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SCOTT HAMILTON QUARTET / ACROSS THE TRACKS [Jazz Tener Sax]

*SCOTT HAMILTON QUARTET / ACROSS THE TRACKS

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scott hamilton(ts),
duke robillard(g), gene ludwig(org), chuck riggs(ds)
guests:doug james(bs)(2,5)
2008/Concord/

1 Deuces Wild
2 Parker's Pals
3 Save Your Love For Me
4 Cop Out
5 Intermission Riff
6 Sweet Slumber
7 Something For Red
8 Blue Turning Grey Over You
9 Memories Of You

スコット・ハミルトンの作品中、最もブルージーな味わいです。
ゲストのバリトン・サックスのダグ・ジェイムスは初見。
調べてみたらバリバリのブルース・プレイヤーだったのを思い出しました。

「レビュー時のコメント」
ハリー・アレン(ts)とエリック・アレキサンダー(ts)の話題になれば次はスコット・ハミルトンになるかな。
順当というか、実に分かり易い展開になりました。
スコット・ハミルトンはハリーやエリックとの共演盤もあって相通じることも多く、二人が受けた影響も大きいと思います。
こうしてみるとスイング系のテナー奏者としてのハミルトンが果たした役割はとても重要だったですね。
ハミルトンは1970年代の後半、フュージョンとフリージャズに行き詰まりを感じる中で颯爽とデビューしてきました。
その当時、ベン・ウエブスター系の原点回帰のスイング・テナーはとても新鮮に聴こえたものです。
停滞していた日本ジャズ界に一大センセーションを巻き起こしたのをよく覚えています。
ウイントン・マルサリス(tp)がデビューした時もそんな感じがしたのでいかに反響が大きかったか分かると思います。
以来、30年余り、終始一貫自分のスタイルを貫き通しジャズ・シーンに確固たる地位を築いています。
間違いなく「ワン・アンド・オンリーの世界」を持っているテナー・マスターの一人になりました。

ここではオルガン・トリオがバックということでよりハミルトンの魅力が増幅されたと思います。
ハミルトンは白人ですが私は黒い感覚を持っています。
ソウルフルとはまた違う、なんというかアーシーで下卑た味付けがあるというか、そういう感じがします。
表現がむずかしいけど私にとってはそれがとても魅力的なところなんです。
(9)「MEMORIES OF YOU」は別にして選曲からもそれがうかがえると思いますがいかがかな。
(3)「SAVE YOUR LOVE FOR ME」のスロー・バラードなんて涙が出そう・・・。

(くつろぎ系)

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