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LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN' [Jazz Organ]

* LARRY YOUNG QUARTET / INTO SOMETHIN'

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larry young(org), grant green(g), elvin jones(ds),
sam rivers(ts)
1964/Blue Note/

Side A
1 Tyrone
2 PlazaDe Toros
Side B
1 Paris Eyes
2 Back Up
3 Ritha

モダン・ジャズ・オルガンはジミー・スミスから始まりました。
スミスはジャズ・オルガンの革命児でブルーノート1500番台に13枚のアルバムがあります。
いかにブルーノート創設者のアルフレッド・ライオンがオルガン好きだったかが分かります。
BNのオルガン・ジャズはジミー・スミスからスタートしました。
続いてベイビー・フェイス・ウィレット~フレディ・ローチ~ジョン・パットンの順になります。

この後に現れたのが今作のラリー・ヤングになります。
それまでのオルガン奏者はどうしてもジミー・スミスの呪縛から逃れられなかった。
それだけスミスが偉大で圧倒していました。
ラリー・ヤングはそんなスミスを乗り越えようとした初めてのオルガン奏者です。
当時、何か新しいことをするプレイヤーに「~のコルトレーン」という冠が流行りました。
パット・マルティーノは「ギターのコルトレーン」、ラリー・ヤングは「オルガンのコルトレーン」と呼ばれた。

ラリー・ヤングを見出したのはここでも共演しているグラント・グリーン(g)です。
当時グリーンはヤングとエルヴィンとのオルガン入りギター・トリオを結成していました。
ちょっと考えられない意外性のある組み合わせです。
グラント・グリーン(g)、ラリー・ヤング(org)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)の並びは一種感動的でもあります。
ソウル&ブルージーが代名詞のギタリストが前へ前へと新しいものに挑戦していたわけです。
全5曲はヤング自身のオリジナル4曲と師匠格のグリーンが1曲の構成です。
聴いてもらえれば一目瞭然ですが当時の新感覚のオルガン・ジャズがどういうものかが分かります。
その上、共演のサックス奏者が先進のサム・リバーズ(ts)というんだから申し分ありません。
もちろんグリーンの挑戦的なギター・プレイも十分聴きどころになります。

(中間系)

ちなみに次作のウディ・ショウ(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)とのアルバムも評価が高いです。
* LARRY YOUNG QUARTET / UNITY (1965/BN4221)
woody ahaw(to), joe henderson(ts), larry young(org), elvin jones(ds)


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