシストには注目の中村恭士さんが参加しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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SALENE JONES / SINGS JOBIM WITH THE JOBIM'S [Jazz Vocal]

* SALENE JONES / SINGS JOBIM WITH THE JOBIM'S

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salena jones(vo), paulo jobim(g,vo), antonio carlos jobim(p),
sebastian nero(b), ricardo costa(ds,per), raul de souza(tb), paulo roberto(fln),etc
1994/JVC/

1 I Was Just One More For You
2 Aqua De Beber
3 Useless Landscape
4 Quiet Night Of Quiet Stars
5 Somewhere In The Hills
6 Dinzi
7 Desafinado
8 How Insensitive
9 Girl From Ipanema
10 Once I Loved
11 Meditation
12 One Note Samba
13 Bonita
14 Song Of The Jet

私の癒し系ジャズとしてボサノバがあります。
けだるくゆったりとしたリズムに包まれていると気が休まります。
先日違うCDの探しものをしていたらポロッと出てきました。
サリナ・ジョーンズ(vo)のボサノバ盤でアントニオ・カルロス・ジョビン作品集です。
だいぶ前に買ったものです。
私はヴォーカルはほとんど聴かないけれどサリナはなぜかデビュー時から知っています。
「Alone & Together」(1973)が素晴らしかったのを思い出しました。

今作は価値があるかもしれませんね。
全14曲は全てジョビンの作品で良く知られている曲ばかりです。
加えて作曲者のジョビンと息子のパウロ・ジョビン(g,vo)の親子が共演しているという豪華企画盤。
最初は深くキッチリと歌い込むタイプのサリナのボサノバはどうかな?と思いました。
でも歌の上手さがその懸念を上回っています。
サリナの良く伸びる包み込むようなやわらかな歌声が心地良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOHN TCHICAI TRIO / REAL TCHICAI [Jazz Alto Sax]

* JOHN TCHICAI TRIO / REAL TCHICAI

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john tchicai(as), pierre dorge(g), niels-henning orsted pedersen(b)
1977Rec/SteepleChase/

1 Graceful Visitor.
2 Silent Danish Girl
3 Moksha Point
4 Monk's Mood
5 Bambla Jolifanti
6 One Way Ticket
7 Mirjam's Dadadance
8 Blue Barrier
9 Nothing Doing In Krakow
10 On Tuesday
11 Oles Anders
12 Sailing To The Good Land

ジョン・チカイ(as)もまたフリー・ジャズ・シーンでは忘れてはならないプレイヤーです。
デンマーク生まれですがニューヨークに進出して活躍しました。
アーチー・シェップ(ts)、ドン・チェリー(tp)との「ニューヨーク・コンテンポラリー・ファイブ」に参加、
後にラズウェル・ラッド(tb)との「ニューヨーク・アート・カルテット」を結成しています。
ジョン・コルトレーン(ts)とも共演していて、つまり筋金入りのフリー・アルト・サックス奏者です。

全12曲は自身のオリジナルが9曲、共演のピエール・ドージ(g)が2曲、セロニアス・モンク(p)が1曲の構成です。
なお(10)、(11)、(12)の3曲はCD化により追加されたものです。
1曲づつが短いのでフリー・ジャズとしてはとても聴き易い仕上がりになっています。
曲想も豊かなのでちょっとフリーを聴いてみたいという人には最適じゃないかな。
チカイのフリー・ジャズを聴いていると一編の詩を聞いているような気がします。
自在な展開はまさに楽器を通して肉声で語り歌っている。
アルト・サックスの音の美しさは格別です。

ジョン・チカイは2012年に76歳で亡くなりました。

(まじめ系)

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TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY [Jazz Vocal]

* TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY

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tony bennett(vo), diana krall(vo),
bill charlap(p), peter washington(b), kenny washington(ds), etc
2018/Verve/

1 'S Wonderful
2 My One And Only
3 But Not For Me
4 Nice Work If You Can Get It
5 Love Is Here To Stay
6 I Got Rhythm
7 Somebody Loves Me
8 Do It Again
9 I've Got A Crush On You
10 Fascinating Rhythm
11 They Can't Take That Away From Me
12 Who Cares ?

トニー・ベネット(vo)とダイアナ・クラール(vo,p)のデュオはガーシュイン兄弟の作品集です。
驚いたのはベネットが90歳を超えていることです。
男性の90歳を超えたヴォーカリストのレコーディングなんて聞いたことがありません。
ピアニストならハンク・ジョーンズとジョン・ルイスがいるけど管楽器奏者では知らないもの。
ジャケットを見てもとてもそんな年には見えませんね。
今作のプロデュースとアレンジはピアニストとして共演しているビル・チャーラップです。
疑問が一つ残りました・・・ここで大活躍しているテナー奏者の名前が見当たりません。
いったい誰なのか?気になります。

ベネットは圧倒的な声量を誇っていた「濃いヴォーカリスト」で若い頃の私はその良さが分からなかった。
対照的に好きだったフランク・シナトラは薄味でポップス色も強かったです。
シナトラが唯一上手いと褒めた相手がベネットだったという話はよく知られています。
多分、まったく持ち味が違ったのでそう言ったんだと思うけど・・・シナトラが褒めるわけがない。

ベネットとクラールは似た者同士かな、声質が似ていて私の二人の印象は「濃い」です。
多分、クラールがベネットの歌が大好きで大きな影響を受けたと思います。
二人のデュオに違和感がなくて男女をあまり感じさせないのは好みが分かれるかも知れませんね。
たださすがにベネットには年を感じるのでクラールが懸命に補佐している形になっています。
「いたわり」ですね。
トータル36分・・・1曲づつが短くベネットに対し凄い気遣いを感じさせる作品です。
それでもなおベネットが今年92歳という年齢を考えると驚異的な歌唱力だと言えます。

私は基本的にベネットはデュオには向かない歌手だと思っていました。
他者とは一線を画す「ワン・アンド・オンリー」の世界を持っていたから。
でも年と共に丸くなって大御所なので相手から望まれることが多くなってきたと思います。
デュオ向きナンバー・ワンの男性歌手はアンディ・ウィリアムスで決まりじゃないかな。

(くつろぎ系)

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SCOTT HAMILTON QUARTET / JAZZ SIGNATURES [Jazz Tener Sax]

* SCOTT HAMILTON QUARTET / JAZZ SIGNATURES

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scott hamilton(ts),
john bunch(p), dave green(b), steve brown(ds)
2001/Concord/

1 Raincheck
2 In Your Own Sweet Way
3 Jitterbug Waltz
4 If You Could See Me Now
5 Move
6 Byas A Drink
7 You Left Me All Alone
8 When Lights Are Low
9 Angel Face
10 John's Bunch

私にとって癒し系のテナー奏者といえばすぐにスコット・ハミルトン(ts)の名前が浮かんできます。
稀代の多作家でそれこそ世界中でどれほどのアルバムに参加しているのか、本人でも不明だと思います。
まぁね、どれを聴いても金太郎飴的ではあるけれど聴いたことがないCDを見かけるとつい手が出てしまいます。

今作はまず録音が良くて、いきなりクリアなサックスの音が前面に飛び出してきたのビックリしました。
なのでオーディオ・ファンにもお勧めです。
ハミルトンの切れ味も抜群でバックのジョン・バンチ・トリオも素晴らしいです。
全員絶好調の演奏が聴けました。
スコット・ハミルトンの代表作の一枚に上げてもいいと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ERIC DOLPHY QUARTET / THE COMPLETE UPPSALA CONCERT [Jazz Alto Sax]

* ERIC DOLPHY QUARTET / THE COMPLETE UPPSALA CONCERT

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eric dolphy(as,bcl,fl),
rony johansson(p), kurt lindgren(b), rune carlsson(ds)
1961/Gambit/

Disk 1
1 What Is This Thing Called Love
2 245
3 Laura
4 52nd Street Theme
5 Bag's Groove

Disk 2
1 Out Of Nowhere
2 I'll Remenber April
3 52nd Street Theme
4 When Lights Are Low

エリック・ドルフィもまたジャズ全盛期に生まれた天才の一人だと思っています。
たった36歳で亡くなったのにこれだけの実績を残しているのは凄いとしか言いようがありません。
ドルフィを最初に意識したのはチャールス・ミンガス(b)のビック・バンドに入ってからでした。
その前には映画の「真夏の夜のジャズ」にチコ・ハミルトン(ds)・コンボの一員として出てたのを見ています。
ドルフィは「馬のいななき」と呼ばれたユニークなアドリブ・フレージングを持っていました。
でも根っこは伝統的なスタイルにも精通していてどんな演奏でも出来たインテリ・ジャズ・マンでもありました。
ドルフィは伝統的なジャズから先進的なジャズに変化していく姿を私たちに見せてくれた。
そういう意味ではジョン・コルトレーン(ts)とドルフィが双璧じゃないかと思っています。

フリー・ジャズ系のサックス奏者に与えた影響が大きい重要なジャズ・メンは誰でしょうね。
*セロニアス・モンク(p)~ジョン・コルトレーン(ts)
*チャールス・ミンガス(b)~エリック・ドルフィ(as)
*レニー・トリスターノ(p)~リー・コニッツ(as)
ということになるかな。

さて今作は1961年のスウェーデンにおけるライブ盤でドルフィが全盛期のものです。
全7曲は全てスタンダードですがドルフィの斬新なソロはテーマ以外は原曲のかけらもありません。
ここでもドルフィの「馬のいななき」ソロが満喫できます。
フリー・ジャズは一般的に演奏が長いのでそれが私にとっての「玉に瑕」になっています。
私は長過ぎると飽きてしまうんですよ。
ドルフィはまたマルチ・プレイヤーとしても知られていてフルートの名手でもあります。
当時はまったく珍しかったバス・クラリネットをジャズのソロ楽器として持ち込んだのもドルフィです。

ピアノは若き日のロニー・ヨハンソンですがこの演奏がヨハンソンの勲章になっています。
ヨハンソン紹介時には必ず「あのドルフィと共演した実績がある」と言われるんです。
ヨハンソンに与えた影響はいかなるものか・・・ヨハンソンにとっては一生の財産でしょうね。

(まじめ系)

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HANS STAMER / EVERYTHING HAPPENS TO ME [Jazz Vocal]

* HANS STAMER / EVERYTHING HAPPENS TO ME

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hans stamer(vo).
graeme coleman(p), rene worst(b)., chris nordquist(ds),
russell marsland(g), darryl havers(org), tom colclough(ts),
steve hilliam(ts,bs), vince mai(tp), etc
2009/Brouhaha/

1 Now Or Never (C Lewis)
2 The Blues Are Brewin' (L.Alter)
3 Everything Happen To Me (H.Carmichael)
4 You Ca 't Lose A Broken Heart (J.Johnson)
5 When It's Sleepy Time Down South (C.Muse)
6 I Can't Believe That You're In Love With Me (C.Gaskill)
7 Good Morning Heartache (E.Drake)
8 What A little Moonlight Can Do (H.Woods)
9 All For You (R.Scherman)
10 I Can't Face The Music (R.Bloom)
11 Looking For A Place To Park(B.Gaillard)
12 Gimme A Pigfoot And A Bottle Of Beer (W.Wilson)
13 Never Saw A Better Day (H.Stanley)

私は「何が何でも欲しいアルバムなんてもうない」と思っていました。
でもこのアルバムだけは「どうしても欲しい」と思ったんです。
ハンス・スタマー(vo)を知ったのは大好きな曲の「Everything Happen To Me」をYouTubeで検索した時です。
もうね、抜群の雰囲気を持っていて一発で魅了されてしまいました。
ここ何年かは聴きたい時にYouTubeで聴いていたんだけど、CDが欲しくてとうとう我慢できなくなりました。
すでに日本では入手困難になっていたのでアメリカに発注したんです。
2週間程度で着く予定が着かないのでやきもきしてましたが3週間経ってようやく届きました。

全13曲のスタンダードはやはり雰囲気が抜群で「やっぱりなぁ~」と思いました。
ハンス・スタマーの声がいい、バックの演奏がいい、アレンジもいい。
これほど味わいのあるヴォーカルや演奏はそうそう聴けないのではないかと思います。
カナダ盤なんだけどレトロな感覚、ノスタルジックな雰囲気が素晴らしいです。

人にはそれぞれ好みがあって「人がどう思おうが好きなものは好き」なんですね。
音楽、ジャズもそう・・・ジャズ聴きも好きなジャズに出会いたいから聴く。
(3)「Everything Happen To Me」、(6)「I Can't Believe That You're In Love With Me」、(7)「Good Morning Heartache」、(9)「All For You」のバラードはもう最高です。
珠玉の名曲が詰まっていて心に響くジャズが聴けました。
私にとって今作は思い出に残る一枚になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



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