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CHAMPIAN FULTON / CHAMPIAN SINGS AND SWINGS [Jazz Vocal]

* CHAMPIAN FULTON / CHAMPIAN SINGS AND SWINGS

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champian fulton(p,vo), hide tanaka(b), fukushi tainaka(ds),
stephen fulton(tp,flh)(2,3,6,9), eric alexander(ts)(2,3,7,10)
2012/Sharp Nine/

1 Tenderly (W.Gross/J.Lawlence)
2 You've Getting To Be A Habit (A.Dubin/H.Warren)
3 It's Alright With Me (C.Poter)
4 I'd Give A Dollar For A Dime (A.Razaf/E.Blake)
5 I Cover The Waterfront (E.Heyman/J.Green)
6 Samba De Orfeu (L.Bonfa)
7 It's Too Late (Baby, Too Late)(G.Brown/H.Johnson)
8 Foolin' Myself (J.Lawrence/J.young)
9 I'm Gonna Sit Right Down (F.E.Ahlert/J.Young)
10 The Shadow Of Your Smile (J.Mandel/P.F.Webster)
11 Celia (B.Powell)
12 Summer Time (G.&I.Gershwin)

シャンピアン・フルトン(p,vo)は初見です。
オクラホマ州ノーマン出身、1985年生まれとあるので収録時は27歳です。
今作はエリック・アレキサンダー(ts)に何かないか?と思って見つけました。
聴いた途端にイメージが狂いました。
なぜならジャケット写真からはもっとやわらかなサウンドを予想したからです。
ところが実に硬派でスイング感溢れる本格的な4ビート・ジャズなので驚きました。
その歌声とピアノには鋭角的なキレがあってグイと鋭く切れ込んでくる感じがしました。
トランぺッターのステフェン・フルトンとは父娘の共演ということになります。
エリックも本気ムードが漂っていて単なるゲスト出演とは違う感じがしました。
ちゃんとプロデューサーも付いているので選曲もよく考えられていると思います。
今作にはもっと他の作品を聴いてみたいと思わせる魅力がありました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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EARL KLUGH / LIVING INSIDE YOUR LOVE [Jazz Guitar]

* EARL KLUGH / LIVING INSIDE YOUR LOVE

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earl klugh(g),
dave grusin(rhodes,synth), jeff mironov(elg), will lee(elb),
steve gadd(ds), ralph macdonald(per), eddie daniels(ss,ts),
francisco centeno(elb), eddie gomez(b), harvey mason(per), etc
1976/Blue Note/

Side A
1 Captain Caribe
2 I Heard It Through The Grapevine
3 Felicia
Side B
1 Living Inside Your Love
2 Snother Time, Another Place
3 April Fools
4 Kiko

アール・クルーもまたフュージョン・シーンで一大センセーションを巻き起こしたギタリストです。
クルーの最大の魅力はアコースティック・ギターの響きになります。
クロスオーバー~フュージョン時代に突入してからほぼ8年が経ちました。
エレキ・ギターに聴き慣れた耳にはクルーのやわらかな音色はとても新鮮だったです。

今作はクルーの2枚目のアルバムで彼の代表作になっています。
表題曲の「Living Inside Your Love」(klugh&grusin)は大ヒットを記録しました。
グルーシンの「Captain Caribe」やマーヴィン・ゲイの「I Heard It Through The Grapevine」も聴きどころです。
やっぱりクルーの美しいメロディ・ラインはフュージョン・シーンによく似合います。
クルーにはジャズ路線の作品もあるけれど、私は正直「イマイチかな」と思っていました。

(くつろぎ系)

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JANE BUNNETT & HILARIO DURAN / CUBAN RHAPSODY [Jazz Duo]

* JANE BUNNETT & HILARIO DURAN / CUBAN RHAPSODY

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jane bunnett(fl,ss), hilario duran(p)
2011/ALMA Records/

1 Lagrimas Negras
2 Son De La Loma
3 Longina
4 Quirino Con Su Tres
5 Contradanzas
1)La Tedezco
2)El Panuelo De Repa
3)Los Tres Golpes
4)Tarde En La Habana
6 Maria La O
7 Almendra
8 New Danzon
9 Sherezada
10 Danza Lucumi



* JANE BUNNETT & MAQUEQUE / ON FIRM GROUND / TIERRA FIRME (2019/Linus)
のアフロ・キューバン・サウンズを聴いて以来、カナダのジェーン・バネット(fl,ss)は気になるプレイヤーでした。
その彼女がキューバ出身の重鎮ピアニスト、ヒラリオ・デュランとの共演盤ということで手が伸びました。
多分、キューバ音楽のデュオ作品は初めてだと思います。
キューバのピアニストならゴンザロ・ルバルカバは大好きだったし、チューチョ・バルデスもよく聞きました。

メドレーを含む全10曲はキューバの良く知られた楽曲を二人がしっとりと演奏するという嗜好です。
実に落ち着いていて大人のキューバン・ミュージックを聴かせてくれています。
クラシックに相通じるところもあって静かでロマンティックな雰囲気を味わうことが出来ました。
ただリズム楽器が入っていないので好みが分かれるとは思います。

(くつろぎ系)

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FUSE / FUSE ONE [Jazz Group]

* FUSE / FUSE ONE

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john mclaughlin(g), stanley clarke(b),
larry coryell(g)(A/2,B/3), joe farrell(ts,fl,ss), ronnie foster(p),
paulinho da costa(per), jeremy wall(synth),
ndugu leon chancler(ds), lenny white(ds)(A/2,B2), tony williams(ds)(B/1),
vic feldman(p), will lee(b), don grusin(p), .etc

Side A
1 Grand Prix
2 Waterside
3 Sunshine Lady
4 To Whom All Things Concern
Side B
1 Double Steal
2 Friendship
3 Taxi Blues

今作は「FUSE ONE」と銘打っているけどグループとしての「FUSE」は存在したのかどうか。
当時の日本はバブルの絶頂期でありアルバム制作について資金提供があったと聞いていた。
その意向を受けてCTIのクリード・テイラーがプロデューサーとして好き勝手に作った作品と言えます。
最初に決まっていたのはジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)だけだったそうです。
あとの人選はテイラーがやりたいようにやった感じがする。
特にドラマーにダグ・チャンクラーにレニー・ホワイト、トニー・ウィリアムスってあまりに贅沢が過ぎる。
ギターもジョン・マクラフリンにラリー・コリエル、ピアノはロニー・フォスターにドン・グルーシンだからね。
ここではジョーファレルの起用が面白かった、特にオリエンタルな雰囲気を持つフルートは独特の味があります。
全曲オリジナルで通して完成度は高い・・・このメンバーなので当然と言えば当然ですね。

(くつろぎ系)

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SARAH McKENZIE / PARIS IN THE RAIN [Jazz Vocal]

* SARAH McKENZIE / PARIS IN THE RAIN

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sarah mckenzie(vo,p,arr),
reuben rogers(b), gregory hutchinson(ds), mark whitfield(g),
dominick farinacci(tp)(1,5,11,13), scott robinson(as)(1,5,13),
ralph moore(ts)(1,3,5,12,13), jamie baum(fl)(1,5,7,11),
romero lubambo(g)(7,9), warren wolf(vib)(1,2,5,6,10,11)
2017/Impulse/

1 Tea For Two (Youmans/Caesar)
2 Paris In The Rain (S.Mckenzie)
3 One Jealous Moon (S.Mckenzie)
4 Little Girl Blue (Rodgers/Hart)
5 I'm Old Fashioned (Kern/Mercer)
6 When In Rome (Coleman/Leigh)
7 Triste (Jobim)
8 Embraceable You (Gershwin)
9 In The Name Of Love (Rankin/Estelle)
10 Don't Be A Fool (S.Mckenzie)
11 Onwards And Upwards ! (S.Mckenzie)
12 Day In Day Out (Bloom/Mercer)
13 Road Chops (S.Mckenzie)

サラ・マッケンジー(vo,p)の今作は発売時に気になったけどそのまま忘れていました。
サラはオーストラリアのメルボルン出身でアメリカのバークリーに通ったとあります。
現在はフランスのパリを中心に活躍中です。
ヴォーカル&ピアノの二刀流でダイアナ・クラールとイリアーヌの中間をイメージしました。

今作はドミニク・ファリナッチ(tp)に何かないか?と探していた時に引っかかりました。
ジャズの名門レーベルのインパルスからのリリースということで共演者の豪華さには驚くばかりです。
サラのピアノとリューベン・ロジャーズ(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)のトリオを中心にマーク・ホイットフィールド(g)、ドミニク・ファリナッチ(tp)、ラルフ・ムーア(ts)、スコット・ロビンソン(as)、ウォレン・ウルフ(vib)、ロメロ・ルバンボ(g)、ジャミー・バウム(fl)などのシブい名前が見えます。
全13曲は自身のオリジナル5曲とスタンダード8曲とバランスの良い構成です。
作曲能力にも秀でていて表題曲の(2)「Paris In The Rain」を初め聴きどころになっています。
スタンダードの選曲も見事でサラの音楽性の全てを表していると思います。
マーク・ホイットフィールドのギター1本で歌うバラードの(8)「Embraceable You」が素晴らしい。
(4)「Little Girl Blues」、(6)「When In Rome」、(9)「In The Name Of Love」、(12)「Day In Day Out」などが選曲されたのは嬉しかったです。
今作はサラの代表作になるのは間違いなく、今後これだけの作品はむずかしいかも知れません。
なおプロデュースは「Brian Bacchus & Jay Newland」の2人です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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LEE RITENOUR & GENTLE THOUGHTS / FRIENDSHIP [Jazz Guitar]

* LEE RITENOUR & GENTLE THOUGHTS / FRIENDSHIP

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lee ritenour(elg.g),
dave grusin(elp.p), don grusin(elp), ernie watts(ts ss),
abe laboriel(elb), steve gadd(ds), steve forman(per)

Side A
1 Sea Dance
2 Crystal Morning
3 Samurai Night Fever
Side B
1 Life Is The Song We Sing
2 Woody Creek
3 It's A Natural Thing

リー・リトナー(g)&ジェントルソウツもまたフュージョン・シーンの人気グループでした。
実に洗練されたサウンドを持つグループで今聴いてもそれほど古さを感じさせません。
リトナーの名前を冠していますが作曲、アレンジ面でのデイヴ・グルーシンの影響力が大きいです。
ここではドラマーが前作のハービー・メイソンからスティーヴ・ガッドに変わっています。
ガッドは流石のドラミングを聴かせてくれています。
アーニー・ワッツ(ts)とエイブラハム・ラボリエル(elb)もフュージョン・シーンで名を成したプレイヤーです。
ちなみに今作はダイレクトカッティングの一発録りなのにこれほどの完成度は驚異的です。

(くつろぎ系)

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ROD STEWART / STARDUST THE GREAT AMERICAN SONGBOOK Vol.3 [Jazz Vocal]

* ROD STEWART / STARDUST THE GREAT AMERICAN SONGBOOK Vol.3

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rod stewart(vo),
kenny ascher8p), bob cranshaw(b), allan schwartzberg(ds),
duet : betty midler(vo)(6), dolly parton(vo)(12),
warren vache(tp)(1,9), dave koz(ts)(2,8), joe sample(p)(3),
eric clapton(g)(3), stevie wonder(hca)(4), david finck(b)(6),
dave grusin(p)(7), alan pasqua(p)(11),arturo sandoval(tp)(11), etc
2004/J Records/

1 Embraceable You
2 For Sentimental Reasons
3 Blue Moon
4 What A Wonderful World
5 Stardust
6 Manhattan Duet:Betty Midler
7 'S Wonderful
8 Isn't It Romantic
9 I Can't Get Started
10 But Not For Me
11 A Kiss To Build A Dream On
12 Baby, It's Cold Outside Duet:Dolly Parton
13 Night And Day
14 A Nightingale Sang In Berkeley Square

ロッド・スチュワート(vo)の「グレート・アメリカン・ソングブック」の3枚目のアルバムです。
このシリーズは全部で5枚出てますが多分ここいら辺までは歌いたい曲を歌っていたと思います。
(2)「For Sentimental Reasons」は彼のルーツであるサム・クック(vo)の大ヒット曲です。
その他「Isn’t It Romantic」、「I Can Get Started」、「But Not For Me」、「A Kiss To Build A Dream On」、「Baby, It’s Cold Outside」などのシブい曲が並んでいます。
よく知られた有名曲よりも、ほんのちょっと外れたところにある歌がいいかなと思っています。

(くつろぎ系)

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DAVID SANBORN / HEART TO HEART [Jazz Alto Sax]

* DAVID SANBORN / HEART TO HEART

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david sanborn(as),
don grolnick(p), herb bushler(b), steve gadd(ds),
david spinozza(g), hugh mccracken(g), mike mainieri(vib),
richard tee(p,org), anthony jackson(b),
gil evans(arr), arthor blythe(ss,as), george adams(ts,fl),
lou soloff(tp), jon faddis(tp), etc

Side A
1 Solo
2 Short Visit
3 Theme From "Love Is Not Enough"
Side B
1 Lotus Blossom
2 Heba
3 Sunrise Gospel
4 Anywhere I Wander

デヴィッド・サンボーン(as)はフュージョン・シーンにおいて絶大な人気を誇りました。
サンボーン独特の「泣きアルト」は衝撃的だったです。
「え~、何だこの吹き方は、ちょっと気持悪いかも」の評価も多かったと思います。
当然ですね、今までそんな吹き方をするアルト・サックス奏者はいなかったわけだから。
今では当たり前のように誰でもが吹いてます。
モダン・ジャズのアルト・サックス奏者の系図を振り返ってみると。
ジョニー・ホッジス、ベニー・カーター~チャーリー・パーカー、リー・コニッツが四天王になるかな。
次にジャッキー・マクリーン、キャンボール・アダレイ、フィル・ウッズ、アート・ペッパー、ポール・デスモンド等が続く。
何でこんなことを書いたかというとサンボーンのルーツは誰だろうか?と気になりました。
一番近いのはキャノンボール・アダレイでしょうね・・・中でも「Mercy,Marcy,Marcy」(1966)に注目しました。
ソウル&ファンキーでノリの良さを考えるとそうなると思います。
その他のアルト奏者ではレイ・チャールス・バンドで活躍したR&B系のハンク・クロフォードが近いかも知れません。

サンボーンもまたエリック・ゲイル(g)同様にゲストに呼ばれることが多くて多忙を極めていました。
そんなことからこの頃は人気の割に自身のリーダー・アルバムが少ないです。
今作は貴重な一枚になりますね。
ドン・グロルニック(p)、ハーブ・バシュラー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のトリオを中心にデヴィッド・スピノザ(g)、ヒュー・マクラッケン(g)、マイク・マイニエリ(vib)、リチャード・ティー(p,org)、アンソニー・ジャクソン(b)、ギル・エヴァンス(arr)等々。
共演者も当時のフュージョン・シーンの人気者を集めていて一聴の価値があります。

(くつろぎ系)

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