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ALYSSA ALLGOOD / EXACTLY LIKE YOU [Jazz Vocal]

* ALYSSA ALLGOOD / EXACTLY LIKE YOU

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alyssa allgood(vo),
dan chase(org), kyle asche(g), greg artry(ds)
2018/Cellar Live/

1 Exactly Like You (J.McHugh/D.Fields)
2 Hocus Pocus (L.Morgan)
3 Rock With You (R.I.Temerton/D.Meyers)
4 Ask Me Now (T.Monk)
5 By My Side (A.Allgood/D.Chase)
6 The More I See You (H.Warren/M.Gordon)
7 If It's Magic (S.Wonder)
8 Alone Together (H.Dietz/A.Schwartz)
9 Waltzy (A.Allgood/D.Chase)
10 Darn That Dream (J.Van. Heusen/E.Delange)
11 Yardbird Suite (C.Parker)

アリッサ・オールグッド(vo)は初見、シカゴを中心にして活動していたらしいです。
今作が気になったのはバックがオルガン・トリオということでした。
それもオルガン、ギター、ドラムスとなれば正統派のオルガン・トリオです。
アリッサの本格デビューは24歳、2016年の「Out Of The Blue」(jerujazz/2016)とのこと。
本作は2枚目で26歳の時ということになりますね。

全11曲は自身のオリジナル2曲とその他9曲の構成です。
リー・モーガン(tp)、セロニアス・モンク(p)、チャーリー・パーカー(as)などのジャズ曲と スティービー・ワンダーのポップスやシブいスタンダードが選曲されていてバランスがいいです。
声質は明るくて爽やか、軽さは若さゆえだと思うけど達者なスキャットを含めた歌はとても上手です。
アーシーでグルービーなオルガン・トリオとの組み合わせはちょうどいい塩梅になっています。
しつこくもなくスマートでもない感じかな。
表題曲の(1)「Exactly Like You」を聴いたらこの年でこの表現力には驚かされると思います。
私はモンクの(4)「Ask Me Now」とスタンダードの(6)「The More I See You」に注目しました。
まだ20代半ばということを考えるとこれからの精進を期待したい逸材です。
ちょっと気になるプレイヤーとしてギターの「Kyle Asche」を上げておきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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JOHN DOUGHTEN QUARTET / A TIME FOR LOVE [Jazz Tener Sax]

* JOHN DOUGHTEN QUARTET / A TIME FOR LOVE

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john doughten(ts,bs,cl),
eddie higgins(p), phil flanigan(b), danny burger(ds)
1996/Sunnyside/

1 You'd Be So Nice To Come Home To
2 Stars Fell On Alabama
3 Once I Loved
4 Body And Soul
5 On The Alamo
6 A Time For Love
7 But Beautiful
8 Let's Fall In Love
9 Little Girl Blues
10 I Remember You
11 Polka Dots And Moon Beams
12 After You've Gone

ちょっと癒し系のテナー・サックスが聴きたいと思って選んだのがこれです。
ジョン・ドーテン(ts)とエディ・ヒギンス(p)・トリオとの共演盤です。
まぁ、相手がヒギンスなら間違いないと思いました。

全12曲はよく知られたスタンダードが並んでいます。
ドーテンのスタイルとしてはウエスト・コースト系のスマートでよくスイングします。
ズート・シムズ(ts)に最も近くアル・コーン(ts)やスタン・ゲッツ(ts)の味わいもあります。
ヒギンスのピアノは相変わらずロマンティックで美しいです。
テナー・サックスで奏でる(2)「星降るアラバマ」にはグッときました。
表題曲になったジョニー・マンデルの(6)「A Time For Love」の哀愁感も良かった。
この曲でドーテンは達者なクラリネットのバラード奏法を披露していますが素晴らしいです。

秋の夜長にグラス片手にゆったりと過ごすには最適なアルバムだと思いますよ。
じんわりと時間が流れていく。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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GEORGE SHEARING QUINTET & CANNONBALL ADDERLEY QUINTET / AT NEWPORT [Jazz Group]

* GEORGE SHEARING QUINTET & CANNONBALL ADDERLEY QUINTET / AT NEWPORT

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on #1-5
cannonball adderley(as), nat adderley(tp),
junior mance(p), sam jones(b), jimmy cobb(ds)
on #6-11
george shearing(p), emil richards(vib),
toots thielemans(g), al mckibbon(b), percy brice(ds)
armando peraza(cong)(10,11)
guest:cannonball adderley(as)(9), nat adderley(tp)(9)
1957/Concord(Fantasy)/

1 Wee Dot
2 A Foggy Day
3 Sermonette
4 Sam's Tune
5 Hurricane Connie
6 Pawn Ticket
7 It Never Entered My Mind
8 There Will Never Be Another You
9 Soul Station
10 Old Devil Moon
11 Nothin' But De Best

ジョージ・シアリング(p)・クインテットとキャノンボール・アダレイ(as)・クインテットが一度に聴けます。
初めてこのジャケットを見たので気になりました。
1957年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでの未発表ライブ・パフォーマンスとのことです。
(1-5)までがキャノンボール・アダレイで(6-11)までがジョージ・シアリングの演奏です。
なお(9)「Soul Station」にキャンボールとナットのアダレイ兄弟がゲスト参加しています。

50年代のジャズ最盛期の熱いライブ・パフォーマンスが詰まっていました。
サム・ジョーンズが期待の若手ベーシストとして紹介されていたりナット・アダレイのラッパもよく鳴っている。
多分進行役はキャノンボールだと思うけどキッチリと話していたのが印象的でした。
ジョージ・シアリングはやっぱりいいと思いましたよ。
ピアノ・トリオにヴァイヴとギターの組み合わせはユニークでトゥーツ・シールマンスのギター・ソロも聴けました。
(10-11)でコンガが入ると一気に気分はラテン・アメリカに飛んで行きます。

ちなみにジャズのドキュメンタリー映画の「真夏の夜のジャズ」が撮影されたのは次の年の1958年のことです。
いかにこの頃のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルが盛況であったかはこれを見れば明らかになります。
ジャズ・ファンならこの映画は是非見て欲しい・・・観客と演奏者の盛り上がりと一体感が凄いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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