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MARC JOHNSON SEXTET / SHADES OF JADE [Jazz Bass]

*MARC JOHNSON SEXTET / SHADES OF JADE

s347.jpg

marc johnson(b), joe lovano(ts), john scofield(g)
eliane elias(p), joey baron(ds), alain mallet(org)
2005/ECM/

1 Ton Sur Ton
2 Apareceu
3 Shades Of Jade
4 In 30 Hours
5 Blue Nefertiti
6 Snow
7 Since You Asked
8 Raise
9 All Yours
10 Don't Ask Of Me

マーク・ジョンソン(b)はビル・エバンス・トリオの最後のベーシストとして知られています。
このマーク・ジョンソンの新譜は組み合わせの妙に興味を持ちました。
マークとジョーイ・バロン(ds)はともかく、ジョー・ロバーノ(ts)、ジョン・スコフィールド(g)、イリアーヌ・イリアス(p)はECMのサウンドには馴染まないのではと思ったからです。
しかし聴いてみると案外に面白かったです・・・ちゃんとECMの音作りにマッチしていました。
それぞれがグッと抑制したプレイを聴かせてくれていてこれがとても新鮮に聴こえました。
普段はゴリゴリとしたプレイを聴かせるロバーノやスコフィールドが打って変わってクールなプレイを繰り広げ、
明るく爽やかなイメージを持つイリアーヌが美しく叙情的なピアノを聴かせてくれています。
それでもECMでありながら(5)、(8)などは多少尖がった部分もあるので新鮮な感覚で聴くことが出来ます。
曲想がバラエティに富んでいるので飽きずに一枚を聴き通せるアルバムです。
先日、イリアーヌはマーク・ジョンソンと再婚したとの情報を得ました。
どうりでマークとイリアーヌは夫婦ということで息もピッタリ、1曲を除いて二人のオリジナルになっています。
特に最近丸くなりつつあるロバーノとエバンス的なイリアーヌのバラード・プレイは聴きものです。
ゆったりと時が流れていくような心地良さです。
先週のメルドーに続いて好アルバムに巡り会いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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