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PATRICK BIANCO QUINTET / REMEMBERING GEORGE ROBERT [Jazz Alto Sax]

* PATRICK BIANCO QUINTET / REMEMBERING GEORGE ROBERT

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patrick bianco(as), jim rotondi(tp),
dado moroni(p), stephan kurmann(b), bernd reiter(ds)
2021/Fresh Sound/

1 Chapeau M.Dubois (G.Robert)
2 Cape Verde (G.Robert)
3 Cancun (G.Robert)
4 Joan (G.Robert)
5 Softly (G.Robert)
6 Cannonization (G.Robert)
7 First Smile / My Romance (D.Moroni/R.Rodgers)
8 Samba De Colores (P.Bianco)

アルト・サックスのパトリック・ビアンコは初見、スイス出身、今作はスペイン盤です。
手が伸びたのはジャケットにジョージ・ロバート(as)の名前が見えたからです。
ジョージ・ロバートはスイス生まれでフランス語読みではジョルジュ・ロベールになるそうです
ジョージ・ロバートはフィル・ウッズ(as)と師弟関係にある主流派のアルト奏者でした。
1990年代にはジャズ仲間とよく話題になっていたのを思い出しました。
そのロバートが2016年に55歳の若さで亡くなっていたとは知りませんでした。
ビアンコは若い頃スイスのジャズ・スクールに通っていてロバートに薫陶を受けたそうです。

全8曲は師匠のロバートが6曲と自身のオリジナル1曲とその他メドレーが1曲の構成です。
チャーリー・パーカー~キャノンボール・アダレイ、フィル・ウッズ~ジョージ・ロバート~パトリック・ビアンコの流れになります。
トランペットのジム・ロトンディを迎えてのフロント2管、王道のクインテット編成です。
イタリアの名ピアニストのダド・モロニは師匠のジョージ・ロバートとの共演も多かったです。
ベテラン勢に囲まれてオーソドックスながら実に切れのあるアルト・サックスが聴けました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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TOM SCOTT / BLOW IT OUT [Jazz Tener Sax]

* TOM SCOTT / BLOW IT OUT

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tom sctt(sax),
eric gale(g), richard tee(p), gary king(b), steve gadd(ds),
ralph mccdonald(per), hugh mccracken(g), john trope(g),
ray parker(g), chuck rainy(b), will Lee(b), rick marotta(ds), etc
1977/Ode/

Side A
1 Gotcha (Theme From "Starsky & Hutch)
2 Smoothin' On Down
3 Dream Lady
4 I Wanna Be
Side B
1 Shadows
2 You've Got The Feelin
3 Down To Your Soul
4 It Is So Beautiful To Be

先日紹介した「Jill McCarron Trio & Will Anderson」の中にトム・スコット(sax)作の曲がありました。
トム・スコットは元々はジョン・コルトレーン派のテナー・サックス奏者です。
1970年代になるとフュージョン系に移りましたが演奏だけでなく作曲や編曲の能力にも優れています。
グラミー賞も取っています。
ここでの1曲目の「Gotcha」はアメリカのテレビの大ヒット刑事ドラマ「スタスキー&ハッチ」の主題歌です。
私なんかは面白くて毎週ワクワクしながら見ていました。
今作はメンバーも素晴らしいです。
リチャード・ティ(p)、ゲイリー・キング(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、ラルフ・マクドナルド(per)は鉄板のリズムセクション。
ギタリストのエリック・ゲイル、ヒュー・マクラッケン、ジョン・トロペイ、レイ・パーカーなどの競演も凄いです。

(中間系)

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Jill McCARRON TRIO WITH WILL ANDERSON / JAZZ MOTIF [Jazz Piano]

* Jill McCARRON TRIO WITH WILL ANDERSON / JAZZ MOTIF

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jill mccarron(p), paul gill(b), andy watson(ds),
will anderson(as,fl)
2021/Jill McCarron/

1 All God's Chillun Got Rhythm (W.Jurmann/G.Cahn/B.Carper)
2 Concorde (J.Lewis)
3 My Ideal (L.Robin/R.Whiting/N.Chace)
4 One For Amos (S.Jones)
5 Short Story (K.Dorham)
6 KLokking Out For Number 7 (T.Scott)
7 Ontem A Noite (C.Fischer)
8 Lined With A Groove (R.Brown)
9 Chovendo Na Roseira (A.Jobim)
10 Cool Eyes (H.Silver)
11 Jump For Joy (D.Riley)
12 Glass Enclosure / Tempus Fugit (B.Powell)

ピアノのジル・マッキャノンは初見、自主制作盤のようです。
アンダーソン兄弟でお馴染みのウィル・アンダーソン(as)が参加しているので安心感がありました。
「Jazz Motif」の題名にもあるように自身のジャズの動機づけになった楽曲を取り上げています。
こういうのを探るのも面白いと思っています。
ピアニストだとジョン・ルイス、クレア・フィッシャー、ホレス・シルバー、ダグ・ライリー、バド・パウエルが選ばれています。
ベーシストのサド・ジョーンズ、レイ・ブラウンは興味深いです。
ホーン奏者ではケニー・ドーハム(tp)とトム・スコット(ts)がシブい、ボサノバのジョビンは外せないかな。
あとスタンダードが2曲の選択です。
オールド・ファッション・スタイルの演奏が聴けました。
懐かしかったのはMJQでお馴染みの「Concord」だったです。
アンダーソンのフルートが聴きどころになりました。

(中間系)

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DAVID FRIESEN QUARTET / STAR DANCE [Jazz Bass]

* DAVID FRIESEN QUARTET / STAR DANCE

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david friesen(b),
paul mccandless(oboe,ehorn), john stowell(elg), steve gadd(ds)
1976/Inner City/

Side A
1 Winter's Fail
2 Duet And Dialogue
3 Dolphin In The Sky
4 Star Dance
5 1 Rue Brey
Side B
1 Fields Of Joy
2 A Little Child's Poem
3 Clouds
4 Children Of The Kingdom
5 Mountain Streams

デヴィッド・フリーゼン(b)の今作はなぜかフュージョン盤の棚に入っていました。
スティーヴ・ガッド(ds)とエレキ・ギターの組み合わせだったからかも知れません。
フリーゼンを最初に聴いたのはビリー・ハーパー(ts)の「Black Saint」(1975)だったか。
70年代、80年代の売れっ子ベーシストの一人です。

今作はフリーゼンの代表作と目される一枚です。
全10曲は全て自身のオリジナルで各曲のソロ、デュエットなど組み合わせにもこだわりを感じます。
起用したワンホーンがオーボエやイングリッシュ・ホーンというのも珍しいと思います。
聴けばすぐに分かるけどそのルーツはビル・エヴァンス・トリオのスコット・ラファロ(b)にあります。
フリーゼンの音楽性を探るには最適な一枚です。

(中間系)

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MARCELLO TONOLO & PIETRO TONOLO QUARTET / OUR FAMILY AFFAIR [Jazz Tener Sax]

* MARCELLO TONOLO & PIETRO TONOLO QUARTET / OUR FAMILY AFFAIR

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pietro tonolo(ts,ss,fl),
marcello tonolo(p), nicolo masetto(b), massimo chiarella(ds)
2021/Caligola Records/

1 Il Sottoscala (P.Tonolo)
2 Quiet City (M.Tonolo)
3 Acqualta (P.Tonolo)
4 The Gift (M.Tonolo)
5 Arnold Sings The Blues (P.Tonolo)
6 Eucalypso (M.Tonolo)
7 La Talpa (M.Tonolo)
8 Ace (M.Tonolo)
9 Remembering Steve (M.Tonolo)

イタリアのピエトロ・トノロ(ts)を買ったのは2枚目になります。
最初は20年程前の「EGEA」・レーベルだったけどここは独特のサウンドがありました。
クラシカルな室内音楽的なサウンドです。
端正で格調高くヨーロッパの穏やかな風景を感じさせてくれました。
全体的にとても綺麗なので基本的にその音楽性は変わっていません。
全9曲はピエトロが3曲とマルセロが6曲の構成で全てオリジナルで占められています。
(6)のカリプソは面白かったけど正直私としてはもう少し刺激が欲しいと思いました。

(中間系)

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GEORGE DUKE / A BRAZILIAN LOVE AFFAIR [Jazz Piano]

* GEORGE DUKE / A BRAZILIAN LOVE AFFAIR

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george duke(key,vo),
byron miller(b), ricky lawson(ds), airto(per), roland bautista(g),
roberto silva(ds), toninho horta(g), chico batera(per),
jerry hey(tp), william reichenbach(tb), larry williams(ts),
milton nascimento(vo,g), jamil joanes(b), raul de souza(tb),
flora purim(vo), larry williams(as), etc
1980/Epic/

Side A
1 Brazilian Love Affair
2 Summer Breezin'
3 Cravo E Canela
4 Alone-6AM
5 Brazilian Suger
Side B
1 Suger Loaf Mountain
2 Love Reborn
3 Up From The Sea It Arose
And Aterio In One Swift Bite
4 I Need You Now
5 Ao Que Vai Nascer

ジョージ・デューク(p,key,vo)はカリフォルニア出身の1946年生まれ、67歳で亡くなっています。
ブラック、R&B、ソウル、ジャズ、フュージョン、ディスコサウンドと幅広い音楽性の持ち主です。
音楽プロデューサーとしても有能でそちらでも知られていると思います。
今作はジョージ・デュークがブラジル音楽との融合を目指したもので新しい方向性を示したアルバムです。
フローラ・プリム(vo)、ロベルト・シルバ(ds)、トニーニョ・オルタ(g)、ミルトン・ナシメント(vo,g)など一流どころが参加しています。
当時の日本はバブルの最盛期でやりたい放題の絶好調だった。
今作がアメリカでの発売予定がないと知るや日本で発売したらどうかと持ちかけたらしい。

(くつろぎ系)

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MARTIN AUER QUINTET / HOT 5 [Jazz Trumpet]

* MARTIN AUER QUINTET / HOT 5

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martin auer(tp,flh), florian trubsbach(as,ss),
jan eschke(p), andreas kurz(b), bastian jutte(ds)
2021/Laika/

1 Irish Black Bottom (P.Venable)
2 Wild Man Blues (J.Roll Moton)
3 Cornet Chop Suey (Louis.Armstrong)
4 Muskrat Ramble (E.Kid Ory)
5 West End Blues (J.King.Oliver)
6 King Of The Zulus (L.Hardin Armstrong)
7 Hotter Than That (L.Armstrong)
8 You Made Me Love You (L.Armstrong)
9 Yes I'm In The Barrell (L.Armstrong)
10 Struttin' With Some Barbecue (L.Armstrong)
11 Royal Garden Blues (L.Armstrong)

マーティン・アウアー(tp)は初見、ドイツ盤です。
題名通りホット・ファイヴやホット・セブンを率いたルイ・アームストロング(tp)に焦点を当てたものです。
こういう先祖帰りというか古典的な楽曲に戻る作品は結構多いと思います。
ウィントン・マルサリス(tp)は伝統的なジャズに回帰する新伝承派ジャスの旗手でもありました。
かくいう私もコロナ禍では「古き良い曲巡り」に出掛けていました。

全11曲はサッチモ6曲とその他5曲の構成です。
サッチモの他にはジェリー・ロール・モートン(p)、キッド・オリー(tb)、キング・オリバー(tp)など。
古い曲に新しい息吹を吹き込むと何となくロマンティックな感じになるのは面白かったです。
どこか懐かしくジャズの原点がここにあります。

(中間系)

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JEAN-LUC PONTY / ENIGMATIC OCEAN [Jazz Violin]

* JEAN-LUC PONTY / ENIGMATIC OCEAN

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jean-luc ponty(elvln,p),
allan holdsworth(elg), daryl stuermer(elg),
ralphe armstrong(elb), allan zavod(org,tynth), steve smith(ds.per)
1977/Atlantic/

Side A
1 Overture
2 The Trans-love Express
3 Mirage
4 Enigmatic Ocean Part1-Part4
Side B
1 Nostalgic Lady
2 The Struggle Of The Turtle To The Sea Part1-Part3

フュージョン・シーンのヴァイオリニストと言えばこのジャン・リュック・ポンティが最初に出てくると思います。
邦題:「秘なる海」と付いた今作は評判を呼びました。
当時注目のアラン・ホールズワース(g)との競演が一番の目玉になりました。
広大な海を感じさせるようなサウンドが聴きどころになります。
各人のソロも気合十分、パワフルでエネルギッシュな演奏を繰り広げています。
フュージョン名盤の一枚に上げておきたいです。

(くつろぎ系)

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