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SAMARA JOY / SAMARA JOY [Jazz Vocal]

* SAMARA JOY / SAMARA JOY

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samara joy(vo)
pasquale grasso(g), ari roland(b), kenny washington(ds)
2021/Whirlwind Recordings/

1 Stardust
2 Everything Happens To Me
3 If You Never Fall In Love With Me
4 Let's Dream In The Moonlight
5 It Only Happens Once
6 Jim
7 The Trouble With Me Is You
8 If You'd Stay The Way I Dream About You
9 Lover Man
10 Only A Moment Ago
11 Moonglow
12 But Beautiful

サマラ・ジョイの初リーダー・アルバムです。
サマラは1999年生まれのニューヨーク出身、ゴスペル一家に育ち録音時は21歳でした。
2019年に「サラ・ヴォーン・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペテイション」で優勝。
今作のレーコーディングに繋がったとの事です。

全12曲のスタンダード作品集ですが歌の上手さは驚異的でした。
パスクアーレ・グラッソのギターもいいです。
聴けばすぐに分かるけど末恐ろしいほどの才能を持っています。
まず艶があって伸びのある歌声が素晴らしく、音感もリズム感もノリも抜群です。
つまり多彩で自由自在な自己表現が可能になります。
「滅茶苦茶に歌が上手い」という表現しかないというのがもどかしいほどです。
いったいどれほどの歌手になるのか?・・・その期待はとてつもなく大きい。

注目のパスクアーレ・グラッソと共に伝統に根ざしているのも好感が持てます。
「温故知新」という言葉がピッタリときました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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HELEN MERRILL / CASA FORTE [Jazz Vocal]

* HELEN MERRILL / CASA FORTE

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helen merrill(vo),
joe beck(g), bucky pizzarelli(g), torrie zito(p),
urbie green(tb), gorge mraz(b), grady tate(ds),
rubens bassini(per), etc
1980/Tokuma/

1 Natural Sounds
2 Antonio's Song
3 Vera Cruz
4 Wave
5 So Many Stars
6 Like A Lover
7 Too Marvelous For Words
8 How Insensitive
9 Casa Forte
10 Close Enough For Love

今作はヘレン・メリルがブラジル・サウンドに挑戦したものです。
この頃(50歳前後)のヘレン・メリルは円熟味を増して大人の女の魅力に溢れています。
ある意味ジャズ・ヴォーカリストしてのピークを迎えていたのではないかと思います。
当時ヒットしていたマイケル・フランクスの(2)「アントニオ・ソング」が新味です。
豪華なバック・ミュージシャンの好演も光る。

(中間系)

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SAM COOKE / THIS IS SAM COOKE [Jazz Vocal]

* SAM COOKE / THIS IS SAM COOKE

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som cooke(vo),
1970/RCA/

Side A
1 Frankie And Johnny
2 You Send Me
3 Sad Mood
4 Summertime
5 Chain Gang
Side B
1 Feel It
2 For Sentimental Reasons
3 Another Saturday Night
4 Wonderful World
5 Having A Party
Side C
1 Baby, Baby, Baby
2 Only Sixteen
3 Love Will Find A Way
4 Bring It On Home To Me
5 Twistin' The Night Away
Side D
1 Little Red Roostar
2 Cupid
3 Sugar Dumpling
4 Send Me Some Lovin'
5 Everybody Loves To Cha Cha Cha

サム・クックのヒット曲を集めた2枚組のLPレコードです。
ジャズ・ファンに限らずサム・クックのファンは多いと思います。
クックのスタイルにはあらゆる音楽の要素が入っていて分類するのはむずかしいです。
一度聴けば忘れられない個性があります。
「You Send Me」、「For Sentimental Reasons」はジャズのスタンダードにもなっています。
そういえばロックのロッド・スチュワート(vo)はクックの大ファンで歌い方が似ています。

(中間系)

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JACOB ROVED QUINTET / DAWN [Jazz Drums]

* JACOB ROVED QUINTET / DAWN

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jacob roved(ds),
john ruocco(cl,ts), thomas fryland(tp), rasmus ehlers nielsen(p), jesper bodilsen(b)
2022/AMP/

1 In This World
2 Breez
3 From The Other Side
4 Shadow Motion
5 Last Exit Before Down
6 The Grand Maze
7 Unviel My Path
8 Prelude
9 A Short Moment

ヤコブ・ロブド(ds)は初見、デンマーク盤です。
これもトランペット&サックスのフロント2管、王道クインテットなので手が伸びました。

全9曲は全てロブド自身のオリジナルです。
サウンドは北欧特有の澄んだ清冽な音作りです。
まとまりが良く手慣れた感じがしますが大人しいのでややインパクトには欠けるかな。
メンバーで馴染みがあるのはイェスパー・ボディルセン(b)だけでした。

(中間系)

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JOHN LEWIS & HELEN MERRILL / DJANGO [Jazz Vocal]

* JOHN LEWIS & HELEN MERRILL / DJANGO.

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john lewis(p), helen merrill(vo),
richard davis(b), connie kay(ds), hubert laws(fl)
1995/Dan/

1 Dgango
2 I Didn't Know What Time It Was
3 Angel Eyes
4 Close Your Eyes.
5 Alone Together
6 Yesterdays
7 The Singer
8 How Long Has This Been Going On ?
9 Mad About The Boy

MJQのジョン・ルイス(p)とヘレン・メリル(vo)の組み合わせです。
しっとりとして落ち着いた仕上がりになりました。
いつもよりぐっと抑制した唱法はヘレンの大人の魅力に溢れています。
脇に寄り添う超クールなルイスのピアノも味わい深いです。
真夜中にグラス片手に聴きたいです。

(中間系)

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TONY BENNETT / SINGS RODGERS & HART [Jazz Vocal]

* TONY BENNETT / SINGS RODGERS & HART

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tony bennett(vo),
rudy braff(cor), george barnes(g), wayne wright(g), john giuffrida(b)
1978/Improv

Side A
1 This Can't Be Love
2 Blue Moon
3 The Lady Is A Tramp
4 Lover
5 Manhattan
Side B
1 Spring Is Here
2 Have You Met Miss Jones ?
3 Isn't It Romantic ?
4 Wait 'Till You See Her
5 I Could Write A Book

私は若い頃トニー・ベネット(vo)が苦手でした。
圧倒的声量を重たく感じていたからです。
今作はその評価を一変させた作品として思い出深いものです。
当時スイング感溢れる「ルディ・ブラフ&ジョージ・バーンズ・カルテット」も人気がありました。
この軽やかなバンドがバックに回ることでちょうど良い案配になりました。
選曲も「ロジャース&ハート」なので文句なしです。

(中間系)

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JERRY COOK QUARTET / WALK IN THE PARK [Jazz Tener Sax]

* JERRY COOK QUARTET / WALK IN THE PARK

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jerry cook(ts),
chris gestrin(p), john lee(b), jesse cahell(ds),
dave sikula(g)(2,5,8)
2020/Cellar/

1 Walk In The Park (J.Cook)
2 Lazy Days (J.Cook)
3 Smile (C.Chaplin)
4 Soul Eyes (M.Waldron)
5 Hello My Lovel (C.Heden)
6 Scarlet Ribbons (E.Danzig/J.Segal)
7 Summertime (G.&I.Gershwin)
8 Cook's Blues (J.Cook)
9 Georgia On My Mind (H.Carmichael)
10 Nature's Lament (J.Cook)

ジェリー・クック(ts)は初見、キャリアは豊富なようで選曲を見て安心感を持ちました。
それにカナダ盤は比較的オーソドックスなスタイルが多いです。

全8曲は自身のオリジナル4曲とその他6曲の構成でバランスが良いです。
チャップリン、マル、ヘイデン、ガーシュイン、カーマイケルと多彩で変化に富んでいます。
演奏はやわらかくて大人しいのが持ち味です。
今ひとつ物足りないところがあるけれどホッとしたい時のBGMには最適だと思います。

(中間系)

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HEINZ VON HERMANN QUINTET / LIVE IN L.E. [Jazz Tener Sax]

* HEINZ VON HERMANN QUINTET / LIVE IN L.E.

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heinz von hermann(ts,bs,fl), andy haderer(tp),
erwin schmidt(p), uli langthaler(b), bruno castellucci(ds)
1998/Mons/

1 The Healer
2 Little Peace
3 Samba For Carmen
4 KaThie's Garden.
5 Blues For Ulla
6 Groovin' On Dr.John
7 Triolypso
8 Ground Blues

楽しそうなジャケットを見て手が伸びました。
ストレートなハードバップ・ジャズをリラックスして演奏しているライブ盤です。
私が思う何となくドイツ盤は硬いというイメージが狂いました。
ヘインツ・ヴォン・ヘルマン(ts)は初見、かなりのベテランですね。
ジェリー・マリガン(bs)やショーティ・ロジャース(tp)といったウエスト・コースト・ジャズに造詣が深い。
トランペット&サックスのフロント2管はジャズの王道クインテットです。

(中間系)

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MATT DENNIS / PLAYS AND SINGS! [Jazz Vocal]

* MATT DENNIS / PLAYS AND SINGS!

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matt dennis(p,vo), mark barnett(b), gene Englund(ds),
1954/Kapp/

Side A
1 Will You Still Be Mine
2 Junior And Julie
3 The Night We Called It A Day
4 We Belong Together
5 Angel Eyes
6 Violets For Your furs
Side B
1 Everything Happens To Me
2 Compared To You
3 That Tired Routine Called Love
4 It Wasn't The Stars That Thrilled Me
5 When You Love A Fella
6 Let's Get Away From It All

マット・デニス(p,vo)の代表作です。
自分で曲を作って自分で歌う・・・シンガーソングライターのはしりと言えるのかも知れませんね。
「Will You Still Be Mine」「Angel Eyes」「Violets For Your Furs」「Everything Happens To Me」などが知られています。
「Angel Eyes」が有名だけど何と言っても私は「Everything Happens To Me」が好きですね。
アルバムにこの曲が入っているとつい買ってしまうほどです。

(中間系)

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SEBASTIEN JARROUSSE QUARTET / ATTRACTION [Jazz Tener Sax]

* SEBASTIEN JARROUSSE QUARTET / ATTRACTION

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sebastien jarrousse(ts,ss),
pierre-alain goualch(p), mauro gargand(b), antoine banville(ds),
guest: fellinda(vo), sebastien llado(tb), gaetano partipild(as)
2019/A.MA Records/

1 Bonhomme De Chemin
2 Reflexion
3 Mistery
4 Widows Bar
5 Attraction
6 Choral At Ten
7 Kirk's Land
8 Le Grand Secret
9 Ballade Pour Daphne

セバスチャン・ジャルース(ts)は初見、フランスのブルターニュ出身の48歳です。
聴くとすぐに分かりますが実にカッチリとしたジャズを演奏しています。
演奏者というより作曲家、編曲者、指揮者としての魅力が大きいと思いました。

全9曲は全てジャルース自身のオリジナルです。
曲想も豊かでリズムも多彩、よく考えられた構成になっていると思います。
コンダクターの指示に応じるメンバーも熟練の腕前なので完成度も高いです。
一枚のCDが一つの作品になっているようで流れるように聴くことが出来ました。
やっぱりアレンジが素晴しいですね。
作編曲重視、この傾向のジャズ作品は久し振りに聴いたような気がする。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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