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TOMMY DORSEY / THE ESSENTIAL RECORDINGS [Jazz Big Band]

* TOMMY DORSEY / THE ESSENTIAL RECORDINGS

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tommy dorsey orchestra & vocal
1936-1951/Primo/

Disk 1
1 I'll Never Smile Again (F.Sinatra&Pied Pipers)
2 Music,Maestro,Please (E.Wright)
3 Alone (C.Weston)
4 Boogie Woogie
5 Marie (J.Leonald)
6 On Treasure Island (E.Wright)
7 Satan Takes A Holiday
8 The Big Apple (E.Wright)
9 The Music Goes 'Round And 'Round (E.Wright)
10 Song Of India
11 Nola 11 Dolores
12 In The Still Of The Night (J.Leonard)
13 Who? (J.Leonald)
14 The Dipsy Doodle (E.Wright)
15 Stop Beatin' Round The Mulberry Bush (E.Wright)
16 Says My Heart (E.Wright)
17 Our Love (J.Leonald)
18 All The Things You Are (J.Leonald)
19 Indian Summer (J.Leonald)
20 It's Always You (Sinatra)

Disk 2
1 In The Blue Of Evening (F.Sinatra)
2 There Such Things (F.Sinatra&Pied Pipers)
3 It Started All Over Again (F.Sinatra&Pied Pipers)
4 Stardust (F.Sinatra&Pied Pipers)
5 Just As Though You Were Here (F.Sinatra&Pied Pipers)
6 Imagination (F.Sinatra)
7 I'll Be Seeing You (F.Sinatra)
8 Our Love Affair (F.Sinatra)
9 We Three (F.Sinatra)
10 Oh! Look At Me Now (F.Sinatra&C.Haines&Pied Pipers)
11 Dolores (F.Sinatra&Pied Pipers)
12 Do I Worry? (F.Sinatra&Pied Pipers)
13 Yes Indeed! (S.Oliver&J.Stafford)
14 Take Me (F.Sinatra)
15 Manhattan Serenade (J.Stafford)
16 I Dream Of You (F.Stewart)
17 Until (H.Prime&Clark Sisters)
18 The Hucklebuck (C.Shavers)
19 Opus #1
20 The Girl Friend (B.Crosby)


トミー・ドーシー・オーケストラの1936年~1951年までのコンピレーション・アルバムです。
実によく出来た作品だと思いました。
CD1は1936年~1941年まで、CD2は1942年~1951年までを編集しています。
ということで歴史的価値はCD1にあるかも・・・私も初めて聴いた人が多かったです。
CD2はフランク・シナトラやパイド・パイパースが中心なので比較的聴き易く馴染みがあります。
特にシナトラの初期の名唱が聴けるのが貴重でデジタルリマスターされた音源も満足のいくものでした。
シナトラのヒット曲「Imagination」やシナトラ&パイパースの「It Started All Over Again」などが嬉しい。

余談
映画「ゴッドファーザー」における歌手ジョニー・フォンテーン役はシナトラがモデルと言われています。
つまり契約を巡って揉めた相手はトミー・ドーシーでマフィアが間に入ってそれを収めたという話。
大人気のシナトラだったからこそ、そんなことがあったかもと納得させられるシーンではありました。

(くつろぎ系)

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QUINCY JONES / WALKING IN SPACE [Jazz Conduct, Arrange]

* QUINCY JONES / WALKING IN SPACE

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quincy jones(arr),
bob james(eip), ray brown(elb), grady tate(ds), eric gale(g),
freddie hubbard(tp), jimmy cleveland(tb), toots thielemans(hca),
hubert laws(fl,ts), jerome richardson(ss), roland kirk(ts,reeds), etc
1969/A&M/

Side A
1 Dead End
2 Walking In Space
Side B
1 KIller Joe
2 Love And Peace
3 I Never Told You
4 Oh Happy Day

私はクロスオーバー&フュージョンも好きでよく聴いていました。
元々ジャズはふところが深くて聴き易いジャズの流れはずっと底辺にありました。
スイング~ウエスト・コースト~ラテン~R&B~ソウル~ジャズ・ロックなどがその流れです。
ちょっと前に紹介したリー・モーガン(tp)の「サイドワインダー」やフレディ・ハバード(tp)の「バックラッシュ」、ラムゼイ・ルイス(p)の「ジ・イン・クラウド」などがジャズ・ロックの代表作になります。
次に来たのは名プロデューサーのクリード・テイラーの手になる一連の作品群になります。
ウェス・モンゴメリー(g)の「夢のカリフォルニア」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、「ロード・ソング」など。
コアなジャズ・ファンからは大衆迎合型、コマーシャリズムだと酷評されましたが好きな人には関係ありません。

さて今作のクインシー・ジョーンズ(arr)の「ウォーキング・イン・スペース」は重要な作品です。
クロスオーバー・ブームの先駆けになりました。
クリード・テイラーのプロデュース、クインシー・ジョーンズのアレンジ、エレクトリック・サウンドは斬新でした。
ボブ・ジェームスのエレクトリック・ピアノ、レイ・ブラウンのエレクトリック・ベースは強力、
グラディ・テイトは超カッコいいリズムを繰り出し、エリック・ゲイルは官能的なギターを聴かせてくれます。
オーケストラのバック、そこにフレディ・ハバード(tp)やヒューバート・ロウズ(fl)などが乗ってくる構図です。
特に表題曲の「Walking In Space」は抜群の出来で見事グラミー賞を獲得しました。

(くつろぎ系)

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ROD STEWART / THE GREAT AMERICAN SONGBOOK [Jazz Vocal]

* ROD STEWART / THE GREAT AMERICAN SONGBOOK
It Had To Be You

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rod stewart(vo).
rob maunsey(p), david finck(b), shawn pelton(ds),
jeff mironov(g), philippe saisse(p), don sebesky(p),
michael brecker(ts), dave koz(ts), arturo sandval(tp), etc
2002/J.Records/

1 You Go To My Head
2 They Can't Take That Away From Me
3 The Way You Look Tonight
4 It Had To Be You
5 That Old Feeling
6 These Foolish Things
7 The Very Thought Of You
8 Moonglow
9 I'll Be Seeing You
10 Every Time We Say Goodbye
11 The Nearness Of You
12 For All We Know
13 We'll Be Together Again
14 That's All

ロッド・スチュワート(vo)の「The Great American Songbook」シリーズの第一弾です。
この後、第五集まで続いているのでいかにインパクトがあったかがうかがい知れます。
実は私はロック系歌手のスタンダード集は色気が勝る歌唱法なので避けていました。
ところが聴いているとそのまとわりつくような粘っこい歌い方が妙にクセになってくるんです。
「そうか、これが最大の魅力なのか」と思うようになりました。

全14曲の馴染みがあるスタンダード作品集。
この中では特に「Every Time We Say Goodbye」と「The Nearness Of You」が好きな歌です。
あまり聴けない珍しいところでは「Moonglow」と「We'll Be Together Again」に注目しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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FREDDIE HUBBARD QUINTET / BACKLASH [Jazz Trumpet]

* FREDDIE HUBBARD QUINTET / BACKLASH

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freddie hubbard(tp,flh), james spaulding(fl,as),
albert dailey(p), bob cunningham(b), otis ray appleton(ds),
ray barretto(per)(A/1,2,3)
1967/Atlantic/

Side A
1 Backlash
2 The Return Of The Prodigal Son
3 Little Sunflower
Side B
1 On The Que-Tee
2 Up Jumped Spring
3 Echoes Of Blue

ジャズ・ロックの作品としてフレディ・ハバード(tp)の「バックラッシュ」も忘れられない一枚です。
これもまたカッコイイんですよ。
売れ筋狙いの今作はアトランティックも力が入っていてダブルジャケットの豪華な装丁になっています。
レイ・バレットのパーカッションとジェームス・スポルディングのフルートが効果的な味付けになっています。
アルバート・デイリーのパーカッシブなピアノも面白い。
魅力的なラテンリズムはエキゾチックかつロマンティックな味わいもあります。
ロック調に耳が向きますがここにはハバードの代表作になった2曲が収録されているのも見逃せません。
「Little Sunflower」と「Up Jumped Spring」ですがとても印象的なテーマと雰囲気を持っています。
この2曲はすでにジャス・スタンダード化していてライブに行くと今でも演奏されることが多いです。

(くつろぎ系)

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PATTI PAGE / THE MERCURY YEARS Vol.1 [Jazz Vocal]

* PATTI PAGE / THE MERCURY YEARS Vol.1

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patti page(vo),
jack real orchestra, harry geller's orchestra,
george barnes trio, d'artega's orchestra
1991/Mercury/

1 Confess
2 With My Eyes Wide Open I'm Dreaming
3 I Don't Care If The Sun Don't Shine
4 All My Love
5 Back In Your Own Backyard
6 The Tennessee Waltz
7 Would I Love You (Love You, Love You)
8 Mockin' Bird Hill
9 Down The Trail Of Achin' Hearts
10 Evertrue Evermore
11 Mister And Mississippi
12 Detour
13 And So To Sleep Again
14 Come What May
15 Whispering Winds
16 Once In A While
17 I Went To Your Wedding
18 You Belong To Me
19 Why Don't You Believe Me
20 Conquest

コロナの外出自粛以降古い良い曲探しの旅に出ていてポリュラー系の歌手もかなり聴きました。
そんな中での女性歌手の中の一枚です。
パティ・ペイジ(vo)といえば「テネシー・ワルツ」ですね。
今作は1948年~1952年までのマーキュリー時代から20曲を選んだものです。
バックはビック・バンドで比較的ジャズ度は高いと思います。
狙いは「Once In A While」と「You Belong To Me」の2曲でした。
大ヒット曲の「テネシー・ワルツ」や「モッキン・バード・ヒル」も入っていた。
女らしくやさしくやわらかで、良く伸びる歌声はやっぱりいいなと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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LEE MORGAN QUINTET / THE SIDEWINDER [Jazz Trumpet]

* LEE MORGAN QUINTET / THE SIDEWINDER

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lee morgan(tp), joe henderson(ts),
barry harris(p), bob cranshaw(b), billy higgins(ds)
1963/Blue Note/

Side A
1 The Sidewinder
2 Totem Pole
Side B
1 Gary's Notebook
2 Boy, What A Night
3 Hocus-Pocus

ジャズ・ロックと呼ばれるジャンルに先鞭をつけたのはリー・モーガン(tp)の今作でした。
8ビート・ジャズ、初めて聴いた時には「滅茶苦茶にカッコイイなぁ~」と思いました。
ジャズ・ロックの主役はやっぱりトランペットが一番しっくりきます。
多分、ブルーノートでも一番売れたアルバムじゃないかな。
なにしろビルボード誌の上位にランクされたくらいでジャズ・ファン以外にも人気がありました。
メロディがダンサブル、8ビートはリズミカルで聴き易く売れる要素が揃っていました。
今回久し振りに聴いたけどやっぱり気分が高揚して熱くなりましたよ。

柳の下の二匹目のドジョウを狙ったものに↓の作品があります。
日本童謡の「月の砂漠」のジャズ・ヴァージョンが聴きどころになります。

*LEE MORGAN QUINTET / THE RUMPROLLER (1965/BN4199)
lee morgan(tp), joe henderson(ts),
ronnie mathews(p), victor sproles(b), billy higgins(ds)

(くつろぎ系)

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DIANA KRALL / THIS DREAM OF YOU [Jazz Vocal]

* DIANA KRALL / THIS DREAM OF YOU

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diana krall(vo,p).
john clayton(b), jeff hamilton(ds), anthony wilson(g),
christian mcbride(b), russell malone(g), alan broadbent(p),
tony garnier(b), karriem riggins(ds), marc ribot(g),
randall krall(vln), etc
2020/Verve/

1 But Beautiful (Heusen/Burke)
2 That's All (Haymes/Brandt)
3 Autumn In New York (V.Duke)
4 Almost Like Being In Love (Lerner/Loewe)
5 More Than You Know (Eliscu/Rose/Youmans)
6 Just You ,Just Me (Greer/Klages)
7 There's No You (Hopper/Adair)
8 Don't Smoke In Bed (W.Robison)
9 This Dream Of You (B.Dylan)
10 I Wished On The Moon (Parker/Rainger)
11 How Deep Is The Ocean (I.Berlin)
12 Singing In The Rain (Freed/Brown)

ダイアナ・クラール(vo,p)は一時期よく聴いていた時期があります。
今作はダイアナから名プロデューサーの故トミー・リピューマに贈られたものです。
ここは帯中に書かれていたものが全てを語っています。

(帯中よりの抜粋)
2016年からの数年間はダイアナ・クラールにとって特別な年だった。
年齢を理由に一線を退いていた長年の制作パートナー、名匠トミー・リピューマ(グラミー賞を5度も受賞)が、ダイアナの切望によりプロデュース業を再開したのだ。
早速、アルバム制作にとりかかり、一部の音源をアルバム「ターン・アップ・ザ・クアイエット」としてまとめあげるも、リリース直前、リピューマがこの世を去ってしまう。
残った多くの音源は、ダイアナの個人的な音源集として静かに保管されていたが、3年の年月を経て、ついに向き合うことを決意。
ベネットが手掛けた最後の録音であり、彼が最も気に入っていたという「バット・ビューティフル」から始まる今作は、リピューマとの思い出の未公開音源集なのである。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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CLIFFORD BROWN & MAX ROACH QUINTET / STUDY IN BROWN [Jazz Trumpet]

* CLIFFORD BROWN & MAX ROACH QUINTET / STUDY IN BROWN

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clifford brown(tp), harold land(ts),
richie powell(p), george morrow(b), max roach(ds)
1955/Emarcy/

Side A
1 Cherokee
2 Jacqui
3 Swingin
4 Lands End
Side B
1 George's Dilemma
2 Sandu
3 Gerkin For Perkin
4 If I Love Again
5 Take The A Train

クリフォード・ブラウン(tp)&マックス・ローチ(ds)・クインテットはモダン・ジャズ史上重要なグループの一つでした。
ブラウニーはマイルス・デイヴィス(tp)とは持ち味もスタイルも違うけれど唯一マイルスに対抗できるトランぺッターだった。
歌うように舞うように流れるように吹く、そのふくよかでまろやかな音色は他の追随を許しません。
ブラウニーはたった25歳の若さでここでも共演しているリッチー・パウエル(p)と共に交通事故で亡くなりました。
将来を嘱望されていたリーチー・パウエルはバド・パウエル(p)の弟でこちらも弱冠24歳の若さでした。
このグループには後にマイルス・コンボ入りを断ったソニー・ロリンズ(ts)が加わっています。

今作を選んだのは先週のトニー・ウィリアムスのアルバム紹介でマックス・ローチの名前が出て来たからです。
ここではマックス・ローチの古典的な名ドラミングが聴けます。
ブラウニーはもちろんのこと、パウエルのピアノや若きハロルド・ランドのテナー・サックスも聴きどころになります。

(中間系)

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