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LARRY WILLIS TRIO & QUINTET / BLUE FABLE [Jazz Piano]

* LARRY WILLIS TRIO & QUINTET / BLUE FABLE

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larry willis(p), eddie gomez(b), billy drummond(ds),
joe ford(as)(2,4,6,8), steve davis(tb)(2,4,6,8)
2007/HighNote/

1 Rhythm- A-Ning
2 Insidious Behavior
3 Nardis
4 Blue Fable
5 Never Let Me Go
6 Landscape
7 Who's Kidding Who
8 Prayer For New Orleans

ラリー・ウィルス(p)はキャリアの割りに目立たない地味なプレイヤーだと思っています。
デビューはブルーノート盤でジャッキー・マクリーン(as)やリー・モーガン(tp)と共演しています。
特に初レコーディングになったマクリーンの「Right Now !」(1965)は大好きなアルバムでよく聴いていました。
ここはエディ・ゴメス(b)が絶好調でビリー・ドラモンド(ds)との組み合わせが魅力です。
4曲ではジョー・フォード(as)とスティーヴ・デイヴィス(tb)が加わってクインテット編成になりました。
構成としては悪くないけどトリオで通した方が良かったかも知れません。
セロニアス・モンクの(1)、マイルス・ディヴィスの(3)、マクリーンの(4)などが選曲されています。
純粋ハード・バップ・サウンドが詰まっていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ROB BARRON TRIO / FROM THIS MOMENT ON [Jazz Piano]

* ROB BARRON TRIO / FROM THIS MOMENT ON

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rob barron(p), jeremy brown(b), josh morrison(ds)
2020/Ubuntu Music/

1 Lover Man (J.Davis)
2 Pure Imagination (L.Bricusse/A.Newley)
3 My Foolish Heart (V.Young)
4 Butch And Butch (O.Nelson)
5 Fortune Green (R.Barron)
6 In A Sentimental Mood (D.Ellington)
7 From This Moment On (C.Poter)
8 As Time Goes By (H.Hupfield)
9 Eidently (R.Barron)
10 A Time For Love (J.Mandel)

ロブ・バロン(p)は初見です。
「近年スタンダードが中心のピアノ・トリオって珍しいかな」と手が伸びました。
聴いてみると思ったより良かったです。
ロブ・バロンはスマートで実に達者なピアニストです。
流麗かつ美しいピアノの響きが素晴しく、真面目で端正な感じがしました。
カクテル風味もあるけれどストレートでスイング感溢れる演奏が聴けました。

全10曲は自身のオリジナル2曲とスタンダード8曲の構成です。
早めのテンポで展開する1曲目の「Lover Man」でグイと引き込まれました。
これは案外に拾い物の一枚ではないかと思っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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GONZALO RUBALCABA TRIO / SKYLINE [Jazz Piano]

* GONZALO RUBALCABA TRIO / SKYLINE

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gonzalo rubalcaba(p), ron carter(b), jack dejohnette(ds)
2021/5Passion Records/

1 Lagrimas Negras (M.Matamoros)
2 Gypsy (R.Carter)
3 Silver Hollow (J.Dejohnette)
4 Promenade (G.Rubalcaba)
5 Novia Mia (J.A.Mendez)
6 Quite Place (R.Carter)
7 Ahmad The Terrible (J.Dejohnette)
8 Aiempre Maria (G.Rubalcaba)
9 Ron Jack Ruba (Ron Jack Ruba)

久し振りにCDショップに出掛けた時に見つけました。
即手が伸びました・・・こんなのが出たんだ・・・嬉しかったですね
ゴンザロ・ルバルカバ(p)にロン・カーター(b)にジャック・ディジョネット(ds)のトリオですよ。
もう何回も聴いたのでよほど聴き味はいいんだと思います。
いきなり何度も続けて聴くなんて滅多にないことなので自分でも驚いています。
それだけ3人のコンビネーションが素晴しいです。
こういうのをやはりベテランの味と言うんでしょうね・・・改めてそう思いました。
距離感が絶妙で味わい深く、三位一体のジャズとはまさしくこういうことを指しています。
1曲目のボレロから始まり最後の即興演奏まで最高のパフォーマンスが詰まっていました。
もちろん3人共に素晴しいけれど特にロン・カーターのベース音が心に残りました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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MICHAEL ECKROTH GROUP / PLENA [Jazz Piano]

* MICHAEL ECKROTH GROUP / PLENA

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michael eckroth(p), alex"apolo"ayala(b), joel mateo(ds),
mauricio herrera(cong)(1,6), peter brainin(ts,ss)(1,3,6,7), carlos maldonado(per)(3,4),
edward perez(b)(5,8), juan felipe mayorga(ds)(5,8), samuel torres(cong)(5,8),
special guests : john fedchock(tb)(6), brian lynch(tp)(7)
2021/TRRC/

1 And So It Goes
2 Summer Of Love And Discontent
3 Superspreader
4 Plena
5 Invernadero
6 Soul Cha
7 Exotic Particles
8 Rain Song

コンガが入っているので分かるようにマイケル・エクロスはラテン系のピアニストです。
ラテン系ピアニストといえばモンティ・アレキサンダー、ミシェル・カミロ、ゴンザロ・ルバルカバが思い浮かびます。
いずれも超絶技巧の持ち主で情熱的でエネルギッシュ、パーカッシブなピアノ奏法で知られています。
ここのエクロスもまたその系統を引き継ぐピアニストになります。

全8曲は全てエクロス自身のオリジナルで占められています。
メンバーについてはゲストのジョン・フェドコック(tb)とブライアン・リンチ(tp)以外は知らなかったです。
今のラテン・ジャズの最先端はこんな感じなのかな、と思って聴いていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ORRIN EVANS QUARTET / EASY NOW [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS QUARTET / EASY NOW

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orrin evans(p),
ralph bowen(as,ss), mike boone(b), eric revis(b)(5,7),
byron landham(ds), rodney green(ds)(1,2,3,5),
j.d.allen(ts)(9),
2005/Criss Cross/

1 Captain Black
2 BM
3 For De
4 Don't Fall Off The L.E.J
5 Easy Now
6 Bonus Round
7 Dance On The Moon
8 Dorm Life
9 Song For My Father
10 Don't Fall Off The L.E.J

オーリン・エヴァンス(p)の追っかけはまだ続いています。
ここでの目玉はホレス・シルバー(p)の名曲「Song For My Father」です。
超スロー・テンポにJ.D.Allenのサックスが乗ってきます。
これが抜群の味わいでこの1曲の為に買っても良いかなと思います。
オーリンはこの超が付くスローテンポでよく名曲を演奏しますがこれが素晴らしい感覚です。
今回はピアノとテナー・サックスのデュオです。
メロディの良さの再確認というか、新しい発見をさせてくれています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ORRIN EVANS ORTET / CAPTAIN BLACK [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS ORTET / CAPTAIN BLACK

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orrin evans(p), avishai cohen(b), ralph peterson(ds),
ralph bowen(ts,as,ss), tim warfield(ts)(1,3,7), antonio hart(as)(1,4,6,7),
sam newsome(ss)(8), rodney whitaker(b)(8)
1997/Criss Cross/

1 Explain It To Me
2 Captain Black
3 Big Jimmy
4 Come
5 Calvary
6 My Romance
7 Don't Fall Off The L.E.J
8 Four

オーリン・エヴァンス(p)の3枚目のリーダー作になります。
オーリン・エヴァンス(p)、アヴィシャイ・コーエン(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)のリズム・セクションが強力です。
後に多くのアルバムに使われるようになる「Captain Black」が出て来たのは今作が最初になります。
オーリン作品の構成の一般的なパターンは自身のオリジナルとスタンダード3曲ぐらいになります。
オリジナルだけだとやはりちょっとつらいので知っている曲が入るとホッとします。
ここでは(6)「My Romance」なんだけどここでのアプローチもまた新鮮です。
久し振りに聴くアントニオ・ハート(as)も懐かしかったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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TETE MONTOLIU TRIO / CATALONIAN NIGHT VOL2 & VOL3 [Jazz Piano]

*TETE MONTOLIU TRIO / CATALONIAN NIGHT VOL2

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tete montoliu(p), john heard(b), albert "tootie" heath(ds)
(1980rec)/SteepleChase/

1 I Remember April
2 El Neu Carrer
3 A Child Is Born
4 Tune Up
5 Willow Weep For Me
6 SteepleChase
7 My Old Flame
8 Doxy


*TETE MONTOLIU TRIO / CATALONIAN NIGHT VOL3

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tete montoliu(p), john heard(b), albert "tootie" heath(ds)
(1980rec)/SteepleChase/

1 Easy Living
2 No Greater Love
3 Jo Vull Que M'acariciis
4 Scrapple From The Apple
5 When Lights Are Low
6 We'll Be Together Again
7 Joy Spring
8 Bags' Groove

今作の第一弾は「TETE MONTOLIU TRIO / CATALONIAN NIGHTS」として出ています。
Vol.1にはなっていない・・・つまり最初は続編を出す予定はなかったようですね。
でもやっぱり出そうかということになって第二集と第三集として発売されました。
スペインはバロセロナでのライブ盤ですが有名スタンダードのオンパレードになっています。
テテとジョン・ハード(b)とアル・ヒース(ds)のトリオです。
相変わらずの素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
第一集はずっと前に買ったんだけどやっぱり全部揃えておこうと思い直しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ORRIN EVANS TRIO / BLESSED ONES [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS TRIO / BLESSED ONES

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orrin evans(p), eric revis(b), nasheet waits(ds),
edgar bateman(ds)(4&6)
2001/Criss Cross/

1 Autumn Leaves
2 Two Faces Of Nasheet
3 Anysha 1
4 Some Other Blues
5 Blessed One The Eternal Truth
6 The Inchworm
7 Bright Size Life
8 I Will Wait For You
9 Anysha 2

相変わらずオーリン・エヴァンス(p)を追いかけています。
まぁ、色んな表情を見せてくれているので、メチャ、面白いピアニストだと思います。
そこで改めてオーリンのことを調べてみました。
1975年3月28日生まれ、ニュージャージー州トレイトン出身、フィラデルフィアで育ちました。
ケニー・バロン(p)に師事しボビー・ワトソン(as)、ラルフ・ピーターソン(ds)などと共演しています。
初リーダー作は前々回に紹介した「Deja Vu」(1995Rec)で20歳の時でした。
2017年にはイーサン・アイバーソン(p)の代わりに「The Bad Plus」のピアニストに選ばれています。
「バッド・プラス」は前衛色の濃い個性的なピアノ・トリオでオーリンにはピッタリじゃないかと思います。
オーリンは現在46歳ということになります。

さて今作は7枚目のリーダー・アルバムで全9曲にオリジナルはありません。
今まで聴いた中では最もフリーなスタイルを持っています。
圧巻なのは(1)「Autumn Leaves」で原曲のイメージは最後にちょっと出てくるだけです。
一般的ではないので聴き手を選ぶ作品だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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GEORGE SHEARING / 4CD・EIGHT CLASSIC ALBUMS [Jazz Piano]

* GEORGE SHEARING / 4CD・EIGHT CLASSIC ALBUMS

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george shearing(p), etc
(1955-1961rec)/Reel To Reel/

Disk 1
1 Autumn In New York
2 Strange
3 Yesterdays
4 Out Of This World
5 Goodnight, My Love
6 Moonray
7 Cuban Fantasy
8 Midnight In The Air
9 The Man I Love
10 September Song
11 Aurumn Leaves
12 Dancing On The Ceiling
13 I'll Close My Eyes
14 A Foggy Day  
15 Have You Met Miss Jones
16 The Starlit Hour
17 All Of You
18 'Round Midnight

Disk 2
1 The Story Of Love
2 Serenata
3 Tu, Mi Delirio
4 Cali Mambo
5 Rondo
6 To The Ends Of The Earth
7 The Moon Was Yellow
8 Wonder Struck
9 Sand In My Shoes
10 Mambo Caribe
11 It's Not For e To Say
12 Mambo No.2
13 All Or Nothing All
14 Let's Call The Whole Thing Off   
15 Afro No 4
16 Magic
17 It's Easy To Remember
18 Estampa Cubana
19 You Stepped Out Of A Dream
20 Mambo Balahu
21 Deary Beloved
22 Juana Palangana
23 This Is Sfrica
24 Anywhere

Disk 3
1 Memories Of You
2 Lulu's Back In Town Child
4 Burnished Brass
5 These Things You Left Me
6 Mine
7 Beautiful Love You Are So Beautiful
8 Cuckoo In The Clock
9 Sometimes I Feel Like A Motherless Child
10 Cheek To Cheek
11 Blame It On My Youth
12 Basie's Masement
13 Deep Night
14 In The Blue Of Evening
15 I Could Write A Book
16 Sleepy Manhatten
17 If I Had You
18 Just Plain Bill
19 First Floor Please
20 Chelsea Bridge
21 Ship Without A Sail
22 Always True To You In My Fashion
23 There'll Be Some Changes Made
24 Tired

Disk 4
1 Blue Moon
2 Day By Day
3 Yesterday's Child
4 Salud
5 You And The Night And The Music
6 Tintilin
7 The Night Is Young And
8 Jackies Mambo
9 All Through The Day
10 Say Si Si
11 Blue Rainbow
12 Te Arango La Cabeza
13 The Things WE Did Last Summer
14 All Night Long
15 Born To Be Blue
16 On Green Dolphin Street
17 Let's Live Again
18 The Nearness Of You
19 Don't Call Me
20 Inspiration
21 You Are There
22 Blue Lou
23 Oh! Look At Me Now
24 Lullaby Of Birdland

コロナ禍における「古い良い曲巡り」はボチボチと続けています。
今回はジョージ・シアリング・クインテットを選んでみました。
ジャズっぽいのは3枚ほどであとはラテンのリズムのイージー・リスニング・サウンドでした。
なるほど、シアリングはこういう売れ筋のソフト路線が狙いだった訳ですね。
そんな中でラストの「&ナンシー・ウィルソン」が出色の出来でした。
一枚だけなら断然これがお勧めになります。

今作には1955~1961年収録のアルバム8枚が入っています。
*The Shearing Spell(1955)
*Velvet Carpet(1956)
*Latin Lace(1958)
*Latin Affair(1959)
*Burnished Brass(1959)
*Satin Brass(1960)
*Mood Latino(1961)
*The Swinging's Natual (With Nancy Wilson)(1961)

(くつろぎ系)

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ORRIN EVANS TRIO / DEJA VU [Jazz Piano]

* ORRIN EVANS TRIO / DEJA VU

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orrin evans(p), matthew parrish(b), byron landham(ds)
2001(1995Rec)/Imani Records/

1 I Want To Be Happy
2 Explain It To Me
3 5-4-94
4 When Jen Came In
5 Rhythm-A-Ning
6 Dorm Life
7 Mont'oe
8 I Love You
9 Big Jimmy

オーリン・エヴァンス(p)の純正ピアノ・トリオだけのアルバムを聴くのは初めてです。
レーベルも違うのでまた違う表情を見せてくれるのでは?と思いました。
彼の持つ音楽性が面白く、音やサウンドにぞっこん惚れこんでハマっています。
彼のピアノにはアヴァンギャルドからカクテルまで伝統的なピアニストの全てが含まれている。
近年では最もガツンと心に響いたピアニストになりました。
後から知ったことですが今作がオーリンの初リーダー作(1995Rec)で2001年に再発したものです。
彼が20歳の時です。

全9曲、5曲が自身のオリジナルでその他4曲の構成です。
セロニアス・モンクの(5)は前回↓も入っていたので愛奏曲になりますね。
普通同じ曲は避けたいはずなのにオーリンは全く気にしません。
やっぱりオーリンのピアノはいつでも刺激的で意表を突いてきます。
(6)「Dorm Life」における超スピード感溢れるピアノも素晴らしかったです。
彼は独特なリズム感を持っていて、緩急のテンポがまた絶妙なんですよ

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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