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DEJAN TERZIC AXIOM / SILENT DANCER [Jazz Drums]

* DEJAN TERZIC AXIOM / SILENT DANCER

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dejan terzic(ds.per), bojan zulfikarpasic(p,rhodes), matt penman(b),
chris speed(ts)
2021/CamJazz/

1 Silent Dancer
2 Synchronicity
3 One Shot Not
4 Reve De Voler
5 Apollo
6 Typewriter
7 Mysterious Life Of Blowfish
8 Outcry
9 Poeme
10 Chimaera

ドラマーのデヤン・テルジクが率いる「AXIOM」の作品です。
テルジクはセルビア出身、アントニオ・ファラオ(p)のアルバムで聴いたことがあります。

全10曲は全て自身のオリジナルで占められています。
何というか、あまり馴染みのない個性的なリズム感を持っていると思いました。
出身地のユーゴスラビアの民族音楽が影響した独特のものかも知れません。
自身のルーツである民族音楽とジャズとの融合を図った意欲的な作品ではあります。
でも、しっくりとは入ってきませんでした。
日本民謡をジャズ化しているような異質な感じがしたからです。

(まじめ系)

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ORRIN EVANS TRIO / BLESSED ONES [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS TRIO / BLESSED ONES

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orrin evans(p), eric revis(b), nasheet waits(ds),
edgar bateman(ds)(4&6)
2001/Criss Cross/

1 Autumn Leaves
2 Two Faces Of Nasheet
3 Anysha 1
4 Some Other Blues
5 Blessed One The Eternal Truth
6 The Inchworm
7 Bright Size Life
8 I Will Wait For You
9 Anysha 2

相変わらずオーリン・エヴァンス(p)を追いかけています。
まぁ、色んな表情を見せてくれているので、メチャ、面白いピアニストだと思います。
そこで改めてオーリンのことを調べてみました。
1975年3月28日生まれ、ニュージャージー州トレイトン出身、フィラデルフィアで育ちました。
ケニー・バロン(p)に師事しボビー・ワトソン(as)、ラルフ・ピーターソン(ds)などと共演しています。
初リーダー作は前々回に紹介した「Deja Vu」(1995Rec)で20歳の時でした。
2017年にはイーサン・アイバーソン(p)の代わりに「The Bad Plus」のピアニストに選ばれています。
「バッド・プラス」は前衛色の濃い個性的なピアノ・トリオでオーリンにはピッタリじゃないかと思います。
オーリンは現在46歳ということになります。

さて今作は7枚目のリーダー・アルバムで全9曲にオリジナルはありません。
今まで聴いた中では最もフリーなスタイルを持っています。
圧巻なのは(1)「Autumn Leaves」で原曲のイメージは最後にちょっと出てくるだけです。
一般的ではないので聴き手を選ぶ作品だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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STEVE KHAN / ARROWS [Jazz Guitar]

* STEVE KHAN / ARROWS

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steve khan(g),
don grolnick(p,org), will lee(b), steve gadd(ds),
michael brecker(ts), randy brecker(tp), david sanborn(as),
errol "crusher" bennett(per), jeff mironov(g), etc
1979/CBS/

Side A
1 City Monsters
2 Dream City
3 Candles
Side B
1 Daily Village
2 Some Arrows
3 Calling

スティーヴ・カーン(g)もまたフュージョン・シーンで名を上げたギタリストの一人です。
今作はカーンの意欲作で全て自身のオリジナル、切れ味鋭いギター・プレイを聴かせてくれました。
ドン・グロルニック(p)、ウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のリズム・セクションは鉄壁。
当時の二大人気サックス奏者のマイケル・ブレッカー(ts)とデヴィッドサンボーン(as)が参加しています。

(くつろぎ系)

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IMMANUEL WILKINS QUARTET / OMEGA [Jazz Alto Sax]

* IMMANUEL WILKINS QUARTET / OMEGA

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immanuel wilkins(as),
micah thomas(p), daryl johns(b), kweku sumbry(ds)
2020/Blue Note/

1 Warriors
2 Ferguson-An American Tradition
3 The Dreamer
4 Mary Turner-An American Tradition
5 Grace And Mercy
6 Part 1. The Key
7 Part 2. Saudade
8 Part 3. Eulogy
9 Part 4. Guarded Heart
10 Omega

去年の「ベスト3」に選んだ一枚にオーリン・エヴァンス(p)の「The Magic Of Now」がありました。
その中でアルト・サックスを吹いていたのが今作のイマニュエル・ウィルキンスです。
中々に刺激的で面白いサックス奏者だと思ったので「何かないか」と探してみました。
ジュリアード音楽院に入学、師匠格はアンブローズ・アキンムシーレ(tp)となれば一級品は間違いありません。
ブルー・ノート・レーベルからデビューなのですでに注目されているプレイヤーのようですね。

全10曲は全て自身のオリジナルで占められています。
今作のプロデュースはジェイソン・モラン(p)だったのでなるほど硬派なわけだと思いました。
(6)~(9)は組曲になっていて主義主張のメッセージが込められているようです。
若さ溢れるストレート勝負、ひたむきさが感じられて心に響いてくるサウンドを持っています。
ウィルキンスの将来性は高くこれからの活躍を大いに期待したいと思います。
なおピアノのミカー・トーマスを始めバックの3人の演奏にも各々に聴きどころがありました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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GEORGE SHEARING / 4CD・EIGHT CLASSIC ALBUMS [Jazz Piano]

* GEORGE SHEARING / 4CD・EIGHT CLASSIC ALBUMS

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george shearing(p), etc
(1955-1961rec)/Reel To Reel/

Disk 1
1 Autumn In New York
2 Strange
3 Yesterdays
4 Out Of This World
5 Goodnight, My Love
6 Moonray
7 Cuban Fantasy
8 Midnight In The Air
9 The Man I Love
10 September Song
11 Aurumn Leaves
12 Dancing On The Ceiling
13 I'll Close My Eyes
14 A Foggy Day  
15 Have You Met Miss Jones
16 The Starlit Hour
17 All Of You
18 'Round Midnight

Disk 2
1 The Story Of Love
2 Serenata
3 Tu, Mi Delirio
4 Cali Mambo
5 Rondo
6 To The Ends Of The Earth
7 The Moon Was Yellow
8 Wonder Struck
9 Sand In My Shoes
10 Mambo Caribe
11 It's Not For e To Say
12 Mambo No.2
13 All Or Nothing All
14 Let's Call The Whole Thing Off   
15 Afro No 4
16 Magic
17 It's Easy To Remember
18 Estampa Cubana
19 You Stepped Out Of A Dream
20 Mambo Balahu
21 Deary Beloved
22 Juana Palangana
23 This Is Sfrica
24 Anywhere

Disk 3
1 Memories Of You
2 Lulu's Back In Town Child
4 Burnished Brass
5 These Things You Left Me
6 Mine
7 Beautiful Love You Are So Beautiful
8 Cuckoo In The Clock
9 Sometimes I Feel Like A Motherless Child
10 Cheek To Cheek
11 Blame It On My Youth
12 Basie's Masement
13 Deep Night
14 In The Blue Of Evening
15 I Could Write A Book
16 Sleepy Manhatten
17 If I Had You
18 Just Plain Bill
19 First Floor Please
20 Chelsea Bridge
21 Ship Without A Sail
22 Always True To You In My Fashion
23 There'll Be Some Changes Made
24 Tired

Disk 4
1 Blue Moon
2 Day By Day
3 Yesterday's Child
4 Salud
5 You And The Night And The Music
6 Tintilin
7 The Night Is Young And
8 Jackies Mambo
9 All Through The Day
10 Say Si Si
11 Blue Rainbow
12 Te Arango La Cabeza
13 The Things WE Did Last Summer
14 All Night Long
15 Born To Be Blue
16 On Green Dolphin Street
17 Let's Live Again
18 The Nearness Of You
19 Don't Call Me
20 Inspiration
21 You Are There
22 Blue Lou
23 Oh! Look At Me Now
24 Lullaby Of Birdland

コロナ禍における「古い良い曲巡り」はボチボチと続けています。
今回はジョージ・シアリング・クインテットを選んでみました。
ジャズっぽいのは3枚ほどであとはラテンのリズムのイージー・リスニング・サウンドでした。
なるほど、シアリングはこういう売れ筋のソフト路線が狙いだった訳ですね。
そんな中でラストの「&ナンシー・ウィルソン」が出色の出来でした。
一枚だけなら断然これがお勧めになります。

今作には1955~1961年収録のアルバム8枚が入っています。
*The Shearing Spell(1955)
*Velvet Carpet(1956)
*Latin Lace(1958)
*Latin Affair(1959)
*Burnished Brass(1959)
*Satin Brass(1960)
*Mood Latino(1961)
*The Swinging's Natual (With Nancy Wilson)(1961)

(くつろぎ系)

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THE BROTHERS JOHNSON / RIGHT ON TIME [Jazz Group]

* THE BROTHERS JOHNSON / RIGHT ON TIME

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george & louis johnson(g&b),
dave grusin(key,synth), harvey mason(ds), ralph macdonald(per),
david t walker(g), lee ritenour(g), ian underwood(key,synth),
Tower of Power Horn Section, etc
1977/A&M/

Side A
1 Runnin' For Your Lovin'
2 Free Yourself, Be Yourself
3 "Q"
4 Right On Time
Side B
1 Strawberry Letter 23
2 Brother Man
3 Never Leave You Lonely
4 Love Is

ジョージ&ルイスのブラザーズ・ジョンソン・バンドの代表作です。
アフロヘアに派手な衣装は当時の世相や流行を表現しています。
狙いは明らかに「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」路線だと思うけどね。
ギンギンのサウンドを予想するかも知れないけどより洗練されたサウンドを持っています。
それもそのはずで今作のプロデュースとアレンジがクインシー・ジョーンズなんですね。
ブラザーズ・ジョンソンを世に出したのは大物クインシーでした。
そういうこともあって、ディヴ・グルーシ(key)、デヴィッド・T・ウオーカー(g)、リー・リトナー(g)、ハーヴィー・メイソン(ds)、ラルフ・マクドナルド(per)、タワー・オブ・パワーなどが参加しています。

(くつろぎ系)

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ERIK PALMBERG QUARTET & QUINTET / IN BETWEEN [Jazz Trumpet]

* ERIK PALMBERG QUARTET & QUINTET / IN BETWEEN

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erik palmberg(tp,flh),
anton dromberg(p), niklas wennstrom(b)(1,2,6,7,8), sebastian voegler(ds)(1,2,6,7,8),
robert erlandsson(b)(3,4,5,9), jonas backman(ds)(3,4,9),
karin hammar(tb)(4,5,9), hampus t. adami(bs)(1,8)
2021/Prophone Records/

1 Pathways
2 In Between
3 Unfamiliar Field
4 Talking A Chance On Love (V.Duke)
5 Distant Signals
6 Frost Flowers
7 The Lighthouse
8 Conversations
9 Lingering Thoughts

私は時々トランペットも聴きたくなるのでラッパを持ったジャケットに惹かれました。
エリク・パルムベルグ(tp)は初見、スウェーデン盤です。

全9曲は自身のオリジナル8曲とその他スタンダード1曲の構成です。
当然ながら北欧らしいクールな演奏は予想していました。
音色はやさしくて丁寧なのでバラード向きだと思います。
サウンドは洗練されていて真面目で手堅い印象を受けました。
思うにトランペットとトロンボーンのフロント2管クインテットを聴くのは久し振りです。
ただやや変化に欠けるのでもう2曲くらいはスタンダードを入れても良かったと思う。

(中間系)

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ORRIN EVANS TRIO / DEJA VU [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS TRIO / DEJA VU

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orrin evans(p), matthew parrish(b), byron landham(ds)
2001(1995Rec)/Imani Records/

1 I Want To Be Happy
2 Explain It To Me
3 5-4-94
4 When Jen Came In
5 Rhythm-A-Ning
6 Dorm Life
7 Mont'oe
8 I Love You
9 Big Jimmy

オーリン・エヴァンス(p)の純正ピアノ・トリオだけのアルバムを聴くのは初めてです。
レーベルも違うのでまた違う表情を見せてくれるのでは?と思いました。
彼の持つ音楽性が面白く、音やサウンドにぞっこん惚れこんでハマっています。
彼のピアノにはアヴァンギャルドからカクテルまで伝統的なピアニストの全てが含まれている。
近年では最もガツンと心に響いたピアニストになりました。
後から知ったことですが今作がオーリンの初リーダー作(1995Rec)で2001年に再発したものです。
彼が20歳の時です。

全9曲、5曲が自身のオリジナルでその他4曲の構成です。
セロニアス・モンクの(5)は前回↓も入っていたので愛奏曲になりますね。
普通同じ曲は避けたいはずなのにオーリンは全く気にしません。
やっぱりオーリンのピアノはいつでも刺激的で意表を突いてきます。
(6)「Dorm Life」における超スピード感溢れるピアノも素晴らしかったです。
彼は独特なリズム感を持っていて、緩急のテンポがまた絶妙なんですよ

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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THE JEFF LORBER FUSION / WATER SIGN [Jazz Piano]

* THE JEFF LORBER FUSION / WATER SIGN

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jeff lorber(elp,synth,rhodes), dennis bradford(ds), danny wilson(elb),
dennis springer(ts,ss), freddie hubbard(flh), joe farrell(fl),
bruce smith(per), doug lewis(g), jay koder(g)
1979/Arista/

Side A
1 Toad's Place
2 Country
3 Tune 88
4 Sparkle
Side B
1 Water Sign
2 Rain Dance
3 Right Here
4 Lights Out

ジェフ・ローバーもまた人気のあったキーボード奏者です。
彼が結成したバンドの名前はそのまんまの「FUSION」です。
実に洗練されたフュージョン・サウンドを持っていました。
今作はゲスト陣に魅力があります。
スレディ・ハバード(flh)、ジョー・ファレル(fl)、デニス・スプリンガー(ts)などが参加しています。

(中間系)

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JEFF HAMILTON TRIO / MERRY & BRIGHT [Jazz Drums]

* JEFF HAMILTON TRIO / MERRY & BRIGHT

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jeff hamilton(ds), tamir hendelman(p), jon hamar(b)
2021/Capri Records/

1 It's The Holiday Season (K.Thompson)
2 Carolling Carolling (A.Burt/W.Hutson)
3 The Little Drummer Boy (K.Davis/H.Onorati/H.Simeone)
4 Let It Snow ! Let It Anow ! Let It Snow ! (S.Cahn/J.Styne)
5 Bright Bright The Holly Berries (A.Burt/W.Hutson)
6 It's The Most Wonderful Time Of The Year (E.Pola/G.Wyle)
7 Here Comes Santa Claus (H.Oakley/G.Autry)
8 Santa Baby (J.Javitz/P.Springer)
9 O Tannenbaum (Trad)
10 Have Yourself A Merry Little Christmas (R.Blane/H.Martin)

西海岸のベテラン・ドラマーのジェフ・ハミルトンの作品です。
ちょっと前にグラハム・デクター(g)の作品を紹介したけどバックを務めた2人が入っています。
ジェフとピアノのタミール・ヘンデルマンの2人です。

全10曲は題名の「Merry & Bright」に合わせたクリスマス時期の選曲になっています。
有名な「ホワイト・クリスマス」の歌詞の中にその「Merry And Bright」があるようです。
後半の7~10のクリスマス・ソングへの流れはまさにそういうことだろうと思います。
実に落ち着いていて安定感と安定感は抜群です。

(中間系)

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