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VINNIE SPERRAZZA TRIO / PLAY JOHN COLTRANE [Jazz Drums]

* VINNIE SPERRAZZA TRIO / PLAY JOHN COLTRANE

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vinnie sperrazza(ds), jacob sacks(p), masa kamaguchi(b)
2021/Fresh Sound New Talent/

1 Big Nick
2 Syeeda's Song Flute
3 Naima
4 Satellite
5 Lonnie's Lament
6 26-2
7 Cousin Mary
8 Central Park West
9 Bessie's Blues
10 After The Rain

ヴィニー・スペラッツア・トリオは初見です。
このトリオは面白いアプローチをしているようですね。
有名ジャズ・マンを取り上げてその作品をピアノ・トリオで演奏しています。
今までジョニー・マンデル、タッド・ダメロン、サイ・コールマン、リー・モーガン、
ベニー・ゴルソン、ソニー・ロリンズ、今作のジョン・コルトレーンなど。
確かによくある話ではあるけれどそれを徹底してやるのは中々むずかしいことだと思います。
あと気になったのはベースのマサ・カマグチさんて何者かな?ということです。
釜口雅敏、1966年北海道の稚内生まれ、師匠は池田義夫さんとゲイリー・ピーコックとありました。
バークリー音楽院に進んで学んでいます。

さて今回はジョン・コルトレーン作品集ですがやっぱりピアノ・トリオでのアプローチが面白かったです。
コルトレーン風味の原曲のイメージが全くなくて自分たちの感性で演奏しているところに惹かれました。
フリー系というか、アヴァンギャルドを含む自由自在に展開をしていて一筋縄ではいかないです。
ジェイコブ・サックスのピアノが素晴らしい。
じっくりと聴いていると中々に斬新なピアノ・トリオではないかと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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DEJAN TERZIC AXIOM / SILENT DANCER [Jazz Drums]

* DEJAN TERZIC AXIOM / SILENT DANCER

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dejan terzic(ds.per), bojan zulfikarpasic(p,rhodes), matt penman(b),
chris speed(ts)
2021/CamJazz/

1 Silent Dancer
2 Synchronicity
3 One Shot Not
4 Reve De Voler
5 Apollo
6 Typewriter
7 Mysterious Life Of Blowfish
8 Outcry
9 Poeme
10 Chimaera

ドラマーのデヤン・テルジクが率いる「AXIOM」の作品です。
テルジクはセルビア出身、アントニオ・ファラオ(p)のアルバムで聴いたことがあります。

全10曲は全て自身のオリジナルで占められています。
何というか、あまり馴染みのない個性的なリズム感を持っていると思いました。
出身地のユーゴスラビアの民族音楽が影響した独特のものかも知れません。
自身のルーツである民族音楽とジャズとの融合を図った意欲的な作品ではあります。
でも、しっくりとは入ってきませんでした。
日本民謡をジャズ化しているような異質な感じがしたからです。

(まじめ系)

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JEFF HAMILTON TRIO / MERRY & BRIGHT [Jazz Drums]

* JEFF HAMILTON TRIO / MERRY & BRIGHT

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jeff hamilton(ds), tamir hendelman(p), jon hamar(b)
2021/Capri Records/

1 It's The Holiday Season (K.Thompson)
2 Carolling Carolling (A.Burt/W.Hutson)
3 The Little Drummer Boy (K.Davis/H.Onorati/H.Simeone)
4 Let It Snow ! Let It Anow ! Let It Snow ! (S.Cahn/J.Styne)
5 Bright Bright The Holly Berries (A.Burt/W.Hutson)
6 It's The Most Wonderful Time Of The Year (E.Pola/G.Wyle)
7 Here Comes Santa Claus (H.Oakley/G.Autry)
8 Santa Baby (J.Javitz/P.Springer)
9 O Tannenbaum (Trad)
10 Have Yourself A Merry Little Christmas (R.Blane/H.Martin)

西海岸のベテラン・ドラマーのジェフ・ハミルトンの作品です。
ちょっと前にグラハム・デクター(g)の作品を紹介したけどバックを務めた2人が入っています。
ジェフとピアノのタミール・ヘンデルマンの2人です。

全10曲は題名の「Merry & Bright」に合わせたクリスマス時期の選曲になっています。
有名な「ホワイト・クリスマス」の歌詞の中にその「Merry And Bright」があるようです。
後半の7~10のクリスマス・ソングへの流れはまさにそういうことだろうと思います。
実に落ち着いていて安定感と安定感は抜群です。

(中間系)

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MIKE CLARK & MICHAEL ZILBER / MIKE DROP [Jazz Drums]

* MIKE CLARK & MICHAEL ZILBER / MIKE DROP

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mike clark(ds), michael zilber(ts,ss), matt clark(p), peter barshay(b)
2021/Sunnyside/

1 Barshay Fly (M.Zilber)
2 Sonny Monk (If I Were A) (M.Zilber)
3 Passion Dance (M.Tyner)
4 You Know I Care (D.Pearson)
5 Blackbird (J.Lennon & P.Mccartney)
6 Norwegian Wood (J.Lennon & P.Mccartney)
7 Miyako (W.Shorter)
8 Monk's Dream (T.Monk)
9 Falling In Love With Love (R.Rodgers/L.Hart)

マイク・クラーク(ds)とマイケル・ジルバー(ts)を聴くのは初めてだと思います。
以前はサイドメンまで記録に残していたけれど今ではやってないので定かでありません。

全9曲はジルバーのオリジナル2曲とその他7曲の構成です。
選曲から探ってみるとマッコイ・タイナー(p)、ウエイン・ショーター(ts)、セロニアス・モンク(p)、面白いところではデューク・ピアソン(p)、あとビートルズが2曲選ばれています。
つまりこういうところを聴いて育ってきたということですね。
サウンド的にはジョン・コルトレーン~ウエイン・ショーターの流れになります。
1曲、1曲はどの曲も悪くありません。
でもどれも「以前どこかで聴いたことがあるような気がする」のが残念でした。
もうひとつ何かが欲しいと思います。

(中間系)

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DONALD EDWARDS QUINTET / THE COLOR OF US SUITE [Jazz Drums]

* DONALD EDWARDS QUINTET / THE COLOR OF US SUITE

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donald edwards(ds), anthony wonsey(p), ben wolfe(b),
david gilmore(g), abraham burton(ts),
sophia edwards(vo)(1), frank lacy(vo)(2,8)
2021/Criss Cross/

1 Little Hope
2 Red
3 White
4 Blue
5 Intro To Black
6 Black
7 Brown
8 Tan
9 Finding Beauty
10 Hurricane Sophia

ドナルド・エドワーズ(ds)の名前は時々見たけどリーダー作を買うのは初めてです。
ドラマーやベーシストのアルバムは面白いので手が伸びることも多い。
ここで注目したのはピアノのアンソニー・ウォンジーとギターのデヴィッド・ギルモアです。
ウォンジーは大の親日家でしばらく日本に滞在して活躍していましたがアメリカに戻ったようですね。
M-Base派の流れを汲むギルモアは2017年の「ベスト3」に選んだ作品がありました。

全10曲は全てエドワーズ自身のオリジナルで占められていてテーマは「色」です。
3曲のボーカル入りは語りでソフィアはエドワーズの愛娘です。
実に引き締まった演奏内容で緊張感もあり先端のジャズへの気概も感じました。
エドワーズは作曲能力に優れコンポーザーとしての才能にも溢れています。
メンバーは粒揃いで音もクリア、エドワーズ自身の主張が感じられて意外なほど良かったです。
やっぱりギルモアのギターがひと味違って素晴らしいと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ANTHONY WILLIAMS QUINTET & QUARTET & SOLO / SPRING [Jazz Drums]

* ANTHONY WILLIAMS QUINTET & QUARTET & SOLO / SPRING

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sam rivers(ts), wayne shorter(ts)(B/1 out),
herbie hancock(p)(A/1 out), gary peacock(b), tony williams(ds)(A/2 solo)
1964/Blue Note/

Side A
1 Extras
2 Echo
3 From Before
Side B
1 Love Song
2 Tee

モダン・ドラム奏法の開祖はケニー・クラークと言われています。
次に重要なのがマックス・ローチとアート・ブレイキーでフィリー・ジョー・ジョーンズ、ロイ・ヘインズも素晴らしい。
現代のジャズ・ドラマーに最も影響を与えているのはここのトニー・ウィリアムスとエルヴィン・ジョーンズだと思います。
ドラマーも多士済々で名前を上げればキリがありません。
あとビリー・ヒギンズとエド・シグペン、ジャック・デジョネットとスティーヴ・ガッドを上げておきます。

今作はトニー・ウィリアムスの2枚目のアルバムです。
弱冠18歳のデビュー作の1枚目↓とどちらを選ぶか?迷いました。

* ANTHONY WILLIAMS / LIFE TIME (1964/BN4180)
anthony williams(ds),
sam rivers(ts), herbie hancock(p), bobby hutcherson(vib),
richard davis(b), gary peacock(b), ron carter(b)

1枚目よりも2枚目の方が好きなことが出来たのではないかと思いました。
ベーシストをゲイリー・ピーコックに固定してサム・リバースとウエイン・ショーターの2テナー・サックスを配置する。
さらにA/2ではドラム・ソロまで収録している。
こちらは19歳のトニー・ウィリアムスですが5曲は全て自身のオリジナルです、これは1枚目も同じでした。
フリー・トーンを含む2テナーの競演はA/1、A/3、B/2の3曲で聴けました。
聴きどころはA/1のピアノレスのフリー系2テナー・バトルとB/1におけるハンコックの強烈なピアノになります。
存在感十分のピーコックのベースと創造力に溢れたウィリアムスのドラミングがこの緊張感を生みました。
もちろんあちこちでウィリアムスの師匠格であるリバースの影響力を感じることが出来ます。

(まじめ系)

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ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS / MOANIN' [Jazz Drums]

* ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS / MOANIN'

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lee morgan(tp), benny golson(ts),
bobby timmons(p), jymie merritt(b), art blakey(ds)
1958/Blue Note/

Side A
1 Moanin'
2 Are You Real
3 Slong Came Betty
Side B
1 The Drum Thunder Suite
2 Blues March
3 Come Rain Or Come Shine

今作は「アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」と冠したブルー・ノートでの最初のアルバムです。
1年半ほど続いたホレス・シルバー(p)とのジャズ・メッセンジャーズは56年にシルバー独立と共に終わります。
シルバーがメンバー全員を引き抜いたのでブレイキーには「ジャズ・メッセンジャーズ」の名前だけが残りました。
「コノヤロー!!」と思ったかもしれないけど両雄並び立たずはこの世の常です。
その後しばらくは、メンバーに恵まれずに低迷しますが、今作が出た58年に第一期黄金時代がやってきます。
ベニー・ゴルソン(ts)を音楽監督に迎えて、抜群の人気を誇るリー・モーガン(tp)とボビー・ティモンズ(p)が入団しました。
表題曲の「Moanin'」はティモンズの作品、「Blues March」はゴルソンの作曲で共に大人気の曲になりました。
ファンキー・ジャズの大ヒット、日本での一大モダン・ジャズ・ブームを巻き起こしたのがまさしくこのアルバムです。
この頃ダンモ(ミュージシャンの隠語でモダン・ジャズを指す)、日本ではモダン・ジャズが一般的に聴かれていました。
特に若者に人気があった日活のアクション映画ではバック・ミュージックに必ずと言っていいほどジャズが流れていた。
故石原裕次郎氏がジャズ・ドラマーを演じた「嵐を呼ぶ男」はそんなモダン・ジャズが最先端だった時に作られた映画です。

ジャズ・メッセンジャーズの第二期黄金時代はウエイン・ショーター(ts)を音楽監督に迎えた61年にやってきます。
当時の新進気鋭なショーター、フレディー・ハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)による 3管編成コンボで人気を博しました。
その後フリー・ジャズとフュージョンのブームで長い間低迷しますが80年代に入り不死鳥の如く復活します。
当時の気鋭の若手ミュージシャン、ウィントン・マルサリス(tp)、ブランフォード・マルサリス(ts)兄弟をはじめとして、テレンス・ブランチャード(tp)、ドナルド・ハリソン(as)、マルグリュー・ミラー(p)等の起用で、これが第三期黄金時代です。

ジャズ・メッセンジャーズの歴史もモダン・ジャズの歴史そのもので、山あり谷あり、在籍したメンバーは数多いです。
特に若手ミュージシャンの登竜門として重要な位置を占めていて、ここに在団したかどうかがステイタスになっている。
アート・ブレイキーのドラマーとしての実力もさることながら、コンポーザーとしての手腕も記憶に残さねばならない。
「ジャズ・メッセンジャーズ」は永遠に不滅です。

(中間系)

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LAWRENCE MARABLE QUARTET / TENORMAN [Jazz Drums]

* LAWRENCE MARABLE QUARTET / TENORMAN

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lawrence marable(ds),
james clay(ts), sonny clarke(p), jimmy bond(b)
1956/Jazz West/

1 The Devil And The Deep Blue Sea
2 Easy Living
3 Minor Meeting
4 Airtight
5 Willow Weep For Me
6 Three Fingers North
7 Lover Man
8 Marbles

西海岸のドラマーのローレンス・マラベルがテナーのジェームス・クレイをフューチャーした作品です。
ウェスト・コースト・ジャズのレア盤の一枚だと思います。
ここにはもう一つの目玉があって、それはソニー・クラーク(p)が参加していることです。
ジャズ・ウェスト原盤のモノラルですが録音が良くてデジタル・リマスター盤としては成功しています。

マラベルは1929年生まれ、ロサンゼルス出身で2012年に83歳で亡くなっています。
クレイは1935年生まれ、テキサス州ダラス生まれで1994年に58歳で亡くなっています。
ちなみにソニー・クラークは1931年生まれ、ペンシルベニア州出身で1963年に31歳の若さで亡くなっています。

クレイの特徴はもちろん男性的で豪快なテキサス・テナーですがソニー・ロリンズ(ts)の流れを汲むものです。
聴いてみれば一目瞭然だけどその野太いテナー・サックスの音色は圧倒的な存在感を持っています。
クラークの印象深いピアノと相まって一度聴いたら忘れられない味わいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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LOUIS HAYES SEXTET / SERENADE FOR HORACE [Jazz Drums]

* LOUIS HAYES SEXTET / SERENADE FOR HORACE

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louis hayes(ds), dezron douglas(b), david bryant(p),
abraham burton(ts), jose evans(tp), steve nelson(vib),
gregory porter(vo)(3)
2017/Blue Note/

1 Ecaroh
2 Senor Blues
3 Song For My Father
4 Hastings Street
5 Strollin'
6 Juicy Lucy
7 Silver's Serenade
8 Lonely Woman
9 Summer In Central Park
10 St.Vitus Dance
11 Room 608

ルイス・ヘイス(ds)は1937年生まれ、ミシガン州のデトロイト出身です。
現在82歳ですが健在で数が少なくなってきたモダン・ジャズの生き字引的な存在になっています。
それもそのはずで15歳でプロ入り、19歳で大人気のホレス・シルバー(p)・クインテット入団、その後はキャノンボール・アダレイ(as)・クインテットに参加となれば超一流のドラマーとして認知されました。
ジョン・コルトレーン(ts)をはじめカーティス・フラー(tb)、フレディ・ハバード(tp)等々、参加アルバムも数多いです。

さて今作は恩師ホレス・シルバーに捧げるアルバムになっています。
馴染みのあるシルバーの手になる曲が並んでいて懐かしさで一杯になりました。
実は私がブルーノートで一番最初に好きになったのはホレス・シルバーだったんです。
良くも悪くもワンマンでファンキーなシルバー・サウンドがジャズ・メッセンジャーより好きだった。
やっぱり心に残っているのは(3)「Song For My Father」になるかな。
ここではグレゴリー・ポーターのヴォーカルがフューチャーされています。
サウンド的にはスティーヴ・ネルソンのヴァイブが入ったことでひと味違う感じに仕上がりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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YOICHI KOBAYASHI & J, MESSENGERS / NIAGARA [Jazz Drums]

* YOICHI KOBAYASHI & J, MESSENGERS / NIAGARA

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phillip harper(tp), vincent herring(as), robin eubanks(tb),
david kikoski(p), essiet essiet(b), yoichi kobayashi(ds)
2019/Paddle Wheel/

1 Niagara Shuffle (Y.Kobayashi)
2 Along Came Betty (B.Golson)
3 Ping Pong (W.Shoter)
4 A Lovely Way To Spend An Evening (J.Mchugh)
5 Mornin' (B.Timmons)
6 Chiken An'Dumplings (R.Bryant)
7 Bu's Delight (C.Fuller)
8 Dat Dere (B.Timmons)
9 For Heaven's Sake (D.Meyer/E.Bretton/S.Edwards)

先日、小林陽一&ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズのライブに行きました。
■小林陽一(ds)、谷殿明良(tp)、原川誠司(as)、リン・ヘイテツ(p)、鈴木堅登(b)
私は小林さんのジャズに対する姿勢とサウンドが大好きなんです。
グッド・フェローズ時代から一体何人の若手プレイヤーがここから育っていったことか。
長く続けることのむずかしさ・・・まったく頭が下がる思いがします。
ジャズ・スピリッツを若い世代に引き継ぐのはとても大事なことです。

小林さんのライブにはゲスト出演が多いですがこの日も3人が飛び込んできました。
テナー・サックス、ピアノ、ベースの3人です。
特にテナーが入ると3管編成になりハーモニーが分厚くなるので迫力が増しました。
こうやって小林さんは新人を発掘しているんです。
ちなみにこの日はトランペッターの谷殿明良さんのJ.J.M最後の出演になりました。
谷殿さんの端正なトランペットが好きなのでまた聴きに行きたいと思っています。
同時に新しいトランぺッターは誰なのかが楽しみになりました。

さて今作は小林さんの新作です。
全9曲は自身のオリジナルが1曲とその他8曲の構成です。
ベニー・ゴルソン(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ウェイン・ショーター(ts)などのメッセンジャーズ馴染みの曲も多い。
ジャズ・メッセンジャーズの名前は小林さんがアート・ブレイキーから許されたものなんです。
さすがにベテラン・ドラマーは人脈も広くてメンバーを見て驚いてしまいました。
フィリップ・ハーパー(tp)、ヴィンセント・ハーリング(as)、ロビン・ユーバンクス(tb)のフロント3管と
デヴィッド・キコスキ(p)、エシェット・エシェット(b)、小林陽一(ds)のリズム・セクションです。
聴きどころは現代のジャズ・ミュージシャンが往年の名曲をどうこなすかになります。
多分メッセンジャーズの曲をこんな風に連続して演奏することはないんじゃないかと思います。
みんなが和気あいあいと楽しくやっている雰囲気が伝わって来るようです。
個人的にはキコスキとハーリングに耳が向いたけどユーバンクスは久々に聴きました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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