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JARED HALL QUINTET / SEEN ON THE SCENE [Jazz Trumpet]

* JARED HALL QUINTET / SEEN ON THE SCENE

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jared hall(tp), vincent herring(as),
john hansen(p), michael glynn(b), matt jorgensen(ds)
2021/Origin/

1 Seen On The Scene (J.Hall)
2 Mating Call (T.Dameron)
3 Theme From Love Story (F.Lai)
4 Thinker (J.Hall)
5 Coral Way (J.Hall)
6 If You Could See Me Now (T.Dameron)
7 Force For Good (J.Hall)
8 Farewell (J.Hall)
9 If You Could See Me Now (T.Dameron)

トランぺッターのジャレド・ホールは初見、名前を知っていたのはヴィンセント・ハーリング(as)だけです。
私の好みですがトランペットとサックスのフロント2管クインテットを見つけると必ず手が伸びます。

全9曲は自身のオリジナル5曲とその他4曲の構成です。
タッド・ダメロンの2曲は良いけれど(6)「If You Could See Me Now」のRadioEditは余計だと思う。
それにフランシス・レイの「ある愛の詩」がここに入るのは違和感を感じました。
ストレートなハードバップ作品で通して欲しかったけど雰囲気的にこの1曲が浮いてしまった感じがします。
バラードを入れるのはプロデュースの定番なんだけど何となく一貫性を感じられなかったです。
そんなこともあって内容は悪くないけどアルバム全体の評価は難しいかなと思いました。

(中間系)

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HARRY ALLEN QUARTET / BLUE SKIES [Jazz Tener Sax]

* HARRY ALLEN QUARTET / BLUE SKIES

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harry allen(ts),
john bunch(p), dennis irwin(b), duffy jackson(ds),
1994/John Marks Records/

1 Linger Awhile
2 I Didn't Know aWhat Time It Was
3 What Are You Doing The Rest Of Your Life ?
4 Hummin' Along
5 How Insensitive
6 Nobody Else But Me
7 Spring Will Be A Little Late This Year
8 Shine
9 Why Must You Go ?
10 Carolyn's Kitchen / Blue Skies
11 The Aeptember Of My Years

このジャケットはモノトーンのいかにも古風な感じのデザインで気に入っています。
今作はアレンが27歳時の録音になりますね。
多分この頃からハリー・アレン(ts)の実力が一般に知られてきたのではないかな。
ジョン・バンチ(p)やデニス・アーウィン(b)といったところのメンバーはシブいです。
お得意の古典的なジャズのスタンダードが聴けました。

(くつろぎ系)

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GARY BARTZ / BARTZ [Jazz Alto Sax]

* GARY BARTZ / BARTZ

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gary bartz(as),
harry whitaker(key), hubert eaves(key), reggie lucas(g),
ed tree moore(g), basil fearington(b), mtume(per), howard king(ds), etc
1980/Arista/

Side A
1 Need Your Love
2 Keep Going On
3 Love Prelude / After The Love Has Gone
4 Rockin' All Night
Side B
1 Music
2 One-Eyed Jack
3 After Glow
4 (Give It Your Best), Shot !

当時のジャズ・シーンを思い出してみるとジャズメンには本当に厳しい時代だった。
多くのジャズメンがヨーロッパに渡り、あるいは流行のフュージョンに生き残りをかけようとしていた。
ここのゲイリー・バーツ(as)もまた例外ではなかった。
当時私はバーツはフュージョンに最も似合わない男だと思っていました。
それで今作は一度聴いただけで棚の奥に入れたままになっていました。
今回改めて聴いてみるとそこまでの違和感はなかったです。
というか、バーツ最大の異色作になったかも知れません。
なおプロデューサーはパーカッション奏者のエムトゥーメです。

(中間系)

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DONALD EDWARDS QUINTET / THE COLOR OF US SUITE [Jazz Drums]

* DONALD EDWARDS QUINTET / THE COLOR OF US SUITE

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donald edwards(ds), anthony wonsey(p), ben wolfe(b),
david gilmore(g), abraham burton(ts),
sophia edwards(vo)(1), frank lacy(vo)(2,8)
2021/Criss Cross/

1 Little Hope
2 Red
3 White
4 Blue
5 Intro To Black
6 Black
7 Brown
8 Tan
9 Finding Beauty
10 Hurricane Sophia

ドナルド・エドワーズ(ds)の名前は時々見たけどリーダー作を買うのは初めてです。
ドラマーやベーシストのアルバムは面白いので手が伸びることも多い。
ここで注目したのはピアノのアンソニー・ウォンジーとギターのデヴィッド・ギルモアです。
ウォンジーは大の親日家でしばらく日本に滞在して活躍していましたがアメリカに戻ったようですね。
M-Base派の流れを汲むギルモアは2017年の「ベスト3」に選んだ作品がありました。

全10曲は全てエドワーズ自身のオリジナルで占められていてテーマは「色」です。
3曲のボーカル入りは語りでソフィアはエドワーズの愛娘です。
実に引き締まった演奏内容で緊張感もあり先端のジャズへの気概も感じました。
エドワーズは作曲能力に優れコンポーザーとしての才能にも溢れています。
メンバーは粒揃いで音もクリア、エドワーズ自身の主張が感じられて意外なほど良かったです。
やっぱりギルモアのギターがひと味違って素晴らしいと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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HARRY ALLEN QUARTET / SOMEONE TO LIGHT UP MY LIFE [Jazz Tener Sax]

* HARRY ALLEN QUARTET / SOMEONE TO LIGHT UP MY LIFE

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harry allen(ts),
john horler(p), pete morgan(b), oliver jackson(ds),
1991/Master Mix/

1 My Shining Hour
2 Day In Day Out
3 Here's To That Rainy Day
4 Someone To Light Up My Life
5 Like Someone In Love
6 I Wish You Love
7 April In Paris
8 I Want To Be Happy
9 I've Grown Accustomed To Your Face
10 My Romance
11 Owls Blues
12 Strike Up The Band

今私はハリー・アレン(ts)の初期の作品に興味が向いています。
アレンは1966年の12月生まれ、ワシントン州の出身です。
デビュー作は1989年の「How Long Has This Been Going On? 」(Progressive)です。
この時代での22歳のデビューは早いので若い頃から注目されていたんでしょうね。
スムーズなフレージングと安定感は確かに達者なプレイヤーだと思います。

今作は2枚目のアルバムで24歳ということになります。
自身のオリジナルの「Owls Blues」を除いては全てスタンダードのオン・パレードになっています。
この頃は柔らかにしたコールマン・ホーキンス(ts)やベン・ウェブスター(ts)のモダンなスイング・スタイルです。
明らかにスコット・ハミルトン(ts)の影響も感じられました。

(くつろぎ系)

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STANLEY TURRENTINE / BETCHA [Jazz Tener Sax]

* STANLEY TURRENTINE / BETCHA

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stanley turrentine(ts),
sonny burke(key), eddie watkins jr(elb), jeff porcaro(ds),
james gadson(ds), david t walker(elg), wah wah watson(elg),
lee ritenour(elg), charles fearing(elg), thom rotella(elg),
eddie bongo brown(per), gary coleman(vib), todd cochran(synth), etc
1979/Elektra/

Side A
1 Take Me Home
2 Love Is The Answer
3 Betcha
4 Concentrate On You
Side B
1 You
2 Hamlet (So Peaceful)
3 Long Time Gone
4 Together Again

スタンリー・タレンティン(ts)が息の長い活躍が出来たのはフレキシブルな感覚を持っていたからだと思います。
デビューは1960年のブルー・ノートの4000番台でシャーリー・スコットやジミー・スミスのオルガン奏者と共演していた。
ダークでブルージーなスタイルの持ち主で概して「ソウル・ジャズ」の括りにあったと思う。
1970年代のフュージョンにおけるタレンティンにはCTIに「Sugar」や「Cherry」のヒット盤もあります。

今作はエレクトラへの移籍第一弾でタレンティンにとっても気合の入った作品になっています。
オーケストラをバックに悠々と吹いています。

(中間系)

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XENYA (ROBERTO GIAQUINTO QUINTET) / XENYA [Jazz Group]

* XENYA (ROBERTO GIAQUINTO QUINTET) / XENYA

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cosimo boni(tp), daniele germani(as),
alessandro lanzoni(p), francesco ponticelli(b), roberto giaquinto(ds)
2021/GleAM Records/

1 The World Watched And Waited (D.Germani)
2 U Do U (C.Boni)
3 The Good Place (R.Giaquinto)
4 Unlike Anything Else Ahead (D.Germani)
5 Little Green (F.Ponticelli)
6 Feeling Nervous (A.Lanzoni)
7 Walk A Little Quicker ((boni/Germani)
8 Chess Game (F.Ponticelli)
9 Xenya (A.Lanzoni)
10 Trabucco (D.Germani)

XENYA(grp)は初見、実質的なリーダーはドラマーのロベルト・ジアクイントのようです。
イタリア盤です。
トランペットにアルト・サックスのフロント2管、オーソドックスな王道クインテットなので手が伸びました。
全10曲は全てメンバーのオリジナルで占められていてスタンダードはありません。
私はこのところ先進のジャズを全然聴いてないので今作がどの位置にあるのか分からなかったです。
ただサウンドに浮揚感があって、アレンジはバラバラのようでバラバラでない現代風だとは思います。
ソロのフレーズは繊細で頼りなく、細かく区切り、飛び跳ねる感じが特徴的です。
逆に今はこういうサウンドが流行っているんだと気付かされました。
ジャズは常に現在進行形なので色々と聴いてみないといけません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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HARRY ALLEN NEW YORK SEXTET / SWING BROTHERS [Jazz Tener Sax]

* HARRY ALLEN NEW YORK SEXTET / SWING BROTHERS

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harry allen(ts), scott hamilton(ts), bucky pizzarelli(g),
john bunch(p), jay leonhart(b), chuck riggs(ds)
2005/Swing Bros/

1 My Lean Baby
2 Flying Home
3 Danny Boy
4 Shiny Stockings
5 Crazy Rhythm
6 A Nightingale Sang In Berkley Square
7 The Way You Look Tonight
8 One O'clock Jump
9 Love Is Just Around The Corner
10 Cotton Tail
11 Love Light

ハリー・アレン(ts)とスコット・ハミルトン(ts)は似た者同士ということになるかな。
スコット・ハミルトンはベン・ウェブスター(ts)でハリー・アレンはスタン・ゲッツ(ts)の再来と言われています。
共に安定感、安心感があるノスタルジックなスタイルの持ち主で人気があり稀代の多作家でもあります。
何しろ色んなところにゲストで呼ばれることが多いです。
2テナー・バトルの歴史は長くてデクスター・ゴードン&ワーデル・グレイ、アル・コーン&ズート・シムズ、ジョニー・グリフィン&エディ・ロックジョー・デイビスのコンビなどが知られています。

私は疲れてくるとこの二人のアルバムを聴くことが多くなります。
やっぱり聴いていてホッとするんですよ。
こういうプレイヤーは本当に貴重だと思っています。
今作もまた題名通りのスイング感溢れる演奏が聴けました。
ほとんど打ち合わせをしていないぶっつけ本番のジャムセッション的な面白さがあります。
少々ピッチが外れてもずれても構わすにドンドンと進んで行くのはジャズの即興性そのものの楽しさです。
ここでのもう一つの目玉はバッキー・ピザレリ(g)のリズム・ギターの素晴らしさです。
これを聴くだけでも今作の価値があります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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MICHEL COLOMBIER / MICHEL COLOMBIER [Jazz Conduct, Arrange]

* MICHEL COLOMBIER / MICHEL COLOMBIER

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michel colombier(comp.cond,p,rhodes),
herbie hancock(p), lee litenour(g), jaco pastorius(b), peter erskine(ds),
michael brecker(ts), larry carlton(g), michael boddicker(p), steve gadd(ds),
airto moreira(per), ray parkar jr(g), jerry night(b), tom scott(ts)
1979/Chrysalis/

Side A
1 Sunday
2 Take Me Down
3 Dreamland
4 Queens Land
5 Overture
6 Bird Song
Side B
1 Layas
2 Do It
3 Spring
4 The Dancing Bull
5 Autumn Land
先週のドン・セベスキーの名前で今作のミシェル・コロンビエール(p,comp,arr)を思い出しました。
コロンビエールはフランス出身で映画音楽、フュージョン、ポピュラーまで幅広い音楽性の持ち主です。
フュージョンでは今作が最も知られていると思います。
特にジャコ・パストリアス(b)の参加が貴重でその価値を高めています。
その他にもハービー・ハンコック(p)、リー・リトナー(g)、ラリー・カールトン(g)、マイケル・ブレッカー(ts)、トム・スコット(ts)、スティーヴ・ガッド(ds)、ピーター・アースキン(ds)、アイアート・モレイラ(per)など、有名どころが目白押しです。
コロンビエールの作曲家、コンポーザーとしての才能が満喫できます。
フュージョン名盤の一枚に上げておきたいです。

(中間系)

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ALEX WESTERN-KING QUARTET / SIDESLIP [Jazz Tener Sax]

* ALEX WESTERN-KING QUARTET / SIDESLIP

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alex western-king(ts),
sam leak(p), johnny wickham(b), jay davis(ds),
james copus(tp)(5)
2021/Ubuntu Music/

1 Make Way
2 Disorder Reordered
3 Dark Space
4 Inner Eyes
5 Sideslip
6 Toe The Line
7 The Long Road

アレックス・ウエスターン‐キングは初見、イギリスのテナー・サックス奏者です。
これも掘り出し物の一枚でテナー・サックス・ワン・ホーンの王道と言える作品になっています。
グループとしてのまとまりも良くてカチッと締まったサウンドを聴かせてくれました。

全7曲は全て自身のオリジナルで占められています。
今作がデビュー作ということを考えるとスタンダードなしの構成は珍しいと思います。
それだけに気合は十分で、満を持した一枚ということは聴いていてすぐに分かりました。
共演者も実力者揃いのようで、特にサム・リークのピアノとジェイ・デイヴィス(ds)に注目しました。
表題曲の「Sideslip」ではトランペットを入れたクインテット編成で変化を持たせています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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