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TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY [Jazz Vocal]

* TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY

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tony bennett(vo), diana krall(vo),
bill charlap(p), peter washington(b), kenny washington(ds), etc
2018/Verve/

1 'S Wonderful
2 My One And Only
3 But Not For Me
4 Nice Work If You Can Get It
5 Love Is Here To Stay
6 I Got Rhythm
7 Somebody Loves Me
8 Do It Again
9 I've Got A Crush On You
10 Fascinating Rhythm
11 They Can't Take That Away From Me
12 Who Cares ?

トニー・ベネット(vo)とダイアナ・クラール(vo,p)のデュオはガーシュイン兄弟の作品集です。
驚いたのはベネットが90歳を超えていることです。
男性の90歳を超えたヴォーカリストのレコーディングなんて聞いたことがありません。
ピアニストならハンク・ジョーンズとジョン・ルイスがいるけど管楽器奏者では知らないもの。
ジャケットを見てもとてもそんな年には見えませんね。
今作のプロデュースとアレンジはピアニストとして共演しているビル・チャーラップです。
疑問が一つ残りました・・・ここで大活躍しているテナー奏者の名前が見当たりません。
いったい誰なのか?気になります。

ベネットは圧倒的な声量を誇っていた「濃いヴォーカリスト」で若い頃の私はその良さが分からなかった。
対照的に好きだったフランク・シナトラは薄味でポップス色も強かったです。
シナトラが唯一上手いと褒めた相手がベネットだったという話はよく知られています。
多分、まったく持ち味が違ったのでそう言ったんだと思うけど・・・シナトラが褒めるわけがない。

ベネットとクラールは似た者同士かな、声質が似ていて私の二人の印象は「濃い」です。
多分、クラールがベネットの歌が大好きで大きな影響を受けたと思います。
二人のデュオに違和感がなくて男女をあまり感じさせないのは好みが分かれるかも知れませんね。
たださすがにベネットには年を感じるのでクラールが懸命に補佐している形になっています。
「いたわり」ですね。
トータル36分・・・1曲づつが短くベネットに対し凄い気遣いを感じさせる作品です。
それでもなおベネットが今年92歳という年齢を考えると驚異的な歌唱力だと言えます。

私は基本的にベネットはデュオには向かない歌手だと思っていました。
他者とは一線を画す「ワン・アンド・オンリー」の世界を持っていたから。
でも年と共に丸くなって大御所なので相手から望まれることが多くなってきたと思います。
デュオ向きナンバー・ワンの男性歌手はアンディ・ウィリアムスで決まりじゃないかな。

(くつろぎ系)

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