GERRY MULLIGAN / RE-BIRTH OF THE COOL [Jazz Baritone Sax]
*GERRY MULLIGAN / RE-BIRTH OF THE COOL
gerry mulligan(bs), wallace roney(tp), phil woods(as),
john lewis(p), john clark(french), dave bargeron(tb),
bill barber(tuba), dean johnson(b), ron vincent(ds),
mel torme(vo)
1992/GRP/
1 Israel
2 Deception
3 Move
4 Rouge
5 Rocker
6 Godchild
7 Moon Dreams
8 Venus de Milo
9 Budo
10 Boplicity
11 Darn That Dream
12 Jeru
ジェリー・マリガンは1927年、ニューヨーク生まれ、1996年、68歳で亡くなっています。
バリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンは私が出会った最初のジャズ・マンだったので思い入れがあります。
初めて聴いた時に世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのかと思いました。
それ以来、50年以上もジャズとの付き合いが続いています。
一時期は仕事や子育てで聴けない時もあったけれど、ジャズが好きで本当に良かったと思っています。
大病になった時もジャズに救われました。
マリガンは17歳でビック・バンドの譜面を書くなど天才肌の少年でした。
1950年にマイルス・デイビスの名盤「クールの誕生」に参加して先進のジャズ・マンの一人として知られるようになります。
当初は作編曲者としての能力が勝っていたので演奏者としての一人立ちはそれこそ血の出るような努力だったと思います。
西海岸に移ってチェット・ベイカー(tp)、チコ・ハミルトン(ds)などとのピアノレス・カルテットで大人気を博しました。
チェットが去ってからはジョン・アードレイ(tp)やドン・フェララ(tp)、
特にアート・ファーマー(tp)とのコンビは印象的で映画「真夏の夜のジャズ」でも見ることが出来ました。
バリトン・サックスとトランペットの組み合わせはピッタリですね。
その後に組んだのはなんと同じ低音楽器のトロンボーンのボブ・ブルックマイヤーでした。
これは意外だったです。
今ではどうってことないけど、当時は中々気が付きにくかったと思います。
この意外性もマリガンの非凡な才能を現したものですね。
マリガンの一連の対決シリーズもよく聴きました。
セロニアス・モンク(p)、スタン・ゲッツ(ts)、ポール・デスモンド(as)、リー・コニッツ(as)、
ベン・ウエブスター(ts)、ジョニー・ホッジス(as)など、どれも刺激的な作品だったです。
1960年、マリガン33歳の時、念願のビック・バンドを編成しました。
33歳でビック・バンドを持つって・・・これも凄いことですよ。
でもバンドを維持するのは大変だったでしょうね。
約5年ほどで解消せざるを得なくなりました。
1970前後はデイブ・ブルーベック・カルテットで活躍します。
1974年、チェット・ベイカーとの再会セッション「カーネギー・ホール・コンサート」も忘れられません。
それからも90年代まで精力的な演奏活動を行いました。
テッド・ローゼンタール、ビル・チャーラップなどの有能なピアニストを見出しています。
さて今作はマイルス・デイビスの有名盤「BIRTH OF THE COOL」のリメイク盤です。
しかし、内容は素晴らしく90年代の名盤の1枚でしょう。
ウォレス・ルーニー(tp)、フィル・ウッズ(as)、ジョン・ルイス(p)といったところが参加しています。
もう一枚はジェリー・マリガンのスタンダード・バラード集です。
オリジナルも4曲入っています。
マリガンの渋いワン・ホーンが満喫できる寛ぎの1枚でお勧めします。
共演のテッド・ローゼンタール(p)は1988年のモンク・コンペの優勝者。
地味なキャラクターで損をしていますが実力者です。
この後、マリガンに起用されたピアニストが人気急上昇中のビル・チャーラップですがあまり知られていません。
*GERRY MULLIGAN QUARTET / DREAM A LITTLE DREAM
gerry mulligan(bs),
ted rosenthal(p), dean johnson(b), ron vincent(ds)
1994/TELARC/
さらにもう一枚はマリガンがブラジル・ミュージシャンと共演した異色作。
ジェーン・ドゥボック(vo)とのコラボレーションが楽しめるジャズ・ボッサの1枚です。
*GERRY MULLIGAN / PARAISO
gerry mulligan(bs), jane duboc(vo), etc,
1993/Telarc/
gerry mulligan(bs), wallace roney(tp), phil woods(as),
john lewis(p), john clark(french), dave bargeron(tb),
bill barber(tuba), dean johnson(b), ron vincent(ds),
mel torme(vo)
1992/GRP/
1 Israel
2 Deception
3 Move
4 Rouge
5 Rocker
6 Godchild
7 Moon Dreams
8 Venus de Milo
9 Budo
10 Boplicity
11 Darn That Dream
12 Jeru
ジェリー・マリガンは1927年、ニューヨーク生まれ、1996年、68歳で亡くなっています。
バリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンは私が出会った最初のジャズ・マンだったので思い入れがあります。
初めて聴いた時に世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのかと思いました。
それ以来、50年以上もジャズとの付き合いが続いています。
一時期は仕事や子育てで聴けない時もあったけれど、ジャズが好きで本当に良かったと思っています。
大病になった時もジャズに救われました。
マリガンは17歳でビック・バンドの譜面を書くなど天才肌の少年でした。
1950年にマイルス・デイビスの名盤「クールの誕生」に参加して先進のジャズ・マンの一人として知られるようになります。
当初は作編曲者としての能力が勝っていたので演奏者としての一人立ちはそれこそ血の出るような努力だったと思います。
西海岸に移ってチェット・ベイカー(tp)、チコ・ハミルトン(ds)などとのピアノレス・カルテットで大人気を博しました。
チェットが去ってからはジョン・アードレイ(tp)やドン・フェララ(tp)、
特にアート・ファーマー(tp)とのコンビは印象的で映画「真夏の夜のジャズ」でも見ることが出来ました。
バリトン・サックスとトランペットの組み合わせはピッタリですね。
その後に組んだのはなんと同じ低音楽器のトロンボーンのボブ・ブルックマイヤーでした。
これは意外だったです。
今ではどうってことないけど、当時は中々気が付きにくかったと思います。
この意外性もマリガンの非凡な才能を現したものですね。
マリガンの一連の対決シリーズもよく聴きました。
セロニアス・モンク(p)、スタン・ゲッツ(ts)、ポール・デスモンド(as)、リー・コニッツ(as)、
ベン・ウエブスター(ts)、ジョニー・ホッジス(as)など、どれも刺激的な作品だったです。
1960年、マリガン33歳の時、念願のビック・バンドを編成しました。
33歳でビック・バンドを持つって・・・これも凄いことですよ。
でもバンドを維持するのは大変だったでしょうね。
約5年ほどで解消せざるを得なくなりました。
1970前後はデイブ・ブルーベック・カルテットで活躍します。
1974年、チェット・ベイカーとの再会セッション「カーネギー・ホール・コンサート」も忘れられません。
それからも90年代まで精力的な演奏活動を行いました。
テッド・ローゼンタール、ビル・チャーラップなどの有能なピアニストを見出しています。
さて今作はマイルス・デイビスの有名盤「BIRTH OF THE COOL」のリメイク盤です。
しかし、内容は素晴らしく90年代の名盤の1枚でしょう。
ウォレス・ルーニー(tp)、フィル・ウッズ(as)、ジョン・ルイス(p)といったところが参加しています。
もう一枚はジェリー・マリガンのスタンダード・バラード集です。
オリジナルも4曲入っています。
マリガンの渋いワン・ホーンが満喫できる寛ぎの1枚でお勧めします。
共演のテッド・ローゼンタール(p)は1988年のモンク・コンペの優勝者。
地味なキャラクターで損をしていますが実力者です。
この後、マリガンに起用されたピアニストが人気急上昇中のビル・チャーラップですがあまり知られていません。
*GERRY MULLIGAN QUARTET / DREAM A LITTLE DREAM
gerry mulligan(bs),
ted rosenthal(p), dean johnson(b), ron vincent(ds)
1994/TELARC/
さらにもう一枚はマリガンがブラジル・ミュージシャンと共演した異色作。
ジェーン・ドゥボック(vo)とのコラボレーションが楽しめるジャズ・ボッサの1枚です。
*GERRY MULLIGAN / PARAISO
gerry mulligan(bs), jane duboc(vo), etc,
1993/Telarc/
2013-07-31 17:57
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