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TOOTS THIELEMANS EUROPEAN QUARTET / LIVE [Jazz Harmonica]

* TOOTS THIELEMANS EUROPEAN QUARTET / LIVE

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toots thielemans(hca),
karel boehlee(p), hein van de geyn(b), hans van oosterhout(ds)
2010/Challenge/

1 I Love You Porgy
2 Summertime
3 Comecar De Novo
4 The Day Of Wine And Roses
5 Circle Of Smile
6 'Round Midnight
7 Les Feuilles Mortes
8 Theme From Midnight Cowboy
9 On Green Dolphin Street
10 Ne Me Quitte Pas
11 Bluesette
12 For My Lady

トゥーツ・シールマンスは1922年ベルギー生まれ、2016年に94歳で大往生しています。
ご存知ジャズ・ハーモニカの第一人者でありジャズ・ギター奏者でもあります。
私がトゥーツの名前を知ったのはジョージ・シアリング・クインテットに在団していた時でした。
名盤として名高いのはビル・エヴァンス(p)との共演盤「Affinity」(1979)でしょうね。
ハーモニカをジャズ楽器に引き上げた功績は大きく、まさに偉大な先駆者、ワン&オンリーの世界を持っていた。
もう一つ重要なのはトゥーツのギターとハーモニカの同時演奏が音楽界に大きな影響を与えたことです。
ポップス、ロック、R&B、フォークソング、ラテンなどのあらゆる音楽でその手法が広がりました。
ビートルズのジョン・レノンやフォークのボブ・デュランがその筆頭格になるかな。
ハーモニカが持つ独特の世界、哀愁を誘うノスタルジックな音色はあらゆる音楽の重要な要素を占めています。
特にヴォーカルのバッキングとしても味わい深いものがあります。

さて今作は2006~2008年までのライブ演奏を集めたものです。
トゥーツが84~86歳時・・・この年でもこれだけ出来るのは凄い・・・ジャス怪物の一人です。
トゥーツ・シールマンスの晩年の代表作になるのは間違いありません。
全12曲は自身のオリジナル2曲とその他10曲の構成です。
なおオリジナルの(11)「ブルーゼット」はジャズ・スタンダードになるほどの有名曲になっています。
バックは先日紹介したばかりのカレル・ボエリー(p)を中心にしたヨーロッパの名人トリオです。
トゥーツを聴いているとヴァイオリンのステファン・グラッペリとダブってくるのはなぜだろうか。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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