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GEORGE SHEARING QUINTET / LATIN LACE [Jazz Piano]

* GEORGE SHEARING QUINTET / LATIN LACE

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george shearing(p),
emil richards(vib), toots thielemans(g), al mckibbon(b), armando peraza(congas)
1958/Capitol/

1 The Story Of Love
2 Serenade
3 Tu Mi Delirio
4 Cali Mambo
5 Rondo
6 To The Ends Of the Earth
7 The Moon Was Yellow
8 Wonder Struck
9 Sand In My Shoes
10 Mambo Caribe
11 It's Not Fore Me To Say
12 Mambo No.2

ジョージ・シアリング(p)・クインテットのラテン作品の一枚です。
シアリングのクインテットは当時構成が斬新だったと思います。
ピアノ・トリオにヴァイブとギターの組み合わせは珍しかったから。
当然ラテンのリズムもお手のものということになりますね。
後にハーモニカ奏者として有名になるトゥーツ・シールマンスがギター奏者として参加しています。
ちなみにラテンジャズの人気奏者として知られるカル・ジェイダー(vib)もまた一時期在籍していました。

(くつろぎ系)

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CHARLIE BYRD / BOSSA NOVA PELOS PASSAROS [Jazz Guitar]

* CHARLIE BYRD / BOSSA NOVA PELOS PASSAROS

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charlie byrd(g), keter betts(b), bill reichenbach(ds)
strings, etc
1962/Riverside/

Side A
1 Yvone
2 A Salute To Bonfa
3 Meditation
4 You And I
5 A Most Beautiful Thing
6 Little Boat
Side B
1 Disafinado
2 Samba Triste
3 Bim Bom
4 Ho-Ba-La-la
5 She Has Gone
6 The Bird

チャーリー・バード(g)はクラシックのアコースティックギター奏法を一から習得した名手です。
バードはまたボサノバをアメリカに紹介したボサノバの先駆者として知られています。
1950年代にはブラジルでボサノバの洗礼を受けています。
最も有名なのはスタン・ゲッツの名盤「ジャズ・サンバ」(1962)への参加でしょうね。
この一枚で一躍ギターの名手として表舞台に登場してきました。
今作はそんなバードの最盛期をとらえたボサノバ・アルバムです。
その他の代表作としては「ブルース・ソナタ」(1963)が知られています。

(中間系)

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JON BOUTELLIER / ON BOTH SIDES OF THE ATLANTIC ! [Jazz Tener Sax]

* JON BOUTELLIER / ON BOTH SIDES OF THE ATLANTIC !

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jon boutellier(ts), alexander claffy(b), kyle poole(ds),
celia kameni(vo)(4), kirk lightsey(p)(3,4,10), jean-paul estievenart(tp)(1,2,4,10)
2020/Gaya Music/

1 Black (C.Walton)
2 Blue Rose (D.Ellington)
3 Maybe September (Livingston/Evans&Faith)
4 Save That Time (R.Long)
5 Nice & Nasty (T.Jones)
6 Quiet Sides (J.Boutellier)
7 1974 Blues (E.Harris)
8 We'll Be Together Again (Fischer & Laine)
9 Yesterdays (Kern/Harbach)
10 Blues On The Corner (M.Tyner)

フランス出身のジョン・ブテリエ(ts)は初見、今作は1960年代風のジャケットに手が伸びました。
ベテラン・ピアニストのカーク・ライトシーの参加とハード・バップな選曲にも魅力があります。

聴いてみるとピアノレス・サックス・トリオが中心(5曲)というのも面白かったです。
その他ピアノ入り、ヴォーカル入り、トランペットとのフロント2管など構成が良く飽きさせません。
シダー・ウォルトン(p)、サド・ジョーンズ(tp)、エディ・ハリス(ts)などが取り上げられたのも嬉しい。
聴きどころは(3)「Meybe September」と(9)「Yesterdays」になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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BENNY CARTER / JAZZ GIANT [Jazz Alto Sax]

* BENNY CARTER / JAZZ GIANT

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benny carter(as,tp), ben webster(ts), frank rosolino(tb),
andre previn(p), jimmy rowles(p), barney kessel(g),
leroy vinnegar(b), shelly manne(ds)
1958/Contemporary/

Side A
1 Old Fashioned Love
2 I'm Coming Virginia
3 A Walkin' Thing
Side B
1 Blue Lou
2 Ain't She Sweet
3 How Can You Lose
4 Blues My Naughty Sweetie Gives To Me

ベニー・カーター(as,tp,cl)もまたジャズ・ジャイアントの一人です。
アルト・サックス、トランペット、クラリネットの名手で元祖マルチ・プレイヤーとして知られ作編曲の才能にも優れていました。
有名な曲には「When Lights Are Low」や「Only Trust Your Heart」などがあります。
今作は西海岸の名手たちとの共演で「A Walkin' Thing」と「How Can You Lose」は自作の曲です。

(中間系)

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SYMBIOSIS 5 / JAZZ GETXO [Jazz Group]

* SYMBIOSIS 5 / JAZZ GETXO

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mate drippey(ts), benedek virag(g),
levente kapolcsi-szabo(p), tamas gyanyi(b), roland gabor majsai(ds)
2022/Errabal Jazz/

1 Parisian Song (M.Drippey)
2 Duckling (Recek) (R.G.Majsai)
3 Presence (Pillanat) (L.K.Szabo)
4 Balaton (R.G.Majsai)
5 Struggle (L.K.Szabo)
6 Changing (Valtozas) (L.K.Szabo)
7 Step One (L.K.Szabo)
8 Locked In A Box (Dobozba Zarva) (R.G.Majsai)

「Symbiosis 5」は初見、今作はジャケ買いです。
若手5人のクインテット編成でなんか真面目そうでカチッとした雰囲気が気になりました。

スペインのガチョ・国際ジャズフェスのグループ・コンペティションで優勝したハンガリーのグループとありました。
ブダペストのリスト・フェレンツ大学とベーラ バルトーク音楽院在学中に知り合った5人の若者によって結成されました。
彼ら5人は、同じ音楽学校の出身であるにもかかわらず、世界中のさまざまな地域に個人的および芸術的ルーツを持っており、
様々な個性がぶつかり合い、化学反応を起こし新たにユニークなサウンドとしてアウトプットされたグローバルなジャズ作品となっている。

確かに内容も多彩で面白かったです。
ヨーロッパの伝統的な民族音楽のリズムが中心ですがスイング感に溢れる王道ハードバップ演奏もありました。
何しろテナー・サックスの音色が素晴らしいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / KYOTO [Jazz Drums]

* ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / KYOTO

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freddie hubbard(tp), wayne shoter(ts), cutis fuller(tb),
cedar walton(p), reggie workman(b), art blakey(ds)
wellington blakey(vo)
1964/Riverside/

Side A
1 The High Priest
2 Never Never Land
3 Wellington's Blues
Side B
1 Nihon Bash
2 Kyoto

「ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」の結成は1955年、当は初アート・ブレイキー(ds)とホレス・シルバー(p)の双頭バンドでした。
1年半ほど続いたホレス・シルバー(p)とのジャズ・メッセンジャーズは56年にシルバー独立と共に終わります。
シルバーがメンバー全員を引き抜いたのでブレイキーには「ジャズ・メッセンジャーズ」の名前だけが残りました。
「コノヤロー!!」と思ったかもしれないけど両雄並び立たずはこの世の常です。
その後しばらくは、メンバーに恵まれずに低迷しますが58年に第一期黄金時代がやってきます。
ベニー・ゴルソン(ts)を音楽監督に迎えて、抜群の人気を誇るリー・モーガン(tp)とボビー・ティモンズ(p)が入団しました。
「Moanin'」はティモンズの作品、「Blues March」はゴルソンの作曲で共に大人気の曲になりました。
ファンキー・ジャズの大ヒット、日本での一大モダン・ジャズ・ブームを巻き起こしたのがまさしくこのアルバムです。
この頃ダンモ(ミュージシャンの隠語でモダン・ジャズを指す)、日本ではモダン・ジャズが一般的に聴かれていました。
特に若者に人気があった日活のアクション映画ではバック・ミュージックに必ずと言っていいほどジャズが流れていた。
故石原裕次郎氏がジャズ・ドラマーを演じた「嵐を呼ぶ男」はそんなモダン・ジャズが最先端だった時に作られた映画です。

今作はジャズ・メッセンジャーズの第二期黄金時代の作品です。
ウエイン・ショーター(ts)を音楽監督に迎え、当時の新進気鋭なショーター、フレディー・ハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)による3管編成コンボで人気を博しました。
ピアノにはシダー・ウォルトン、ベースはレジー・ワークマンと才人揃いです。
ブレイキーは日本びいきでもあるので日本の題名が付いた作品は2枚あります。
よく知られている「UGETSU」はウォルトンの作曲でここの「KYOTO」はハバードの手になるものです。

(中間系)

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PAU TEROL TRIO / MAY I ? [Jazz Piano]

* PAU TEROL TRIO / MAY I ?

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pau terol(p), paul lligadas(b), joan terol(ds)
2021/Swit Records/

1 The Oracle (J.Calderazzo)
2 I Hear A Rhapsody (G.Fragos/J.Baker/D.Gaps)
3 Not Yet (P.Terol)
4 Candle Light (P.Terol)
5 Renewal (M.Alexander)
6 Passing Cloud (P.Terol)
7 Speak Low (K.weill)
8 El Senyor de Les Portes (P.Terol)
9 What A Difference A Day Makes (M.Grever)

パウ・テロルはスペイン出身のピアニストで初見です。
今作が初リーダー・アルバムのようですがテロルは流麗なタッチ持っています。

全9曲は自身のオリジナルが4曲とスタンダード3曲、その他2曲の構成です。
選曲にはジョーイ・カルデラッツォ(p)とモンティ・アレキサンダー(p)の名前がありました。
なるほど、ここいら辺がテロルのルーツになるのかと思いました。
美しくて切れ味鋭くスイング感に溢れています。
(2)「I Hear A Rhapsody」の雰囲気がとても素晴らしくて何度も聴いてしまいました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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BARNEY KESSEL / CARMEN [Jazz Guitar]

* BARNEY KESSEL / CARMEN

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barney kessel(g),
buddy collette(cl,fl), bill smith(cl), jules jacob(oboe,cl),
pete terry(cl), justin gordon(fl),
andre previn(p), joe mondragon(b), shelly manne(ds),
ray linn(tp), harry betts(tb), herb geller(as),
chuck gentry(bs), justingordon(ts), victor feldman(vib)
1959/Contemporary/

Side A
1 Swingin' The Toreador
2 A Pad On The Edge Of Town
3 If You Dig Me
4 SFree As A Bird
Side B
1 Viva El Toro !
2 Flowersville
3 Carmen's Cool
4 Like, There's No Place Like...
5 The Gypsy's Hip

バーニー・ケッセル(g)のこのイラスト・ジャケもインパクトがありました。
フランスの大人気オペラの挿入曲を演奏したものです。
ギターにおける超絶技巧という形容はケッセルが最初だったような気がします。

(中間系)

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FRANCESCA BERTAZZO HART / PLAYING WITH JIMMY [Jazz Vocal]

* FRANCESCA BERTAZZO HART / PLAYING WITH JIMMY
a tribute to Jimmy Van Heusen

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francesca bertazzo hart(vo,g), michele francesconi(p,arr,cond),
paolo trettel(tp), gigi crata(tb), stefano menato(as,cl),
fiorenzo zeni(ts), giorgio beberi(bs,bcl), beppe pilotto(b), mauro beggio(ds)
2022/Caligola Records/

1 I Thought About You
2 Like Someone In Love
3 Come Fly With Me
4 Here's That Rainy Day
5 Darn That Dream
6 All The Way
7 It Could Happen To You
8 Playing With Jimmy (F.B.Hart)
9 Another Blues For Jimmy (F.B.Hart)
10 The Second Time Around
11 All My Tomorrows
12 But Beautiful
13 Call Me Irresponsible

イタリアのフランチェスカ・ベルタッツォ・ハート(vo,g)のジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲集です。
ジャケットの写真はそのジミー・ヴァン・ヒューゼン本人です。
こうして見てみると改めて「いい曲をいっぱい書いているんだな」と思いますね。

全13曲はフランチェスカの2曲のオリジナルを除いてはジミー・ヴァン・ヒューゼンの作品になっています。
ここはマイケル・フランチェスコーニのアレンジと指揮も聴きどころになりました・
ひと味違う新しい感覚のジミー・ヴァン・ヒューゼンをヴォーカルと演奏で聴くことが出来ました。
面白かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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BARNEY KESSEL / SOME LIKE IT HOT [Jazz Guitar]

* BARNEY KESSEL / SOME LIKE IT HOT

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barney kessel(g),
art pepper(cl,as), joe gordon(tp), jimmie rowles(p),
monty budwig(b), shelly manne(ds), jack marshall(rg)
1959/Contemporary/

Side A
1 Some Like It Hot
2 I Wanna Be Loved By You
3 Stairway To The Stars
4 Sweet Sue
Side B
1 Sweet Georgia Brown
2 Down Among The Sheltering Palms
3 Sugar Blues
4 I'm Thru With Love
5 By The Beautiful Sea

バーニー・ケッセル(g)の今作はショー・ダンスの一コマを切り取ったジャケットでインパクトがありました。
表題曲の「Some Like It Hot」(邦題:お熱いのがお好き)はアメリカのラブ・コメ映画です。
マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモンが主演で面白かったです。
ここもアート・ペッパー(as)やシェリー・マン(ds)を始めとして西海岸の腕達者が揃っています。
ジミー・ロウルズ(p)やジョー・ゴードン(tp)といった渋いプレイヤーの共演も嬉しい。

(中間系)

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