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EARL KLUGH / LIVING INSIDE YOUR LOVE [Jazz Guitar]

* EARL KLUGH / LIVING INSIDE YOUR LOVE

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earl klugh(g),
dave grusin(rhodes,synth), jeff mironov(elg), will lee(elb),
steve gadd(ds), ralph macdonald(per), eddie daniels(ss,ts),
francisco centeno(elb), eddie gomez(b), harvey mason(per), etc
1976/Blue Note/

Side A
1 Captain Caribe
2 I Heard It Through The Grapevine
3 Felicia
Side B
1 Living Inside Your Love
2 Snother Time, Another Place
3 April Fools
4 Kiko

アール・クルーもまたフュージョン・シーンで一大センセーションを巻き起こしたギタリストです。
クルーの最大の魅力はアコースティック・ギターの響きになります。
クロスオーバー~フュージョン時代に突入してからほぼ8年が経ちました。
エレキ・ギターに聴き慣れた耳にはクルーのやわらかな音色はとても新鮮だったです。

今作はクルーの2枚目のアルバムで彼の代表作になっています。
表題曲の「Living Inside Your Love」(klugh&grusin)は大ヒットを記録しました。
グルーシンの「Captain Caribe」やマーヴィン・ゲイの「I Heard It Through The Grapevine」も聴きどころです。
やっぱりクルーの美しいメロディ・ラインはフュージョン・シーンによく似合います。
クルーにはジャズ路線の作品もあるけれど、私は正直「イマイチかな」と思っていました。

(くつろぎ系)

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LEE RITENOUR & GENTLE THOUGHTS / FRIENDSHIP [Jazz Guitar]

* LEE RITENOUR & GENTLE THOUGHTS / FRIENDSHIP

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lee ritenour(elg.g),
dave grusin(elp.p), don grusin(elp), ernie watts(ts ss),
abe laboriel(elb), steve gadd(ds), steve forman(per)

Side A
1 Sea Dance
2 Crystal Morning
3 Samurai Night Fever
Side B
1 Life Is The Song We Sing
2 Woody Creek
3 It's A Natural Thing

リー・リトナー(g)&ジェントルソウツもまたフュージョン・シーンの人気グループでした。
実に洗練されたサウンドを持つグループで今聴いてもそれほど古さを感じさせません。
リトナーの名前を冠していますが作曲、アレンジ面でのデイヴ・グルーシンの影響力が大きいです。
ここではドラマーが前作のハービー・メイソンからスティーヴ・ガッドに変わっています。
ガッドは流石のドラミングを聴かせてくれています。
アーニー・ワッツ(ts)とエイブラハム・ラボリエル(elb)もフュージョン・シーンで名を成したプレイヤーです。
ちなみに今作はダイレクトカッティングの一発録りなのにこれほどの完成度は驚異的です。

(くつろぎ系)

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ERIC GALE / TOUCH OF SILK [Jazz Guitar]

* ERIC GALE / TOUCH OF SILK

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eric gale(g),
allen toussaint(p,mini moog), robert dabon(fender rhodes),
david barard(b), james black(ds), kenneth williams(per),
gary brown(ts,as)(1), grover washington jr(ts,ss)(B/1),
idris muhammad(ds)(B/1,2), charles earland(org)(B/1,2),
arthur blyth(as)(B/2), harold vick(ts)(B/2)
1980/Columbia/

Side A
1 You Got My Life In Your Hands
2 Touch Of Silk
3 War Paint
4 Once In A Smile
Side B
1 With You I'm Born Again
2 Au Private
3 Live To Love


エリック・ゲイルはフュージョン・シーンにおいて最も多忙なギタリストでした。
それこそ寝る時間があるのかと思うほどあちこちの録音に引っ張りダコになっていました。
そういう影響もあったのかも知れませんんが自身のアルバムは驚くほど少ないです。
今作はそんな中での貴重なリーダー・アルバムの一枚です。
アメリカ盤ではあるけれど裏側には「きぬにふれて、えりっくげいる」という邦題も付いています。
ゲイルが来日公演をした時に大歓迎を受けたのでその時の印象が強かったのだと思います。
B面をよく聴いていました。
グローバー・ワシントン(sax)やチャールス・アーランド(org)、アーサー・ブライス(as)などはそのB面で聴けます。
B/1はモータウンの大ヒット曲でB/2はチャーリー・パーカー(as)のよく知られたバップ曲です。
全7曲の残りは全てアレン・トゥーサント(p)の曲なので彼が影のリーダーということになります。

ちなみエリック・ゲイルには「Stuff(スタッフ)」という人気グループがありました。
こちらのメンバーはエリック・ゲイル(g)、コーネル・デュプリー(g)、リチャード・ティー(key)、ゴードン・エドワーズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、クリストファー・パーカー(ds)です。

(くつろぎ系)

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JOHN SCOFIELD TRIO / SWALLOW TALES [Jazz Guitar]

* JOHN SCOFIELD TRIO / SWALLOW TALES

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john scofield(g), steve swallow(b), bill stewart(ds)
2020/ECM/

1 She Was Young
2 Falling Grace
3 Portsmouth Figurations
4 Awful Coffee
5 Eiderdown
6 Hullo Bolinas
7 Away
8 In F
9 Radio

今作はKさんが「今年のベスト3」に上げた一枚です。
何となく勘が働いてこれは絶対に聴いてみたいと思いました。
予想はバッチリ大当たりでした・・・今作は良かったです。
作曲家としての評価も高いスティーヴ・スワロー(b)の曲をギター・トリオで演奏する。
ジョン・スコフィールド(g)の目の付け所も流石だけど内容も素晴らしかったです。
ジョンスコの魅力は武骨さとある種のくどさ、そして色気だと思っています。
それが年齢と共に枯れてきていい感じの味わいになってきました。
三位一体のギター・トリオ盤は一級品・・・3者が醸し出す雰囲気は最高です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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GRANT GREEN SEXTET / IDLE MOMENTS [Jazz Guitar]

* GRANT GREEN SEXTET / IDLE MOMENTS

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grant green(g), joe henderson(ts), bobby hutcherson(vib),
duke pearson(p), bob cranshaw(b), al harewood(ds)
1963/Blue Note/

Side A
1 Idle Moments
2 Nomad
Side B
1 Jean De Fleur
2 Django

ブルーノートにギタリストの作品は少ないです。
そんな中で看板ギタリストと言えるのがケニー・バレルとここのグラント・グリーンです。
ソウル&ブルージー満点なギター・プレイは他のギタリストとは一線を画します。
ギタリストの系図はチャーリー・クリスチャンから始まったのは疑いありません。
ジャズ・ギタリスト界に燦然と輝くウェス・モンゴメリーの影響はもうどうしょうもないです。
大雑把ですが、あとはジム・ホール系とグラント・グリーン系になるんじゃないかな。

グラント・グリーンの代表作は何か?
ハービー・ハンコック(p)と組んだ「Feelin' The Spirit」(BN4132)と今作(BN4154)になると思います。
今作の目玉は新主流派のジョー・ヘンダーソン(ts)とボビー・ハッチャーソン(vib)の参加にあります。
表題曲の「Idle Moments」におけるゆったりとして気だるい感じが何とも居心地がいいんです。
ハッチャーソンはこういう感じの曲を弾かせると抜群の感覚を見せてくれます。
グリーンがちょっと違うモダンな感覚を聴かせるB面の2曲も聴きどころになります。
知名度ではちょっと隠れた感じがするけどここでのデューク・ピアソン(p)がまた素晴らしいです。

(中間系)

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ED CHERRY TRIO / SOULTREE [Jazz Guitar]

* ED CHERRY TRIO / SOULTREE

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ed cherry(g), kyle koehler(org), anwar marshall(ds)
2016/Posi-Tone/

1 Let The Music Take Your Mind (Kool And The Gang)
2 A New Blues (J.Heath)
3 Rachel's Step (E.Cherry)
4 Soul Eyes (M.Waldron)
5 Little Sunflower (F.Hubbard)
6 Central Park West (J.Coltrane)
7 Little Girl Big Girl (E.Cherry)
8 Ode To Angela (H.Land)
9 In Your Own Sweet Way (D.Brubeck)
10 Peace (H.Silver)

先日、エド・チェリー(g)のライブに行ってきました。

* ED CHERRY / THE GUITAR DUO & VIOLIN
Soul Junction Tour
エド・チェリー(g)、井上智(g)、ミチ・フジ(vln)

エド・チェリーを見てみたいと思いましたがギター・デュオとヴァイオリンの組み合わせにも興味がありました。
エドさんの来日は9年振りだそうです。
まず驚いたのがエドさんの大きさです・・・デカかった。
身長は2メートル、体重は120キロくらいあるんじゃないかなぁ~。
いやぁ~、びっくりした、私が見たジャズマンでは一番大きいです。
共演はアメリカ生活が長かった井上智(g)さんとヴァイオリンのミチ・フジさんです。

なにしろ大きいのでエドさんのギターは軽く弾いていても力強く深みがありました。
このズシンと響いてくる深みのある音色が最大の魅力だと思います。
エド・チェリーは1954年生まれ、アメリカのコネチカット州出身です。
ディジー・ガレスピー(tp)のバンドに長くいたようですがその時には多分聴いてないと思う。

エドさんをサイドマンではけっこう聴く機会があったけどリーダー作は今回が初めてです。
さて今作ですが全10曲は自身のオリジナル2曲とその他8曲の構成です。
クール&ギャング(grp)、ジミー・ヒース(ts)、マル・ウォルドロン(p)、フレディ・ハバード(tp)、ジョン・コルトレーン(ts)、ハロルド・ランド(ts)、デイヴ・ブルーベック(p)、ホレス・シルバー(p)
って掴みどころがない選曲だけどギター奏者やオルガン奏者がいないのも意外な感じがしました。
「これだけ幅広く色々聴いてるんだよ」ということかもしれませんね。
このオルガン・トリオが思いのほか良かったのでエドさんの実力を再評価しています。
ちょっといかつい粗い感じのギターを予想していたのでとんでもなかった。
ずっと端正で繊細でソウルフルでオルガン・トリオにはピッタリのギター・サウンドを持っていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JOHN HART QUARTET / CROP CIRCLES [Jazz Guitar]

* JOHN HART QUARTET / CROP CIRCLES

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john hart(g),
dick oatts(as), bill moring(b), tim horner(ds)
2019/SteepleChase/

1 How Deep Is The Ocean (I.Berlin)
2 In Traneing (J.Hart)
3 Guernica (J.Hart)
4 Time On My Hands (V.Youmans)
5 Crop Circles (J.Hart)
6 Sophisticated Lady (D.Ellington)
7 We See (T.Monk)
8 Les Feuilles Mortes (J.Kosma)
9 Besame Mucho (L.Miguel)

今作はちょっとシブめのジャズ・ギターが聴きたいと思って手が伸びました。
ジョン・ハート(g)のリーダー作は初めてだけどディック・オーツ(as)のワン・ホーンにも惹かれました。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
デューク・エリントン、セロニアス・モンク、ジョゼフ・コズマの「枯葉」も入っていました。
他にも良く知られたバラードやラテン曲もあるのでバランスの取れた選曲だと思います。
手慣れたそつのない演奏をしているのかと思いきやここは3曲のオリジナルが面白かったです。
ここの緊張感が何とも言えずにいいんですよ。
ぶっつけ本番のオリジナルの方がメンバーの緊張感が違うしハートのギターも切れています。
オーツのサックスはさすがの味わい、名手ティム・ホーナーのドラミングも聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JOE BECK TRIO / BRAZILIAN DREAMIN' [Jazz Guitar]

* JOE BECK TRIO / BRAZILIAN DREAMIN'

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joe beck(g), ira coleman(b), thierry arpino(ds)
guest:gregoire maret(harm)
2006/Venus/

1 Vivo Sonhando
2 Manha De Carnaval
3 Aquarius
4 O Grande Amor
5 Felicidade
6 And Here's To You
7 Brazil
8 Ela E Carioca
9 Falando De Amor
10 Zanzibar
11 Giant Steps
12 What Would I Do Without You ?

先週のジョン・トロペイ(g)に続いて今週もフュージョン系ギタリストのジョー・ベックです。
ベックのボサノバ盤は発売時にも興味があったけどなぜかそのまま忘れていました。
ベックの同レーベルを買うのはこれで3枚目になります。

*JOE BECK TRIO / GIRL TALK (Venus/2003)
*JOE BECK TRIO / STRANGERS IN THE NIGHT (Venus/1999)

フュージョン・シーンの中心にいたのは何でも出来るスタジオ・ミュージシャン達でした。
ベックもその例にもれず幅広い音楽性を持っていたので、それが時代にマッチしました。
本来、フュージョン系ギタリストはラテン・サウンドを得意にしています。
ベックはボサノバの名曲を水を得た魚のように伸び伸びと演奏しています。
その音色は美しく独特の広がりと色気がある。

ゲストのハーモニカ奏者のグレゴワール・マレーはパット・メセニー(g)・グループのメンバーでした。
ハーモニカ入りは(6)と(9)の2曲・・・その音色は哀愁を帯びてなんか切ない感じになります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOHN TROPEA / A SIMPLE WAY TO SAY "I LOVE YOU" [Jazz Guitar]

* JOHN TROPEA / A SIMPLE WAY TO SAY "I LOVE YOU"

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john tropea(g), will lee(b), ralph macdonald(per),
ricky peterson(key)、steve gadd(ds), lalah hathaway(vo), etc
1997/San Tropea/

1 The Messengers
2 Trope'a Dope
3 Change The World
4 Side Show
5 Funky Duck
6 Cain't Dance
7 A Simple Way To Say I Love You
8 Willy T
9 I Want You
10 The Beauty In You

ジョン・トロペイもフュージョン・シーンの人気ギタリストでした。
今作は12年振りのリーダー作ということと印象的なジャケットで話題になりました。
ウィル・リー(b)、ラルフ・マクドナルド(per)、リッキー・ピーターソン(key)、スティーヴ・ガッド(ds)、トム・スコット(sax)、ジョージ・ヤング(sax)、レイラ・ハサウェイ(vo)の名前が見えます。

全10曲は自身のオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
マーヴィン・ゲイで大ヒットした(9)「I Want You」は官能的な曲で好きだったです。
ゴキゲンなフュージョン・サウンドなので昼下がりのコーヒー・タイムに聴きたい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOSHUA BREAKSTONE TRIO / CHILDREN OF ART [Jazz Guitar]

* JOSHUA BREAKSTONE TRIO / CHILDREN OF ART
A Tribute To Art Blakey's Jazz Messengers

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joshua breakstone(g), martin wind(b), eliot zigmund(ds)
2017/Cellar Live/

1 The Witch Dovter (L.Morgan)
2 Splendid (W.Davis Jr)
3 Holy Land (C.Walton)
4 El Toro (W.Shorter)
5 Lonely Woman (H.Siver)
6 Stablemates (B.Golson)
7 Breakthrough (H.Mobley)
8 Children Of Art (J.Breakstone)

ジョシュア・ブレイクストーンはベテラン・ギタリストではあるけれどいまひとつ知名度は低いかもしれませんね。
ウエスト・コースト系の洗練されたジャズ・ギタリストです。
加えて「ベンチャーズ」や「ビートルズ」のトリビュート・アルバムも出しているのでポップス系の味もあります。
今作はジャズ・メッセンジャーズで馴染んだ曲に焦点を合わせてきました。
ちなみにブレイクストーンは熱心な親日家として知られていて1年に数回来日してはライブ活動を行っています。
ライブに行くとバラードのゆったり感が心地良いギターが聴けます。

全8曲は自身のオリジナル1曲を除いて全てジャズ・メッセンジャーズの愛奏曲になっています。
作曲者にはリー・モーガン(tp)、ワルター・デイヴィス(p)、シダー・ウォルトン(p)、ウエイン・ショーター(ts)、
ホレス・シルバー(p)、ベニー・ゴルソン(ts)、ハンク・モブレイ(ts)とメッセンジャーズで活躍した錚々たるメンバーが並んでいます。
私は近年シダー・ウォルトンを再評価しているので(3)「Holy Land」が一番の聴きどころになりました。
ウォルトンもまた良い曲を書いています。
ブレイクストーンは慌てず騒がずの落ち着いたプレイぶりで安定感は十分です。
マーティン・ウィンド(b)とエリオット・ジグモンド(ds)とのトリオ・メンバーもシブい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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