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THE GERRY MULLIGAN QUARTET / THE GERRY MULLIGAN QUARTET [Jazz Baritone Sax]

* THE GERRY MULLIGAN QUARTET / THE GERRY MULLIGAN QUARTET

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gerry mulligan(bs),
bob brookmeyer(tb), bill crow(b), gus johnson(ds)
1963/Verve/

Side A
1 I'm Getting Sentimental Ove You
2 Piano Train
3 Lost In The Srars
Side B
1 I Believe In You
2 Love In New Orleans
3 I Know, Don't Know How


コロナ・ウィルスの影響で2ヶ月間ほど休みました。
緊急事態宣言が解除されたので今日から再開します。

■西洋音楽の思い出
外出自粛中に色々と思い出した。
アメリカン・ポップスとの出会いはニール・セダカだった。
「おおキャロル」、「恋の片道切符」、「カレンダーガール」、「すてきな16歳」、「悲しき慕情」など。
コニー・フランシスの大ヒット曲「Where the Boys Are」(邦題:ボーイハント)もニール・セダカの作品。
その他リッキー・ネルソン、ポール・アンカ、パット・ブーン、クリフ・リチャードも好きだった。
エルビス・プレスリーはロカビリー調だったのでイマイチの感じ。
エレキのベンチャーズもリバプール・サウンズのビートルズもリアルタイムで聴いていた。
その後の日本でのグループ・サウンズ・ブームやフォーク・ソング・ブームの洗礼も受けている。
ジャズとの最初の出会いはグレン・ミラー、トミー・ドーシー、ベニー・グッドマンのビックバンド。
モダン・ジャズ聴きの歴史はジェリー・マリガン(bs)からウエスト・コースト・ジャズへ向かう。
棚には長い間手も触れなかった、かなりの数のLPがある。
一応LPも聴けるようにはなってるけど面倒なので20年以上ほとんど聴くことはなかった。
これからの「今週のジャケット」ではそんなLPレコードを紹介しようと思っている。


さて今作が私の記念すべきモダン・ジャズ・レコードの最初の一枚です。
何の変哲もないアルバムでジェリー・マリガン紹介でもまったく触れられたことがありません。
学校からの帰り道に駅前にあったレコード店の店頭に置いてありました。
ジャケットに穴あき・・・いわゆるバーゲン品です。(後に米国オリジナル盤を入手済)
この頃の日本盤にはジャケットの裏に日本語の解説が書いてあった。
邦題は「ジェリー・マリガン再帰」となっています。
当時のLPは日本盤でも2000円位したので若者にはそう簡単に買えない代物だった。
多分安かったからだと思うけど、「なぜ手が出たのか?」、今でも理由が分からない。
ただ何となく気が向いた・・・こういうのが「運命の出会い」って言うんでしょうね。
買ってもすぐには聴かなくて2ヶ月ほど放っぽらかした後に聴いたら「ガーン!!」と来ました。
正直、「世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのか」と思った。
マリガンはピアノレス・カルテットで人気を博したけど最初の相手はチェット・ベイカー(tp)でした。
次にアート・ファーマー(tp)が続き、ドン・フェララ(tp)やジョン・アードレイ(tp)なども試している。
でも上手くいかずに試行錯誤の結果、その後の相手にボブ・ブルックマイヤー(tb)が選ばれた。
バリトン・サックスとトランペットの相性が良いのは分かるのでマリガンにはこだわりがあった。
でも最後には同じ低音楽器のトロンボーンを持ってきたところにマリガンの非凡さを感じます。
地味な組み合わせが意外で、誰も気付かないし、たとえ気付いたとしても勇気がいったと思う。
マイルス・デイビスの「クールの誕生」にも参加したジェリー・マリガンには先取の気概がありました。

(くつろぎ系)

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ねひつじ

ドラさんこんばんは。
ブログの更新再開、嬉しいです。
「Lost In The Srars」ってクルト・ワイルですか。一度聴いてみたいですね。
FacebookでBill Crowさんをフォローしているのですが、昔の珍しいレコードジャケットや写真をアップされていて、楽しいです。
by ねひつじ (2020-06-07 20:30) 

dora

ねひつじさん、おはようございます。
お元気そうで何よりです。
おっしゃる通り「Lost In The Stars」はクルト・ワイルの曲です。
この曲は中間に民謡の「グリーンスリーヴス」入るのが定番になってますね。
ワン・コーラス42小節もユニークかな。
多分今作はボブ・ブルックマイヤーに焦点を当てたものだと思います。
トロンボーン向きの曲が多い気がします。
ところでビル・クロウさんは健在なんですね。
ねひつじさんがチェックしているとは驚きましたよ。(笑)
地味なベーシストですが本も書く、実は多才な人でした。
ビルさんが書いたジャズの裏話本は面白かったです。
訳者が村上春樹さんというのも売りですね。

by dora (2020-06-08 09:03) 

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