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JIM ROTONDI QUINTET / 1000 RAINBOWS [Jazz Trumpet]

*JIM ROTONDI QUINTET / 1000 RAINBOWS

image1012.jpg

jim rotondi(tp), joe locke(vib),
danny grissett(p), barak mori(b), bill stewart(ds)
2011/Positone/

1 BIZZARO WORLD(J.Rotondi)
2 WE CAN WORK IT OUT(Lennon/McCartney)
3 ONE FOR FELIX(J.Rotondi)
4 1000 RAINBOWS(B.Montgomery)
5 CRESCENT STREET(J.Locke)
6 BORN TO BE BLUE(Wlls/Torme)
7 GRAVITUDE(J.Rotondi)
8 49TH STREET(B.Mobley)
9 NOT LOKE THIS(J.Lubbock)

ジム・ロトンディ(tp)のリーダー作を買うのは初めてです。
先日聴いたエリック・アレキサンダーの「Alexader The Great」(2000)のプレイが印象的でした。
今まではあまり印象に残っていなかったので認識を新たにしました。
もちろん名前は知っていたし、聴いたこともありますよ。
エリックやデヴィッド・ヘイゼルタイン(p)などの「ワン・フォー・オール」のメンバーですね。
ロトンディは1962年生まれの51歳、すでにベテランの域に達しています。

ロトンディを聴くにあたってまずはワン・ホーン・アルバムを聴きたいと思いました。
それで選んだのがこのアルバムです。
ジョー・ロックのヴァイブラホンが入ったクインテットはメンバー的にも面白そうでした。

ロトンディは切れ味も鋭いハード・バッパー・・・聴いていて気持がいいです。
最大の魅力はトランペットの素直な音色だと思います。
小細工なしの爽やかで明るいトランペットが高らかに響く。
けれん味のない奏法でラッパが実によく鳴っています。
テンポの速い曲になるとよりこの奏法が生きてきます。

ジョー・ロックは案外に硬質でクールなヴァイブ奏者と思っています。
ロトンディとはいわば陽と陰、明と暗の組み合わせですがこのバランスが聴きどころになりました。
この二人がダニー・グリセット(p)、バラク・モリ(b)、ビル・ステュアート(ds)のトリオに乗る構図です。

表題曲の(4)「1000 RAINBOWS」はウエス・モンゴメリー(g)の弟のバディ・モンゴメリー(p,vib)の曲。
バディの曲を取り上げるのは珍しいですがこれはジョー・ロックの選曲でしょうね。
私的ベスト・トラックは(5)「CRESCENT STREET」かな。
バラク・モリの強力なウォーキング・ベースに乗ってロックとロトンディ、グリセットのソロが炸裂します。
(6)「BORN TO BE BLUE」ではたっぷりのバラード演奏が聴けました。
名義はジム・ロトンディだけど実質的にジョー・ロックとの双頭バンドだと思います。
ところでバラク・モリって武骨な感じがするけど面白いベーシストですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)


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