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JOE FARNSWORTH QUINTET / IN WHAT DIRECTION ARE YOU HEADED ? [Jazz Drums]

* JOE FARNSWORTH QUINTET / IN WHAT DIRECTION ARE YOU HEADED ?

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joe farnsworth(ds),
immanuel wilkins(as), kurt rosenwinkel(g), julius rodriguez(p), robert hurst(b)
2023/Smoke Sessions/

1 Terra Nova (K.Rosenwinkel)
2 Filters (K.Rosenwinkel)
3 In What Direction Are You Headed ? (H.Mabern)
4 Composition 4 (I.Wilkins)
5 Anyone But You (J.Rodriguez)
6 Safe Corners (K.Rosenwinkel)
7 Bobby No Bags (J.Farnsworth)
8 Someday WE'll All Be Free (Hathaway/Howard)

ジョー・ファーンズワース(ds)の新作です。
ファーンズワースのリーダー作は何枚か持ってると思いましたが今作が初めてだとは意外でした。
エリック・アレキサンダー(ts)と一緒だったので見たり聴いたりする機会が多かったからです。
師匠格はハロルド・メイバーン(p)でこれまた共演の機会が多かった。
また3管編成の人気バンドの「ワン・フォー・オール」のメンバーでもあります。

ここはカート・ローゼンウィンケル(g)とイマヌエル・ウィルキンス(as)の名前に惹かれました。
珍しい組み合わせだと思いました。
全8曲はローゼンウィンケルが3曲、ウィルキンスが1曲、自身のオリジナル1曲、その他3曲の構成です。
明らかに音楽的指向はローゼンウィンケルですね。
ローゼンウィンケルとウィルキンスなら超クールな演奏になるのは予想出来ます。
それに対してパワフルに突っ走るファーンズワースのドラムスがどう絡み合っていくのか。
そこが一番の聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / KYOTO [Jazz Drums]

* ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / KYOTO

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freddie hubbard(tp), wayne shoter(ts), cutis fuller(tb),
cedar walton(p), reggie workman(b), art blakey(ds)
wellington blakey(vo)
1964/Riverside/

Side A
1 The High Priest
2 Never Never Land
3 Wellington's Blues
Side B
1 Nihon Bash
2 Kyoto

「ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」の結成は1955年、当は初アート・ブレイキー(ds)とホレス・シルバー(p)の双頭バンドでした。
1年半ほど続いたホレス・シルバー(p)とのジャズ・メッセンジャーズは56年にシルバー独立と共に終わります。
シルバーがメンバー全員を引き抜いたのでブレイキーには「ジャズ・メッセンジャーズ」の名前だけが残りました。
「コノヤロー!!」と思ったかもしれないけど両雄並び立たずはこの世の常です。
その後しばらくは、メンバーに恵まれずに低迷しますが58年に第一期黄金時代がやってきます。
ベニー・ゴルソン(ts)を音楽監督に迎えて、抜群の人気を誇るリー・モーガン(tp)とボビー・ティモンズ(p)が入団しました。
「Moanin'」はティモンズの作品、「Blues March」はゴルソンの作曲で共に大人気の曲になりました。
ファンキー・ジャズの大ヒット、日本での一大モダン・ジャズ・ブームを巻き起こしたのがまさしくこのアルバムです。
この頃ダンモ(ミュージシャンの隠語でモダン・ジャズを指す)、日本ではモダン・ジャズが一般的に聴かれていました。
特に若者に人気があった日活のアクション映画ではバック・ミュージックに必ずと言っていいほどジャズが流れていた。
故石原裕次郎氏がジャズ・ドラマーを演じた「嵐を呼ぶ男」はそんなモダン・ジャズが最先端だった時に作られた映画です。

今作はジャズ・メッセンジャーズの第二期黄金時代の作品です。
ウエイン・ショーター(ts)を音楽監督に迎え、当時の新進気鋭なショーター、フレディー・ハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)による3管編成コンボで人気を博しました。
ピアノにはシダー・ウォルトン、ベースはレジー・ワークマンと才人揃いです。
ブレイキーは日本びいきでもあるので日本の題名が付いた作品は2枚あります。
よく知られている「UGETSU」はウォルトンの作曲でここの「KYOTO」はハバードの手になるものです。

(中間系)

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RENAUD PENANT TRIO / IN THE MOOD FOR A CLASSIC [Jazz Drums]

* RENAUD PENANT TRIO / IN THE MOOD FOR A CLASSIC

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pasquale grasso(g), ari roland(b), renaud penant(ds)
2017/Gut String Records/

1 Jahbero (T.Dameron)
2 Audrey (B.Powell)
3 Elegy (B.Powell)
4 Angel Face (H.Jones)
5 The Squirrel (T.Dameron)
6 A Sinner Kissed An Angel (M.david/R.Joseph)
7 These Foolish Things (E.Maschwitz/J.Strachey)
8 In The Mood For A Classic (B.Powell)
9 Time Was (M.Prado/G.Luna/B.Russell)
10 All Through The Night (C.Poter)

サマラ・ジョイ(vo)のアルバムで聴いたパスクアーレ・グラッソ(g)を買ってみました。
オーソドックスなギター・トリオで特別なリーダーはいないのかも知れません。

全10曲はバド・パウエル(p)の3曲とタッド・ダメロン(arr/comp)の2曲が特徴的です。
古典的なジャズを演奏しようという意図は明白です。
難易度の高いパウエルやダメロンの曲をギターで弾く発想も凄いかなと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JACOB ROVED QUINTET / DAWN [Jazz Drums]

* JACOB ROVED QUINTET / DAWN

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jacob roved(ds),
john ruocco(cl,ts), thomas fryland(tp), rasmus ehlers nielsen(p), jesper bodilsen(b)
2022/AMP/

1 In This World
2 Breez
3 From The Other Side
4 Shadow Motion
5 Last Exit Before Down
6 The Grand Maze
7 Unviel My Path
8 Prelude
9 A Short Moment

ヤコブ・ロブド(ds)は初見、デンマーク盤です。
これもトランペット&サックスのフロント2管、王道クインテットなので手が伸びました。

全9曲は全てロブド自身のオリジナルです。
サウンドは北欧特有の澄んだ清冽な音作りです。
まとまりが良く手慣れた感じがしますが大人しいのでややインパクトには欠けるかな。
メンバーで馴染みがあるのはイェスパー・ボディルセン(b)だけでした。

(中間系)

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T.S. MONK SEXTET / TWO CONTINENTS ONE GROOVE [Jazz Drums]

* T.S. MONK SEXTET / TWO CONTINENTS ONE GROOVE

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t.s.monk(ds),
helen sung(p), willie williams(ts), patience higgins(as),
jose evans(tp), kenny davis(b), dave stryker(g)(1)
2022/ Storyville/

1 Sierre (T.S.Monk)
2 Brother Thelonious (H.Sung)
3 Chessment's Delight (R.Weston)
4 Seven Steps To Heaven (Davis/Feldman)
5 Earnie Washinton (J.Evans)
6 Nommo (J.Merrit)
7 Little Niles (R.Weston)

T.S.Monk(ds)はかのセロニアス・モンク(p)の息子です。
父親があまりに偉大だと息子としてはどうなんでしょうか。
アート・ブレイキーがドラムを与えマックス・ローチがレッスンをしたって凄いです。

今作は2014年と2016年のライブ音源をまとめたものです。
フロント3管とピアノ・トリオでリーダーがドラマーならジャズ・メッセンジャーズのラインですね。
そのまんまのノリノリでグルービーなハード・バップ・ジャズが聴けました。
ランディ・ウェストン(p)の2曲なんて嬉しいじゃありませんか。
共演者ではヘレン・サング(p)に注目しました

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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TERRI LYNE CARRINGTON QUINTET / NEW STANDARDS Vol.1 [Jazz Drums]

* TERRI LYNE CARRINGTON QUINTET / NEW STANDARDS Vol.1

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terri lyne carrington(ds), kris davis(p), linda may han oh(b),
nicholas payton(tp), matthew stevens(g)
special guest
ambrose akinmueire(tp), melanie charles(vo), ravi coltrane(ts),
val jeanty(electronics), samara joy(vo), julian lage(g), michael mayo(vo),
elena pinderhughes(fl), dianne reeves(vo), negah santos(per,vo), somi(vo)
2022/Candid/

1 Wind Flower (Sara Cassey)
2 Circling (Gretchen Parlato)
3 Uplifted Heart (Shamie Royston)
4 Moment (Eliane Elias)
5 Comtinantal Cliff (Patricia Perez)
6 Throw It Away (Abbey Lincoln)
7 Respected Destroyer (Brandee Younger)
8 Two Hearts (Carla Bley)
9 UnChanged (Marta Sanchez)
10 Ima (Anat Cohen)
11 Rounds (Marilin Crispell)

テリ・リン・キャリントン(ds)のリーダー作を買ったのは初めてです。
もちろん女性ドラマーとしての知名度は高いです。
最初に注目したのはウェイン・ショーター(ts)のアルバムだったと思います。
今作はニュー・スタンダード集と銘打って女性の作品を集めたところに興味を惹かれました。
いかにも有りそうな企画ではあるけれど私は今まで聴いたことはなかった。

全11曲の作者は全て女性ですが知った人より知らない人の方が多かったです。
ライブでのお気に入りにアビー・リンカーン(vo)の(6)「Throw It Away」がありました。
中々に良い曲なのでこれがニュー・スタンダードに入っていたのは嬉しかったです。
ゲスト陣も豪華で新感覚ジャズのサウンドが聴けたのは良かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ELLIOTT HENSHAW QUINTET / WHO'D HAVE GUEST ? [Jazz Drums]

* ELLIOTT HENSHAW QUINTET / WHO'D HAVE GUEST ?

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elliott henshaw(ds,per), andrew mckinney(b), matt steele(key),
james pusey(g), simon willescroft(sax),

special guest & additional musicians
dave weckl(ds)(11), sssimon goulding(b)(11), gwilym simcock(p)(3),
richard beadle(p)(8), chris traves(org)(6,7)(tb,per)(1,3,4,5,7),
john wheatcrofft(g)(1), mike outram(g)(6), tommy emmerton(g)(7),
simon lind(g)(9), mark cox(g)(10), miramda wilford(vo)(4),
noel sullivan(vo)(7), tom walsh(tp)(1,3,4,5,7), bryan corbett(tp)(2),
bob mintzer(sax)(1), simon niblock(sax)(1,3,4,5,7), fiona asbury(sax)(5),
sammy mayne(sax)(5), chris aldridge(sax)(1,3,5), and strings
2021/Ubuntu Music/

1 Tes And Toast (E.Henshaw)
2 Direct Input (J.Pusey)
3 Along Came Milly (E.Henshaw)
4 Monte Carlo (M.Wilford/A.Amejeiras)
5 JP (E.Henshaw)
6 Hiding To Nothing (J.Pusey)
7 Faithless (N.Sullivan)
8 You Are (E.Henshaw)
9 Tring Too Hard (E.Henshaw)
10 Red Beret (A.Scott)
11 Scotty The Brave (A.Scott)

エリオット・ヘンショウ(ds)のリーダー作を買ったのは初めてです。
ジャケットを見た時、ディヴ・ウェックル(ds)とボブ・ミンツァー(ts)の名前が気になりました。
共に1曲づつの参加なので正直「客寄せにやられたかなぁ~」と思いました。
でもね、内容は悪くなかったです。

全11曲は自身のオリジナル5曲とメンバー2曲、その他4曲の構成です。
ノリが良く典型的なフュージョン・サウンドで気持良かったです。
久し振りにこういうサウンドを聴いたけど何だかホッとしました。
いつでもジャズは現在進行形なので色んな方向性があってそれでいいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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AARON SEEBER QUINTET / FIRST MOVE [Jazz Drums]

* AARON SEEBER QUINTET / FIRST MOVE

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warren wolf(vib), tim green(as),
sullivan fortner(p), ugonna okegwo(b), aaron seeber(ds)
2022/Cellar/

1 Brandyn (A.Foster)
2 Out Of The Past (B.Golson)
3 Eleventh Hour (M.Miller)
4 Duke Ellington's Sound Of Love (C.Mingus)
5 First Move (A.Seeber)
6 Unconditional Love (G.Allen)
7 Fire Waltz (M.Waldron)
8 Klactoveedsedstene (C.Parker)

今作はウォーレン・ウルフ(vib)が聴きたくて手が伸びました。
アーロン・シーバー(ds)は初見、今作は思ったりずっと良かったです。
新人のミュージシャンをベテランが支えて盛り上げるというよくあるパターンです。

全8曲は自身のオリジナル1曲とその他7曲の構成です。
まずは新人の嗜好を選曲から探ってみると最初にアル・フォスター(ds)が出て来ました。
これは珍しいかな、なるほどフォスターを目指しているんだと思いました。
選曲は1960~80年代のモダンジャズ曲が中心でスタンダードがないのが特徴的です。
やはりここはメンバーに恵まれたと思います。
特にウォーレン・ウルフ(vib)とサリヴァン・フォートナー(p)が聴きどころになりました。
ティム・グリーン(as)とウゴンナ・オケグォ(b)も好演しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

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FLORIAN ARBENZ TRIO / CONVERSATION #4 [Jazz Drums]

* FLORIAN ARBENZ TRIO / CONVERSATION #4

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florian arbenz(ds), maikel vistel(ts,ss), francois moutin(b)
2021/Hammer Recordings/

1 Bemsha Swing (T.Monk)
2 Pandemia (M.Vistel)
3 Freedom Jazz Dance (E.Harris)
4 A Soothing Thrill (F.Moutin)
5 Hackensack (T Monk)
6 Scarlet Woman (J.Zawinul)
7 Closer (J.Vistel)
8 Waltz For Debby (B.Evans)

スイス出身のベテラン・ドラマー、フローリアン・アルベンツのコラボ・プロジェクトの第4弾です。
私は知らなかったけど2021年にスタートした新企画だそうです。
ここはサックスのピアノレス・トリオということで手が伸びました。
キューバのサックス奏者マイケル・ヴィステルとフランスのベーシスト、フランソワ・ムタンを迎えたトリオです。

全8曲はメンバーのオリジナル3曲とその他5曲の構成です。
セロニアス・モンク2曲、エディ・ハリス、ジョー・ザビヌル、ビル・エヴァンスが選ばれています。
演奏者同士の会話を楽しむのもジャズ聴きの醍醐味の一つですね。
国は違えど音楽の心は通じ合っている。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ROBERTO GATTO QUARTET / MY SECRET PLACE [Jazz Drums]

* ROBERTO GATTO QUARTET / MY SECRET PLACE

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roberto gatto(ds),
alessandro presti(tp,fhn), alessandro lanzoni(p), matteo bortone(b),
beatrice gatto(vo)(1,4,7), andrea molinari(elg)(1,4)
2021/Jando/

1 Gee See (Lanzoni)
2 Rambler (Gatto)
3 Nebrodi (Presti)
4 Everyday Life (Coldplay)
5 Light Spin (Bortone)
6 My Secret Place (Gatto)
7 The Meaning Of The Blues (B.Troup/L.Worth)
8 Satie's Mood (Gatto)
9 Mad Bog(Lanzoni)
10 Se Non Avessi Piu Te (Migliacci/Zambrini/Bacalov)

ドラマーのロベルト・ガットが率いるイタリア盤で今作は中々に聴き心地が良かったです。
ジャズが持つ伝統的な味わいと現代的な味付けとのバランスがとてもいいなと感じました。

全10曲はメンバーのオリジナル7曲とその他3曲の構成です。
1,4,7はヴォーカル入りで1,4にはギターが加わるので変化があって飽きさせません。
しっとりと落ち着いた演奏があり疾走感溢れる演奏も聴かせてくれました。
馴染みのあるのはボビー・トループの(7)「The Meaning Of The Blues」だけどこの選曲もシブいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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