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CONRAD HERWIG BAND / THE LATIN SIDE OF MINGUS [Jazz Trombone]

* CONRAD HERWIG BAND / THE LATIN SIDE OF MINGUS

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conrad herwig(tb),
randy brecker(tp), alex sipiagin(tp)(6), craig handy(ts,fl,bcl),
bill o'connell(p,rhodes), luques curtis(b), robby ameen(ds),
camilomolina(cong), ruben blades(narration)(3)
2022/Savant/

1 Gunslinging Bird
2 Boogie Stop Shuffle
3 No De Jes Que Pase Aqui
4 Goodbye Pork Pie Hat
5 Hora Decubitus
6 Duke Ellington's Sound Of Love
7 All The Things You Could Be By Now
If Sigmund Freud's Wife Was Your Mother
8 Better Get Hit Your Soul

トロンボーン奏者のコンラッド・ハーウィグの作品です。
今作はチャールス・ミンガス(b)の楽曲にラテン・サウンドを当てはめました。
ミンガスもラテンが好きだったようで「Tijuana Mood」(1957)をリリースしています。

全8曲は全てミンガスの作品になります。
流石にミンガスかな、全体的に重厚な雰囲気になっています。
(4)「Goodbye Pork Pie Hat」が軽快で一番良かったです。
アレンジが楽しめればもっといいのかも知れません。

ハーウィグはこの企画が気に入っているようです。
今までにジョン・コルトレーン(ts)、ウエイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ホレス・シルバー(p)が出ているので今作が6枚目になります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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SHIGEHARU MUKAI & MORNING FLIGHT / MARGARITA [Jazz Trombone]

* SHIGEHARU MUKAI & MORNING FLIGHT / MARGARITA

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向井滋春(tb),
佐山雅弘(p)、廣木光一(g)、斉藤誠((b)、トニー木庭(ds)、ペッカー(per)
1981/Nippon Columbia/

Side A
1 Hai-Donan
2 Margarita
3 Macau's Lady
4 Shree
Side B
1 Miracle Of Tungus
2 Short Legs Step
3 Aquarium
4 Phrygian Blue

向井滋春(tb)さんのフュージョン盤です。
向井さんは才能に溢れ音楽性も幅広く純ジャズからポピュラー系まで難なくこなします。
トロンボーンは至難の楽器で希少性がありますね。
当然ながらあちこちに引っ張りだこになって人気ミュージシャンになりました。
現在まで第一線で活躍中なのが嬉しいです。

佐山雅弘さんも好きなピアニストでしたが亡くなってしまいました。
去年か一昨年だったか、佐山さんの息子さんを見ました。
実に達者なピアニストに成長していてDNAを立派に受け継いでいました。
廣木光一(g)さんにはほとんど出会う機会がなかったです。
斉藤誠(b)さんの愛称はクジラさんですがクジラさんとは出会う機会が多かったです。
もちろん今でもエレベは達者で確か5弦ベースを弾いていたような・・・。

(くつろぎ系)

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NICK FINZER SEXTET / NO ARRIVAL [Jazz Trombone]

* NICK FINZER SEXTET / NO ARRIVAL

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nick finzer(tb), lucas pino(ts,bcl), alex wintz(g),
victor gould(p), dave baron(b), jimmy macbride(ds)
2018/Posi-Tone/

1 Rinse And Repeat
2 Never Enough
3 Maria (L.Bernstein)
4 Tomorrow Next Year
5 Soon (G.Gershwin)
6 No Arrival
7 Pyramid (D.Ellington)
8 Only This, Only Now
9 The Greatest Romance Ever Sold (Prince)
10 A Flower Is A Lovesome Thing (B.Strayhorn)

トロンボーン奏者のニック・フィンザーは初見、ニューヨークで活躍中とのことです。
最近思うのは作、編曲に秀でたジャズ・メンのコンボの大型化が顕著だということです。
6人~10人編成になれば音楽表現の可能性が広がるのは自明の理ですね。
ちょっと前に聴いたクリス・バイアーズ(as)がそうだったしフランチェスコ・カフィーソ(as)も出している。
これは1990年前後の新伝承派ジャズの旗手だったウィントン・マルサリス(tp)の影響も大きいと思う。
先祖帰りというか、今後こういう流れがまた広がってくると思っています。
バイヤーズはピアノレスでしたがこのフィンザーはピアノにギターが入っています。
フィンザーはデューク・エリントン(p)やジェリー・マリガン(bs)を尊敬しているらしい。
近年は低音楽器にバリトン・サックスではなくバス・クラリネットを起用することが特徴的です。
マリガンはバリトン・サックスにボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンのユニークな組み合わせだった。
そういう意味ではフィンザーのトロンボーンにバス・クラリネットは新鮮な組み合わせと言えます。
バスクラを愛用したエリック・ドルフィ(as)には先見の明がありました。

さて今作ですが全10曲は自身のオリジナル5曲とその他5曲の構成です。
エリントンやストレイホーンが入っているのはいかにもだけどプリンスの(9)は異色でした。
面白かったのはウエストサイド物語の(3)「マリア」でトロンボーンが主役になると意外に良かったです。
フィンザーはメロディ・ラインを大切にするタイプでアレンジが計算されていて実にスマートです。
分厚いアンサンブルの上にそれぞれの熱いアドリブが乗っていく。
当然ながらウィンザーの作、編曲能力は高く、加えてトロンボーン奏法にも長けています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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SUPER TROMBONE / MOONLIGHT SERENADE [Jazz Trombone]

* SUPER TROMBONE / MOONLIGHT SERENADE

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jim pugh(tb), conrad herwig(tb), dave bargeron(tb), dave taylor(b.tb),
bill mays(p), chip jackson(b), lewis nash(ds),
david matthews(arr)
2004/Videoarts/

1 Basie
2 American Patrol
3 Moonlight Serenade
4 Lizzilu
5 One O'clock Jump
6 Tuxedo Junction
7 Jumpin' At The Woodside
8 In The Mood
9 Little Brown Jug

先週の「スライディング・ハマーズ」に続いて今週もトロンボーンの作品です。
デヴィッド・マシューズが主宰する「スーパー・トロンボーン」です。
4本のトロンボーンの分厚いアンサンブルが絶妙なハーモニーを生んでいます。
「プレイズ・グレン・ミラー&カウント・ベイシー」の副題が付いていました。

全9曲はマシューズのオリジナル1曲、グレン・ミラー5曲、カウント・ベイシー3曲の構成です。
トロンボーン奏者でもあったグレン・ミラーの愛奏曲は取り上げられて当然ですね。
カウント・ベイシーもまたトロンボーン・サウンドを重要視していたようです。
トロンボーン4本とピアノ・トリオのセプテットがこれほど重厚なサウンドを生むとは驚きです。
やっぱりグレン・ミラーの(4)「ムーンライト・セレナーデ」と(8)「イン・ザ・ムード」が良かった。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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SARAH MORROW QUINTET / THE AMERICAN ALL STARS IN PARIS [Jazz Trombone]

* SARAH MORROW QUINTET / THE AMERICAN ALL STARS IN PARIS

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sarah morrow(tb), hal singer(ts), rhoda scott(org),
wayne dockery & peter giron(b), john betsch & jeff boudreaux(ds),
gary carney(arr),
2005/O+ Music/

1 And The Angels Sing
2 All Star Boogie
3 Blue Monk
4 Worksong
5 You've Changed
6 Sweet And Lovely
7 Simone
8 Love For Sale
9 I Got It Bad And That Ain't Good
10 Honeysuckle Rose

ちょっと前にトロンボーンが聴きたくて購入したアルバムです。
サラ・モロウは初見、女性トロンボーン奏者です。
「アメリカン・オール・スターズ」って銘打っているけど勉強不足でほとんど知らない人ばかりだった。
でも内容は中々のもので楽しめました。

全10曲は自身のオリジナル(2)を除いては全てジャズのスタンダード・ナンバーの構成です。
基本的にクインテット編成だけど重厚なサウンドになっています。
ソウルフルで重量級のオルガン&テナー&トロンボーンの絡みがそう感じさせるのかもしれません。
時々音程やコンビネーションがあやしくなるけどその不安定さがまた魅力になっているかな。
アレンジはいいと思います。
(4)「Worksonng」~(5)「You've Changed」の流れが良かった。
特に(5)におけるサラのトロンボーンのバラード・プレイが秀逸でした。
フランク・フォスター(ts)の名曲(7)「Simone」の選曲がシブいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JJ JOHNSON QUINTET / STANDARDS [Jazz Trombone]

* JJ JOHNSON QUINTET / STANDARDS

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jj johnson(tb), ralph moore(ts,ss),
stanley cowell(p), rufus reid(b), victor lewis(ds)
1988/Emarcy/

1 See See Rider.
2 Shortcake
3 Sweet Georgia Gillespie
4 My Funny Valentine
5 Just Friends
6 Misterioso
7 You Stepped Out Of A Dream
8 Misty
9 Autumn Leaves
10 What Is This Thing Called Love

最近ちょっとトロンボーンが気になっている。
トロンボーンならJJ・ジョンソンなんだけど後期JJを聴いてみたくなりました。
今作はJJが64歳時の録音でN.Yヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。
2管フロントの共演者はラルフ・ムーア(sax)です。
ムーアは1980年~90年代によく名前を見たけれど2000年代には表舞台から姿を消しました。
理由は分かりません。
バックにはスタンリー・カウエル(p)、ルーファス・リード(b)、ヴィクター・ルイス(ds)が名前を連ねています。
この時JJは10年ほどブランクがあったようで帯中には10年振りのステージ復帰とありました。

全10曲は題名にもなった通りJJのオリジナル2曲(2)と(3)を含むスタンダードが中心です。
JJはやさしく柔らかくなっています。
力強さや鋭さには欠けるけれどフレージングの滑らかさはさすがでJJ健在を感じさせるものでした。
JJのバップの名曲(2)「Shortcake」は懐かしく聴きました・・・まさにウルウルものですよ。
(4)「My Funny Valentine」、(5)「Just Friends」、(8)「Misty」、(9)「Autumn Leaves」のバラードが聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)


このライブではもう一枚↓のアルバムが出ています。
こちらは全12曲でJJのオリジナル6曲を含むモダン・ジャズの名曲を集めています。

JJ JOHNSON QUINTET / QUINTERGY

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SLIDING HAMMERS / A PLACE TO BE [Jazz Trombone]

* SLIDING HAMMERS / A PLACE TO BE
This CD is dedicated to the memory of JJ Johnson

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mimmi pettersson hammar(tb.vo), karin hammer(tb,arr),
mathias algotsson(p), tommy johnson(b), ronnie gardiner(ds),
2001/Gazell/

1 Chega De Saudade (No More Blues)
2 If I Should Lose You
3 All My Tomorrows
4 Our Love Is Here To Stay
5 Israel
6 Theme Fom Picnic
7 I Love Being Here With You
8 Jenny Song
9 Getxo Blues
10 Softly As In A Morning Sunrise
11 Blame It On My Youth

この猛暑に参ってしまって「何か癒し系の作品はないだろうか?」と思いました。
それで選んだのがこれです。
「スライディング・ハマーズ」はミミ・ぺターソン・ハマーとカリン・ハマーの姉妹トロンボーン奏者です。
2本のトロンボーンといえばJJ・ジョンソンとカイ・ウインディングの「J&K」がつとに有名です。
そう、この二人のお手本はここにありました。
今作の副題には「JJ・ジョンソンに捧げる」とあります。

ただここは女性が二人なのでソフトでしなやかさに溢れています。
姉妹のコンビネーションは抜群で特にミミのヴォーカルとカリンのトロンボーンの絡みが好きです。
ゆる~くボワ~ンとしている、ノンビリ感とルーズ感が最大の魅力だと思います。
ボサノバのリズムとやさしいヴォーカルが心を癒してくれます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ANDY MARTIN-JAN LUNDGREN QUARTET / HOW ABOUT YOU ? [Jazz Trombone]

*ANDY MARTIN-JAN LUNDGREN QUARTET / HOW ABOUT YOU ?

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andy martin(tb)
jan lundgren(p), chuck berghofer(b), joe la barbera(ds)
2006/FRESH SOUND RECORDS/

1 The Song Is you
2 Why Shouldn't I ?
3 But Not For Me
4 I'm Old Fashioned
5 Carnival
6 Moon Ray
7 A New Town Is A Blue Town
8 Tabu
9 How About You ?
10 Gone With The Wind
11 Yesterdays
12 Good-bye

思うにトロンボーンのワン・ホーン・アルバムを買ったのは何年ぶりになるでしょうか。
前回は何だったか、全然思い出せないほどです。
このアルバムに惹かれたのも当然ながらヤン・ラングレン・トリオの方でした。
アンディ・マーティン(tb)はベテランのようですが初見、スタンダード作品集で安心して聴くことができます。
でも、やっぱり、主役はヤン・ラングレンだと思いました。
スーッと心に響いてくる心地良いタッチとセンスは只者ではありません。
彼はすでに独自の世界を持っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

JOHN FEDCHOCK NY SEXTET / LIVE AT THE RED SEA JAZZ FESTIVAL [Jazz Trombone]

*JOHN FEDCHOCK NY SEXTET / LIVE AT THE RED SEA JAZZ FESTIVAL

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john fedchock(tb), scott wendholt(tp,fhn), walt weiskopf(ts),
allen farnham(p), david finck(b), dave ratajczak(ds)
2010/Capri Records/

1 This Just In
2 That's All Right
3 Elvin's Empire
4 Moon Alley
5 Caravan
6 Not So New Blues

久々に聴いたけどいいです。
白熱のライブ盤、アレンジも新鮮で楽しめます。
トランペット&テナー・サックス&トロンボーンのフロント3管もジャズの王道ですね。
ふとカーティス・フラー(tb)を思い出しました。
もう10年以上聴いてないかも。

「レビュー時のコメント」
ジャケットを見た時にトロンボーンがリーダーの3管編成は面白そうと思いました。
3管といえばジャズ・メッセンジャーズやアート・ファーマーのジャズテットを思い出します。
しかし、イメージはちょっと違ってビックバンド風というか、よりモダンな展開を見せています。
ここはメンバー構成も興味深いものがありますね。
リーダーのジョン・フェドコック(tb)をはじめ、ビック・バンドで活躍したプレイヤーが多いです。
フェドコックのオリジナルが4曲にトム・ハレル(tp)とデューク・エリントンを取り上げています。
分厚いアンサンブルとハーモニーを十分に楽しむことができました。
(3)「ELVIN'S EMPIRE」~(4)「MOON ALLEY」はライブとは思えない完成度の高い演奏。
(5)「キャラバン」の盛り上がりも楽しめました。
ウォルト・ワイスコフ(ts)、スコット・ウェンドホルト(tp)、多才なアレン・ファーナム(p)のプレイも聴きどころ。
ビック・バンド・ファンにもお薦めできます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

MICHAEL DEASE QUARTET / LET'S GET REAL [Jazz Trombone]

*MICHAEL DEASE QUARTET / LET'S GET REAL

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michael dease(tb),
xavier davis(p), kengo nakamura(b), ulysses owens jr(ds)
2015/Spice Of Life/

1 Birdlike(F.Hubbard)
2 Broadway(W.H.Bird/T.McRae/H.Woodel)
3 Fuller Up(M.Dease)
4 My Funny Valentine(R.Rodgers)
5 Blues For Eijiro(M.Deease)
6 Say When(J.J.Johnson)
7 Entitlement(M.Deease)
8 You Are Not Alone(M.Ozone)
9 Donna Lee(C.Parker)
10 Trinkle Tinkle(T.Monk)
11 For Miles(M.Deease)

近年時々耳にしていた注目のトロンボーン奏者、マイケル・ディーズを買ってみました。
ジュリアード出身の逸材です。
衝撃のトロンボーンのワン・ホーン・アルバム。
いや、凄いですね・・・至難の楽器トロンボーンをいとも簡単に駆使しています。
稀にみるテクニシャンで全てがスムーズに展開します。
実はこれが良いのか悪いのかをどう判断するかで今作品の評価が決まると思います。

私はテクニックを表面に出した速い曲はいまひとつでバラード~ミディアム・テンポに惹かれました。
バラードの(4)「My Funny Valentine 」、小曽根真さんの(8)「You Are Not Alone」、ミディアム・テンポの(2)「Broadway」、自作では(7)「Entitlement」が聴きどころになりました。
特に(4)は名演だと思います。

ザビエル・デイヴィスのピアノ・プレイも各所で輝きを放っていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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