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ANDREA MOTIS & JOAN CHAMORRO QUINTET / LIVE AT JAMBOREE [Jazz Vocal]

* ANDREA MOTIS & JOAN CHAMORRO QUINTET / LIVE AT JAMBOREE
featuring Scott Hamilton

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andrea motis(vo,tp,as), joan chamorro(b),
josep traver(g), ignasi terraza(p), esteve pi(ds),
scott hamilton(ts)
2013/Swit Records/

1 Exactly Like You (McHugh/Fields)
2 Meditacao (Jobim/Mendonca)
3 I Fall In Love Too Easily (Cahn/Styne)
4 Sun Showers (Freed/Brown)
5 Someday My Prince Will Come (Churchill/Morey)
6 Moody's Mood For Love (Fields/jefferson/McHugh)
7 Chega De Saudade (Jobim/Demoraes)
8 Summertime (Gershwin/Heyward)
9 Lullaby Of Birdland (Shearing/Weiss)
10 Corcovado (Jobim)
11 All Too Soon (Ellington/Sigman)
12 My Baby Just Cares For Me (Donaldson/Kahn)

スペイン出身のアンドリア・モティス(vo,tp)を聴くのは3枚目になります。
この時モティスは17歳で師匠のジョアン・チャモロ(b)との双頭名義になっています。
ゲストにスコット・ハミルトン(ts)を迎えたとなれば安心感、安定感は万全です。

全12曲はスタンダード9曲にジョビンのボサノバ3曲のバランスの良い構成です。
CDプラスDVDというのも嬉しかった、DVDにも全曲入っていました。
ここではDVDの方が断然良かったと思います。
なぜならモティスを見守るベテラン勢の穏やかで優し気な表情が良かったからです。
当然ですね、モティスは若くて初々しくて、とても可愛いです。
一生懸命に歌い演奏している姿を見れば誰でもが応援したくなるでしょうね。
モティスの歌ったり演奏するのが大好きで楽しくてしょうがない気持が伝わってきます。
楽器については危うくてまだまだこれからだけど歌えることが大きいと思っています。
歌の表情や雰囲気はとてもいいです。
トランペットだけでなく(11)で披露しているアルト・サックスも歌うように吹いている。
つたないけれどつい「頑張れ、頑張れ」と応援してしまう。
メンバーがまたスペインを代表する名手の集まりで落ち着いた大人の雰囲気を持っています。
特に天才肌のイグナシ・テレーザ(p)とスイング感抜群のジョセフ・トラバー(g)に注目しました。
貫禄十分のハミルトンのテナー・プレイも堪能出来ました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ANTHONY WILLIAMS QUINTET & QUARTET & SOLO / SPRING [Jazz Drums]

* ANTHONY WILLIAMS QUINTET & QUARTET & SOLO / SPRING

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sam rivers(ts), wayne shorter(ts)(B/1 out),
herbie hancock(p)(A/1 out), gary peacock(b), tony williams(ds)(A/2 solo)
1964/Blue Note/

Side A
1 Extras
2 Echo
3 From Before
Side B
1 Love Song
2 Tee

モダン・ドラム奏法の開祖はケニー・クラークと言われています。
次に重要なのがマックス・ローチとアート・ブレイキーでフィリー・ジョー・ジョーンズ、ロイ・ヘインズも素晴らしい。
現代のジャズ・ドラマーに最も影響を与えているのはここのトニー・ウィリアムスとエルヴィン・ジョーンズだと思います。
ドラマーも多士済々で名前を上げればキリがありません。
あとビリー・ヒギンズとエド・シグペン、ジャック・デジョネットとスティーヴ・ガッドを上げておきます。

今作はトニー・ウィリアムスの2枚目のアルバムです。
弱冠18歳のデビュー作の1枚目↓とどちらを選ぶか?迷いました。

* ANTHONY WILLIAMS / LIFE TIME (1964/BN4180)
anthony williams(ds),
sam rivers(ts), herbie hancock(p), bobby hutcherson(vib),
richard davis(b), gary peacock(b), ron carter(b)

1枚目よりも2枚目の方が好きなことが出来たのではないかと思いました。
ベーシストをゲイリー・ピーコックに固定してサム・リバースとウエイン・ショーターの2テナー・サックスを配置する。
さらにA/2ではドラム・ソロまで収録している。
こちらは19歳のトニー・ウィリアムスですが5曲は全て自身のオリジナルです、これは1枚目も同じでした。
フリー・トーンを含む2テナーの競演はA/1、A/3、B/2の3曲で聴けました。
聴きどころはA/1のピアノレスのフリー系2テナー・バトルとB/1におけるハンコックの強烈なピアノになります。
存在感十分のピーコックのベースと創造力に溢れたウィリアムスのドラミングがこの緊張感を生みました。
もちろんあちこちでウィリアムスの師匠格であるリバースの影響力を感じることが出来ます。

(まじめ系)

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JO STAFFORD / YOU BELONG TO ME [Jazz Vocal]

* JO STAFFORD / YOU BELONG TO ME

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jo stafford(vo), etc
1942-1952/Sanctuary/

Disk 1
1 Blues In The Night
2 How Aweet You Are
3 I Remember You
4 Tumbling Tumbleweeds
5 On The Sunny Side Of The Street
6 Let's Take The Long Way Home
7 The Boy Next Door
8 Over The Rainbow
9 Georgia On My Mind
10 Walkin' My Baby Back Home
11 September Song
12 Almost Like Being In Love
13 Smoke Dream
14 The Stanley Steamer
15 The Gentleman Is A Dope
16 Autumn In New York
17 He's Gone Away
18 The Best Things In Life Are Free s
19 Roses Of Picardy
20 In The Still Of The Night
21 Haunted Heart
22 Smoke Gets In Your Eyes
23 Make Believe
24 If I Loved You
25 Say Something Sweet To Your Sweetheart
26 Red River Valley

Disk 2
1 My Darling, My Darling
2 Always True To You In My Fashion
3 Some Enchated Evening
4 Whispering Hope
5 Ragtime Cowboy Joe
6 Scarlet Ribbons
7 Play A Simple Melody
8 Pagan Love Song
9 Sometime
10 No Other Love
11 The Old Rugged Cross
12 Goodnight, Irene
13 Autumn Leaves
14 La Vie En Rose
15 If
16 The Tennessee Waltz
17 If You've Got The Money, I've Got The Time
18 Teardrops From My Eyes
19 Shrimp Boats
20 Till We Meet Again
21 The Hawaiian War Chant
22 Allentown Jail
23 Hey, Good Lookin'!
24 There's A Smoll Hotel
25 Hambone
26 You Belong To Me
27 Jambalaya, On The Bayou
28 Keep It A Secret

先日、パイド・パイパースで名前が出たジョー・スタッフォード(vo)の作品です。
聴きたかったのは大ヒットを記録した「You Belong To Me」でした。
でも何を買ったら良いか迷いましたよ。
各種ベスト盤やアルバム何枚分も入ったCDが数多く出ているからです。
問題は何の曲が入っているのか分からないことです。
曲目で選ぶ私としてはそこが一番知りたいのに出てなかった。
もう少し親切だといいけれど・・・。
で、今回は聴きたい曲がジャケットにあるなら間違いないと選びました。
全54曲は2CDでオリジナル・モノラル・レコーディングです。
ジャズのスタンダード、カントリー&ウェスタン、ハワイアンなど全てが網羅されています。
当時のポピュラー歌手は幅広く何でも歌っていたということですね。
お気に入りの曲では「There's A Smoll Hotel」」が入っていました。

他にもパティ・ペイジやペギー・リー、コニー・フランシスやジュリー・ロンドンなどにも興味あります。
いずれも今まで軽く聴き流していた歌手ばかりです。
コロナの外出自粛以降古い良い曲探しの旅に出られたのは良かったです。
ドリス・デイはアルバム22枚分でCD10枚組を持ってるけどこれはこれで多過ぎて困っています。

(くつろぎ系)

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ANDREW HILL QUARTET & TRIO / BLACK FIRE [Jazz Piano]

* ANDREW HILL QUARTET & TRIO / BLACK FIRE

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andrew hill(p), richard davis(b), roy haynes(ds)(B/3 out),
joe henderson(ts) (A/1,3 B/1,3,4)
1964/Blue Note/

Side A
1 Pumpkin
2 Subterfuge
3 Black fire
Side B
1 Canternos
2 Tired Trade
3 McNeil Island
4 Land Of Nod

アンドリュー・ヒルもブルーノートが生んだ鬼才として忘れられないピアニストです。
どうなんだろう?・・・才能に比して評価が低いのではと思うのは私だけなのかな。
セシル・テイラー(p)ほどクールになり切れなかったのがその原因かも知れない。
キャリアの割に寡作だったこともその理由の一つになります。
もしもブルーノートでなかったらもっと過激な方向に向かう可能性があったと思います。
売れっ子ジャズメンとの共演でややもすると中途半端になってしまった。
ヒルの最初の吹き込みはここでも共演しているジョー・ヘンダーソン(ts)のアルバムです。
*Joe Henderson Quintet / Our Thing (1963/BN4152)

今作はBNにおけるヒルの初リーダー・アルバムです。
ヒルは独特な感性の持ち主で先進の感覚と強力なタッチと絶妙なタイミングを持っていた。
ここでの演奏を聴いてみればその個性が一目瞭然です。
リチャード・ディヴィス(b)&ロイ・ヘインズ(ds)とのトリオは実に刺激的で魅力に溢れています。
当時強靭なベーシストとして頭角を現したディヴィスとは盟友関係にあって付き合いは長いです。

もう一枚なら* Andrew Hill Sextet / Point Of Departure (1964/BN4167)を上げておきます。
意外性がある組み合わせというか、異色作ならハンク・モブレイ(ts)の作品です。
* Hank Mobley Quintet / No Room For Squares (1963/BN4149)
今作はA面のピアニストはハービー・ハンコックでB面がアンドリュー・ヒルという大徳用盤です。

(まじめ系)

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JOHNNY MATHIS / WARM & SWING SOFTLY (2 in 1 CD) [Jazz Vocal]

* JOHNNY MATHIS / WARM & SWING SOFTLY (2 in 1 CD)

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johnny mathis(vo),
percy faith orchestra,
1957/1958/Columbia/

Warm
1 Warm
2 My One And Only Love
3 Baby, Baby, Baby
4 A Hundful Of Stars
5 By Myself
6 I've Grown Accustomed To Her Face
7 Then I'll Be Tired Of You
8 I'm Glad There Is You
9 What'll I Do
10 The Lovely Things You Do
11 There Gose My Heart
12 While We're Youg

Swing Softly
13 You Hit The Spot
14 It's De-Lovely
15 Get Me To The Church On Time
16 Like Someone In love
17 You'd Be So Nice To Come Home To
18 Love Walked In
19 This Heart Of Mine
20 To Be In Love
21 Sweet Lorraine
22 Can't Gat Out Of This Mood
23 I've Got The World On A String
24 Easy To Say

コロナの外出自粛以降古い良い曲探しの旅に出ていてポリュラー系の歌手もかなり聴きました。
ペリー・コモ、ビック・ダモン、フランキー・レイン、ボビー・ダーリン、マット・モンロー、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・ジュニア、アンディ・ウィリアムス、ジョニー・デスモンド、ガイ・ミッチェル等々。
彼らはポピュラー歌手として認知されていると思うけどもう一方でジャズ歌手としての側面も持っています。
スタンダードの多くがブロードウェイのミュージカルの楽曲なのでみんなが歌っています。
当時はダンス音楽のスイングはごく一般的に聴かれていたのでジャズもポピュラー音楽の一角でした。
ただ男性ジャズ・ヴォーカリストのルーツを探っていくとどうしてもシナトラとキング・コールが出てきます。
どこかで似たところが出てきてしまう・・・そう思いました・・・トニー・ベネットはちょっと違うけれど。

そんな中で特筆すべきは今作のジョニー・マティスです。
誰にも似ていないワン・アンド・オンリーの世界を持っていました。
聴いていて驚きました、歌はもう滅茶苦茶に上手くて安定感は抜群です。
低音から高音までスーッと伸びてくる艶のある歌声はまったくストレスを感じさせません。
特に軽くビブラートを効かせた柔らかで美しい歌声は実に個性的だと思いました。
最初にマティスに注目したのは好きな歌の「I'm Glad There Is You」を聴いてからです。
バース(前奏)から入るこの歌をこれほどまでに完璧に歌いこなす歌手に初めて出会いました。
このCDにも入っているけど「まぁ、素晴らしい~」のひと言です。
パーシー・フェイス楽団をバックに馴染みのあるスタンダードが数多く収録されています。
スイング感、ジャズ度は後半の方が高くリズム・ギターが効果的でアレンジもいいです。
純粋なジャズ・ヴォーカルとしてはいまひとつですが歌の上手さはもう折り紙付きです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN' [Jazz Organ]

* LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN'

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larry young(org), grant green(g), elvin jones(ds),
sam rivers(ts)
1964/Blue Note/

Side A
1 Tyrone
2 PlazaDe Toros
Side B
1 Paris Eyes
2 Back Up
3 Ritha

モダン・ジャズ・オルガンはジミー・スミスから始まりました。
スミスはジャズ・オルガンの革命児でブルーノート1500番台に13枚のアルバムがあります。
いかにブルーノート創設者のアルフレッド・ライオンがオルガン好きだったかが分かります。
BNのオルガン・ジャズはジミー・スミスからスタートしました。
続いてベイビー・フェイス・ウィレット~フレディ・ローチ~ジョン・パットンの順になります。

この後に現れたのが今作のラリー・ヤングになります。
それまでのオルガン奏者はどうしてもジミー・スミスの呪縛から逃れられなかった。
それだけスミスが偉大で圧倒していました。
ラリー・ヤングはそんなスミスを乗り越えようとした初めてのオルガン奏者です。
当時、何か新しいことをするプレイヤーに「~のコルトレーン」という冠が流行りました。
パット・マルティーノは「ギターのコルトレーン」、ラリー・ヤングは「オルガンのコルトレーン」と呼ばれた。

ラリー・ヤングを見出したのはここでも共演しているグラント・グリーン(g)です。
当時グリーンはヤングとエルヴィンとのオルガン入りギター・トリオを結成していました。
ちょっと考えられない意外性のある組み合わせです。
グラント・グリーン(g)、ラリー・ヤング(org)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)の並びは一種感動的でもあります。
ソウル&ブルージーが代名詞のギタリストが前へ前へと新しいものに挑戦していたわけです。
全5曲はヤング自身のオリジナル4曲と師匠格のグリーンが1曲の構成です。
聴いてもらえれば一目瞭然ですが当時の新感覚のオルガン・ジャズがどういうものかが分かります。
その上、共演のサックス奏者が先進のサム・リバーズ(ts)というんだから申し分ありません。
もちろんグリーンの挑戦的なギター・プレイも十分聴きどころになります。

(中間系)

ちなみに次作のウディ・ショウ(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)とのアルバムも評価が高いです。
* LARRY YOUNG QUARTET / UNITY (1965/BN4221)
woody ahaw(to), joe henderson(ts), larry young(org), elvin jones(ds)


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JOSHUA REDMAN QUARTET / ROUNDAGAIN [Jazz Tener Sax]

*JOSHUA REDMAN QUARTET / ROUNDAGAIN

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joshua redman(ts,ss),
brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)
2020/Nonesuch Records/

1 Undertow (J.Redman)
2 Moe Honk (B.Mehldau)
3 Silly Little Love Song (J.Redman)
4 Right Back Round Again (J.Redman)
5 Floppy Diss (C.Mcbride)
6 Father (B.Mehldau)
7 Your Part To Play (B.Blade)

ジョシュア・レッドマン(ts)を買うのも久し振り、調べたらなんと18年振りでした。
「え~、もうそんなになったのか」という思いがした・・・まったく月日の経つのは早いです。
レッドマンのデビューは1993年で24歳の時でした。
そのデビュー作にはこんな言葉が躍っていました。

今世紀最大で最後の逸材の華麗なるデビュー。
父デューイ・レッドマンの名を出すまでもなく、天賦の才の才能で数々の賞を獲得してきたジョシュア。
魅力的なサウンドで様々なストーリーを語る24歳の実力派テナー・サックス・プレイヤー、絶賛の中でデビュー。
(帯中よりの抜粋)

注目の新人ならやっぱり聴かなくちゃということで1枚目から3枚目までは続けて買いました。
前置きが長くなりましたが今作のメンバーはその3枚目のアルバムと同じです。
26年振りになりますね。

*JOSHUA REDMAN QUARTET / MOOD SWING (1994/Warner Bros)
joshua redman(ts), brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)

実はこの作品は私が一番好きな作品で聴いた回数も一番多いです。

レッドマンはフレーズを短く切って飛び跳ねる演奏が特徴ですが当時は物凄く新鮮に聴こえました。
この系統には弟子筋にあたるのかな、もう一人マーク・ターナー(ts)がいます。
全7曲はレッドマン3曲、メルドー2曲、マクブライド1曲、ブレイド1曲の構成で全てメンバーの自作です。
演奏自体はそれぞれが実力者揃いなので手慣れたものだと言えます。
リズムとコード進行はベースに任せてあとはソロイストに合わせていくスタイルです。
私的ベストは(1)「Undertow」で最も今っぽい感じで面白かったです。
安心感があったのは(2)「Moe Honk」で自在に変化するリズムが心地良かったです。
バラードの(3)「Silly Little Love Song」も聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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HERBIE HANCOCK QUINTET / MAIDEN VOYAGE [Jazz Piano]

*HERBIE HANCOCK QUINTET / MAIDEN VOYAGE

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freddie hubbard(tp), george coleman(ts),
herbie hancock(p), ron carter(b), anthony williams(ds)
1965/Blue Note/

Side A
1 Maiden Voyage
2 The Eyes Of The Hurricane
3 Little One
Side B
1 Survinal Of The Fittest
2 Dolphin Dance

ハービー・ハンコック(p)がブルーノートに残した名盤です。
この頃のハンコックは本当に輝いていた。
マイルス・ディヴィス・クインテットのピアニストとしてその才能を十分に開花させていました。
ゾクゾクするほどの切れ味と凄み・・・一音一音がギラギラと燃え滾っていた。
この頃世界のジャズ・ピアニスト達に最も影響を与えたのがハンコックだったと思います。
それにしてもハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)のトリオが素晴らしい。
いつ聴いても背筋に寒気を感じます。
モダン・ジャズ史上最高のリズムセクションだったと思っているので見出して育てたマイルスも凄いです。

ここはそのまんまの3人が参加していてフレディ・ハバード(tp)とジョージ・コールマン(ts)のフロント2管。
ハバードは当然だけどウェイン・ショーター(ts)ではなくてコールマンが起用されたのは何か理由があったと思う。
普通ならショーターだけどコールマンはショーターの一つ前のマイルス・コンボのテナー・マンだった。
でも結果的にはそれが功を奏したのかもしれない・・・コールマンのちょっと緩んだ感じが親近感を与えています。
ハンコックの「Maiden Voyage」と「Dolphin Dance」は大ヒット曲で、今でも演奏されることが多いです。
前述したけどここのピアノ・トリオによる演奏もバッキングも、何ともたまりませんよ。

(中間系)

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