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CHRIS CONNER / FOUR CLASSIC ALBUMS PLUS [Jazz Vocal]

* CHRIS CONNER / FOUR CLASSIC ALBUMS PLUS

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chris conner(vo),
sy oliver orchestra, ellis larkins(p) trio, vinnie burke(b) quartet,
ralph sharon(p) quintet, rulph burns orchestra, etc
2015/Not Now/

Disk 1
1 Blue Silhouette
2 Miser's Serenade
3 Ask Me
4 Chiquita From Chi-Wah-Wah
5 Everytime I Love
6 Indian Summer
7 What Is There To Say
8 I Hear Music
9 Come Back To Sorrento
10 Why Shouldn't
11 Try A Little Tenderness
12 Lullaby Of Birdland
13 All About Ronnie
14 Spring Is Here
15 Out Is This World
16 Lush Life
17 A Cottage For Sale
18 How Long Has This Been Going On
19 Goodbye
20 Stella By Starlight
21 Gone With The Wind
22 He's Coming Home
23 Blame It On My Youth
24 Ridin' High
25 It's All Right With Me
26 All Dressed Up With A Broken Heart
27 Trouble Is A Man
28 All This And Heaven Too

Disk 2
1 From This Moment On
2 The Thrill Is Gone
3 Someone To Watch Over Me
4 I Concentrate On You
5 Don't Wait Up For Me
6 A Good Man Is A Seldom Thing
7 In Other Words
8 I Get A Kick Out Of You
9 Something To Live For
10 Get Out Of Town
11 Where Are You
12 Anything Goes
13 When The Wind Was Green
14 He Was Too Good To Me
15 You Make Me Feel So Young
16 Everytime
17 Way Out There
18 My April Heart
19 Almost Like Being In Love
20 High On A Windy Hill
21 Round About
22 Angel Eyes
23 You Stepped Out Of A Dream
24 Why Can't I
25 Suddenly It's Spring

クリス・コナー(vo)の作品を聴くのも超久し振り、半世紀振り、最後は確か十代だったと思う。
もう一人アニタ・オデイ(vo)と一緒に聴いていますがやっぱり素晴らしかったです。
この二人はポピュラー・テイストが薄いので本格的なジャズ・ヴォーカリストだと再認識しました。
特にクリスはしっとりとした味わい深い歌声を聴かせてくれています。
以前にはこの良さが全然分からなかったので今更ながら古き良きジャズに魅力を感じています。
今作には4枚のアルバムと1枚のアルバムの半分が入っています。
収録時間の関係でそうなったと思うけど色々と一度で聴ける便利な徳用盤です。
オーケストラではサイ・オリバーとラルフ・バーンズ、コンボではエリス・ラーキン(p)、ヴィニー・バーク(b)、ラルフ・シャロン(p)などがバックを固めています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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PATRICE RUSHEN / BEFORE THE DAWN [Jazz Piano]

* PATRICE RUSHEN / BEFORE THE DAWN

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patrice rushen(elp,p,synthesizers, clavinet)
oscar brashear(tp,flh), george bohanon(tb), hubert laws(fl),
hadley caliman(ts), lee ritenour(g), charles meeks(b),
ndugu(ds), harvey mason(ds), kenneth nash(per),
nate alfred(per), josie james(vo)
1975/Prestige/

Side A
1 Kickin' Back
2 What's The Story
3 Jubilation
Side B
1 Before The Dawn
2 Razzia

パトリース・ラッシェンもまたフュージョン・シーンで名を上げたピアニストです。
ジャケットからは小柄で可愛らしい女性を想像していました。
実際にライブで見た時には意外にゴツくて男っぽいので驚いたのを覚えています。
動きが激しく、物凄くエネルギッシュな演奏を展開していました。
作曲能力に優れ歌も歌えるしプロデューサーとしての実力もあるので才人です。
今ではR&Bやソウル系、スムース・ジャズ・シーンでの大御所になっています。

今作はパトリースの出世作になります。
全5曲は全て自身のオリジナルで彼女の作曲能力の非凡さを感じることが出来ました。
スタンリー・クラーク(b)やここでも共演しているリー・リトナー(g)とは盟友関係にあります。

(くつろぎ系)

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ALEXANDRA SHAKINA / ALL THE WAY [Jazz Vocal]

* ALEXANDRA SHAKINA / ALL THE WAY

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alexandra shakina(vo),
massimo farao(p), aldo zunino(b), ruben bellavia(ds)
2018/Venus/

1 All The Way (J.Van.Heusen)
2 Let Me Love You (H.Bart)
3 Get Out Of Town (C.Porter)
4 Dedicated To You (Cahn,Chaplin,Zaret)
5 I Concentrate On You (C.Porter)
6 Weaver Of Dreams (V.Young)
7 I'm Just Lucky So And So (D.Ellington)
8 That Old Black Magic (H.Arlen)
9 Come Fly With Me (J.Van.Heusen)
10 Where Or When (R.Rodgers)

ロシア出身のアレキサンドラ・シャキナ(vo)を聴くのは2枚目になります。
シャキナの深く沈み込む歌声が魅力的だったのでもう1枚聴いてみたいと思いました。
前回はデューク・エリントンだったけど今回はジミー・ヴァン・ヒューゼンがテーマでした。
「All The Way」と「Come Fly With Me」
表題曲を含むこの2曲は共にフランク・シナトラの大ヒット曲として知られています。
注目のコール・ポーターは「Get Out Of Town」と「I Concentrate On You」、リチャード・ロジャースは「Where Or When」が入っていました。
独特のノリを持つ深みのある歌声はじんわりと心に響いてきます。
この歌の捉え方は素晴らしいんじゃないかと思います。
ちなみに2枚のジャケットの雰囲気が違うので別人かと思ったけど声と歌い方は同じでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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TOM BROWNE / BROWNE SUGAR [Jazz Trumpet]

* TOM BROWNE / BROWNE SUGAR

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tom browne(tp),
dave grusin(p.etc), marcus miller(elb), buddy williams(ds),
bernard wright(elp), ronald miller(elg), francisco centeno(elb),
michael brecker(ts), patti austin(vo), errol bennett(per), etc
1979/ARISTA/

Side A
1 Throw Down
2 I Never Was A Cowboy
3 Herbal Scent
4 Brother Brother
Side B
1 The Closer I Get To You
2 What' Going On
3 Promises For Spring
4 Antoinette Like

フュージョン・シーンにおけるトランぺッターはどうなっていたのか?
まずはチェット・ベイカー、アート・ファーマー、フレディ・ハバードあたりの名前が上がります。
いずれも純ジャズ路線でも活躍した有名トランぺッターでフレキシブルな感覚を持っていた。
今作のトム・ブラウンはそんな中で飛び出してきた生粋のフュージョン・トランぺッターです。
当時は新進気鋭のトランぺッターとして大いに話題になりました。
音色は瑞々しく爽やか、切れ味鋭くグイグイと突っ込んでくる若さを感じたものです
リー・モーガンやフレディ・ハバードのジャズ・ロック系がルーツだと思いました。
今作では成長著しいマイケル・ブレッカー(ts)やパティ・オースティン(vo)が共演しています。
マーカス・ミラー(elb)の名前が出て来たのは初めてかな。
「Herbal Scent」はそのミラーの作品です。
大ヒットしたロバータ・フラックの「The Closer I Get To You」やマーヴィン・ゲイの「What’s Going On」が入っているのも嬉しかったです。

(くつろぎ系)

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ANNA KOLCHINA / WILD IS THE WIND [Jazz Vocal]

* ANNA KOLCHINA / WILD IS THE WIND

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anna kolchina(vo),
john di martino(p), peter washington(b), willie jones(ds)
2018/Venus/

1 Wild Is The Wind (D.Tiomkin/N.Washington)
2 So In Love (C.Porter)
3 Do You Something To Me (C.porter)
4 Don't Worry 'bout Me (R.Bloom/T.Koehler)
5 You Won't Forget Me (K.Goell/F.Spielman)
6 Don't Look Back (K.Dunham/J.Mandel)
7 Exactly Like You (J.McHugh/D.Fields)
8 I Never Told You (J.Mandel/A.Hamilton)
9 With A Song In My Heart (R.Rodgers/L.Hart)
10 It Never Was You (K.Weill/M.Anderson)
11 A Fine Romance (J.Kern/D.Fields)
12 You Can Have Him (I Berlin)
13 Day By Day (A.Stordahl/P.Weston/S.Cahn)
14 A Sinner Kissed An Angel (L.Shayne/M.David)

先週のアレキサンドラ・シャキナ(vo)に続いてアンナ・コルチナ(vo)を入手しました。
ヴィーナス盤ではアナスタシア・リュトヴァ(vo)を含むロシア出身の歌姫3人を聴いたことになります。
シャキナがしっとりとした深く沈み込む歌声が特徴ならコルチナは耳元で囁くような歌い方が特徴です。
ハスキーなコルチナはロマンティックな演奏に定評があるジョン・ディ・マルティーノ・トリオがよく合います。
シャキナとコルチナの二人の聴き比べは面白かったです。
ベストはやはり表題曲になった「Wild Is The Wind」(邦題:野生の息吹)になるでしょうか。
ピーター・ワシントンのベース1本で歌われる「You Won't Forget Me」も良かったです。
有名スタンダードの「Day By Day」も聴きどころになりました。
今作でのコール・ポーター作品は「So In Love」と「Do You Something To Me」の2曲、ロジャース&ハートの「With A Song In My Heart」はボサノバのアレンジで歌われていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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RICHARD TEE / STROKIN' [Jazz Piano]

* RICHARD TEE / STROKIN'

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richard tee(key),
eric gale(g), steve gadd(ds), chuck rainey(b),
ralph macdonald(per), hugh mccracken(hca), michael brecker(ts),
tom scott(ts), etc
1979/Tappan Zee/

Side A
1 First Love
2 Every Day
3 Strokin'
Side B
1 I Wanted It Too
2 Virginia Sunday
3 Of America
4 Take The "A" Train

リチャード・ティーもまたフュージョン・シーンでの売れっ子キーボード奏者でした。
モータウン・レコードのソウル、R&Bからプロ活動を開始しています。
フュージョン・シーンでは超人気バンドの「スタッフ」の一員として頭角を現してきました。
実に安定感のあるキーボード奏者でファンキー&メロウなサウンドの持ち主です。
迷ったらティーに任せておけば大丈夫との評価があったと思います。
ギターならエリック・ゲイル、ドラムスならスティーヴ・ガッド、パーカッションならラルフ・マクドナルド、そしてキー・ボードならリチャード・ティーという感じですね。
今作はゴルフのティーに引っかけた印象的なジャケットで最も記憶に残るアルバムになりました。
マイケル・ブレッカーとトム・スコットの二人の人気サックス奏者も聴くことが出来ます。
「Tappan Zee」は多才なボブ・ジェームズ(p)がプロデュースしたフュージョン・レーベルです。

(くつろぎ系)

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ALEXANDRA SHAKINA / MOOD INDIGO [Jazz Vocal]

* ALEXANDRA SHAKINA / MOOD INDIGO

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alexandra shakina(vo),
massimo farao(p), nicola barbon(b), gianni cazzola(ds)
2020/Venus/

1 Estate (J.E.Siegel/B.Martino)
2 I Could Have Told You (C.Sigman/J.V.Heusen)
3 Isn't It Romantic ? (L.Hart/R.Rodgers)
4 Let's Face The Music And Dance (I.Berlin)
5 Love You Madly (L.Henderson/D.Ellington)
6 Mood Indigo (I.Mills/D.Ellington)
7 Only Trust Your Heart (S.Cahn/B.Carter)
8 A Sleepin Bee (T.Capote/H.Arlen)
9 Take Love Easy (J.Latouche/D.Ellington)
10 You Are The Top (C.Porter)
11 Comes Love (L.Brown/S.H.Steps)
12 I'm A Fool To Want You (F.Sinatra)
13 I Thought About You (J.mercer/J.V.heusen)

ロシア出身のアレキサンドラ・シャキナ(vo)は初見です。
ヴィーナス盤ではアンナ・コルチナ、アナスタシア・リュトヴァとロシア歌姫3人が売り出し中です。
特にこのシャキナには声そのものに魅力を感じました。
しっとりとした深く沈み込む声をしています・・・こういうのを好みの声、タイプの声って言うんでしょうね。
もちろん歌手には色んな声の持ち主がいるけれどこれほど声そのものが気になる人は珍しいです。
全13曲のスタンダード作品集です。
表題曲に「Mood Indigo」とあるようにデューク・エリントンが3曲なのでエリントン主体なのは間違いありません。
ただ購入のきっかけは現在マイ・ブームのコール・ポーターとロジャース&ハートの曲が入っていたことです。
今では珍しくなったポーターの「You Are The Top」とロジャース&ハートの「Isn't It Romantic ?」です。
シャキナには魅力的な声と共に独特の感性があるように思います。
それが個性的で面白く、普通の歌い方とはちょっと違う解釈が新鮮でした。
前述の「Isn't It Romantic ?」ではエラ・フィッツジェラルドが決定的ですがここではスロー・テンポで展開します。
マッシモ・ファラオ・トリオの好演もあって雰囲気十分、中々いい感じのジャズ・ヴォーカルが聴けました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOHN KLEMMER / BRAZILIA [Jazz Tener Sax]

* JOHN KLEMMER / BRAZILIA

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john klemmer(ts),
jorge d'alto(p), oscar castro(g), abraham laboriel(elb),
lenny white(ds), airto moreira(per), alex acuna(per),
victer feldman(p,rhodes), bob magnusson(b), paulhiho da costa(per), etc
1979/ABC/

Side A
1 Brazilia
2 Tropical Snowflakes
3 Heartbreak
4 Summertime
Side B
1 Tender Strorm
2 Copacabana
3 Bahia
4 My Love Has Butterfly Wings

ジョン・クレマーもまたフュージョン・シーンで人気のあったテナー・サックス奏者です。
クレマーは何でも出来る幅広い音楽性の持ち主です。
元々がジョン・コルトレーン派のサックス奏者でパワフルかつエネルギッシュな演奏を展開していました。
ジャズの一方の本場であるシカゴ出身でもあり先取の気概を持っていたと言えます。
ただその幅広さがあだとなってどっちつかずの器用貧乏になったとの評価があるのも事実です。
硬軟織り交ぜたバラード奏法には定評があったのでフュージョンにぴったりハマったのは間違いないです。
「Touch」 (1975)、「Barefoot Ballet 」(1976)、「Arabesque 」(1978)などの人気盤がありました。
でも私は完成度が高い今作が一番好きでした。
クレマーの音色にはただ甘いだけじゃない突っ込んでくる鋭さがあります。
今作はブラジルの本場ミュージシャンとの共演が最大の魅力になっていると思います。

(くつろぎ系)

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