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KEITH OXMAN QUINTET / TWO CIGARETTES IN THE DARK [Jazz Tener Sax]

* KEITH OXMAN QUINTET / TWO CIGARETTES IN THE DARK

image1354.jpg

keith oxman(ts), houston person(ts)(1,3,4,5,7,9),
jeff jenkins(p), ken walker(b), paul romaine(ds),
annette murrell(vo)(3,7)
2020/Capri Records/

1 I've Never Been In Love Before (F.Loesser)
2 Voss Is Boss (K.Oxman)
3 Everything Happens To Me (M.Dennis)
4 Two Cigarettes In The Dark (L.Pollack)
5 Bossa For Baby (H.Mobley)
6 Murphy's Law Impacts L.E.A.P (K.Oxman)
7 Crazy He Calls Me (C.Sigman)
8 Wind Chill (J.Jenkins)
9 Sweet Sucker (J.Griffin)
10 Murrelancholy (K.Oxman)

キース・オックスマン(ts)は初見、2テナー作品です。
ジャズ友のTさんが紹介していたので気になりました。
大ベテランのヒューストン・パーソン(ts)が参加、ヴォーカルも2曲に入っている。
選曲のバランスが良さそうなので安心感がありました。

全10曲は自身のオリジナル3曲を含めメンバー1曲とその他6曲の構成です。
目を引くのはハンク・モブレイ(ts)とジョニー・グリフィン(ts)の2曲が選ばれたことです。
こういうところにオックスマンのこだわりを感じました。
ヴォーカル入りの(3)、(7)はよく歌われる曲だけどアネッタ・モレルのソウルな歌声は渋いです。
オックスマンは実に達者なテナー奏者でここでは艶やかなスタン・ゲッツ(ts)系の演奏が聴けます。
パーソンの深くゆったりとしたテナーと相まってアットホームでくつろいだ雰囲気が漂っています。
コロラド州デンバーで活躍中ということでローカル・ミュージシャンの一人かも知れませんね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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THE GERRY MULLIGAN QUARTET / THE GERRY MULLIGAN QUARTET [Jazz Baritone Sax]

* THE GERRY MULLIGAN QUARTET / THE GERRY MULLIGAN QUARTET

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gerry mulligan(bs),
bob brookmeyer(tb), bill crow(b), gus johnson(ds)
1963/Verve/

Side A
1 I'm Getting Sentimental Ove You
2 Piano Train
3 Lost In The Srars
Side B
1 I Believe In You
2 Love In New Orleans
3 I Know, Don't Know How


コロナ・ウィルスの影響で2ヶ月間ほど休みました。
緊急事態宣言が解除されたので今日から再開します。

■西洋音楽の思い出
外出自粛中に色々と思い出した。
アメリカン・ポップスとの出会いはニール・セダカだった。
「おおキャロル」、「恋の片道切符」、「カレンダーガール」、「すてきな16歳」、「悲しき慕情」など。
コニー・フランシスの大ヒット曲「Where the Boys Are」(邦題:ボーイハント)もニール・セダカの作品。
その他リッキー・ネルソン、ポール・アンカ、パット・ブーン、クリフ・リチャードも好きだった。
エルビス・プレスリーはロカビリー調だったのでイマイチの感じ。
エレキのベンチャーズもリバプール・サウンズのビートルズもリアルタイムで聴いていた。
その後の日本でのグループ・サウンズ・ブームやフォーク・ソング・ブームの洗礼も受けている。
ジャズとの最初の出会いはグレン・ミラー、トミー・ドーシー、ベニー・グッドマンのビックバンド。
モダン・ジャズ聴きの歴史はジェリー・マリガン(bs)からウエスト・コースト・ジャズへ向かう。
棚には長い間手も触れなかった、かなりの数のLPがある。
一応LPも聴けるようにはなってるけど面倒なので20年以上ほとんど聴くことはなかった。
これからの「今週のジャケット」ではそんなLPレコードを紹介しようと思っている。


さて今作が私の記念すべきモダン・ジャズ・レコードの最初の一枚です。
何の変哲もないアルバムでジェリー・マリガン紹介でもまったく触れられたことがありません。
学校からの帰り道に駅前にあったレコード店の店頭に置いてありました。
ジャケットに穴あき・・・いわゆるバーゲン品です。(後に米国オリジナル盤を入手済)
この頃の日本盤にはジャケットの裏に日本語の解説が書いてあった。
邦題は「ジェリー・マリガン再帰」となっています。
当時のLPは日本盤でも2000円位したので若者にはそう簡単に買えない代物だった。
多分安かったからだと思うけど、「なぜ手が出たのか?」、今でも理由が分からない。
ただ何となく気が向いた・・・こういうのが「運命の出会い」って言うんでしょうね。
買ってもすぐには聴かなくて2ヶ月ほど放っぽらかした後に聴いたら「ガーン!!」と来ました。
正直、「世の中にこんなに素晴らしい音楽があるのか」と思った。
マリガンはピアノレス・カルテットで人気を博したけど最初の相手はチェット・ベイカー(tp)でした。
次にアート・ファーマー(tp)が続き、ドン・フェララ(tp)やジョン・アードレイ(tp)なども試している。
でも上手くいかずに試行錯誤の結果、その後の相手にボブ・ブルックマイヤー(tb)が選ばれた。
バリトン・サックスとトランペットの相性が良いのは分かるのでマリガンにはこだわりがあった。
でも最後には同じ低音楽器のトロンボーンを持ってきたところにマリガンの非凡さを感じます。
地味な組み合わせが意外で、誰も気付かないし、たとえ気付いたとしても勇気がいったと思う。
マイルス・デイビスの「クールの誕生」にも参加したジェリー・マリガンには先取の気概がありました。

(くつろぎ系)

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