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TERUO GOTO & JUN SATSUMA / GLAD THERE IS YOU [Jazz Duo]

* TERUO GOTO & JUN SATSUMA / GLAD THERE IS YOU

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後藤輝夫(ts), 佐津間純(g)
2021/MSC/

1 Old Folks (W.Robinson)
2 Love Letters (V.Young)
3 Sun Flower (H.Mancini)
4 Chelsea Bridge (B.Strayhorn)
5 Ligia (A.C.Jobim)
6 I'm Glad There Is You (J.Dorsey)
7 Lotus Blossom (B.Strayhorn)
8 Feeling Of Jazz (D.Ellington)
9 Flamingo (T.Crouya)
10 Night Lights (G.Mulligan)
11 Beautiful Friendship (D.Kahn)
12 Evry Time We Say Goodbye (C.Poter)

後藤輝夫(ts)さんと佐津間純(g)さんのデュオ作品は2枚目になります。
前作は「TERUO GOTO & JUN SATSUMA / BUT BEAUTIFUL」(2014)でした。
前作同様によく知られたスタンダードが並んでいます。
語りかけてくるようなしっとりとしたバラード集です。
マリガンの「Night Lights」やカーンの「Beautiful Friendship」は近年珍しいかも知れません。

後藤さんはオルガン入りグループの「ごめんね」を率いるソウル、ファンキーなサックス奏者。
名手の一人でこういったバラードも一級品です。
佐津間さんもライブで何度か見ていますがケニー・バレル系は珍しいと思います。
ブルージーながら丁寧で端正な趣きはカチッとした印象を与えます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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KEVIN EUBANKS & ORRIN EVANS / EXPERIENCE [Jazz Duo]

* KEVIN EUBANKS & ORRIN EVANS / EXPERIENCE

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kevin eubanks(g), orrin evans(p)
2022/Imani/

1 Novice Bounce (K.Eubanks)
2 Dreams Of Loving You (T.Browne)
3 I Don't Know (Eubanks/Evans)
4 And They Ran Out of Bisquits ! (Eubanks/Evans)
5 Dawn Marie (O.Evans)
6 Variations On the Battle (O.Evans)
7 Variations On the Battle (K.eubanks)

オーリン・エヴァンス(p)の流れでケヴィン・ユーバンクス(g)とのデュオ盤を見つけました。
ギターとピアノだけの組み合わせって珍しいんじゃないかな。
内容はほぼ即興演奏に終始している感じがしました。
ハッキリとしたテーマやメロディがないようで思い付くままに二人の会話が続いていきます。
正直、どう聴けばいいのか?と思いましたよ。

(まじめ系)

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JANE HALL & ED BICKERT / WITH A SONG IN MY HEART [Jazz Duo]

* JANE HALL & ED BICKERT / WITH A SONG IN MY HEART

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jane hall(vo), ed bickert(g)
1985Rec/Muzac/

1 With A Song In My Heart
2 Maybe You'll Be There
3 'Round Midnight
4 People Will Say We're In Love
5 My Foolish Heart
6 My Funny Valentine
7 It Might As Well Be Spring
8 Lover Man
9 It's Magic
10 Alone Together
11 Do It Again
12 For All We Know

ヴォーカルのジェーン・ホールはギタリストのジム・ホールの奥さんだそうです。
今作がひっそりと再発されていました。
カナダのエド・ビッカート(g)はポール・デスモンド(as)の作品で知りました。
実にセンス溢れるギタリストでムードは満点です。
いかにも私的録音という感じで優しくリラックスしたデュオ作品です。
真夜中に二人で聴いたらもう堪らないと思いますよ。

(中間系)

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GEORGE COLEMAN & TETE MONTOLIU / DUO [Jazz Duo]

* GEORGE COLEMAN & TETE MONTOLIU / DUO

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george coleman(ts), tete montoliu(p)
1977/Timeless/

1 Lisa
2 Dynamic Duo
3 First Time Down
4 Walsing At Rosa's Place
5 Meditation
6 Sophisticated Lady

ジョージ・コールマン(ts)とテテ・モントリュー(p)のデュオ・アルバムです。
コールマンのキャリアは申し分ありませんね。
マックス・ローチ(ds)やジミー・スミス(org)のグループに起用されて頭角を現しました。
その後マイルス・デイヴィス・クインテットに加わってその評価を決定的なものにしています。
今作はコールマンがアメリカからヨーロッパに活躍の場を移した時期に当たります。
テテはこの頃「SteepleChase」の専属だったので「Timeless」のコールマンに客演した形です。
やっぱりコールマンが凄い、強烈なテテのピアノにまったく引けを取らずむしろ凌駕しています。
実力者二人の共演なので内容は素晴らしいと思います。
一期一会のジャズそのものでお互いに「これでもか、これでもか」のぶつかり合いを演じています。
どの曲も良いけれどやはりベストは表題曲にもなった12分に及ぶ「Meditation」になるかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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CHAMPIAN FULTON & CORY WEEDS / CDREAM A LITTLE... [Jazz Duo]

* CHAMPIAN FULTON & CORY WEEDS / DREAM A LITTLE...

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champian fulton(p,vo), cory weeds(as)
2019/Cellar Live/

1 Dream A Little Dream Of Me... (W.Schwandt/G.Kahn)
2 Fly Me To The Moon (B.Howard)
3 Lullaby For Art (C.Fulton)
4 Darn That Dream (J.Van Heusen/E.Delange)
5 Pennies From Heaven (S.Johnston/J.burke)
6 Once I Had A Secret Love (S.Fain/P.Webster)
7 I Thought About You (J.Van Heusen/J.Mercer)
8 Tangerine (V.Schertzinger)
9 I'd Give A Dollar For A Dime (A.Razaf/E.Blake)
10 Save Your Love For Me (B.Johnson)

先週、シャンピアン・フルトン(p,vo)の作品をもっと聴いてみたいと言いました。
入手困難なアルバムが多くて驚いたけどそれだけ人気があるということでしょうか。
今作は最新の録音で34歳の時、先週は27歳時の録音でした。
フルトンはキャリアを積み重ねて少しずつ自己の個性を確立しつつありました。
同時にこれは自身の表現方法の構築で原曲を自在に崩すことに繋がります。
底辺に流れるR&B感覚・・・ある種の粘っこさが出てきているのがどうか?
聴く人に崩し方の好みが出るのもこの頃だと思います。
全10曲は自作の1曲を除いてスタンダード作品集です。
デュオの相手のコリー・ウィーズ(as)は「Cellar Live」のオーナーですね。
ジャッキー・マクリーン派のアルト・サックス奏者で鋭角で尖がった音色が特徴です。
じっくりと落ち着いて聴いていられるストレートなジャズ・ライブ盤ではありました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JANE BUNNETT & HILARIO DURAN / CUBAN RHAPSODY [Jazz Duo]

* JANE BUNNETT & HILARIO DURAN / CUBAN RHAPSODY

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jane bunnett(fl,ss), hilario duran(p)
2011/ALMA Records/

1 Lagrimas Negras
2 Son De La Loma
3 Longina
4 Quirino Con Su Tres
5 Contradanzas
1)La Tedezco
2)El Panuelo De Repa
3)Los Tres Golpes
4)Tarde En La Habana
6 Maria La O
7 Almendra
8 New Danzon
9 Sherezada
10 Danza Lucumi



* JANE BUNNETT & MAQUEQUE / ON FIRM GROUND / TIERRA FIRME (2019/Linus)
のアフロ・キューバン・サウンズを聴いて以来、カナダのジェーン・バネット(fl,ss)は気になるプレイヤーでした。
その彼女がキューバ出身の重鎮ピアニスト、ヒラリオ・デュランとの共演盤ということで手が伸びました。
多分、キューバ音楽のデュオ作品は初めてだと思います。
キューバのピアニストならゴンザロ・ルバルカバは大好きだったし、チューチョ・バルデスもよく聞きました。

メドレーを含む全10曲はキューバの良く知られた楽曲を二人がしっとりと演奏するという嗜好です。
実に落ち着いていて大人のキューバン・ミュージックを聴かせてくれています。
クラシックに相通じるところもあって静かでロマンティックな雰囲気を味わうことが出来ました。
ただリズム楽器が入っていないので好みが分かれるとは思います。

(くつろぎ系)

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DAVE BLENKHORN & HARRY ALLEN / UNDER A BLANKET OF BLUE [Jazz Duo]

* DAVE BLENKHORN & HARRY ALLEN / UNDER A BLANKET OF BLUE

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dave blenkhorn(g), harry allen(ts)
2020/GAC Records/

1 There's A Small Hotel (R.Rodgers/L.Hart)
2 We'll Be Together Again (C.T.Fischer/F.Laine)
3 Dindi (A.C.Jobim)
4 Bewitched, Bothered And Bewildered (R.Rodgers/L.Hart)
5 Under A Blanket Of Blue (J.Livingston/M.Symes/A.J.Nelburg)
6 Street Of Dreams (V.Young/S.M.Lewis)
7 La Mer (C.Trenet)
8 Imagination (J.V.Heusen/J.Burke)
9 The Bloody Happy Song (H.Allen)
10 Solitude (D.Ellington/E.Delange/I.Mills)

古い良い曲探しでお気に入りのロジャース&ハートの「There's A Small Hotel」をここで見つけた。
何という偶然なのか、不思議なものですね・・・聴きたいと思っていると向こうからやってくる。

今作はギターとテナー・サックスのデュオ作品で全10曲は落ち着いたスタンダードが中心です。
ギタリストのデイヴ・ブレンクホーンは初見、オーストラリア出身で現在はヨーロッパで活躍中とあります。
ご存知ハリー・アレン(ts)は多作家で有名、スコット・ハミルトン(ts)を継ぐ安心感、安定感の持ち主です。
家でのんびりとBGMで流すには最適でゆったりとリラックスした演奏が聴けました。
表題曲の「Under A Blanket Of Blue」や「Street Of Dreams」もめったに聴けない古い曲です。

久し振りの新譜紹介だけどコロナ禍でアメリカとフランスをオンラインで繋いでのレコーディングです。
これからはこういう形が増えてくるのかも知れませんね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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CHET BAKER & PAUL BLEY / DIANE [Jazz Duo]

* CHET BAKER & PAUL BLEY / DIANE

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chet baker(tp,vo), paul bley(p)
1985Rec/SteepleChase/

1 If I Shold Lose You
2 You Go To My Head
3 How Deep Is The Ocean
4 Pent-Up House
5 Everytime We Say Goodbye
6 Diane
7 Skidadidlin'
8 Little Girl Blue

チェット・ベイカー(tp,vo)は1929年生まれ、1988年にオランダで変死、58歳でした。
常に麻薬がらみの話題が多くて1960年代~70年代半ばにかけては引退同然になっていた。
私にとってもベイカーは50年代で終わっていてカムバックしたのを聴いても全然いいとは思わなかった。
ジェリー・マリガン(bs)との再会セッション「カーネギー・ホール・コンサート」(1977/CTI)で聴けます。
ここでのマリガンは絶好調で一世一代の名演奏を聴かせているけどチェットはまったく冴えなかった。
多分、病み上がりの回復途上だったと思う・・・それでまたチェットから離れてしまったは事実です。

先日の「チェット・ベイカー・シングス」の紹介中、80年代のチェットを全然聴いていないことに気付いた。
で、何かないか?と探したら今作がありました。
フリー・ジャズの雄、ポール・ブレイ(p)とのデュオなら面白いんじゃないかと思いました。
ブレイはカナダ出身の1932年生まれ、2016年にフロリダにて83歳で亡くなっています。

これはねぇ~、真夜中にグラス片手に聴いたら最高だと思うよ。
枯れた味わい、二人は音数を極力少なくして寄り添うように流れるようにメロディを追って行く。
(1)「If I Shold Lose You」に痺れてしまった。
ヴォーカルが聴けるのは(2)「You Go To My Head」だけです。
私が聴きたかったのは大好きな(5)「Everytime We Say Goobye」だけど十分満足しました。
ただ同じ傾向の演奏が続くのでいまひとつ物足りないと思うかも知れません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ARCHIE SHEPP & NIELS=HENNING ORSTED PEDERSEN / LOOKING AT BIRD [Jazz Duo]

* ARCHIE SHEPP & NIELS=HENNING ORSTED PEDERSEN / LOOKING AT BIRD

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srchie shepp(ts), niels-henning orsted pedersen(b)
1980/SteepleChase/

1 Moose The Mooche
2 Embraceable You
3 Ornithology
4 Billie's Bounce
5 Yardbird Suite
6 Blues For Alice
7 How Deep Is The Ocean
8 Confirmation

先週に続いてアーチー・シェップ(ts)のデュオ・アルバムです。
今回の相手はニールス・ペデルセン(b)です。
シェップのチャーリー・パーカー作品集です。
聴いていて思うのはバードはやはりシェップにとっても「永遠のあこがれ」だったということ。
シェップも若い頃は一所懸命にバードの後姿を追っていた。

全8曲はバード作が5曲とその他3曲の構成です。
ペデルセンのベース・ラインに乗ってシェップが縦横無尽に展開する。
やっぱり何もかもが素晴らしいと思いました。
バードの(8)「Confirmatin」は難曲でサックス奏者が上手くなると必ずやりたがる曲です。
シェップもずいぶんと練習したと思いますよ・・・味わい深い演奏を聴かせてくれました。
ここでのペデルセンもまた聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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ARCHIE SHEPP & HORACE PARLAN / GOIN' HOME [Jazz Duo]

* ARCHIE SHEPP & HORACE PARLAN / GOIN' HOME

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srchie shepp(ts), horace parlan(p)
1977/SteepleChase/

1 Goin' Home
2 Nobody Knows The Troubles Seen
3 Go Down Moses
4 Steal Away To Jesus
5 Deep River
6 My Lord What A Morning
7 Amazing Grace
8 Sometimes I Feel Like A Motherless Child
9 Awing Low, Sweet Chariot
10 Come Sunday

未紹介のアーチー・シェップ(ts)が何枚かあるのでしばらく続けたいと思います。
今作はデュオ・アルバムで相手はホレス・パーラン(p)です。
シェップ&パーランは一見、異色の顔合わせで私は合わないのではないかと思いました。
でも、1曲目の表題曲「Goin' Home」を聴き始めた途端にそれが危惧に終わったことを確信しました。

全10曲はトラディショナルな曲が中心で1曲(10)のみデューク・エリントンの作品です。
デュオの性格上どうしてもバラードが中心になりますね。
この日のシェップは体調が良かった・・・。
つい我慢出来ずにゴリゴリになるクセも出さずにキッチリと吹き切っています。
シェップの良さを十分に引き出したパーランはさすがの力量の持ち主です。
それでいてパーランの目立たず騒がすの控えめなピアノも最高です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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