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HAROLD MABERN QUARTET / MR. LUCKY [Jazz Piano]

*HAROLD MABERN QUARTET / MR. LUCKY

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harold mabern(p), eric alexander(ts), john webber(b), joe farnsworth(ds)
2012/HighNote/

1 The People Tree
2 As Long As She Needs Me
3 Soft Shoe Trainin' With Sammy
4 Hey There
5 I've Gotta Be Me
6 Mr. Lucky
7 What Kind Of Fool Am I ?
8 Night Song
9 Something's Gotta Give

ハロルド・メイバーンの強力なピアノが満喫できます。
相手がエリック・アレキサンダー(ts)なら、これでもかこれでもかと押してくる。
しつこいまでの音圧をお楽しみ下さい。

「レビュー時のコメント」
ハロルド・メイバーンはやや遅れてきたハード・バッパーと言えるかもしれませんね。
1936年生まれの今年で76歳・・・バド・パウエル直系のピアニストとしては最後の年代かな。
近年の活躍には目覚しいものがあって典型的な遅咲きのプレイヤーです。
何年か前に見たライブではその強靭なタッチと切れ味に驚かされました。
実にソウルフルで抜群のスイング感を持っていました。

メイバーンに注目したのはハンク・モブレー(ts)の大ヒット作「ディッピン」やリー・モーガン(tp)の「ジゴロ」からでした。
私は当時のリーダー作を持っていないのでほとんどノー・マークというか手が回らない存在でした。
低迷期を過ぎて90年代に入るとエリック・アレキサンダー(ts)との共演で不死鳥のように蘇ってきました。
メイバーンはエリックにとっての師匠格で、父親みたいな存在だと思います。
どれだけのジャズ・スピリッツを受け継いだものか。

内容は推して知るべしの純ハード・バップ・アルバムです。
副題には「サミー・デイビス・Jrに捧げる」とあります。
あまり馴染みのない曲が多いですがサミー・デイビスのヒット曲だと思います。
(7)「NIGHT SONG」がただ1曲のピアノ・トリオ演奏・・・ロマンティックで美しいです。
(4)「HEY THERE」のソロ・ピアノも聴きどころでメイバーンの実力をを余すところなく伝えています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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