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CARMEN McRAE / BOOK OF BALLADS [Jazz Vocal]

* CARMEN McRAE / BOOK OF BALLADS

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carmen mccrae(vo),
don abney(p), charles smith(b), joe benjamin(ds),
frank hunter orchestra
1958/Kapp/

1 By Myself
2 The Thrill Is Gone
3 How Long Has This Been Going On
4 Do You Know Why ?
5 My Romance
6 Isn't It Romantic ?
7 If Love is Good To Me
8 When I Fall In Love
9 Please Be Kind
10 He Was Too Good To Me
11 Angel Eyes
12 Something I Dreamed Last Night

今年はコロナの影響でCDショップから足が遠のき古い良い曲探しに出掛けました。
ビック・バンドのスイング・ジャズを聴き、バンドの専属歌手の歌も聴いた。
その流れからジャズの大御所達の1940~1950年代の歌を聴く機会を得ました。
フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドなど。
そんな中で再認識したのがサラ・ヴォーンとここのカーメン・マクレーでした。
二人共に私が聴いた時にはすでに貫禄十分で自在なアドリブ、スキャットに圧倒されました。
カーメンの50年代はまだ若くてストレートにスタンダードを歌っていますがこれが良かったです。
そのしっとりとした唱法にガツンときて改めて凄いジャズ・ヴォーカリストだと思いました。
私は何でも気付くのが遅いんですよね。

ちょっと前にカーメンのアルバム↓を紹介しました。

*CARMEN McRAE / A COLLECTION OF HER DECCA RECORDINGS 1955-1958

その時にヴォーカル通のTさんから勧められました。
今作もいいので聴いてみて下さいと・・・これがまた何とも素晴らしかったです。
この時カーメン36歳、艶のある歌声でまさに脂が乗り切ったバラードが聴けました。
どれも珠玉の名唱だけど私は「My Romance」「Isn't It Romantic?」「When I Fall In Love」が良かった。
聴いた人それぞれに好きな歌が選べるんじゃないかなと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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CRUSADERS / STREET LIFE [Jazz Group]

* CRUSADERS / STREET LIFE

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wilton felder(ts,elb), stix hooper(ds,per), joe sample(key),
randy crawford(vo)(A/1), etc
1979/MCA/

Side A
1 Street Life
2 My Lady
Side B
1 Rodeo Drive
2 Carnival Of The Night
3 The Hustler
4 Night Faces

クルセイダースは1960年代初めから「ジャズ・クルセイダース」として西海岸で活躍していました。
私はその頃から大好きでそのダンサブルなサウンドに魅せられていました。
最初に聴いたのはFEN(米軍の極東向けラジオ放送)でニュースや音楽情報が一番早かったです。
メンバーはウェイン・ヘンダーソン(tb)、ウィルトン・フェルダー(ts,b)、ジョー・サンプル(p)、スティックス・フーパー(ds)です。
リーダーはスティックス・フーパーでした。
ベーシストが定まっていなくてジミー・ボンドやハービー・ルイスが起用されていたのを覚えています。
いつの間にか(ジャズ)を取って「クルセイダース」になったけど先見の明があったのかも知れませんね。
確かに才人の集まりでフュージョン・シーンのど真ん中で長い間活躍することになりました。
さて今作はランディ・クロフォードをヴォーカルに迎えた表題曲の「Street Life」が大ヒットしました。
多分、クルセイダースでは一番売れたアルバムだと思います。

(くつろぎ系)

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YELLOW JACKETS + WDR BIG BAND / JACKETS XL [Jazz Group]

* YELLOW JACKETS + WDR BIG BAND / JACKETS XL

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russell ferrante(p,rhodes,synth), bob mintzer(ts,EWI,fl),
dane alderson(elb), william kennedy(ds),
WDR Bic Band
2020/mack avenue/

1 Downtown
2 Dewey
3 Mile High
4 The red Sea
5 Even Song
6 One Day
7 Tokyo Tale
8 Imperial Strut
9 Coherence
10 Revelation

今作はTさんが「今年のベスト3」に上げた一枚です。
私はイエロー・ジャケッツの来日公演も見に行ってるのでこれは聴いてみたいと思いました。
今やドイツのWDRビックバンドとの共演はミュージシャンにとってステイタスになりつつあります。
色んなジャズメンがWDRと共演しています。
やはりクラシックに培われた土地柄、それほどに上品で熟成されたアンサンブルが素晴らしいです。
聴けば一目瞭然ですがアメリカのビックバンドには出せない味です。
イェロー・ジャケッツとWDRの共演もまたハーモニーが素晴らしくてまったく別の味わいになっています。
ラッセル・フェランテ(p)やボブ・ミンツァー(sax)も予想以上の出来栄えで感動したのではないかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ERIC GALE / TOUCH OF SILK [Jazz Guitar]

* ERIC GALE / TOUCH OF SILK

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eric gale(g),
allen toussaint(p,mini moog), robert dabon(fender rhodes),
david barard(b), james black(ds), kenneth williams(per),
gary brown(ts,as)(1), grover washington jr(ts,ss)(B/1),
idris muhammad(ds)(B/1,2), charles earland(org)(B/1,2),
arthur blyth(as)(B/2), harold vick(ts)(B/2)
1980/Columbia/

Side A
1 You Got My Life In Your Hands
2 Touch Of Silk
3 War Paint
4 Once In A Smile
Side B
1 With You I'm Born Again
2 Au Private
3 Live To Love


エリック・ゲイルはフュージョン・シーンにおいて最も多忙なギタリストでした。
それこそ寝る時間があるのかと思うほどあちこちの録音に引っ張りダコになっていました。
そういう影響もあったのかも知れませんんが自身のアルバムは驚くほど少ないです。
今作はそんな中での貴重なリーダー・アルバムの一枚です。
アメリカ盤ではあるけれど裏側には「きぬにふれて、えりっくげいる」という邦題も付いています。
ゲイルが来日公演をした時に大歓迎を受けたのでその時の印象が強かったのだと思います。
B面をよく聴いていました。
グローバー・ワシントン(sax)やチャールス・アーランド(org)、アーサー・ブライス(as)などはそのB面で聴けます。
B/1はモータウンの大ヒット曲でB/2はチャーリー・パーカー(as)のよく知られたバップ曲です。
全7曲の残りは全てアレン・トゥーサント(p)の曲なので彼が影のリーダーということになります。

ちなみエリック・ゲイルには「Stuff(スタッフ)」という人気グループがありました。
こちらのメンバーはエリック・ゲイル(g)、コーネル・デュプリー(g)、リチャード・ティー(key)、ゴードン・エドワーズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、クリストファー・パーカー(ds)です。

(くつろぎ系)

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JOHN SCOFIELD TRIO / SWALLOW TALES [Jazz Guitar]

* JOHN SCOFIELD TRIO / SWALLOW TALES

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john scofield(g), steve swallow(b), bill stewart(ds)
2020/ECM/

1 She Was Young
2 Falling Grace
3 Portsmouth Figurations
4 Awful Coffee
5 Eiderdown
6 Hullo Bolinas
7 Away
8 In F
9 Radio

今作はKさんが「今年のベスト3」に上げた一枚です。
何となく勘が働いてこれは絶対に聴いてみたいと思いました。
予想はバッチリ大当たりでした・・・今作は良かったです。
作曲家としての評価も高いスティーヴ・スワロー(b)の曲をギター・トリオで演奏する。
ジョン・スコフィールド(g)の目の付け所も流石だけど内容も素晴らしかったです。
ジョンスコの魅力は武骨さとある種のくどさ、そして色気だと思っています。
それが年齢と共に枯れてきていい感じの味わいになってきました。
三位一体のギター・トリオ盤は一級品・・・3者が醸し出す雰囲気は最高です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ART FARMER / CRAWL SPACE [Jazz Trumpet]

* ART FARMER / CRAWL SPACE

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art farmer(tp,flh),
david grusin(key), will lee(b), steve gadd(ds),
eric gale(g), jeremy steig(fl), george mraz(b)(A/1)
1977/CTI/

Side A
1 Crawl Space
2 Siddhartha
Side B
1 Chanson
2 Petite Belle

アート・ファーマー(tp)が持つ雰囲気と音色はフュージョン向きだと思っていました。
今作はジャズ・バーでよくリクエストしていて多分フュージョン盤で一番聴いたアルバムです。
ここはメンバーが揃っていました。
デイヴ・グルーシン(key)、ウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のリズムセクションは素晴らしい。
エリック・ゲイル(g)とジェレミー・ステイグ(fl)、ジョージ・ムラツ(b)の共演も魅力です。
特にステイグのフルート・ソロはひと味違っていて聴きどころになっています。

特にB面が好きだった・・・物凄く癒された思い出があります。
今回改めて聴き直してみたけど「なぜそんなに好きだったのか」は定かでありません。
当時は仕事が滅茶苦茶に忙しくてやたら疲れていたので毎晩のように飲んだくれていた。
そんな中で何かが心に響いたと思う・・・確かにジャズは私の人生と共にあります。

(くつろぎ系)

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ELLA FITZGERALD / GOLD [Jazz Vocal]

* ELLA FITZGERALD / GOLD

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ella fitzgerald(vo), etc
2003/Universal(Verve)/

Disk 1
1 Let's Fall In Love
2 Every Time We Say Goodbye
3 Summertime
4 A Fine Romance
5 The Very Thought Of You
6 Mack The Knife
7 Let's Do It
8 Cheek To Cheek
9 The Lady Is A Tramp
10 Get Happy
11 I Get A Kick Out Of You
12 Misty
13 Enbraceable You
14 I Love Paris
15 I Can't Give You Anything But Love
16 Georgia On My Mind
17 But Not For Me
18 Blue Skies
19 Someone To Watch Over Me

Disk 2
1 Manhattan
2 'S Wonderful
3 They Can't Take That Away From Ne
4 I've Got You Under My Skin
5 Stormy Weather
6 My Funny Valentine
7 Bewitched
8 These Foolish Things
9 With A Song In My Heart
10 There's A Small Hotel
11 Night And Day
12 Let's Face The Music And Dance
13 Puttin' OnThe Ritz
14 Blue Moon
15 Isn't This A Lovely Day
16 Love Is Here To Stay
17 I Only Have Eyes For You
18 The Man I Love
19 Tenderly
20 I Could Write A Boo

サラ・ヴォーン~カーメン・マクレーとくれば次はエラ・フィッツジェラルドになるのは自然の流れですね。
エラは1917年生まれ、チック・ウェッブに見出されてプロ歌手活動に入りました。
ジャズ史上に輝く女性ジャズ・ヴォーカリストは誰か?
ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレー、サラ・ヴォーンの4人を上げたいです。
それぞれに特徴があって魅力的だけど歌の上手さや可愛らしさはエラが頭一つ抜けていると思います。
この4大女性ジャズ・ヴォーカリストの1950年代が素晴らしいです。
まだみんな若いのでストレートにスタンダードを歌っています。
私はほとんどインスト専門だったのでヴォーカルには疎く、今になって気付くのも遅いけど仕方ないですね。
「若い頃はこんな風に歌っていたんだ」なんて、お蔭でとても新鮮に聴いています。
今作は全39曲のCD2枚組、エラのベスト盤で好きな曲や良い曲がいっぱい収録されています。
お馴染みのルイ・アームストロングとの共演も3曲含まれていました。

(くつろぎ系)

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RON CARTER / SPANISH BLUE [Jazz Bass]

* RON CARTER / SPANISH BLUE

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ron carter(b),
hubert laws(fl), jay berliner(g), billy cobham(ds), ralph macdonald(per),
roland hanna(p,elp)(B/2), leon pendarvis(elp)(A/2)
1975/CTI/

Side A
1 El Noche Sol
2 So What
Side B
1 Sabado Sombrero
2 Arkansas

フュージョンの流行は当然ながら時代の流れに上手く乗れたジャズメンと乗れなかったジャズメンがいます。
ジョー・ザビヌル(p)やウエイン・ショーター(ts)の「ウエザー・リポート」やチック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエバー」は大成功を収めた
ここのロン・カーター(b)もフレシキブルな感覚を持っているので成功した一人だと思っています。
今作はスペイン訪問時にフラメンコを聴いて触発されてスパニッシュなフィーリングを完成させたいと思っていたと語っています。

今作もまた思い出に残るアルバムの一枚です。
もう何十年も前になるけど近所のジャズ喫茶のマスターと話していた。
私:「最近、誰かお勧めのジャズマンがいますか?」
マスター:「ビリー・コブハムがいいね」
私は正直意外でした、コブハムはフュージョン系で売り出し中のドラマーでほとんど知られていなかったから。
マスターは公務員を退職してジャズ喫茶を開いた生粋のモダン・ジャズ・ファンなので驚いた。
「へぇ~、新しいのも聴いているのか」ってね。

今作の聴きどころはそのコブハムのドラミングにあります。
ご存知A/2「So What」はマイルスの超名盤「Kind Of Blue」に収録された有名曲です。
ここでのコブハムのドラムスとヒューバート・ロウズのフルート・ソロが素晴らしいんです。
スティーヴ・ガッドに続いて新しい感覚のドラマーが次々に出て来てくることを実感しました。
珍しいレオン・ペンダルヴィスのエレピ・ソロが聴けるのも 貴重だと思います。

(くつろぎ系)

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