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ROBERTO GATTO QUARTET / MY SECRET PLACE [Jazz Drums]

* ROBERTO GATTO QUARTET / MY SECRET PLACE

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roberto gatto(ds),
alessandro presti(tp,fhn), alessandro lanzoni(p), matteo bortone(b),
beatrice gatto(vo)(1,4,7), andrea molinari(elg)(1,4)
2021/Jando/

1 Gee See (Lanzoni)
2 Rambler (Gatto)
3 Nebrodi (Presti)
4 Everyday Life (Coldplay)
5 Light Spin (Bortone)
6 My Secret Place (Gatto)
7 The Meaning Of The Blues (B.Troup/L.Worth)
8 Satie's Mood (Gatto)
9 Mad Bog(Lanzoni)
10 Se Non Avessi Piu Te (Migliacci/Zambrini/Bacalov)

ドラマーのロベルト・ガットが率いるイタリア盤で今作は中々に聴き心地が良かったです。
ジャズが持つ伝統的な味わいと現代的な味付けとのバランスがとてもいいなと感じました。

全10曲はメンバーのオリジナル7曲とその他3曲の構成です。
1,4,7はヴォーカル入りで1,4にはギターが加わるので変化があって飽きさせません。
しっとりと落ち着いた演奏があり疾走感溢れる演奏も聴かせてくれました。
馴染みのあるのはボビー・トループの(7)「The Meaning Of The Blues」だけどこの選曲もシブいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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BOBBY WATSON QUARTET / MADE IN AMERICA [Jazz Alto Sax]

* BOBBY WATSON QUARTET / MADE IN AMERICA

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bobby watson(as),
stephen scott(p), curtis Lundy(b), lewis nash(ds)
2017/Smoke Session/

1 The Aviator (for Wendell Pruitt)
2 The Guitarist (for Grant Green)
3 The Butterfly (for Bytterfly McQueen)
4 The Cyclist (for Major Taylor)
5 The G.O.A.T (for Sammy Davis Jr)
6 The Entrepreneur (for Madame C.J.Walker)
7 The Jockey (for Issac Murphy)
8 A Moment Of Silence
9 The Real Lone Ranger (for Bass Reeves)
10 The Computer Scientist (for Dr.Mark Dean)
11 I've Gotta Be Me

オーリン・エヴァンス(p)を聴いている中でボビー・ワトソン(as)の名前が出て来ました。
そういえば「ワトソンも長い間リーダー作を聴いてないな」と思いました。
純粋なリーダー作は「From The Heart」(2007/Palmetto)以来なので約15年振りになります。
ワトソンとは70年代後半のジャズ・メッセンジャーズからの長い付き合いになります。
強烈な個性を持つある種の天才肌のアルト・サックス奏者だと思っていました。
ノンブレス奏法を使った延々と続くパワフルでエネルギッシュなソロに圧倒されたものです。
またワトソンは「ホライゾン」というグループを結成して後進の発掘、育成にも努めていました。
ロイ・ハーグローブ(tp)、オーリン・エヴァンス(p)、テレル・スタッフォード(tp)、エドワード・サイモン(p)、ウォーレン・ウォルフ(vib)などがそうです。

さて今作は「誰々の為に書かれた曲」の作品集になっています。
うち8曲はワトソンのオリジナルであとカーティス・ランディ(b)とステファン・スコット(p)が1曲の構成です。
ワトソン&ランディ・トリオのワンホーン・アルバムでランディとは共演が多く盟友関係にあります。
ステファン・スコット(p)、ルイス・ナッシュ(ds)にも魅力があって聴きどころは十分です。
スコットを見出したのは「今週のジャケット」のロン・カーター(b)でパーカッシブなピアノが特徴でした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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RON CARTER / YELLOW & GREEN [Jazz Bass]

* RON CARTER / YELLOW & GREEN

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ron carter(b),
billy cobham(ds), hugh mccracken(g), kenny barron(p),
dom um romao(per), don grolnick(p), ben riley(ds)
1976/CTI/

Side A
1 Tenaj
2 Recept, Please
3 Willow Weep For Me
Side B
1 Yellow & Green
2 Opus 1,5
3 Epistrophy

ロン・カーター(b)も幅広い音楽性の持ち主です。
純ジャズ路線はもちろんの事、フュージョンやボサノバ盤でも捨てがたい味があります。
今作はカーターのベース・プレイが全面に出ています。
一番の聴きどころは最後にポツンと入っている純ジャズ路線のモンクの傑作「Epistrophy」です。
ケニー・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ベン・ライリー(ds)のコンビネーションが素晴らしいです。

(くつろぎ系)

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SEBASTIEN JOULIE QUINTET / SPLIT FEELINGS [Jazz Guitar]

* SEBASTIEN JOULIE QUINTET / SPLIT FEELINGS

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sebastien joulie(g), stephan moutot(ts,ss),
etienne deconfn(p), francois gallix(b), charles clayette(ds)
2021/Fresh Sound New Talent/

1 Flack Out !!! (S.Joulie)
2 Danseuses De Delphes / Epilogue (C.Debussy)
3 Split Feelings (S.Joulie)
4 Etude IV (L.Brouwer)
5 Fire (J.Hendrix)
6 Cold P (S.Joulie)
7 I Know The One (S.Joulie)
8 Dance Cadaverous (W.Shoter)

フランス出身のギタリストのセバスチャン・ジュリーは初見、スペイン盤です。
現代風の凝ったサウンドを聴かせてくれました。

全8曲は自身のオリジナル4曲とその他4曲の構成です。
選曲から探ってみるとセバスチャンの音楽性が分かると思います。
(5)がジミ・ヘンドリックス(g)で(8)がウェイン・ショーター(ts)の作品でした。
新感覚の芸術性を感じさせると同時に伝統的なジャズ・フィーリングも持っています。
加えてフランス的な洗練されたお洒落な雰囲気もあります。
これからも先進のジャズ・ギタリストとして注目されるのではないかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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HARRY ALLEN / IF EVER YOU WERE MINE [Jazz Tener Sax]

* HARRY ALLEN / IF EVER YOU WERE MINE

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harry allen(ts),
guilherne monteiro(g), jay berliner(g), ron carter(b),
grady tate(ds), joe ascione(per), sumiko fukatsu(fl)
2003/BMG/

1 Summer Samba
2 I Like You Just The Way You Are
3 La Belle Dame Sams Regrets
4 I Will Wait For You
5 If Ever You Were Mine
6 Bonita
7 Angel Eyes
8 I've Got Your Number
9 Dancing In The Dark
10 I Got Lost In His Arm
11 Tonight I Shall Sleep With A Smile On My Face
12 Only Trust Your Heart
13 Falando De Amor

私は疲れてくると「ハリー・アレン(ts)のボサノバでも聴こうか」という気分になります。
聴いていてホッとするんですね。
コーヒー・タイムにはピッタリです。
今作はボサノバ・アルバムでも上等な部類に入ると思います。
ロン・カーター(b)とグラディ・テイト(ds)という両ベテランが参加しているのでハリーの気合ノリが違います。
この二人とレコーディングするチャンスはそうはないので嬉しかったんじゃないかな。
ハリーのテナーもいつもとは違った感じがしました。
それとここは選曲がいいですね。
ビリー・ジョエルの(2)「素顔のままで」や(12)「Only Trust Your Heart」が聴けたのは良かったです。

香りの良い紅茶を入れ、心地良いソファに身を沈めて、ゆっくり音楽に耳を傾ける。
そんな貴方にピッタリの一枚。
--帯中よりの抜粋--

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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QUINCY JONES / STUFF LIKE THAT !! [Jazz Conduct, Arrange]

* QUINCY JONES / STUFF LIKE THAT !!

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quincy jones(cond,arr),
herbie hancock(p), michael brecker(ts), hubert laws(fl),
george young(as), tom scott(sax), patti austin(vo),
richard tee(p,org), anthony jackson(b), steve gadd(ds),
ralph macdonald(per), eric gale(g), david t walker(g), etc
1978/A&M/

Side A
1 Stuff Like That
2 I'm Gonna' Miss You In The Morning
3 Love, I Never Had It So Good
Side B
1 Tell Me A Bedtime Story
2 Love Me By Name
3 Superwoman
4 Takin' It To The Streets

フュージョンを語る上でクインシー・ジョーンズは避けて通れません。
クインシーとクリード・テイラーはフュージョン・ブームの仕掛け人そのものだからです。
今作はクインシーの代表作の一枚に挙げられると思います。
メンバーも粒揃いでフュージョン・シーンを飾った人気ミュージシャンが集められました。
その中でも注目はハービー・ハンコック(p)とパティ・オースティン(vo)になるでしょうね。

(くつろぎ系)

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ELLAS KAPELL / WHAT'S IT ALL ABOUT ? [Jazz Group]

* ELLAS KAPELL / WHAT'S IT ALL ABOUT ?

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lovisa jennervall(vo),
manne skafvenstedt(p), anders langorgen(b), edvin fridolfsson(ds)
guest:magnus lindgren(ts)(1,8), karin hammar(tb)(5,8)
2021/Prophone/

1 Cheek To Cheek
2 Don't Ask Me Why
3 My Funny Valentine
4 The Best Things In Life Are Free
5 Here's That Rainy Day
6 Have You Met Miss Jones
7 Alfie
8 Crazy He Calls Me
9 When I Grow Too Old To Dream
10 In My Life

4人組の「エラズ・カペル」は初見、スウェーデン盤です。
名前の由来はエラ・フイッツジェラルドから来ているようです。
エラが好きなメンバーが集まったということだと思います。
ジャケ買いですが最初はヴォーカル入りとは思わなかったです。

スタンダード作品集ですがエラの影響はまったく感じられないのが意外でした。
「どこがエラなの?」っていう感じで面白かったです。
ただ単にエラが歌っていたというだけかも知れません。
自分たちの感性でスタンダードを演ってるというか、ジャズ度は中々に高いです。
バックのピアノ・トリオにしても実力は十分で聴きどころがありました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ORRIN EVANS ORTET / CAPTAIN BLACK [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS ORTET / CAPTAIN BLACK

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orrin evans(p), avishai cohen(b), ralph peterson(ds),
ralph bowen(ts,as,ss), tim warfield(ts)(1,3,7), antonio hart(as)(1,4,6,7),
sam newsome(ss)(8), rodney whitaker(b)(8)
1997/Criss Cross/

1 Explain It To Me
2 Captain Black
3 Big Jimmy
4 Come
5 Calvary
6 My Romance
7 Don't Fall Off The L.E.J
8 Four

オーリン・エヴァンス(p)の3枚目のリーダー作になります。
オーリン・エヴァンス(p)、アヴィシャイ・コーエン(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)のリズム・セクションが強力です。
後に多くのアルバムに使われるようになる「Captain Black」が出て来たのは今作が最初になります。
オーリン作品の構成の一般的なパターンは自身のオリジナルとスタンダード3曲ぐらいになります。
オリジナルだけだとやはりちょっとつらいので知っている曲が入るとホッとします。
ここでは(6)「My Romance」なんだけどここでのアプローチもまた新鮮です。
久し振りに聴くアントニオ・ハート(as)も懐かしかったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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WILTON FELDER / INHERIT THE WIND [Jazz Tener Sax]

* WILTON FELDER / INHERIT THE WIND

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wilton felder(ts),
dean parks(g), arthur adams(g), roland bautista(g),
joe sample(key,synth), abraham laboriel(b), ndugu chancler(ds),
ricky lawson(ds), paulinho da costa(per), bobby womack(vo), etc
1979/MCM/

Side A
1 Inherit The Wind
2 Someday We'll All Be Free
3 Until The Morning Comes
Side B
1 Insight
2 L.A.Light
3 I've Got A Secret I'm Gonna Tell

クルセイダーズのソロ・バージョンの一枚です。
今作の主役はサックス奏者のウィルトン・フェルダーです。
ここでの目玉はボーカルのボビー・ウーマックになるになると思います。
ジョーサンプル(key)、エイボラハム・ラボリエル(b)、ンダグ・チャンクラー(ds)のリズム・セクションも魅力あります。

クルセイダーズの前身は「ザ・ジャズ・クルセイダーズ」と言いました。
当初のオリジナル・メンバーはリーダー格のスティックス・フーパー(ds)を中心に、ウェイン・ヘンダーソン(tb)、ウィルトン・フェルダー(ts)、ジョー・サンプル(p)の3人で、後にジミー・ボンド(b)が加わりました。
1976年にはジャズを取って「クルセイダーズ」に改名しています。
その時にメンバーの一人だったトロンボーンのウェイン・ヘンダーソンが離れてしまいました。
音楽の方向性が違ったということでしょうね。
最もその後も共演しているので仲が悪くなったということではなさそうです。

(くつろぎ系)

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VINNIE SPERRAZZA TRIO / PLAY JOHN COLTRANE [Jazz Drums]

* VINNIE SPERRAZZA TRIO / PLAY JOHN COLTRANE

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vinnie sperrazza(ds), jacob sacks(p), masa kamaguchi(b)
2021/Fresh Sound New Talent/

1 Big Nick
2 Syeeda's Song Flute
3 Naima
4 Satellite
5 Lonnie's Lament
6 26-2
7 Cousin Mary
8 Central Park West
9 Bessie's Blues
10 After The Rain

ヴィニー・スペラッツア・トリオは初見です。
このトリオは面白いアプローチをしているようですね。
有名ジャズ・マンを取り上げてその作品をピアノ・トリオで演奏しています。
今までジョニー・マンデル、タッド・ダメロン、サイ・コールマン、リー・モーガン、
ベニー・ゴルソン、ソニー・ロリンズ、今作のジョン・コルトレーンなど。
確かによくある話ではあるけれどそれを徹底してやるのは中々むずかしいことだと思います。
あと気になったのはベースのマサ・カマグチさんて何者かな?ということです。
釜口雅敏、1966年北海道の稚内生まれ、師匠は池田義夫さんとゲイリー・ピーコックとありました。
バークリー音楽院に進んで学んでいます。

さて今回はジョン・コルトレーン作品集ですがやっぱりピアノ・トリオでのアプローチが面白かったです。
コルトレーン風味の原曲のイメージが全くなくて自分たちの感性で演奏しているところに惹かれました。
フリー系というか、アヴァンギャルドを含む自由自在に展開をしていて一筋縄ではいかないです。
ジェイコブ・サックスのピアノが素晴らしい。
じっくりと聴いていると中々に斬新なピアノ・トリオではないかと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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