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BILL EVANS TRIO / NEW JAZZ CONCEPTIONS [Jazz Piano]

* BILL EVANS TRIO / NEW JAZZ CONCEPTIONS

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bill evans(p), teddy kotick(b), paul motian(ds)
1956/Riverside/

Side A
1 I Love You
2 Five
3 I Got It Bad And That Ain't Good
4 Conception
5 Easy Living
6 Displacement
Side B
1 Speak Low
2 Waltz For Debby
3 Our Delight
4 My Romance
5 No Cover, No Minimum

ビル・エヴァンス(p)の初リーダー・アルバムですが27歳というのはいかにも遅いと思います。
当時のジャズメンは10代デビューが当たり前だったからです。
大学進学が一番大きいでしょうか、その後には招集による兵役軍務に就いています。
この兵役で薬物中毒になったそうです。

今作はやっぱり凄いと思う。
聴いてもらえばすぐに分かりますが才能に溢れて輝くばかりのピアノ・プレイを披露しています。
スタンダードの解釈が斬新で前衛的、まさに「New Jazz Conceptions」という題名がピッタリです。
ソロ・ピアノも3曲収録されています。
エヴァンスの生涯の愛奏曲になった「Waltz For Debby」や「My Romance」も演奏されています。

この後エヴァンスはスコット・ラファロ(b)&ポール・モチアン(ds)と組んでピアノ・トリオに革新をもたらしました。
リバーサイド4部作と言われる名盤があります。
「Portrait in Jazz」(1959)/「Explorations」(1961)/「Sunday at the Village Vanguard」(1961)/「Waltz for Debby」(1061)
ラファロが25歳の若さで交通事故で亡くなってしまったショックは大きくしばらく立ち直れなかった。
その後にチャック・イスラエル(b)~エディ・ゴメス(b)と続くけどあの輝きを取り戻すことは出来なかったです。

(中間系)

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YVES THEILER TRIO / STANDARDS - Volume 1 [Jazz Piano]

* YVES THEILER TRIO / STANDARDS - Volume 1

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yves theiler(p), marc mezgolits(b), marton juhasz(ds)
2023/TCB/

1 All The Things You Are (J.Kern)
2 You And Night And The Music (A.Schwartz)
3 The Way You Loook Tonight (J.Kern)
4 Conception (G.Shearing)
5 Falling In Love With Love (R.Rodgers)
6 The Saga Of Harrison Crabfeathers (S.Kuhn)
7 Stolen Moments (O.Nelson)
8 I Thought About You (J.V.Heusen)

イヴ・タイラー(p)は初見、スイスのピアニストです。
これはねぇ~、聴き始めから驚きましたよ。
「素晴らしい!!」
こんなにクリエイティブなピアニストがいたんですね。
スタンダード作品集なので軽い気持で買ってみたんだけど全然違いました。
聴きなれたスタンダードに彼の鋭い感性が刻み込まれています。
是非一度聴いてみて下さい。
今年のベスト3の一枚が決まりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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GEORGE SHEARING SEXTET / LATIN AFFAIR [Jazz Piano]

* GEORGE SHEARING SEXTET / LATIN AFFAIR

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george shearing(p), warren chiasson(vib), toots thielemans(g),
carl pruitt(b), roy haynes(ds), armando peraza(congas)
1959/Capitol/

1 All Or Nothing At All
2 Let's Call The Whole Thing Off
3 Afro #4
4 Magic
5 It's Easy To Remember
6 Estampa Cubana
7 You Stepped Out Of A Dream
8 Mambo Balahu
9 Dearly Beloved
10 Cuando Sono El Gaznation
11 This Is Africa
12 Anywhere

ジョージ・シアリング(p)のラテン作品をもう一枚聴いてみました。
1960年前後はボサノバが新鮮で同時に中南米のラテンのリズムが大人気になりました。
この頃多くのジャズメンがラテン作品を作っています。

(くつろぎ系)

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LAFAYETTE HARRIS JR TRIO / SWINGIN' UP IN HARLEM [Jazz Piano]

* LAFAYETTE HARRIS JR TRIO / SWINGIN' UP IN HARLEM

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lafayette harris jr(p), peter washington(b), lewis nash(ds)
2023/Savant/

1 Swingin' Up In Harlem (L.Harris Jr)
2 Living For The City (S.Wonder)
3 Teach Me Tonight (G.Depaul/S.Cahn)
4 The Nearness Of You (H.Carmichael)
5 Stardust (H.Carmichael)
6 St.Thomas (S.Rollins)
7 Over The Rainbow (H.Arlen)
8 It's All In The Game (C.Sigman)
9 Solitude (E.Elington)
10 Nat's Blues (L.Harris Jr)

たまにはベテラン・ピアノ・トリオをゆったりと聴いてみようかと思いました。
ラファイエット・ハリス(p)、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)なら間違いありません。
そのまんまのスイング感溢れるハーレム風カクテル・ピアノが聴けました。
手慣れた感じのよどみのない流麗なピアノを聴いているとホッとしますよ。
絶妙なタッチで聴かせるホギー・カーマイケルの名曲「The Nearness Of You」は絶品です。
いつまでもこのサウンドに浸っていたいと思ってしまう。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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GEORGE SHEARING QUINTET / LATIN LACE [Jazz Piano]

* GEORGE SHEARING QUINTET / LATIN LACE

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george shearing(p),
emil richards(vib), toots thielemans(g), al mckibbon(b), armando peraza(congas)
1958/Capitol/

1 The Story Of Love
2 Serenade
3 Tu Mi Delirio
4 Cali Mambo
5 Rondo
6 To The Ends Of the Earth
7 The Moon Was Yellow
8 Wonder Struck
9 Sand In My Shoes
10 Mambo Caribe
11 It's Not Fore Me To Say
12 Mambo No.2

ジョージ・シアリング(p)・クインテットのラテン作品の一枚です。
シアリングのクインテットは当時構成が斬新だったと思います。
ピアノ・トリオにヴァイブとギターの組み合わせは珍しかったから。
当然ラテンのリズムもお手のものということになりますね。
後にハーモニカ奏者として有名になるトゥーツ・シールマンスがギター奏者として参加しています。
ちなみにラテンジャズの人気奏者として知られるカル・ジェイダー(vib)もまた一時期在籍していました。

(くつろぎ系)

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PAU TEROL TRIO / MAY I ? [Jazz Piano]

* PAU TEROL TRIO / MAY I ?

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pau terol(p), paul lligadas(b), joan terol(ds)
2021/Swit Records/

1 The Oracle (J.Calderazzo)
2 I Hear A Rhapsody (G.Fragos/J.Baker/D.Gaps)
3 Not Yet (P.Terol)
4 Candle Light (P.Terol)
5 Renewal (M.Alexander)
6 Passing Cloud (P.Terol)
7 Speak Low (K.weill)
8 El Senyor de Les Portes (P.Terol)
9 What A Difference A Day Makes (M.Grever)

パウ・テロルはスペイン出身のピアニストで初見です。
今作が初リーダー・アルバムのようですがテロルは流麗なタッチ持っています。

全9曲は自身のオリジナルが4曲とスタンダード3曲、その他2曲の構成です。
選曲にはジョーイ・カルデラッツォ(p)とモンティ・アレキサンダー(p)の名前がありました。
なるほど、ここいら辺がテロルのルーツになるのかと思いました。
美しくて切れ味鋭くスイング感に溢れています。
(2)「I Hear A Rhapsody」の雰囲気がとても素晴らしくて何度も聴いてしまいました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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MASSIMO FARAO QUARTET / BLUE BOSSA [Jazz Piano]

* MASSIMO FARAO QUARTET / BLUE BOSSA

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massimo farao(p),
nicola barbon(b), roberto "bobo" facchinetti(ds), ernestico(cong)
2017/Venus/

1 South Sea
2 The Fall Of Love
3 Kelly Roll
4 Falling In Love With Love
5 But Not For Me
6 Theme From Mash
7 Not A Tear
8 The Way You Look Tonight
9 Canadian Sunset
10 Sunny
11 Blue Bossa

マッシモ・ファラオはイタリア出身でヴィーナス・レーベルの看板ピアニストの一人です。
スイング感に溢れ、美しく切れの良い音色の持ち主、実に安定感があるピアニストです。
今回はコンガを加えたリズム・セクションでアフロ・キューバン・ジャズに挑戦しました。
どうもウィントン・ケリー(p)の人気盤「イッツ・オールライト」(1964)を意識したものらしい。
ラテン感覚のリズミカルでとても気持ち良く聴くことが出来ました。

(中間系)

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MONTY ALEXANDER / THE MONTREUX YEARS [Jazz Piano]


* MONTY ALEXANDER / THE MONTREUX YEARS

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monty alexander(p) ira coleman(b) ed thigpen(ds)
ernest ranglin(g) dwight dawes(key) carlton messam(b)
rolando wilson(ds) robert angus(g) hassan shakur(b)
obed calvaire(ds) andy bassford(g) leon duncan(b)
karl wright(ds) ron blake(sax) jason brown(ds)
2022/Montreux Sound/

1 The Serpent (M.Alexander)
2 Work Song (N.Adderley)
3 Hurricane Come And Gone (M.Alexander)
4 Night Mist Blues (A.Jamal)
5 Linstead Market (Trad/M.Alexander)
6 Crying (L.Sharpe)
7 No Woman No Cry / Get Up Stand Up (V.Ford/B.Marley/P.Tosh)
8 Renewal (M.Alexander)
9 A Nob To Bob (B.Marley/M.Alexander)

モンティ・アレキサンダー(p)の1995年~2016でのライブ音源を集めたものです。
以前何枚かに分かれていたものを1枚にまとめたものだと思います。
それで80分近い長さになっています。

モンティの超絶技巧を味わうことが出来ました。
時に弾き過ぎと思うこともあるけれど。
ジャマイカ出身なのでレゲエのボブ・マーリーとの共演も多かったです。

モンティは「Live! Montreux Alexander」(1976)で大ブレイクして一躍ジャズ・シーンの桧舞台に登場してきました。
モントリューからはミシェル・ペトルチアーニやゴンザロ・ルバルカバも同じ道を通っていますね。
カムバック派ではレイ・ブライアントがつとに有名です。

(中間系)

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FRANCESCO MARZIANI TRIO / CHANGING MY LIFE [Jazz Piano]

* FRANCESCO MARZIANI TRIO / CHANGING MY LIFE

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francesco marziani(p), marco de tilla(b), massimo del pezzo(ds),
giulio martino(ts), flavio dapiran(tp)
2020/Creusarte/

1 Changing My Life (F.Marziani)
2 Song For Tony (F.Marziani)
3 With Love From Napoli (F.Marziani)
4 In Your Sweet Way (D.Brubeck)
5 Sometime Ago (S.Mihanovich)
6 Autumn Drops (F.Marziani)
7 Black Nile (W.Shorter)
8 Intermezzo 2 Op.118 (J.Brahms)
9 Things Ain't What They Used To Be (D.Ellington)

フランチェスコ・マルジアーニ(p)は初見、イタリア盤です。
今作は何となくジャケット写真に惹かれました。
真面目そうというか、カッチリとした感じが良かった。

全9曲は自身のオリジナル4曲とその他5曲の構成です。
まずは収録曲から探ってみましょう。
デイヴ・ブルーベックとセルジオ・ミハノヴィッチとデューク・エリントンのピアニストが3曲。
ウェイン・ショーター(ts)のジャズとヨハネス・ブラームスのクラシックからの2曲が入った。
ここいら辺がマルジアーニのルーツのようですね。
どの曲もメロディ・ラインが美しくて印象的なテーマを持っているのが特徴です。
内容は清々とした流れを感じさせそれぞれに硬質でカッチリと演奏されています。
トリオ演奏が1,3,5,8,9の5曲とホーンが加わる2,4,6,7の4曲のバランスも良かった。
内容も構成も良くて掘り出し物の一枚になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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CHRIS ROTTMAYER QUARTET / SUNDAY AT PILARS [Jazz Piano]

* CHRIS ROTTMAYER TRIO & QUARTET / SUNDAY AT PILARS

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chris rottmayer(p), charlie silva(b), walt hubbard(ds),
jack wilkins(ts)(1,2,4)
2019/Pilars/

1 Meteor
2 Weaver Of Dreams
3 Skylark
4 Mamacita
5 My Foolish Heart
6 Emily
7 The More I See You
8 Nostalgia In Times Square
9 Trocadero
10 Waltz For Julia
11 Cherokee
12 Break Blues For Pilar

クリス・ロットメイヤー(p)は初見、フロリダ州オーランドで活躍しているようです。
全12曲の作曲者はクレジットされていませんでした。
スタンダード作品集なので知らない曲は本人の作品ということだと思います。
オーソドックスなスイング系ピアニストなので聴き易いです。
ただジャック・ウィルキンスのテナー・サックスが入るカルテットは3曲(1,2,4)だけです。
あとはピアノ・トリオの演奏なのでちょっと物足りなく感じました。
録音にこだわりがあるようで2本のアナログテープを使用してミキシングしたそうです。

(中間系)

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