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NICKI PARROTT / STOMPIN' AT THE SAVOY [Jazz Vocal]

* NICKI PARROTT / STOMPIN' AT THE SAVOY

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nicki parrott(vo,b), byron stripling(tp,vo),
john di martino(p), alvin atkinson(ds)
2018/Venus/

1 It Ain't Necessarily So (I&G.Gershwin)
2 Gee, Baby, Ain't I Good To You (A.Razaf/D.Redman)
3 They Can't Take That Away From Me (I&G.Gershwin)
4 It Don't Mean A Thing (I.Mills/D.Ellington)
5 Cheek To Cheek (I.Berlin)
6 Everytime We Say Goodbye (C.Porter)
7 Dream A Little Dream Of Me (G.Kahn)
8 Stompin' At The Savoy (A.Razaf/B.Goodman)
9 Mr Paganini (S.Coslow)
10 Summertime (I&G.Gershwin)
11 Tea For Two (I.Caesar/V.Youmans)
12 Our Love Is Here To Stay (I&G.Gershwin)
13 Evil Gal Blues (L.Feather/L.Hampton)
14 This Time The Dream's On Me (J.Mercer/H.Arlen)

ニッキ・パロット(vo,b)の新譜を買ってみました。
帯中には「エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロングに捧ぐ」とありました。
パロットは人気があるので枚数も多く「手を替え品を替え」の手法を取らねばなりません。
相手はトランペットとヴォーカルのバイロン・ストリップリングです。

全14曲は古いスタンダードが中心でガーシュイン兄弟の4曲が目を引きます。
どうも今作は企画先行だったような気がします。
私にはパロットとストリップリングは合わなかった・・・ムード不足かな。
ストリップリングの張り切り過ぎもあったと思います。
というわけでトランペット抜きのソロで歌われた4曲が聴きどころになりました。
(6)「Everytime We Say Goodbye」、(9)「Mr. Paganini」、(11)「Tea For Two」、
(14)「This Time The Dream's On Me」がそうです。
特に「Everytime We Say Goodbye」は好きな曲なので入っているとつい手が伸びてしまいます。

(くつろぎ系)

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BUCK HILL QUARTET / IMPULSE [Jazz Tener Sax]

* BUCK HILL QUARTET / IMPULSE

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buck hill(ts,cl),
jon ozmont(p), carroll dashiell(b), warren schadd(ds)
1995/Muse/

1 Blues In The Closet.
2 You Taught My Heart To Sing
3 Random Walk
4 Impulse
5 In A Sentimental Mood
6 Sweet Georgia Brown
7 Solitude
8 Ottowa Bash
9 How Do You Keep The Music Playing
10 Now's The Time

バック・ヒル(ts)はワシントン出身で典型的なローカル・ミュージシャンの一人です。
実力があっても中央ではほぼ無名で初リーダー作も50歳を過ぎてからになりました。
それも郵便配達員の仕事をしながらのプロ活動ということで面白い経歴の持ち主です。
しごく堅実な性格で地味な人柄だと思います。
それこそどこにでも居るような人にテナーを持たせたら凄かったというのは感動ものです。

全10曲は自身のオリジナル3曲とその他7曲の構成です。
初め私はヒルのクラリネット演奏に注目しました。
(5)、(7)、(10)の3曲で聴けました。
最初に「In A Sentimental Mood」を聴く。
ちょっと線は細いですがとてもやさしい音色で彼の人柄が出ています。
テナー・サックスももちろんいいですよ。
マッコイ・タイナーの名曲(2)「You Taught My Heart To Sing」のバラード・プレイが絶品です。
エリントンの(7)「Solitude」やヒルのラテン・リズムの(8)「Ottowa Bash」の絶妙なノリにも痺れました。
まさに隠れた名手だと思います。


「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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