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CHANTAL CHAMBERLAND / DRIPPING INDIGO [Jazz Vocal]

* CHANTAL CHAMBERLAND / DRIPPING INDIGO

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chantal chamberland(vo,g),
paul white(as), bil holinaty(ts),
bart nameth(p), steve pelletier(b), dan lockwood(ds),
bob doidge(flh,tp), john kenyon(p)(7,16,18)
2005/Chantal Chamberland/

1 Once In A While
2 Bewitched
3 I Wanna Be Around
4 Georgia On My Mind
5 One For My Baby
6 How deep Is Your Love
7 I'm Beginning To See The Lght
8 Lover Man
9 Les Cinemas-Bars
10 Teach Me Tonight
11 Body And Soul
12 Someday
13 The Good Life
14 I've Got You Under My Skin
15 Hot Night In Baton Rouge
16 Don't Get Around Much Anymore
17 Smoke Gets In Your Eyes
18 L'hymne A L'amour

カナダのギタリスト&ヴォーカリストの「Shantal Chamberland]は初見です。
シャンタル・チャンバーランドとシャンタル・シャンべランの読み方がありました。
後者の方がしっくりくるかな。

今作には興味深いところがありました。
レーベルが自分名義なので自主制作盤と思いきやプロデューサーもちゃんといます。
ジャケットも演奏内容も確かだし、「シャーリー・ホーンに捧ぐ」というはっきりとしたテーマもある。
ということで自主制作盤にしては出来過ぎだと思いました。

全18曲と多いのは自身の全体像を表現しているのかもしれませんね。
カナダは英語とフランス語の共用なのでシャンタルも両方の曲共に達者なものです。
シャンタルの声質と歌い方も魅力あります・・・歌も上手いと思います。
スモーキー・ヴォイスと言われているようで実にセクシーでディープな歌声です。
これを耳元でささやかれたらもうたまりませんよ。
バックのメンバーも色気十分でムーディーでブルージーな雰囲気に溢れています。
落ち着いた仕上がりで安定感もある・・・それぞれが聴きどころになっています。
私は特に(2)「Bewitched」と(10)「Teach Me Tonight」に痺れました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOE BARBIERI / CHET LIVES ! [Jazz Vocal]

* JOE BARBIERI / CHET LIVES !

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joe barbieri(vo,g), antonio fresa(p), luca aquino(tp,flh),
marcio faraco(vo,g)(2), stacy kent(vo)(4), nicola stilo(g,fl)(7,2),
furio di castri(b)(6), giacomo pedicini(b)(3)
2013/Microcosmo/

1 Time After Time
2 But Not for Me
3 Chet Lives
4 I Fall In Love Too Easily
5 Look For The Silver Lining
6 Arrivederci
7 Almost Blue
8 Everytime We Say Goobye
9 Estate
10 My Funny Valentine

イタリアのギタリスト&ヴォーカリスト、ジョー・バルビエリのチェット・ベイカー・トリビュート・アルバムです。
チェット・ベイカーの名前にはどうも麻薬的な要素があるように思う。
それでかな、ミュージシャンによるチェットの名前を冠したアルバムがいっぱい出ています。
それをまた買っちゃうファンもいるわけで・・・私を含めて・・・つくづく麻薬だね。
チェット本人を聴いていればいいだろうと思いながら気になっちゃうわけだから。

チェットの歌が知られたのは50年代のパシフィック・ジャズの「チェット・ベイカー・シングス」ですね。
中性的でアンニュイな歌唱法は当時の評価で「気持ち悪さ」の方が断然勝っていたような気がします。
当然ですね、それまでそんな歌い方をする男性ヴォーカリストはいなかったわけだから。
でもね、反面熱狂的なファンが多かったのも事実で私も一発でハマりました。
それが時代と共に認められて違和感がなくなった・・・今では7、8割の人が好きと言うんじゃないかな。
私はチェットの歌には当時新しく入ってきたばかりだったボサノバの気だるい歌い方の影響を感じています。

ここでのジョー・バルビエリの歌唱法もまたチェットの流れを汲むものです。
ヴォーカルを意識して聴くようになって気が付いたのは「ささやき系」のヴォーカリストも多いということです。
「語り」というか、歌の上手さよりも味で勝負している・・・俳優に多い歌い方ですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(ささやき系)

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UBALDO VERSOLATO QUARTET / PORTAL [Jazz Baritone Sax]

* UBALDO VERSOLATO QUARTET / PORTAL

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ubaldo versolato(bs),
marcelo elias(p,rhodes), leo versolato(elb), gabriel guilherme(ds)
2019/Kuarup Music/

1 Cubango (E.J.Alves)
2 E Ai Bele ? (U.Versolato)
3 Flavia (U.Versolato)
4 Tubo de Ensaio (U.Versolato)
5 Fefe (L.Versolato)
6 Estudo No. 3 (L.Versolato)
7 Vesuvio (U.Versolato)
8 Tempos Modernos (L.Versolato)

今作はジャケ買い、バリトン・サックスに惹かれた。
ウバルド・ヴェルソラート・・・ブラジルのバリトン・サックス奏者を初めて聴きました。
聴いた途端に飛び出てくるバリトンの重低音が心に響きます。
私は本来ラテン・リズムに重厚なバリトンは似合わないと思っている。
だからこそなおさらこの組み合わせが新鮮だった。
ジェリー・マリガン(bs)とジェーン・ドゥボック(vo)との共演盤↓以来かな。

*GERRY MULLIGAN / PARAISO (1993/Telarc)
gerry mulligan(bs), jane duboc(vo), etc

全8曲は自身のオリジナル4曲と息子のレオ・ヴェルソラート(elb)作3曲とその他1曲の構成です。
先進の若手ブラジリアン・ピアノ・トリオにベテラン・サックス奏者の共演は十分に刺激的です。
ラテン・リズムに珍しく軽快なバリトン・サックスとのコラボレーションが最大の聴きどころになります。
これほど軽やかなバリトンは聴いたことがありません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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SUZANNE GRZANNA / FLY ME TO THE MOON [Jazz Vocal]

* SUZANNE GRZANNA / FLY ME TO THE MOON

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suzanne grzanna(vo),
1-6:david hazeltine(p), jeff hamann(b), brian ritter(ds)
7-11:scott currier(p), harold miller(b), andy loduca(ds)
2000/Diva/

1 All Of Me
2 As Time Goes By
3 From My Heart
4 Fly Me To The Moon
5 My Funny Valentine
6 Always Thinking Of You
7 Love In The City
8 Living Your Dream
9 Game Day
10 Santa's Cheer
11 Christmas Night

スザンヌは初見、出身はシカゴでヴォーカリストでありアルト・サックス奏者でもあるようです。
彼女の最大の魅力はその歌声にあると思います。
やや舌足らずでコケティッシュな歌唱法には参ってしまう男も多いのではないかな。
可愛いですよ。

全11曲は自身のオリジナル6曲とスタンダード5曲の構成です。
つまりスザンヌにはシンガー・ソング・ライターとしての才能もあるということですね。
今作は1999年の自主制作盤からヴォーカル曲のみを収録し(1-6)、
新たに録音された書下ろし新作(7~11)をカップリングされたものとありました。
だからでしょうか、前半のデヴィッド・ヘイゼルタインのピアノが光っています。

(くつろぎ系)

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PAQUITO D'RIVERA AND TRIO CORRENTE / SONG FOR MAURA [Jazz Alto Sax]

* PAQUITO D'RIVERA AND TRIO CORRENTE / SONG FOR MAURA

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paquito d'rivera(as,cl),
fabio torres(p), paulo paulelli(b), edu ribeiro(ds)
2013/Sunnyside/

1 Chorinho Pra Voce
2 Song For Maura
3 Di Menor
4 Sonoroso
5 Cebola No Frevo
6 For Leny
7 Murmurando
8 Ceu E Mar
9 Paquito
10 1 X O
11 Tem Do
12 Recife Blues
13 Saidera

キューバ出身のパキート・デリヴェラ(as)との付き合いもけっこう長いです。
パキートはキューバの伝説的なバンドの「イラケレ」の出身です。
オリジナル・メンバーのチューチョ・バルデス(p)と共にアフロ・キューバン・ジャズの第一人者となりました。
今ではキューバ出身ジャズ・メンは普通に居るけど当時はアメリカとの国交は断絶状態にありました。
パキートは一番苦労した時代にアメリカに出国した先達の一人です。
だいぶ経ってからだけどその後に続いたのがゴンザロ・ルバルカバ(p)になるかな。
パキートはアルト・サックスの名手で今では珍しい楽器になったクラリネットの名手でもあります。
若い頃のパキートはパワフルでエネルギッシュで情熱に溢れていました。
バラードになればどこまでも美しくロマンティックな演奏を聴かせてくれたものです。

今作はブラジルの精鋭たちのトリオ・コヘンチとの共演でグラミー賞の「ベスト・ラテン・アルバム」を受賞しました。
全13曲は全て自身のオリジナルでパキートは作曲家としての才能にも恵まれています。
パキートの群を抜く演奏技術と展開力を味わうことが出来るアルバムです。
ちなみにジャケットの美しい女性のMAURAさんはパキートの母親だそうです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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