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JOHN HICKS TRIO / POWER TRIO [Jazz Piano]

*JOHN HICKS TRIO / POWER TRIO

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john hicks(p), cecil mcbee(b), elvin jones(ds)
1991/BGM/

1 Cousin Mary
2 After The Rain
3 "D"Bass-ic Blues
4 Duke's Place
5 Chelsea Bridge
6 After The Morning

ジョン・ヒックスは1941年生まれ、2006年に64歳で亡くなっています。

ヒックスもまた面白いピアニストだと思います。
どうでしょうか?
イメージはガチガチ硬派なんだけど案外そうでもないような気がしますね。
ヒックスは硬派で尖がったホーン奏者と共演することが多い。
で、本人も突っ張っているかと思えばしごくオーソドックスなスタイルの持ち主です。
出自はアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズで生粋のハード・バッパーです。
ルーツにはマッコイ・タイナーがいるのでコルトレーン派のミュージシャン好みのピアニストと言えますね。
必然的に声が掛ることが多い。
これが彼のイメージを変えた要因になったと思います。

ヒックスはどちらかというとサイドマンとして力を発揮するタイプかな。
で、彼自身の代表作は何かということになると「?」になってしまいます。
脇役として定評のあるピアニストにはこういう人も多いですね。
マルグリュー・ミラーとか、ケニー・バロンとか・・・。

ここではあえてヒックスのトリオ盤を上げてみました。

今作はジョン・ヒックスの代表作と言ってもいいと思います。
セシル・マクビー(b)とエルヴィン・ジョーンズ(ds)との「パワー・トリオ」で題名通りの重量級のピアノが聴けます。
ジョン・コルトレーンとデューク・エリントンが2曲づつ選曲されています。
硬派のピアニストの面目躍如といった作品。


もう一枚はヒックスのビリー・ストレイホーン作品集です。
昔のジョン・ヒックスを知る人が聴いたらなんと軟弱なんだと思うかもしれませんねえ。
しかし、このヒックスのスタンダード集も中々美しいですよ。
プロデュースしたセシル・ブルックス・Ⅲが自らドラムスを叩いてこれがまた良い雰囲気です。
原曲の素晴らしさと共に安心して聴いていられるピアノ作品の佳作です。

*JOHN HICKS TRIO / SOMETHING TO LIVE FOR
A Billy Strayhorn Songbook
john hicks(p), dwayne dolphin(b), cecil brooks Ⅲ(ds)
1998/HIGHNOTE/

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さらにもう一枚はキーストーン・トリオによるソニー・ロリンズ作品集。
ロリンズの作品を取り上げる企画は少ないので貴重盤です。
ジョージ・ムラツとのコンビネーションはやはりいいと思います。

*JOHN HICKS KEYSTONE TRIO / NEWKLEAR MUSIC
The Songs Of Sonny Rollins
john hicks(p), george mraz(b), idris muhammad(ds)
1997/Milestone/

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