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SEBASTIEN JOULIE QUINTET / SPLIT FEELINGS [Jazz Guitar]

* SEBASTIEN JOULIE QUINTET / SPLIT FEELINGS

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sebastien joulie(g), stephan moutot(ts,ss),
etienne deconfn(p), francois gallix(b), charles clayette(ds)
2021/Fresh Sound New Talent/

1 Flack Out !!! (S.Joulie)
2 Danseuses De Delphes / Epilogue (C.Debussy)
3 Split Feelings (S.Joulie)
4 Etude IV (L.Brouwer)
5 Fire (J.Hendrix)
6 Cold P (S.Joulie)
7 I Know The One (S.Joulie)
8 Dance Cadaverous (W.Shoter)

フランス出身のギタリストのセバスチャン・ジュリーは初見、スペイン盤です。
現代風の凝ったサウンドを聴かせてくれました。

全8曲は自身のオリジナル4曲とその他4曲の構成です。
選曲から探ってみるとセバスチャンの音楽性が分かると思います。
(5)がジミ・ヘンドリックス(g)で(8)がウェイン・ショーター(ts)の作品でした。
新感覚の芸術性を感じさせると同時に伝統的なジャズ・フィーリングも持っています。
加えてフランス的な洗練されたお洒落な雰囲気もあります。
これからも先進のジャズ・ギタリストとして注目されるのではないかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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STEVE KHAN / ARROWS [Jazz Guitar]

* STEVE KHAN / ARROWS

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steve khan(g),
don grolnick(p,org), will lee(b), steve gadd(ds),
michael brecker(ts), randy brecker(tp), david sanborn(as),
errol "crusher" bennett(per), jeff mironov(g), etc
1979/CBS/

Side A
1 City Monsters
2 Dream City
3 Candles
Side B
1 Daily Village
2 Some Arrows
3 Calling

スティーヴ・カーン(g)もまたフュージョン・シーンで名を上げたギタリストの一人です。
今作はカーンの意欲作で全て自身のオリジナル、切れ味鋭いギター・プレイを聴かせてくれました。
ドン・グロルニック(p)、ウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のリズム・セクションは鉄壁。
当時の二大人気サックス奏者のマイケル・ブレッカー(ts)とデヴィッドサンボーン(as)が参加しています。

(くつろぎ系)

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AL DIMEOLA / ELEGANT GYPSY [Jazz Guitar]

* AL DIMEOLA / ELEGANT GYPSY

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al dimeola(g),
jan hammer(elp), barry miles(elp), paco de lucia(g),
anthony jackson(elb), steve gadd(ds), lenny white(ds)
mingo lewis(conga)
1977/CBS Columbia/

Side A
1 Flight Over Rio
2 Midnight Tango
3 Mediterrantean Sundance
Side B
1 Race With Devil On
2 Spanish Highway
3 Lady Of Rome
4 Sister Of Brazil
5 Elegant Gypsy Suite

超絶技巧の持ち主、アル・ディメオラ(g)の代表作です。
ここでの最大の聴きどころは(3)「Mediterrantean Sundance」なります。
なんとパコ・デ・ルシア(g)とのデュオで素晴らしいフラメンコ・ギターを聴かせてくれました。
これでもかとあまりに上手過ぎて嫌になってくるというアルバムも珍しいと思います。

(くつろぎ系)

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WILL BERNARD TRIO / ANCIENT GRAINS [Jazz Guitar]

* WILL BERNARD TRIO / ANCIENT GRAINS

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will bernard(g), sam yahel(org), donald edwards(ds)
2021/Posi-Tone records/

1 Dry Land Tourist
2 Ancient Grains
3 Five Finger Discount
4 Pleasure Seekers
5 Stone Valley
6 Trilobite
7 Boo Boo's Birthday (T.Monk)
8 Mazurka Tree
9 Temescal
10 Right As Rain
11 Wake Up Call

ギタリストのウィル・バーナードは初見、久々にギターが主役のオルガン・トリオを見つけました。
サム・イエール(org)とドナルド・エドワーズ(ds)との組み合わせにも興味を惹かれました。
サム・イエールはピアノとの両刀遣いで知られていてドナルド・エドワーズは先日リーダー作を紹介したばかりです。

全11曲はバーナード自身のオリジナル10曲とその他モンクが1曲の構成です。
何というのかな、オルガン・トリオとしては異色な感じがして面白かったです。
オルガン・トリオが持つ一般的なソウル、ファンキー、ブルージーの感覚とはちょっと違います。
オルガン・トリオとしてモダンな感じがするけど、かといってゴツゴツ感もあるのでつかみどころがありません。
オルガン・トリオのようでオルガン・トリオではなくオルガン・トリオではないようでオルガン・トリオなんですよ。
ギター・トリオとピアノ・トリオの中間か?・・・自分でも何と表現したらよいのか分かりません。
何とも不思議な魅力のあるオルガン・トリオではありました。
モンクの「Boo Boo's Birthday」が素晴らしい、間違いなくウィル・バーナードの世界を創造しています。
そういう意味ではサム・イエールとドナルド・エドワーズの起用が成功したと言えます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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DAVID SPINOZZA / HERE'S THAT RAINY DAY [Jazz Guitar]

* DAVID SPINOZZA / HERE'S THAT RAINY DAY

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david spinozza(g),
john tropea(g), warren bernhardt(rhodes), anthony jackson(b),
steve ferrone(ds), sammy figueroa(per), chris palmaro(rhodes),
lawrence feldman(fl), hugh mccracken(g), jeff mironov(g), etc
1983/CBS/

Side A
1 Atlantic Crossing
2 Here, There And Everywhere
3 You Are The One
4 Antonio's Song
Side B
1 Here's That Rainy Day
2 Autumn Leaves
3 My Funny Valentine
4 Miss D

デヴィッド・スピノザもフュージョン・シーンで名を成したギタリストです。
リーダー作が少ないのでレア盤の一枚といえるかも知れません。
日本人プロデューサーが加わっているせいか、中々によく考えられた選曲になっています。
スピノザのオリジナル3曲、よく知られたスタンダード3曲、ビートルズ1曲、
それに当時大ヒットしていたマイケル・フランクスの「アントニオの唄」まで入っています。
今作にはスピノザのギター仲間が参加していてジョン・トロペア、ヒュー・マクラッケン、ジェフ・ミノロフの名前が見えます。

(くつろぎ系)

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GRAHAM DECHTER QUARTET / MAJOR INFLUENCE [Jazz Guitar]

* GRAHAM DECHTER QUARTET / MAJOR INFLUENCE

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graham dechter(g),
tamir hendelman(p), john clayton(b), jeff hamilton(ds)
2021/Capri Records/

1 Orange Coals
2 Reference
3 Major Influence
4 Moonithology
5 Minor Influence
6 Pure Imagination(L.Bricusse/A.Newley)
7 Bent On Monk
8 Billy's Dilemma

グラハム・デクター(g)を買ったのは12年振りになります。
2009年の23歳時に出したデビュー作と2枚目を持っています。
驚いたのがバックのメンバーがその時と変わらないことです。
タミール・ヘンデルマン(p)、ジョン・クレイトン(b)、ジェフ・ハミルトン(ds)は鉄壁のリズムセクションです。
イメージとしては「ウェス・モンゴメリー&ウィントン・ケリー・トリオ」だと思いました。
それに西海岸出身なので名手バーニー・ケッセル(g)の雰囲気も持っています。
デクターはこの二人を合わせ持っているのでテクニック的にも申し分ありません。
つまりジャズ・ギタリストとしてはメインストリームの王道を行っているということです。
全8曲は1曲を除いて自身のオリジナルになっています。
スイング感とスピード感に溢れる演奏が聴けました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JIM HALL & CHET BAKER & HUBERT LAWS / STUDIO TRIESTE [Jazz Guitar]

* JIM HALL & CHET BAKER & HUBERT LAWS / STUDIO TRIESTE

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jim hall(g), chet baker(tp), hubert laws(fl),
kenny barron(key), jorge dalto(key), jack wilkins(g),
gary king(elb), gorge mraz(b), steve gadd(ds), sammy figueroa(per)
don sebesky(srr)
1982/CTI/

Side A
1 Swan Lake
2 All Blues
Side B
1 Mlaguena
2 Django

クラシックのジャズ化はフュージョン・シーンの特徴の一つ(特にCTI)になりました。
アレンジャーの活躍の場が増えたということもあるでしょうね。
ジャケットにはチェット・ベイカー(tp)の名前が最初にあるけどやはり主役はジム・ホール(g)だと思います。
なぜならジムには前に「アランフェス協想曲」というアルバムをヒットさせているから。
演目は「白鳥の湖」、「オール・ブルース」、「マラゲーニア」、「ジャンゴ」の4曲だけです。
それぞれがじっくりと演奏されていてハイライトになっています。
つくづくドン・セベスキーのアレンジが素晴らしいと思います。
フュージョン名盤の一枚に上げておきたいです。

(中間系)

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RUSSELL MALONE QUARTET / ALL ABOUT MELODY [Jazz Guitar]

* RUSSELL MALONE QUARTET / ALL ABOUT MELODY

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russell malone(g),
rick germanson(p), luke sellick(b), willie jones 3(ds)
2016/HighNote/

1 On The Real Side (F.Hubbard)
2 Message To Jim Hall (R.Malone)
3 Message From Jim Hall (Spoken Word)
4 Nice Lady (S.Rollins)
5 Sound For Sore Ears (J.Heath)
6 When A Man Loves A Woman (C.Lewis/A.Wright)
7 Saving All My Love For You (M.Masser/G.Coffin)
8 Jive Hoot (B.Brookmeyer)
9 Haunted Heart (H.Dietz/A.Schwartz)
10 Bisket (B.Lee)
11 He's Gone Away (Traditional)

最初にラッセル・マローン(g)を知ったのはダイアナ・クラール(p,vo)盤というのは衆目の一致するところ。
マローンは超絶技巧の持ち主ですがそれが独学とは驚くばかりです。
地味で控え目で大人しい感じが抜けないのは本人の性格によるものだと思っています。
やってることは物凄いけどなぜか目立たない人もいる。
むしろゆったりとオーソドックスなスタイルに徹した方がより安定感と安心感が出るんじゃないかな。

今作も前回同様に隠れたモダン・ジャズの名曲に光を当てています。
フレディ・ハバード(tp)、ソニー・ロリンズ(ts)、ジミー・ヒース(ts)、ボブ・ブルックメイヤー(tb)など。
ソウルの名曲「When A Man Loves Woman」や「Saving All My Love For You」の選曲もシブい。
2013年に亡くなったジム・ホール(g)のメッセージやジムに捧げた曲が入っています。
ジャズ・ギタリストは否応なくウエス・モンゴメリーやジム・ホールの影響を受けていますね。

(中間系)

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MASAYOSHI TAKANAKA / JOLLY JIVE [Jazz Guitar]

* MASAYOSHI TAKANAKA / JOLLY JIVE

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高中正義(g)、
乾裕樹(key)、小林泉美(org,key)、坂本龍一(key)
石川清澄 (key)、高橋ゲタ夫(b)、井上茂(ds)、
林立夫(ds)、上原裕(ds)、なかじまはじめ(per)、
浜口茂外也(per)、ペッカー(per)、etc
1979/Kitty/

Side A
1 Blue Lagoon
2 Radio Rio
3 Explosion
4 Fairy Of Coral Reef
Side B
1 Tal Mahal
2 Bamboo Vender
3 Parallel Turn
4 Rainy Day Blue

日本のフュージョン・シーンにおける高中正義(g)さんの功績も忘れられません。
高中さんはロック系、ポップス系が出自で幅広い音楽ファンに人気がありました。
ビジュアル的にも注目度が高くメディアへの露出度も高かった。
そのクリアで爽やかなギターの音色は一度聴いたら忘れられない魅力があります。
共演者には坂本龍一(p)さんの名前も見えますね。
その他ポップス系やスタジオ・ミュージシャンとして活躍した人が多いと思います。

こうして日本のフュージョン盤を並べてみると海とブルーが多いというのが面白かったです。
ほとんどワンパターンでつまり日本人のフュージョンに対するイメージがそうだったわけです。

(くつろぎ系)

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YOSHIAKI MASUO / SAILING WONDER [Jazz Guitar]

* YOSHIAKI MASUO / SAILING WONDER

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増尾好秋(g),
eric gale(elg), dave grusin(synth), richard tee(p,org),
mike nock(synth), gordon edwards(elb), t.m.stevens(elb),
steve gadd(ds), howard king(ds), al mack(ds),
bachiri(cong), warren smith(per), etc
1978/King/

Side A
1 Salling Wonder
2 Treasure Island
3 Shootin' The Breeze
4 Nature's Anthem
Side B
1 Kirk Out
2 Cracker Jack
3 Viento Fresco (for Sonny)

増尾好秋(g)さんのフュージョン盤です。
増尾さんを見出したのは渡辺貞夫(as)さんです。
その後70年代初めにアメリカに渡ってソニー・ロリンズ(ts)のバンドに入り一気に知名度が上がりました。
ロリンズ・グループ在籍時にはライブ盤「ザ・カッティング・エッジ」(1974/Milestone)という名盤があります。
増尾さんは現在でも第一線で活躍中です。

今作の録音時、増尾さんは32歳でした。
まさに現役バリバリの年齢で大張り切りだったのが伝わって来るようです。
航海をテーマにした組曲風になっていて全て増尾さんのオリジナルで占められています。
気分はそのまんまカリブ海でラテンのリズムが心地良く、もちろんロリンズ風のカリプソも入っています。
ここはメンバーが凄いです。
エリック・ゲイル(g)、デイヴ・グルーシン(p)、スティーヴ・ガッド(ds)はフュージョン・シーンのど真ん中です。
その他にもリチャード・ティー(p)、マイク・ノック(p)、ゴードン・エドワーズ(elb)などの名前が見えます。

(くつろぎ系)

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