SSブログ

SHAMIE ROYSTON QUINTET / BEAUTIFUL LIAR [Jazz Piano]

* SHAMIE ROYSTON QUINTET / BEAUTIFUL LIAR

image1330.jpg

jaleel shaw(as,ss), josh evans(tp),
shamie royston(p), yasushi nakamura(b), rudy royston(ds)
2018/Sunnyside/

1 Sunday Nostalgia
2 Push
3 Beautiful Liar
4 Precious Lullaby
5 Dissimulate
6 Lovely Day (B.Withers)
7 Circulo Vicioso
8 Uplifted Heart
9 A Tangled Web We Weave
10 Precious Lullaby (Outro)

シャミー・ロイストン(p)は初見、黒っぽいジャケットに何となく惹かれて手が伸びました。
メンバーにニューヨークで活躍中の注目している中村恭士(b)さんがいたので購入を決めました。
他にはJD・アレン・トリオのルディ・ロイストン(ds)とジャリール・ショウ(as)の名前を聞いたことがある。
解説には亡くなったジェリ・アレン(p)とテレンス・ブランチャード(tp)、ミミ・ジョーンズ(b)の名前が出ていました。
シャミーがジェリ・アレンの後を継いでくれたら嬉しいと思います。
シャミーはコロラド州出身、・・・シャミーとルディはご夫婦のようで二人の子供を持つママさんです。

全10曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
作編曲とコンポーザーの能力・・・つまり現在の彼女の全てが詰まっているアルバムと言えますね。
トランペットのサックスの2管クインテットはモダン・ジャズの王道で現代版ハードバップが聴けました。
ここは中村さんのベースとルディのドラムスが繰り出すリズムのコンビネーションが素晴らしいです。
安定感は十分でリズムがいいとソロもばっちりと決まります。
ガツンとくるインパクトはないけれど女性らしい繊細な作品に仕上がっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

nice!(0)  コメント(0) 

JAMES MOODY & MARK TURNER / THE TWO TENORS [Jazz Tener Sax]

* JAMES MOODY & MARK TURNER / THE TWO TENORS

image766.jpg

james moody(ts), mark turner(ts),
larry goldings(p), ben wolfe(b), clarence penn(ds)
1997/Warner Bros/

1 The Plain But The Simple Truth
2 The Man I Love
3 Ludwig
4 We'll Be Together Again
5 Alone Together
6 If You Could See Me Now
7 Satellite
8 Hesitation Blues

先週のシェリル・ベンティーン盤でジェームス・ムーディ(ts)の名前を見かけました。
そういえば「ムーディも長い間意識して聴いたことがないなぁ~」と思いました。
ムーディは1925年生まれ、ジョージア州出身、2010年に85歳で亡くなっています。
ディジー・ガレスピー(tp)のバンドに加わって知られるようになってきました。
バラードの「I'm In The Mood For Love」が大ヒットしたのでスタイルが決まってしまった。
名前の「ムーディ」のイメージもピッタリだった・・・これが良くもあり悪くもあったかもしれません。
フルートの名手でもあり、実際はモダンなプレイも出来るけれど惜しかったと思います。

マーク・ターナー(ts)は1965年生まれ、オハイオ州出身でバークリーを出ています。
ジョシュア・レッドマン(ts)を継ぐテナー奏者として1990年代に頭角を現してきました。
ブラッド・メルドー(p)、ラリー・グレナディアー(b)、ジョージ・ロッシー(ds)のアート・オブ・ザ・トリオ、カート・ローゼンウィンケル(g)、ブライアン・ブレイド(ds)、ケヴィン・ヘイズ(p)などの錚々たるメンバーと共演して浮揚感のある新感覚ジャズを先導していました。

今作はジェームス・ムーディとマーク・ターナーの共演盤です。
バックはラリー・ゴールディングス(p)、ベン・ウォルフ(b)、クラレンス・ペン(ds)のトリオです。
一般的に超ベテランと若手との組み合わせは上手くいかないと思っています。
なぜなら若手はベテランに気を遣うし、ベテランはすでに力が落ちている場合が多いから。
でも今作はムーディが意外なほど元気なので驚かされました。
モダンなムーディには聴き応えがあるし、十分に2テナー共演盤としてのレベルは保っています。
ラリー・ゴールディングスのピアノ・トリオもいいです。
どうするか、入手を迷った一枚だっただけに良い意味で意外性のあった作品でした。
ジェームス・ムーディ晩年の代表作になりました、お勧めです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

nice!(0)  コメント(0) 

JEREMY STEIG / JEREMY & THE SATYRS [Jazz Flute]

* JEREMY STEIG / JEREMY & THE SATYRS

image765.jpg

ジェレミー・スタイグ(fl)、ウォーレン・バーンハート(p,org,vo)、
エイドリアン・ギレリー(g,hca,vo)、エディ・ゴメス(b)、ドナルド・マクドナルド(ds)
1967/Reprise/

1 In The World Of Glass Teardrops
2 Superbaby
3 She Didn't Even Say Goodbye
4 The Do It
5 The First Time I Saw You, Baby
6 Lovely Child Of Tears
7 (Let's Go To The (Movie Show)
8 Mean Black Snake
9 Canzonetta
10 Foreign Release-The Satyrs
11 Satyrized

ジェレミー・スタイグ(fl)を一躍有名にしたのはビル・エヴァンス(p)との「ホワッツ・ニュー」でした。
およそフルートらしくないパワフルでダーティな音色には驚かされました。
これが決定的な一枚になったためにその後の作品がかすんでしまった気がします。
今作はジャズ・ロック調ですが元々スタイグには幅広い音楽性とコンテンポラリーな気質がありました。

(帯中よりの抜粋)
ビル・エヴァンスとの共演アルバムでも知られるフルート奏者のジェレミー・スタイグ。
彼が67年末に結成、短期間で解散してしまった「ザ・サテュロス」は、ジャズとロックの融合を試みた最も初期のグループと言えるだろう。
サイケデリックな雰囲気が漂うエイドリアン・ギレリーのヴォーカルとギター、キーボードはウォーレン・バーンハート。
ベースをエディ・ゴメスが担当しているのもこの時代の混沌を感じさせるものがある。

(中間系)

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。