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STEVE KUHN TRIO & JOE LOVANO / MOSTLY COLTRANE [Jazz Piano]

*STEVE KUHN TRIO & JOE LOVANO / MOSTLY COLTRANE

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steve kuhn(p), david finck(b), joey baron(ds)
joe lovano(ts)
2009/ECM/

1 Welcome
2 Song Of Praise
3 Crescent
4 I Want To Talk About You
5 The Night Has A Thousand Eyes
6 Living Space
7 Central Park West
8 Like Sonny
9 With Gratitude
10 Configuration
11 Jimmy's Mode
12 Spiritual
13 Trance

今回は最長の(5)「夜は千の眼を持つ」をじっくりと聴いてみました。
ピアノ・トリオから始まってテナー・ソロへ・・・スピード感溢れる演奏です。
キューンとロバーノの白熱した絡みが聴きどころ。

「レビュー時のコメント」
スティーブ・キューン・トリオ&ジョー・ロバーノのジョン・コルトレーン作品集です。
去年の「みんなのベスト3」にも挙げられていました。
ドイツのECMは確固たるポリシーを持っている数少ないレーベルの一つだと思います。
独特の音作りに惹かれるファンも多いのではないかな。

演目はコルトレーン9曲、キューンのオリジナル2曲とスタンダード2曲を含めて全13曲です。
コルトレーン作品集でも一般的にはあまり馴染みのない曲を多く取り上げているようですね。
選曲良し、構成良し、あくまでキューンがコルトレーンをやるとこうなるという感じで個性があります。
キューンはライブで何度か見ましたがいわゆる異相の持ち主で目が鋭く天才肌のピアニストだと思いました。
同じような感覚をチック・コリア(p)にも持った思いがあります。

ベーシストのデヴィッド・フィンクは共演歴も長く、気心が知れています。
ドラマーはビリー・ドラモンドからジョーイ・バロンに代わっていますが絶妙な人選でしょうね。
サウンド的にピタリとハマっていると思います。
さて、ここのジョー・ロバーノ(ts)はどうだろう?
ロバーノも一癖二癖ある個性派のサックス奏者なのでぶつかるかも知れないと思っていました。
ところが聴いてみると直球勝負で相性抜群、キューンの相手ならこのくらいの力がないといけません。
二人が堂々と五分に渡り合っているので実にバランスがいい仕上がりになっています。
どれから聴いても楽しめるアルバムは少ないですがこれはそんな中の一枚です。
75分を超える収録時間もただ長いだけじゃない、制作者の意気込みと好意を感じました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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