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ANDREA MOTIS / EMOTIONAL DANCE [Jazz Vocal]

* ANDREA MOTIS / EMOTIONAL DANCE

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andrea motis(vo,tp)
joan chamorro(b,ts,fl,vo), ignasi terraza(p), josep traver(g,vo),
esteve pi(ds), scott robinson(bs), joel frahm(ts), perico sambeat(as),
gil goldstein(accordion), warren wolf(vib,marimba), cafe da silva(per)
2017/Impulse/

1 He's Funny That Way (R.A.Whiting/C.N.Daniels)
2 I Didn't Tell Them Why (A.Motis)
3 Matilda (P.Sambeat/C.Alberola)
4 Chega De Saudade (A,C.Jobim)
5 If You Give Them More Than You Can (A.Motis)
6 Never Will I Marry (F.Loesser)
7 Emotional Dance (A.Motis)
8 You'd Be So Nice To Come Home To (C.Porter)
9 La Gavina (F.Sires)
10 Baby Girl (E.Jefferson)
11 Save The Orangutan (A.Motis)
12 I Remember You (V.Scherzinger/J.Mercer)
13 Senor Blues (H.Silver)
14 Louisiana O Els Camps De Coto (E.Amics)

スペイン出身のアンドリア・モティス(vo,tp)は初見です。
実は彼女の今作はずっと気になっていました。
先日紹介したマルチ・プレイヤーのジョアン・チャモロがプロデュースしています。
1曲目の「He's Funny That Way」を聴いてグッときてしまいました。
たまらなく声がいい、リズムがいい、バックがいい。
ここはメンバーも超豪華で驚きです。
イグナス・テラーザ(p)、スコット・ロビンソン(bs)、ジョエル・フラーム(ts)、ぺリコ・サンビエト(as)、ギル・ゴールドステイン(accod)、ウォーレン・ウルフ(vib)などが参加しています。

全14曲は自身のオリジナル4曲とその他10曲の構成です。
聴くほどに、「いいですねぇ~」・・・。
失礼ながらまだ若い(録音時21歳)と思っていたのでそれほど期待はしていなかった。
ジャケットを見ても少し線が細い気がするし、でもね、予想外に衝撃的なヴォーカルでした。
なぜなら私はそこにチェット・ベイカーの影を感じてしまったからです。
そうかチェットは女性ヴォーカリストにも影響を与えているのか。
モティスはトランぺッターでもあるので当たり前といえば当たり前だけど。
ということでモティスの可愛らしく初々しい歌声に私は魅了されてしまいました。

ちょっと調べてみたらモティスは2017年と2019年の2回来日公演していた。
ホントに日本のジャズ・ファンは目ざといと思いますよ。
特に今年の4月の公演を見逃したのは痛かった・・・次回には必ず行きたいと思っている。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ENRICO RAVA QUINTET / ITALIAN BALLADS [Jazz Trumpet]

* ENRICO RAVA QUINTET / ITALIAN BALLADS

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enrico rava(tp), domenico caliri(g), roberto cecchetto(g),
giovanni maier(b), u.t.ghandi(ds,per), barbara casini(vo),
richard galliano(accordion)
1998/Venus/

1 The Song Of Gelsomina
2 Giulietta Degli Spiriti
3 Un Bel Di, Vedremo
4 Il Cielo In Una Stanza
5 Margherita
6 Bella
7 Un Canto
8 Diva
9 Torna A Surriento
10 Senza Fine
11 E Sa Domani
12 Due Note
13 Stringimi Forte I Polsi
14 More
15 O Mio Babbino Caro

エンリコ・ラヴァ(tp)は1939年生まれ、イタリアの大物ジャズ・マンの一人です。
ルーツはマイルス・デイヴィス(tp)でグッと抑制したリリシズム溢れる演奏はクールそのものです。
スタイルは60年代に共演したフリー系のスティーヴ・レイシー(ss)の影響が大きいと思います。
ちょっとくぐもった音色は詩的という表現がピッタリかもしれません。

さて今作はラヴァのイタリアン・バラード作品集で日本制作盤としては異色な企画になります。
私にしても馴染みのある曲の方が少なかった。
ギターが2本にアコーディオンが加わる珍しい編成だけどいかにもイタリアらしい雰囲気が出ています。
リチャード・ガリアード(accor)の存在感が光る・・・ラヴァとガリアーノは似た者同士で相性はいいです。
なおバーバラ・カッシーニのヴォーカルは(7)、(10)、(12)、(13)の4曲で聴けます。
(14)「More」はラヴァにピッタリの感じがしました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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INGRID JENSEN QUINTET / HERE ON EARTH [Jazz Trumpet]

* INGRID JENSEN QUINTET / HERE ON EARTH

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ingrid jensen(tp,flh), gary bartz(as,ss),
george colligan(p,rhodes), dwayne burno(b), bill stewart(ds),
jill seifers(vo)
1997/Enja/

1 Shiva's Dance
2 Woodcarvings
3 Here On Earth
4 Time Remembers
5 You Do Something To Me
6 The Time Of The Barracudas
7 Ninety One
8 Consolation
9 Fallin'
10 Avila And Tequila

イングリッド・ジェンセン(tp)の作品を紹介するのは2枚目になります。
イングリッドは1966年生まれ、カナダのノース・バンクーバー出身です。
彼女もまたアメリカ、ボストンのバークリー音大で学んでいます。
今では女性のトランペット奏者は珍しくないですがこの頃はまだインパクトがありました。
日本でもアルト・サックス奏者に続いて女性トランぺッターの進出が目立っています。
ちなみにコンポーザー&サックス奏者として活躍中のクリスティーヌ・ジェンセンは妹になります。

全10曲はコリガン2曲、イングリッド1曲とその他7曲の構成です。
今作はイングリッドの2枚目のリーダー作で31歳時の録音になります。
ここもメンバーが中々に魅力的でゲイリー・バーツ(as)、ジョージ・コリガン(p)、
ドウェイン・バーノ(b)、ビル・ステュアート(ds)などの骨っぽいところが共演しています。
彼女の音色はアート・ファーマー、スタイルはウディ・ショウに一番近いと思っています。
女性トランぺッターは力強さに欠ける傾向があるけどイングリッドにその懸念は通用しません。
ラッパがよく鳴っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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