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CALABRIA FOTI / IN THE STILL OF THE NIGHT [Jazz Vocal]

* CALABRIA FOTI / IN THE STILL OF THE NIGHT

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calabria foti(vo),
michael patterson(p), ike sturm(b), jared schonig(ds),
eddie daniels(cl), gene bertoncini(g), richard locker(cello),
bob mcchesney(tb),
2017/Moco Records/

1 Just One Of Those Things
2 Miss otis Regrets
3 Anything Goes
4 What Is This Thing Called Love ?
5 Night And Day
6 I Concentrate On You
7 Ev'ry Time We Say Goodbye
8 Get Out Of Town
9 It's Alright With Me
10 So In Love
11 In The Still Of The Night

11月に紹介したカラブリア・フォティ(vo)の最新作が良かったのでもう一枚聴きたくなりました。

*CALABRIA FOTI / PRELUDE TO A KISS(2019/Moco)

実に上品で端正で美しい歌い方、声も綺麗、私は一発で魅了されてしまいました。
今作は2017年作品で何と10年振りに吹き込まれたとのことです。
これほどの実力があってもそんなに録音機会に恵まれないのかと残念に思います。

フォティのコール・ポーター作品衆です。
コール・ポーター作品集はちょっと前にもシェリル・ベンティーン(vo)を紹介したばかりです。
その時も女性ヴォーカリストに最も人気のあるのはコール・ポーターだと書きました。
私が好きな曲と言った「Everytime We Say Goodbye」と「Just One Of Those Things」が入っている。
「エヴリータイム」は定番のバラードで「ジャストワン」のソフトなボサノヴァは新鮮でした。
気になる曲と言った、「I Concentrate On You」、加えて表題曲の「In The Still Of The Night」、 「What Is This Thing Called Love?」や「Night And Day」、「It's Alright With Me」や「So In Love」等々。
馴染みの名曲のオンパレードでまったくコール・ポーターの天才ぶりは驚異的としか表現がありません。

フォティは1曲1曲ふくよかに丁寧に歌い上げていてクリアな歌声が心に沁み込んできます。
もちろん色気はあるけれど女性の生々しさをあまり感じさせない歌唱法が私には最大の魅力です。
抜群の上手さ、クラシックの声楽で鍛えた豊かな声量はゴージャスな雰囲気を醸し出しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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AARON HEICK & ROMANTIC JAZZ TRIO / EUROPE [Jazz Alto Sax]

* AARON HEICK & ROMANTIC JAZZ TRIO / EUROPE

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aaron heick(as),
jhon di martino(p), boris kozlov(b), willie martinez(ds)
2009/Venus/

1 Europe
2 Harlem Nocturne
3 Summer's Gone
4 Comin' Home ,Baby
5 Moon And Sand
6 O Que Sere
7 And I Love Her
8 Infant Eyes
9 Where Or When
10 Atar-Crossed Lovers
11 Doin' Alright

アーロン・ヘイク(as)は初見、私は初めての人を聴く時には日本制作盤に安心感があります。
なぜならプロデューサーが日本人の好みが分かっているからです。
アーロンはスタジオ・ミュージシャンとして名をはせているようでヴォーカリストとの共演が多いらしい。
バーバラ・ストライサンド、アレサ・フランクリン、ポール・サイモン、カーリー・サイモン、ドナルド・フェイゲン、
ボズ・スキャッグス、シンディ・ローパーなど、ジャズではフランク・シナトラ、マンハッタン・トランスファーなど。
インストでは特にカメルーン出身のリチャード・ボナ(b)との共演歴が長いようだ。
キャリアを見れば分かるようにアーロンの音楽性は幅広くフュージョン系ミュージシャンということになります。

さて今作ですが全11曲は自身のオリジナルが2曲とその他9曲の構成になっています。
サンタナ、ビートルズからスタンダード、デューク・エリントン~ウェイン・ショーターまでと幅広い選曲です。
実にキッチリと吹き上げていて安定感は十分ですがちょっと力が入り過ぎた感じがしました。
情感が豊か過ぎて少々くどくなった気がしています・・・もっとあっさり吹いても良かったかなと思います。

(くつろぎ系)

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EDDIE "LOCKJAW" DAVIS QUARTET / JAWS STRIKES AGAIN [Jazz Tener Sax]

* EDDIE "LOCKJAW" DAVIS QUARTET / JAWS STRIKES AGAIN

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eddie "lockjaw" davis(ts),
wild bill davis(org), billy butler(g), oliver jackson(ds)
1976/Black & Blue/

1 Don't Worry About Me
2 The Man I Love
3 Light And Lovely
4 Asompin' At The Savoy
5 When Sunny Gets Blue
6 Blue Snd Sentimental
7 Jumpin' With Symphony Sid
8 When Your Lover Has Gone
9 Pennies From Heaven
10 After You've Gone
11 Candy

エディ”ロックジョウ”ディヴィス(ts)は1922年生まれ、ニューヨーク出身、1986年に64歳で亡くなっています。
カウント・ベイシー・オーケストラで名を上げた豪快で良くスイングするテナー・サックス奏者です。
ジョウズの特徴はその音色にあると思う・・・日本の演歌でいうこぶしの利いたシブいだみ声が実に個性的です。
ビブラートも効いているのでジャズ・ファンにとっては選り好みの激しいプレイヤーの一人と言えるかもしれませんね。

ジョウズは60年代のプレステイジの看板テナー奏者の一人でジョニー・グリフィン(ts)との2テナー・バトルが知られています。
ジョウズとグリフィンは似た者同士でパワフルかつエネルギッシュに突っ走る二人のコンビネーションが人気を博しました。
名前はそのまんまの「タフ・テナーズ」でした。
テナー・バトルの歴史は長くて古くはデクスター・ゴードンとワーデル・グレイの「THE CHASE」(1952/Decca)が有名です。
現在でもその伝統はエリック・アレキサンダー&グラント・スチュワートの「Reeds & Deeds」に引き継がれています。

ジョウズはまたオルガンとの相性が良くてシャーリー・スコット(org)との吹き込みも多かったです。
今作はフランス録音、ワイルド・ビル・ディヴィス(org)との共演でジョウズのバラード奏法が聴きどころになりました。
(5)「When Sunny Gets Blue」~ベイシー作の(6)「Blue And Sentimental」には思わずクラッときてしまった。

(中間系)

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