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GAEL HORELLOU QUINTET / ORGAN POWER ! [Jazz Alto Sax]

* GAEL HORELLOU QUINTET / ORGAN POWER !

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gael horellou(as), pierre drevet(tp), simon girard(tb),
fred nardin(org), antoine paganotti(ds)
2021/Fresh Sound/

1 Le Hajeton
2 Nathanael
3 Twistin'
4 Interlude In Blue
5 Rouse
6 Minority (G.Gryce)
7 GK
8 Funky Ruffel
9 Palace Special

ガエル・ホレロウは初見、フランス出身のアルト・サックス奏者らしいです。
ここは「Organ Power !」の題名に惹かれました。
分厚いフロント3管にオルガンの組み合わせは案外珍しいのではと思いました。

全9曲は1曲を除いて自身のオリジナルで占められています。
その1曲がジジ・グライス(as)ということでホレロウの音楽性が推測できると思います。
オーソドックスなハード・バップ・サウンドですがやはりバックが今ひとつ物足りないかな。
ここはオルガン、ギター、ドラムスの定番オルガン・トリオ編成ならもっと良かった。

(中間系)

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DAVE VALENTIN / THE HAWK [Jazz Flute]

* DAVE VALENTIN / THE HAWK

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dave valentin(fl),
dave grusin(elp,arr), michael vinas(elg), marcus miller(elb),
buddy williams(ds), "crusher "bennett(per), oscar hernandez(elp),
lincoln goines(elb), tito marrero(ds), roger squitero(per),
ratael de jesus(conga), angela bofill(vo), etc
1979/ARISTA/

Side A
1 Marcosinho
2 Blackbird
3 Do It Again
4 What A Wonderful World
Side B
1 We'll Make Love
2 Windows
3 The Hawk

最初フルートはサックス奏者の持ち替え楽器として存在していました。
それを単独楽器として知らしめたのがハービー・マンで、マンなくしてはフルートは語れません。
フュージョン・シーンのフルート奏者としてはフューバート・ロウズが登場しました。
それこそ売れっ子ミュージシャンとして色んなフュージョン・アルバムに起用されていました。
次に注目されたのが今作のデイヴ・バレンティン(fl)です。
見出したのが今作でも共演しているフュージョン・シーンの大御所のデイヴ・グルーシン(p)です。
ヴァレンティンは惜しむらくは登場が少し遅かったと思います。
クロスオーバー、フュージョンが人気を博してからほぼ10年が経ち音楽的に転換点を迎えていた。
ここには女性ヴォーカルのアンジェラ・ボフィルなども参加していて注目すべきところがあります。

(くつろぎ系)

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EGOR TOKAREV & ALL COLORS OF JAZZ / VEXILLOLOGY [Jazz Tener Sax]

* EGOR TOKAREV & ALL COLORS OF JAZZ / VEXILLOLOGY

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egor tokarev(as,ts), ivan vasilyev(tp)(3,5),
nikolay sizov(p), mikhail fominykh(b)(1,5,7,8,10),
billy novik(b)(2,3,9), ivan lyubimov(b)(4,6), marat beatkulov(ds)
2021/GJP Records/

1 Conversation
2 Cento
3 Artist Girl
4 Northwest Sunset
5 Memories Essay
6 Black River Blues
7 Hotel Cecil
8 Vexillology
9 Gentle Man
10 Uneven Bars

ロシア出身のイゴール・トカレフは初見、オーソドックスなサックス奏者です。
その野太く張りがあるクリアな音色は聴いていて気持が良いです。

全10曲は全て自身のオリジナルで占められています。
うち8曲がワン・ホーン・カルテットで2曲はトランペットが入った王道クインテットです。
3人のベーシストを起用しているのでグループのベーシストがまだ定まっていないようです。
スイング感溢れる演奏で安心感、安定感は十分です。
今時これだけストレートでけれん味のないジャズ作品も珍しいんじゃないかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ROY AYERS / NO STRANGER TO LOVE [Jazz Vibraphone]

* ROY AYERS / NO STRANGER TO LOVE

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roy ayers(vib,elp,vo,etc),
chuck anthony(g), kerry turman(b), gene dunlap(ds),
william allen(b), bernard purdie(ds), onaje allen gumbs(elp),
rick zinnager(g), dennis davis(ds), armend denolian(elp), etc
1979/Polydor/

Side A
1 Don't Stop The Feeling
2 What You Won't Do For Love
3 Shack Up, Pack Up, It's Up
Side B
1 No Stranger To Love / Want You
2 Don't Let Our Love Slip Away
3 Don't Hide Your Love

フュージョン・シーンに先鞭を付けたヴァイブ奏者は大御所ミルト・ジャクソンです。
クリード・テイラーのプロデュースでCTIから何枚か出しています。
その後に続いたのがこのロイ・エアーズでソフト&メロウなサウンドで人気を博しました。
エアーズもまたウエストコースト出身で音楽的な下地は十分に持っていました。
その爽やかでクリアな音色はスムース・ジャズにはピッタリだと思います。
フュージョンのヴァイブ奏者は他にマイク・マイニエリ、ジェイ・ホガードなどが挙がります。

(くつろぎ系)

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MICHEL EL MALEM QUINTET / DEDICATIONS [Jazz Tener Sax]

* MICHEL EL MALEM QUINTET / DEDICATIONS

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michel el malem(ts,ss), marc copland(p),
romain pilon(g), stephane kerecki(b), luc isenmann(ds)
2020/Inner Circle Music/

1 Salvador Batman
2 Lieb On The Road
3 Renee & Charles
4 Wonder Manon
5 Cercle
6 Mr MC

ミシェル・エル・マレム(ts)は初見、フランス盤です。
マレムの師匠格に当たるのがディヴ・リーブマン(ts)とここでも共演しているマーク・コープランド(p)らしい。
なぜなら2曲目がリーブマンに6曲目がコープランドに書いているからです。
全6曲は全て自身のオリジナルで占められています。
それぞれが凝ったアレンジになっていてマレムは自分のやりたいことをやっていると思います。
私は単純に「ジャズだなぁ~」と思いましたよ・・・自由に展開して表現しています。
特に正解だったのはコープランドを共演者に迎えたことです。
ここでのコープランドの存在感が凄い。
全体の雰囲気から何から何までアルバムの価値を決定付けたと言っても過言ではありません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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RAMSEY LEWIS / TEQUIL MOCKING BIRD [Jazz Piano]

* RAMSEY LEWIS / TEQUIL MOCKING BIRD

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ramsey lewis(fender rhodes,elp)
byron gregory(g), ron harris(b), keith howard(ds), derf reklaw raheem(per),
larry dunn(synthe, key), ndugu leon chancler(ds),
al mckay(g), ronnie laws(ss), victor feldman(elp), string &horn, etc
1977/CBS/

Side A
1 Tequila Mockingbird
2 Wandering Rose
3 Skippin'
4 My Angel's Smile
Side B
1 Camoinoel Bueno
2 Caring or You
3 Intimacy
4 That Ole Bach Majic

ラムゼイ・ルイス(p)はジャズ・ロック調の大ヒット盤「The In Crowd」(1965)でグラミー賞を獲得しました。
大衆迎合化は日本での人気は今ひとつでしたがアメリカでの人気はそれはそれは大したものでした。
ラムゼイは元々そういう資質を持っていたのでフュージョン・シーンでの活躍も当然と言えます。
ラムゼイが見出したモーリス・ホワイト(ds)が後の「アース・ウィンド・アンド・ファイア」を結成することになります。
音楽の世界においても師匠と弟子の関係は色んなところで繋がっている思います。

(くつろぎ系)

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ANDREAS HERTEL QUINTET / SUN ON THE WAY [Jazz Piano]

* ANDREAS HERTEL QUINTET / SUN ON THE WAY

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andreas hertel(p), jens bunge(hca),
heiko hubmann(tp), florian werther(b), jens biehi(ds)
2021/Laika Records/

1 A Day Without A Date
2 Sun On The Way
3 At Least You've Got A Heart to Give
4 Golden Light
5 Dreaming Of ...
6 Don't Worry
7 Reflections In My Window
8 I May Be Wrong
9 Before You Leave
10 Password To My Heart
11 You Made My Day
12 Keep Going

ドイツのアンドリース・ハーテル(p)を聴くのは2枚目になります。
前回はダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)とトニー・ラカトス(ts)のフロント2管が聴けました。
ハーテルの持ち味は郷愁を誘うサウンドにあります。
そういう意味ではハーモニカをフロントに持ってきたのはピッタリだと思いました。
トランペットとハーモニカのフロントは珍しいんじゃないかな。

全12曲は全てハーテル自身のオリジナルで占められています。
コロナ以降古い良い曲巡りに出ていたのでこのオリジナルが実に新鮮に聴こえました。
どこか懐かしくやわらかなサウンドに包まれてゆったりと時間が進んで行きます。
哀愁のハーモニカを聴くだけで価値があります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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HERBIE HANCOCK / FEETS DON'T FAIL ME NOW [Jazz Piano]

* HERBIE HANCOCK / FEETS DON'T FAIL ME NOW

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herbie hancock(key,vo)
james gadson(ds), eddie watkins(b), ray obiedo(g), bill summers(per),
ray parker jr(g), wah wah watson(g), bennie maupin(ss), etc
1979/CBS/

Side A
1 You Bet Your Love
2 Trust Me
3 Ready Or Not
Side B
1 Tell Everybody
2 Honey From The Jar
3 Knee Deep

ハービー・ハンコック(p)もまたは1970年代にはエレクトリック・サウンドに傾倒していました。
ハンコックは先取の気概を持っていた。
もちろん親分のマイルス・ディヴィス(tp)の影響はあったでしょうね。
でも「ウォーター・メロンマン」を作ったりしているのでポップな音楽性は持っていました。
フュージョン系では73年に出した「ヘッド・ハンターズ」が一番知られていると思います。

さて今作ですが「そろそろ終わりになるかな」と感じさせるところが面白いです。
ほぼ10年間この系統のサウンドを追いかけてきてやり尽くした気がします。
この後ハンコックは急速に自身の音楽に対する意欲を失ってしまった。
プロデュース業に重きを置くようになります。
若い頃のカミソリのような切れっ切れのハンコックを知る者にとっては残念でなりません。

(くつろぎ系)

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STEFANO DI BATTISTA QUARTET / MORRICONE STORIES [Jazz Alto Sax]

* STEFANO DI BATTISTA QUARTET / MORRICONE STORIES

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stefano di battista(as,ss),
fred mardin(p), daniele sorrentino(b), andre ceccarelli(ds)
2021/Warner Music/

1 What Have You Done To Solange?
2 Fear Over The City
3 La Cosa Buffa
4 Veruschka
5 Once Upon A Time In America
6 Mitti, Una Sera A Cena
7 1900
8 The Great Silence
9 Flora
10 The Sunday Woman
11 The Mission
12 The Good, The Bad And The Ugly

コロナの影響で1年4ヶ月振りに出掛けたCDショップで見つけました。
イタリアのステファノ・ディ・バティスタ(as)も久し振りです。
最後に買ったのが2007年だったのでほぼ15年が経ったことになります。
バティスタを認めてくれたのはかのミシェル・ペトルチアーニ(p)でそのままブルー・ノートの専属になっています。
それだけ実力があったということだと思います。

全12曲はエン二オ・モリコーネの映画音楽作品集です。
モリコーネと言えばマカロニ・ウェスタンですがその他にもいっぱい映画音楽を書いていました。
ロバート・デニーロの(5)「Once Upon A Time In America」は有名ですね。
クリント・イーストウッドの(12)「The Good, The Bad And The Ugly」(続夕陽のガンマン)も大ヒットを記録しました。
内容は実に完成度が高くて素晴らしいジャズ作品に仕上がっていると思いました。
1曲1曲は短いけれど珠玉の名演が詰まっていました。
映画音楽というとメロディや映画の雰囲気に流されてしまう場合がよくあるけどそんなことは感じさせません。
この4人は現在のバティスタのレギュラー・カルテットなのかな、まとまりが良くて一体感がありました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JOE SAMPLE / CARMEL [Jazz Piano]

* JOE SAMPLE / CARMEL

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joe sample(p),
"stix"hooper(ds), abraham laboriel(b), paulinho ds costa(per),
dean parks(g), robert wilson(ds), byron miller(b), hubert laws(fl), etc
1979/ABC/

Side A
1 Carmel
2 Paintings
3 Cannery Row
4 A Rainy Day In Monterey
Side B
1 Sunrise
2 Midnight And Mist
3 More Beautiful Each Day

ジョー・サンプルはジャズ・クルセイダーズ~クルセイダーズの名ピアニストです。
大人気のジャズ・クルセイダーズは西海岸のファンキーでダンサブルなサウンドで大好きでした。
いつの間にかジャズを取ってクルセイダーズになってフュージョン界を席巻してしまいました。

そんなクルセイダーズがジョー・サンプルにソロ・アルバムを作らせようと企画されたものです。
1作目が「Rainbow Seeker:」(1978)(邦題:虹の楽園)で2作目が今作の「Carmel」(邦題:渚にて)になります。
ジャズ喫茶では前作がよくかかっていたけど私はこちらの方が好きでした。
いずれにしてもサンプルのメロディ・メーカーとしての才能を満喫できると思います。

(くつろぎ系)

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