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THE PIED PIPERS / DREAMS FROM THE SUNNY SIDE OF THE STREET [Jazz Vocal]

* THE PIED PIPERS / DREAMS FROM THE SUNNY SIDE OF THE STREET

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pied pipers(vo),
tommy dorsey orchestra,
featuring : johnny mercer(vo), connie haines(vo), frank sinatra(vo), etc
1940-1949Rec/Jasmine/

Disk 1
1 Pastol Rackin' Mama
2 Doin' What Comes Natur'lly
3 Dream
4 In The Middle Of May
5 Girl Of My Dreams
6 Cecilia (with johnny mercer)
7 Whatcha Now Joe ?
8 You've Got Me This Way
9 What A Deal
10 There's Good Blues Tonight
11 Mairzy Doats
12 My Happiness
13 My ! My !
14 The Freedom Train
15 Sweet Potato Piper
16 Old Man River
17 On The Sunny Side Of The Street
18 Nine Old Men
19 You And Your Love
20 You Want Be Satisfied
21 I Love It So
22 I've Got The Sun In The Morning
23 It's Only A Paper Moon
24 Linger In My Arms
25 I'll Buy That Dream

Disk 2
1 Easy Street
2 Gotta Be This Or That
3 Jamboree Joneson't (with johnny mercer)
4 Isn't That Just Like Love (with connie haines)
5 Embraceable You
6 Deacon Jones
7 In The Moon Mist
8 My Sugar Is So Refined
9 My Gal Sal
10 Reckon I'm In Love
11 Personality
12 Winter Weather
13 Why Does It Get Late So Early ?
14 The Lady From 29 Palms
15 What Ya Gonna Do ?
16 The Night We Called It A Day
17 The Trolley Song
18 You Might Have Belonged To Another (with Sinatra)
19 Gone To Chicago
20 Tallahassee (with johnny mercer)
21 Sentimental Journey
22 We'll Be Together Again
23 Aren't You Glad You're You
24 Let's Get Away From It All (with Sinatra)
25 Kiss Me Goodnight

コロナ・ウィルスの影響で外出自粛の中で古いビック・バンドのスイング・ジャズを聴いていた。
今ではめったに聴けないノスタルジックないい曲にまた出会えたのが最大の収穫でした。
そんな中で現れたのがこのパイド・パイパースです。
意識して聴いたのは半世紀振り以上かも知れません。
トミー・ドーシー楽団の専属コーラスで同じ専属歌手だったフランク・シナトラとの共演も多いです。
パイド・パイパースは男女混成コーラスの草分け的存在でその後のコーラス・グループのルーツになっています。
女性の美しいソプラノの歌声にアルト、テナー、バリトンの男性陣が絡んでいく。
これほど美しいハーモニーとモダンな展開をみせるコーラスがこの時代にすでに出来上がっていたとは・・・。
改めて素晴しいと思いました。
ちなみに女性歌手の中にはソロとしても活躍したジョー・スタッフォードもいました。
聴きたかったのは「Once In A While」だったけど残念ながらここには入っていませんでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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PAUL CHAMBERS QUARTET / BASS ON TOP [Jazz Bass]

* PAUL CHAMBERS QUARTET / BASS ON TOP

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paul chambers(b),
kenny burrell(g), hank jones(p), art taylor(ds)
1957/Blue Note/

Side A
1 Yesterdays
2 You'd Be So Nice To Come Home
3 Chasin' The Bird
Side B
1 Dear Old Stockholm
2 The Theme
3 Confessin'

ポール・チェンバース(b)は33歳の若さで亡くなっています。
薬と酒の不摂生が原因と言われています。
マイルス・デイビス(tp)・クインテットのベーシストして確固たる地位を築きました。
メロディックなベース・ラインとタイムのキープを目指していた。
モダン・ベーシストのラインは大きく分けて2つあると思っています。
一つはオスカー・ぺティフォードでもう一つはレイ・ブラウンです。
チェンバースはぺティフォードに近いですがレイ・ブラウン的な流れも受け継いでいます。
現代ベーシストはまた大雑把ですがブラウン系とチェンバース系のどちらかだと思っています。

さてチェンバースにはブルーノートに3枚のリーダー作(BN1534, BN1564, BN1569)があります。
早世してしまったので「よくぞ残してくれた」と思います。
今作は名実共にチェンバースの代表作と認められる1枚です。
特に「Yesterdays」における解釈と表現力はこの曲のベスト・プレイとして上げてもいいと思う。
この曲のメロディ・ラインをアルコ(弓弾き)で聴いた時のショックは今でもよく覚えています。
ここではケニー・バレルの軽快で切れのあるギターがとてもいいです。
ベースが主体になるとどうしても重たくなりがちになるけどちょうど良い緩衝剤になっています。

(中間系)

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ROD STEWART / THE GREAT AMERICAN SONG BOOK Vol.2 [Jazz Vocal]

* ROD STEWART / THE GREAT AMERICAN SONG BOOK Vol.2

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rod stewart(vo),
henry hey(p), mike thompson(p), peter nero(p), rob mathes(p), philippe saisse(key),
david finck(b), reggie mcbride(b), tom barney(b),
frank vilardi(ds), john ferraro(ds), shawn pelton(ds), joe labarbera(ds), warren odze(ds),
david spinozza(g), dean parks(g), larry koonse(g), carl sturken(g),
arturo sandoval(tp), doug webb(sax), joe locke(vib), etc
2003/BGM/

1 Time After Time
2 I'm In The Mood For Love
3 Don't Get Around Much Anymore
4 Bewitched, Bothered & Bewildered (With Cher)
5 'Till There Was You
6 Until The Real Thing Comes Along
7 Where Or When
8 Smile
9 My Heart Stood Still
10 Someone To Watch Over Me
11 As Time Goes By (with Queen Latifah)
12 I Only Have Eyes For You
13 Crazy She Calls Me
14 Our Love Is Here To Stay
15 My Favorite Things
16 *These Foolish Things (Live For Japan Only)
17 *The Way You look Tonight (Live For Japan Only)

ちょっと前に紹介したブライアン・フェリーのスタンダード作品集が良かったです。
今までロック系歌手は色気が勝るので避けていたけど「食わず嫌い」だったと思いました。
それで遅ればせながらロッド・スチュワートも聴いてみることにしたわけです。
もうすでにこのシリーズは5枚も出てたのでいかに人気が高いかがうかがい知れます。
取りあえずVol.1、Vol.2、Vol.3の3枚を入手して聴いてみました。

どれも良いけれど1枚目はさすがにちょっと硬く、3枚目になると慣れが出た感じがしました。
ということでこの2枚目がベストだと思いました。
1枚目の経験を生かし反省点を改善してリラックスして録音出来たと思います。
声に艶があって伸びもいい・・・多分意欲も体調も絶好調だったんじゃないかな。
正直これほど歌が上手いとは思わなかったです。
流石に英国生まれで発音もとても綺麗で「丁寧に歌っているなぁ~」と思いました。
どの曲も思ったより全然良くてこのスタンダード作品集は最高でした。
バック・ミュージシャンも豪華でどれだけお金を掛けてんのかと思う。
やっぱり売れるのには理由があります。
ちなみに最後の2曲は日本盤のみのボーナス・トラックでライブ音源になっています。

ところでロッド・スチュワートのルーツがサム・クック(vo)だったとは知りませんでした。
実は私もサム・クックが好きだったのでよく聴いていた時期があったんです。
随所にクックと似た歌い方が出てくるのでついニヤリとしてしまいました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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GRANT GREEN SEXTET / IDLE MOMENTS [Jazz Guitar]

* GRANT GREEN SEXTET / IDLE MOMENTS

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grant green(g), joe henderson(ts), bobby hutcherson(vib),
duke pearson(p), bob cranshaw(b), al harewood(ds)
1963/Blue Note/

Side A
1 Idle Moments
2 Nomad
Side B
1 Jean De Fleur
2 Django

ブルーノートにギタリストの作品は少ないです。
そんな中で看板ギタリストと言えるのがケニー・バレルとここのグラント・グリーンです。
ソウル&ブルージー満点なギター・プレイは他のギタリストとは一線を画します。
ギタリストの系図はチャーリー・クリスチャンから始まったのは疑いありません。
ジャズ・ギタリスト界に燦然と輝くウェス・モンゴメリーの影響はもうどうしょうもないです。
大雑把ですが、あとはジム・ホール系とグラント・グリーン系になるんじゃないかな。

グラント・グリーンの代表作は何か?
ハービー・ハンコック(p)と組んだ「Feelin' The Spirit」(BN4132)と今作(BN4154)になると思います。
今作の目玉は新主流派のジョー・ヘンダーソン(ts)とボビー・ハッチャーソン(vib)の参加にあります。
表題曲の「Idle Moments」におけるゆったりとして気だるい感じが何とも居心地がいいんです。
ハッチャーソンはこういう感じの曲を弾かせると抜群の感覚を見せてくれます。
グリーンがちょっと違うモダンな感覚を聴かせるB面の2曲も聴きどころになります。
知名度ではちょっと隠れた感じがするけどここでのデューク・ピアソン(p)がまた素晴らしいです。

(中間系)

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ANDREA MOTIS / DO OUTRO LADO DO AZUL [Jazz Vocal]

* ANDREA MOTIS / DO OUTRO LADO DO AZUL

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andrea motis(vo,tp,ss),
josep traver(g), ignasi terraza(p), joan chamorro(b), esteve pi(ds),
sergio krakowsky(pandeiro,vo), fernando del papa(cavaquinho,vo)
gabriel amargant(cl,ts), etc
2019/Verve/

1 Antonico (I.Silva)
2 Sombra De La (S.Krakowski/A.Motis)
3 Brisa (S.Krakowski/A.Motis)
4 Sense Pressa (A.Motis)
5 Mediterranco (J.M.Serrat)
6 Filho De Oxum (R.Ferreira)
7 Pra Que Discutir ComMadame (H.Barbosa/J.D.Almeida)
8 Danca Da Solidao (P.D.Viola)
9 Saudades Da Guanabara (A.Blanc/P.C.Pinheiro)
10 Choro De Baile (S.Krakowski)
11 Record De Nit (A.Motis/J.M.Aquque)
12 Samba De Um Minuto (R.Maranhao,R.Sa)
13 Baiao De Quatro Toques (L.Tatit,Z.M.Wisnik)
14 Jo Vinc (I.Terraza/A.Motis)

スペイン出身のアンドリア・モティス(vo,tp)には注目しています。
前作の「ANDREA MOTIS / EMOTIONAL DANCE」(2017)はお気に入りでした。
実際、スペインでも大人気のようでライブはどこも大盛況のようです。
最大の魅力は若くて初々しい歌声でしょうね。
音楽が大好きで歌ったり演奏したりすることが楽しくてしょうがないという思いが伝わってきます。
まだまだ線は細いけどトランペットの腕前も年々上がってくるのは間違いありません。

全14曲(内1曲はボーナス・トラック)は自作の4曲とその他10曲の構成です。
今作は全てラテン・リズムに挑戦したものになっています。
パンデイロやカヴァキーニョといったラテン楽器が入っているのが特徴です。
ひと味違う本格的なサンバのリズムが楽しめると思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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LEE MORGAN SEXTET / LEE MORGAN VOL.3 [Jazz Trumpet]

* LEE MORGAN SEXTET / LEE MORGAN VOL.3

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lee morgan(tp), gigi gryce(as,fl), benny golson(ts),
wynton kelly(p), paul chambers(b), charlie parsip(ds)
1957/Blue Note/

Side A
1 Domingo
2 Hasaan's
Side B
1 I Remember Clifford
2 Mesabi Chant
3 Tip-Toeing

私がブルーノート盤を聴き始めて一番欲しかったのはリー・モーガン(tp)の今作「Vol.3」でした。
リー・モーガンには1500番台に5枚の作品があります。
ブルーノート盤は輸入盤に日本語解説を付けて販売していた時期がありました。
でもそれは新譜だけでさすがに1500番台になると入手困難でした。
ないとなればどうしても欲しくなるのが悪いクセで「どうにかならないものか」とずっと思っていました。
事実、米軍キャンプ近くの質屋探しもしたことがありますよ。
でもどうにもならなくて結局は日本の会社が版権を得るまで待たねばなりませんでした。
最初はキングだったかな?
待望の1500番台のレコードが発売された時は本当に嬉しかったのをよく覚えています。

ここでの目玉は当然ながらベニー・ゴルソン(ts)が故クリフォード・ブラウン(tp)に捧げた名曲にあります。
「I Remember Clifford」・・・若き天才トランぺッターのリー・モーガンが渾身のプレイを聴かせています。
だからかな、モーガンのBN盤では最も入手が難しかったレコードです。
この曲は今でも演奏されることが多いけどこのセッションを超える演奏はないような気がする。
ここにはモーガンとゴルソンに才人ジジ・グライス(as,fl)がフロント3管に参加しています。
加えてウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、チャーリー・パーシップ(ds)のリズム・セクションです。
ちなみにジジ・グライスもウィントン・ケリーもBNにリーダー正規盤がないので初期の貴重な音源になりますね。

(中間系)

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BRYAN FERRY / AS TIME GOES BY [Jazz Vocal]

* BRYAN FERRY / AS TIME GOES BY

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bryan ferry(vo),
jim tomlinson(as), alan barnes(ts), colin good(p), etc
1999/Virgin Schallplatten GMBH/

1 As Time Goes By
2 The Way You Look Tonight
3 Easy Living
4 I'm In The Mood For Love
5 Where Or When
6 When Somebody Think...
7 Sweet And lovelyn
8 Miss Otis Regrets
9 Time On My Hands
10 Lover Come Back To Me
11 Falling In Love Again
12 Love Me Or Leave Me
13 You Do Something To Me
14 Just One Of Those Things
15 September Song

歌手にとってある程度の年齢になるとスタンダードを歌いたくなるのは事実のようですね。
自分の実力と表現力を試したくなる・・・「俺、あるいは私が歌うとどうなるのか?」ってね。
結果、色んなジャンルの歌手がスタンダードに挑戦してきます。
ロック・ミュージシャンが歌うスタンダード作品は誰が火を付けたのかな?
最初はやっぱりエルビス・プレスリーだと思うけど、近年ではロッド・スチュワートになるかな。

今作もまた曲目から歌手や演奏を探すシリーズから見つけました。
今度の曲は「Time On My Hands」からでした。
イギリスのロック・バンド、「ロキシー・ミュージック」のヴォーカリスト、ブライアン・フェリーの作品です。
聴いてみたらこれが意外に良かったんですよ。
テーマは表題曲の「As Time Goes By」(邦題:時の過ぎゆくままに」そのままです。
ジャケットから曲のアレンジから、雰囲気は40年代そのものでノスタルジックな雰囲気が最高でした。
狙いの「Time On My Hands」はもちろんのこと、「You Do Something To Me」の表情が良かった。
大好きなコール・ポーターの名曲「Just One Those Things」も何とも言えない魅力がありました。

今までロック・ミュージシャンのヴォーカルはどうしても色気が勝るのでイマイチと思っていました。
でも予想よりずっと良かったので認識を新たにしました・・・やっぱり食わず嫌いはいけませんね。
そんなことからロッド・スチュワートもパスしていたけど聴いてみようかという気になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS / MOANIN' [Jazz Drums]

* ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS / MOANIN'

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lee morgan(tp), benny golson(ts),
bobby timmons(p), jymie merritt(b), art blakey(ds)
1958/Blue Note/

Side A
1 Moanin'
2 Are You Real
3 Slong Came Betty
Side B
1 The Drum Thunder Suite
2 Blues March
3 Come Rain Or Come Shine

今作は「アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」と冠したブルー・ノートでの最初のアルバムです。
1年半ほど続いたホレス・シルバー(p)とのジャズ・メッセンジャーズは56年にシルバー独立と共に終わります。
シルバーがメンバー全員を引き抜いたのでブレイキーには「ジャズ・メッセンジャーズ」の名前だけが残りました。
「コノヤロー!!」と思ったかもしれないけど両雄並び立たずはこの世の常です。
その後しばらくは、メンバーに恵まれずに低迷しますが、今作が出た58年に第一期黄金時代がやってきます。
ベニー・ゴルソン(ts)を音楽監督に迎えて、抜群の人気を誇るリー・モーガン(tp)とボビー・ティモンズ(p)が入団しました。
表題曲の「Moanin'」はティモンズの作品、「Blues March」はゴルソンの作曲で共に大人気の曲になりました。
ファンキー・ジャズの大ヒット、日本での一大モダン・ジャズ・ブームを巻き起こしたのがまさしくこのアルバムです。
この頃ダンモ(ミュージシャンの隠語でモダン・ジャズを指す)、日本ではモダン・ジャズが一般的に聴かれていました。
特に若者に人気があった日活のアクション映画ではバック・ミュージックに必ずと言っていいほどジャズが流れていた。
故石原裕次郎氏がジャズ・ドラマーを演じた「嵐を呼ぶ男」はそんなモダン・ジャズが最先端だった時に作られた映画です。

ジャズ・メッセンジャーズの第二期黄金時代はウエイン・ショーター(ts)を音楽監督に迎えた61年にやってきます。
当時の新進気鋭なショーター、フレディー・ハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)による 3管編成コンボで人気を博しました。
その後フリー・ジャズとフュージョンのブームで長い間低迷しますが80年代に入り不死鳥の如く復活します。
当時の気鋭の若手ミュージシャン、ウィントン・マルサリス(tp)、ブランフォード・マルサリス(ts)兄弟をはじめとして、テレンス・ブランチャード(tp)、ドナルド・ハリソン(as)、マルグリュー・ミラー(p)等の起用で、これが第三期黄金時代です。

ジャズ・メッセンジャーズの歴史もモダン・ジャズの歴史そのもので、山あり谷あり、在籍したメンバーは数多いです。
特に若手ミュージシャンの登竜門として重要な位置を占めていて、ここに在団したかどうかがステイタスになっている。
アート・ブレイキーのドラマーとしての実力もさることながら、コンポーザーとしての手腕も記憶に残さねばならない。
「ジャズ・メッセンジャーズ」は永遠に不滅です。

(中間系)

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NAT KING COLE / JUST ONE OF THOSE THINGS (AND MORE) [Jazz Vocal]

* NAT KING COLE / JUST ONE OF THOSE THINGS (AND MORE)

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nat king cole(vo),
billy may orchestra
1987/Capitol/

1 When Your Lover Has Gone
2 A Cottage For Sale
3 Who's Sorry Now
4 Once In A While
5 These Foolish Things Remind Me Of You
6 Just For The Fun Of It
7 Don't Get Around Much Anyone
8 I Understand
9 Just One Of Those Thimgs
10 The Song Is Ended
11 I Should Care
12 The Party's Over
13 Day In - Day Out
14 I'm Gonna Sit Right Down
15 Something Makes Me Want To Dance With You

コロナの外出自粛の影響で昔に先祖帰りしてました。
特に1940~50年代のビック・バンド・ジャズを聴けたのは良かったです。
今ではほとんど聴くことがなかった古くて良い曲にまた出会えたから。
「Time On My Hands」、「Once In A While」、「There's A Smoll Hotel」など。
曲目から歌手や演奏者を探す楽しみが増えました。
先週のダイアナ・ロスは「There's A Smoll Hotel」で見つけた。
キング・コールの今作は「Once In A While」からたどり着きました。

ナット・キング・コール(vo)は男女を問わず現代のジャズ・ヴォーカリストのバイブルになっています。
歌っている曲も数多いのでその影響力は大きい、男性ではフランク・シナトラ(vo)と双璧でしょうね。
キング・コールはヒット曲が多いのでどちらかというとポピュラー側に日が当たっている気がします。
今作が興味深いのはジャズ・ヴォーカリストとしてのキングコールに焦点があることです
ビリー・メイ・オーケストラをバックに本格的にジャズに向き合いその実力を十分に発揮しています。
「Once In A While」、「Who's Sorry Now」、「Just One Those Things」、「I Should Care」が良かった。
実に豪華な仕上がり、まろやかで包まれるような歌声と軽快なスイング感が何とも心地良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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HORACE SILVER QUINTET & TRIO / BLOWIN' THE BLUES AWAY [Jazz Piano]

* HORACE SILVER QUINTET & TRIO / BLOWIN' THE BLUES AWAY

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blue mitchell(tp), junior cook(ts).
horace silver(p), gene taylor(b), louis hayes(ds)
1959/Blue Note/

Side A
1 Blowin' The Blues Away
2 The ST.Vitus Dance
3 Break City
4 Peace
Side B
1 Sister Sadie
2 The Baghdad Blues
3 Melancholy Mood

ホレス・シルバーがブルー・ノート・レーベルの看板ピアニストだったことは疑いありません。
シルバーにはブルーノートに20枚ほどの正規盤があって発掘盤を含めると30枚を軽く超えています。
ところでブルーノートの正規盤(1500番台と4000番台)では誰が一番多いと思いますか?
オルガンのジミー・スミスが30枚近くあるのでトップです
ジミー・スミスはVerveに移ってからも人気が高かったのでお蔵入りになっていた作品が次々に発売されました。
次いでアート・ブレイキー(ds)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルバー(p)、グラント・グリーン(g)、ハンク・モブレイ(ts)、ジャッキー・マクリーン(as)、スタンリー・タレンティン(ts)、リー・モーガン(tp)などが続きます。

シルバーは1年半続いたアート・ブレイキーとの「ジャズ・メッセンジャーズ」から独立しました。
シルバーにとってもブレイキーにとってもその後の3年程は雌伏の期間になりました。
メンバーが中々定まらなかったのがその原因だと思います。
新生ホレス・シルバー・クインテットとしてのデビューは前作の「Finger Poppin'」(1959/Bluenote)です。
今作はその2枚目なのでレギュラー・メンバーとしてのまとまりも出てイケイケ感も強くなっています。
いかにもファンキーなシルバーらしい雰囲気を持つイラスト・ジャケットと共に印象深いアルバムでした。
ブルー・ミッチェル(tp)&ジュニア・クック(ts)のフロント、シルバー(p)、ジーン・テイラー(b)、ルイス・ヘイス(ds)のリズムです。
メンバーはやや小粒ですが、そのサウンドはシルバーそのもので中々個性的です。
良くも悪くもシルバーのワンマン・コンボで、終始一貫ファンキー・スタイルでやり通しました。
今作にはご機嫌な「Sister Sadie」や今でも演奏されることが多いバラードの「Peace」が収録されています。

ホレス・シルバーはシルバー節と呼ばれ、ファンキー・ピアノの代名詞になっています。
作曲能力にも優れていて、ヒット曲も数多いです。
ジャズには緊張感が必要だという意見も多いですが、私は気楽に聴けるジャズも結構好きです。

(中間系)

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